ラキアとオラリオの戦いは遂に決戦となっていた。
アルフィアが後衛でオッタルとレオンが前衛でドラコーと戦っていた。
レオンの武器は既に大剣へと変わりドラコーの武器と撃ち合う。
ドラコーの方は異形のような有様であった。
肉塊のようなモンスターを生み出して使役しそれらはラキアもオラリオも関係なしに襲い、ドラコーから零れた血がまるで鎧や翼に槍のようになりその姿は正に堕ちた英雄や暴君ではなく英雄に退治される怪物の様だった。
肉塊の怪物はドラコーの力で生み出されているからか強く生命力も高く再生し魔石のような弱点がなくそして何よりも数が多い。
中には一箇所に集まりだして大型化する怪物もありそのようになったのはラキアの地上戦艦の砲撃にすら耐えていた。
「遂にこうなってしまったか。」
マリウスは後悔していた。
今の状況になる前に自身の父やアレスを止める事ができなかったことを。
アレスも今の状況が不味いと焦っていて兵士達に指示して肉塊の怪物達と兵士達を戦わせている。
彼女の状態は簡単に言うなら夢を見ず、妄想から覚め、現実へと戻った。
そこから堕落し、狂乱し、そして怪物へと変わった。
それからは残っている理性でいずれ来るであろう暴走を抑えていたが遂に決壊した。
そしてラキアには彼女と戦える英雄は存在せず、もしかしたらオラリオにはいるかもしれないと思っていたがそれでも互角に戦っているのは数人だけである。
「だがそれでも止めに行くのが家族だからな。」
そう言ってマリウスは戦場へと走った。
ベル・クラネルは戦場にてモンスターを切り裂いていた。
彼が何故戦場にいるかというとアルフィアに無理矢理戦場へと連れてこられたからだ。
そして何故だかヘスティア・ナイフで斬られたモンスターは再生していない事からベルはある程度無双していた。
ベルがモンスターを蹴散らしていると一カ所が何故か空白と化していた。
そこにベルが向かうとそこには
ベルは思わず槍を掴んだ。
マリウスはドラコーが生み出したモンスターを蹴散らしながら戦場を進んでいるとベル・クラネルが
それにマリウスは驚いた。
その性質はドラコーと互角に戦える戦闘力を装備者に与えるのとドラコーに対する特攻を持っているというもの。
その槍をベル・クラネルが扱っている事でマリウスは止める可能性が出来たとベル・クラネルの元へと向かった。