ラキアに闘獣の技術が出来たことで思いっきり変わったのは戦力以外だと食事や薬だろう。
闘獣の技術を流用すれば家畜や植物の質も変える事が出来る。
元々闘獣は品種改良の産物だからな。
食事と薬も私は研究している。
別に私は美食家ではないが前世の創作物には食事で強くなるというのがある。
薬膳料理だったり食のバランスだったりと強くなるならなんでもやろう。
薬は主に強化や成長の薬だな。
創作物には様々な薬があり成長を助ける薬や一時的に強くなる薬といったこの世界なら秘薬同然の扱いとなり莫大な富を築ける薬が出たりした。
そんな薬を少しでも再現する事が出来れば私は偉人確定待ったなしだ。
闘獣の技術によって強くなったのは兵士だけではなかった。
それは職人や農家に牧場の人だった。
闘獣の技術を流用して作られた家畜はモンスターと互角に戦えるくらいには強くなり作物は回収するのが難しくなった。
そして職人は神の恩恵を受けた程度では採取または加工出来なくなった家畜や闘獣の皮や肉に作物や薬草に対抗する為だ。
農家の人達は害獣もまた問題になった。
作物を盗み食いした害獣達が劣化した闘獣もどきとなり弱い農家では太刀打ち出来なくなっていた。
例えば果樹園の場合、果樹を経営している者にとって害獣との戦いは過酷だった。
様々なな害獣が果実を狙って襲ってくるからだ。
傷がついたもしくは齧られた果実は商品にならない上に食べた害獣は少し強くなり脅威を増して更に来襲してくる。
更に問題なのは中には果実を持ち去る個体もいるからだ。
持ち去って食べるもしくはうっかり落とすといったことでラキア以外の場所で育つ事があるからだ。
大抵は環境が合わずに育たない事が多いが育った場合は様々な問題になった。
闘獣もどき発生源として周囲の人々を危機にさらした。
ただの獣と思って退治しにきた者達が犠牲になり退治を他の人にさせようにもモンスターではないから神の恩恵を受けた人はなかなか来ずに犠牲者が増える。
更に運が悪ければレベル1や2でも対処出来ないレベルの害獣が生まれる事もありたった一匹の害獣に村が滅ぼされたという獣害も発生する事もあった。
こういった獣害は生き残りが神の恩恵を受けに行った事や獣狩りに学区が行くようになるまで解消される事はなかった。
そして調べようにも様々な要因で現れている事からそう簡単には探れなかった。
こういった事件はラキアの第6回オラリオ遠征が終わった後になるまで地上の問題となった。