ラキアで栄光を掴むのは間違っているだろうか   作:想夢

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ラキアの武器事情

 武器の問題が発生しました。

 

 簡単に言えば闘獣の肉体に鉄では敵わなくなってきました。

 とりあえずは骨や爪や牙を使った原始時代な武器でなんとか対応出来ていますがそれでも問題が出ます。

 

 加工すればいいと思いますが闘獣の爪や牙や骨は金属のような性質を持つモンスター素材とは違って加工が出来ないのです。

 出来るとしても研いで鋭くするとかが限界です。

 

 なのでやるべきなのは加工技術の向上ですね。

 もしくは新型武器の製作ですかね。

 

 とりあえずは魔法を使った武器を作ってみたいと思う。

 既に魔剣というのがあるがそれは魔法を放つ武器でしかも使用制限があるという使い捨ての道具のような物です。

 

 私が作りたいのは例えば高熱で焼き切る刃や氷の刃を持つ剣といったのでなんか伝説の武器に見えそうな武器ですね。

 わかりやすく言えば魔石製品を武器にした物ですね。

 

 何割かは鍛治師の仕事ではなさそうですが作ってみます。

 

 一品目

 作品名 ファイアソード

 性能 ×

 使いやすさ ×

 評価 論外

 説明 炎の刃の剣だが炎が剣のように出てるだけで切れ味はない。

 小型の火炎放射器としての運用は有り、だとしても剣の形である必要はない。

 

 二品目

 作品名 ヒートソード

 性能 ○

 使いやすさ ×

 評価 低

 説明 魔力で高温となる刃を持ち切り傷が火傷となる剣、だが技術の問題か全体が高温になってしまう。

 なので技術の向上すれば安全に扱えるようになる。

 

 三品目

 作品名 アイスソード

 性能 ○

 使いやすさ ×

 評価 低

 説明 氷の刃を持つ剣、偶然カチカチに出来た事で頑丈さなら鉄よりも硬い。

 欠点だが常に冷やしておかないといけないため魔石や魔力の消耗が激しいため武器には使えない。

 

 四品目

 作品名 ハードソード

 性能 ○

 使いやすさ ○

 評価 高

 説明 付与魔法により強度を高める事に成功した剣。

 アイスソードとは違い普段は切っておけるのが利点。

 

 とりあえずはこんな感じか?

 完成したのだけだと少ないように思うが失敗したのや改良前のものを含めれば結構な量がある。

 そういえば作っている最中にヴェルフという鍛治師が魔剣に関する話をしてきましたね。

 私なりの意見を述べて喝を言いました。

 彼がどのような選択をするかは私にはわからないけど頑張ってくれるといいですね。

 


 

 ヴェルフにとってネロは苦手だが嫌いではなかった。

 彼女が作った魔剣もどきに関して

 

 「魔剣ができればあんな紛い物簡単に上回ってくれるわ!」

 

 と怒っていたがヴェルフにとっては参考になった。

 魔石や魔力を捧げる事で何度も魔法を放つ剣や付与魔法によって武器や使い手を強くする剣はヴェルフが目指す武器に合っていたし治癒の魔法や防壁の魔法を放つ魔剣は意外すぎて考えた事もなかった。

 

 ヴェルフにとってネロが言った

 

 「あなたがもし魔剣を作るとしたら商売の為ではなく仲間の為に、そしてクロッゾの魔剣ではなくあなたの作品を見てくれた者の為に作りなさい。」

 

 という言葉は今でもヴェルフの中に残っている。

 

 ラキアから逃げ出す際も魔剣に関するノウハウを餞別としてくれた上で見逃してもらった。

 

 今でも魔剣は嫌いで作りたくないが自身が目指す武器を作る為に時々使っている。

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