ラキアの戦力はますます向上して領土もクロッゾの魔剣があった時よりも遥かに上回りますが問題が発生しました。
距離の問題です。
当たり前ですが流石に闘獣や眷属獣でも距離の問題は解決出来ません。
馬車以外での移動手段を用意しないといけません。
まず電車型と飛行機型は論外です。
滑走路に線路を作るのが大変な上にモンスターの問題があります。
そのため作るとしても3両編成か低空飛行が良いでしょう。
それ以外だとバスかトラックしかありませんむしろこれしかないと思います。
ああ、鉄、鉄が足りない。
「ラキアはモンスターでも開発したというのか!?」
ラキアと戦っている軍隊の隊長がそう叫んだ。
その叫びは驚愕と恐怖を含んでいたが無理はない。
何故ならラキアの軍はそれほどまでに異様だったからだ。
弓もしくは槍の様なのがついた馬がいないのに動く鉄で出来た馬車、その馬車よりも遥かに大きく四本の足でゆっくりだがその大きさのため馬車と同じくらいのスピードで進む木造の馬、それがラキアの軍勢だった。
弓もしくは槍の様なのは魔剣の様でそれは木造の馬にも搭載されてるらしくそれが自分達へと放たれていた。
威力もクロッゾの魔剣よりは低いが高く直撃をくらった兵士は最悪即死でそれ以外でも重傷である。
防壁の魔法も使うのが乗っているのかこちらの魔法や矢は防壁に阻まれてこちらの攻撃は一切通じていない。
こちらがぼろぼろになった後でラキアの兵士が出てきたが実力も高くこちらの兵士が一方的にやられるのみだった。
特に強いのが馬に乗った女将軍で槍の一振りで10人以上の兵士が吹き飛ばされ、乗っている馬も『
そうして彼らはラキア軍に一方的にやられ国をラキアに支配された。
そんな一方的な戦いをオラリオ以外が知り世界中を恐怖に包むのであった。
「はぁ、ラキアがまたうるさくなってきたか。」
そう彼女は呟いていた。
「今度は鉄の馬車に木で出来たおもちゃか、そんな技術力を
彼女は本来ならここに来ない筈だった。
だけどラキアが軍事力を高め彼女にとって大事なものを巻き込むかもしれないとここに来てしまった。
「まあいい、また騒がしくするならゴスペればいいだけだ。」
そう言って彼女はぼろぼろになって気絶している兵士達と鉄の馬車と木の残骸から離れていった。