転生したらエースだった件 作:みけまる(AI執筆)
デュースが仲間になった翌朝、おれたちは焚き火を囲んで朝飯を食いながら、どうやって島を出るか相談していた。
昨日まではデュースの体力が戻るのを待つ必要があったが、今はもう島中を歩き回れるくらいには元気になっている。食料もまだ残っているし、急いで出発しなきゃならない理由はない。ただ、いつまでも無人島で暮らしていたって賞金は稼げないし、おれとしても、そろそろ町でまともな飯を食いたかった。
「とりあえず、近くの島まで行って船を買うか」
焼いた肉を齧りながらそう言うと、サボが頷いた。
「それが早いだろうな。おれたちの船はもうねえし、荷物もほとんど置いてきちまったからな」
「金は残ってんだろ?」
「ああ。さすがに全部は持ち歩いてねえけど、船を買うくらいなら何とかなると思うぜ」
サボは腰の鞄を軽く叩いた。怪鳥を追いかけたとき、こいつが鞄だけはしっかり持ってきてくれたおかげで、島を出てから無一文になる心配はない。
「それで、近くの島ってどこにあるんだ?」
デュースが尋ねると、サボは食べ終えた串を火の脇へ置き、鞄から海図を取り出した。
「この辺りのはずなんだが、正確な位置はまだ分かんねえな。おれたち、鳥を追いかけてここまで来たからよ」
「それじゃ、まずは現在地を確かめるところからか」
「まあ、島が見つかりゃ何とかなるだろ。おれとエースなら月歩で行けるし」
「そうだな。まずは上から探してみるか」
そう言って立ち上がりかけたところで、デュースが手を上げた。
「待ってくれ。今、上から探すって言ったか?」
「おう。あの鳥を追いかけたときみたいにな」
「ああ、空を蹴って飛んでた、あれだよな。ずっと気になってたんだが、あれはどういう技なんだ?」
デュースはあのとき、おれたちが怪鳥を追いかけて空を移動するところを見ている。ただ、あの場では怪鳥に襲われたうえに、おれたちが目の前で戦い始めたから、詳しく聞くどころじゃなかったらしい。
「海軍の六式の一つだ。足で空気を蹴って、空中を移動する技だな」
「……空気を蹴る?」
「そうそう。こんな感じだ」
サボが立ち上がり、軽く地面を蹴った。次の瞬間には頭上にいて、何もない空中でもう一度足を踏み込むと、焚き火から少し離れた木の枝へ飛び移った。
デュースは口を開けたまま、その動きを目で追っている。
「見たときも思ったが、やっぱりおかしいだろ、それ」
「最初はおれもそう思ったぜ。できるようになるまで、随分練習したからな」
サボが枝から飛び降りると、デュースはその足をじっと見つめた。
「六式ってことは、悪魔の実の能力じゃなくて、訓練すれば使えるようになるのか?」
「おう。ただ、相当鍛えねえと無理だな。普通に走れるようになるのとはわけが違うぜ」
「そりゃそうだろうな……。ちなみに、どれくらいの距離を飛べるんだ?」
「距離か。途中で休める場所がありゃ、かなり遠くまで行けると思うけどな」
「おれもサボも、長い距離を飛び続けたことはあんまりねえな。まあ、近くの島を探すくらいなら問題ねえだろ」
実際、月歩は便利な技だが、いつまでも空中を蹴り続けられるわけじゃない。距離が分からないまま海へ出るのは避けたいし、まずは島の位置を確かめる必要がある。
おれがそう考えていると、デュースは海図へ目を落とした。
「で、その月歩で近くの島を見つけたとして、おれはどうやって行くんだ?」
「そりゃ、連れていくに決まってんだろ」
「どうやって?」
「背負うか、抱えるかだな」
「おれとエースで交代すりゃいいし、そんなに心配することねえぞ」
二人でそう答えた途端、デュースは難しい顔をした。
「……お前らは平気かもしれないが、おれは空中で足を踏み外したら海に落ちるんだぞ」
「落とさねえって。お前一人運ぶくらいなら余裕だぜ」
「その自信がどこから来るのか、ぜひ聞きたいね」
「今まで散々やってきたからな」
「そうだな。ルフィを担いで山を越えたこともあったっけ」
サボが懐かしそうに笑う。あの頃はルフィがついてこられない場所へ行くたびに、どっちが運ぶかで揉めたもんだ。もっとも、あいつも途中からは自分で飛び回るようになって、今じゃ運ぶ必要なんざほとんどないけどな。
「お前ら、そういうことを普段からやってたのか……」
「ガキの頃からな。慣れりゃ楽しいぜ?」
「おれは自分の足で地面を歩く方が好きだ」
デュースはそう言い切ると、しばらく海図を眺めていたが、やがて何か思いついたように顔を上げた。
「なあ、エース。お前、炎を出せるようになったんだよな」
「おう。まだ練習中だけどな」
「だったら、その炎を船の動力にできないか?」
「船の動力?」
思いがけない話に、おれは肉を齧る手を止めた。
「炎を噴き出して、その勢いで船を進ませるんだよ。お前が空中で炎を噴いて移動しようとしてただろ。あれと同じことを船でやれないかと思ってな」
そういや、昨日も身体を炎に変えて、噴き出す勢いでどこまで飛べるか試していた。飛ぶこと自体はできたが、狙った方向へ進もうとすると、炎の出し方を何度も調整しなきゃならなかったんだよな。
「おっ、それいいな!」
おれが身を乗り出すと、サボも興味を惹かれたらしく、海図を畳んでデュースの方へ向き直った。
「確かに、それならデュースも一緒に移動できるな。けど、船に直接炎を当てたら燃えちまわねえか?」
「だから、炎を受ける部分は金属にするとか、船体から離して取り付けるとか、工夫が必要だろうな。正直、まだ思いつきの段階だけどよ」
「金属か。この島にそんなもんあったっけ?」
「おれが流れ着いた辺りには、壊れた船の残骸がまだ残ってるはずだ。使えそうなものがあるかもしれねえ」
「だったら、早速見に行こうぜ!」
おれが立ち上がると、デュースも残っていた肉を口へ放り込んだ。
「そうだな。まずは何が使えるか確かめよう。三人が乗れる船体を造るには、それなりの材料が必要だし」
「船の形も考えねえとな。どうせなら、速くて動かしやすいのがいいぜ」
サボが海図の裏を広げると、デュースはそこへ簡単な船の絵を描き始めた。おれも横から覗き込み、船尾に取り付ける装置の位置について話す。
炎で走る船か。
考えてみれば、炎の出力を一定に保つ練習にもなるし、方向を変えたり速度を調整したりするなら、もっと細かい操作が必要になる。自分の身体を炎に変えて飛ぶのとは違って、船を燃やさないように気をつけなきゃならないのもいい。
何より、自分の炎で船が海を走るってのが気に入った。
「なあ、デュース。そいつが完成したら、どれくらい速く走れると思う?」
「まだ形も決まってねえからな。炎の勢いと船の重さにもよるだろうし、実際に試してみないと分からねえよ」
「じゃあ、速く走れるように造ろうぜ!」
「そいつはおれも賛成だ。どうせ造るなら、いい船にしたいからな」
サボが笑いながら、船の絵を指差した。
「だったら、あんまり重くしない方がいいんじゃねえか? 三人しか乗らねえんだし」
「そうだな。ただ、軽くしすぎても強度が足りなくなる。まずは材料を見てから考えよう」
デュースは楽しそうに紙へ線を引き直した。
どうやら、こいつも随分と乗り気になってきたらしい。
*
その日のうちに、おれたちはデュースが流れ着いた海岸へ向かった。
島の反対側に近い場所だったから、それなりに歩くことになったが、道中でも船の話は続いた。デュースが考えているのは、三人が乗れる小さな船の後ろに、炎を噴き出すための装置を取り付けるというものらしい。
ただ、話を聞けば聞くほど、そう簡単にはいかなさそうだった。
「炎を真後ろに噴き出せば前に進むとして、曲がるときはどうするんだ?」
サボが尋ねると、デュースは拾った枝で地面に船の絵を描いた。
「舵は必要だろうな。ある程度速度が出てれば、普通の船と同じように曲がれるはずだ。ただ、炎の向きも変えられるなら、その方が小回りは利くと思う」
「おれが炎を曲げりゃいいのか?」
「できるのか?」
「やってみねえと分からねえな」
右手を炎に変え、掌から前方へ噴き出してみる。勢いよく伸びた炎を途中で右へ曲げようとしたが、先端が揺れただけで、思ったようには動かなかった。
「んー、こりゃ難しいな」
「腕ごと向きを変えるのはどうだ?」
サボに言われて試してみると、今度は簡単に方向を変えられた。炎そのものを曲げるより、噴き出す向きを変える方がずっと楽らしい。
「これなら簡単だな。けど、船に取り付けるなら、装置の方も動かせた方がよさそうだ」
「そうだな。お前がずっと船尾に張り付いてるわけにもいかねえし」
「それに、進む方向を変えるたびにエースが身体を動かすんじゃ、細かい調整が難しくなるだろうな」
デュースはおれたちの話を聞きながら、地面の絵を書き直した。
「装置の向きを変えられるようにするか、船体に舵を付けるか……。まずは材料を見てからだな。お前の炎をどこまで細かく操作できるかにもよるし」
「だったら、おれもそっちを練習しとくぜ」
そう言ってもう一度炎を出すと、今度はできるだけ細く、長く伸ばしてみた。
指先から炎を噴き出すこと自体は、ここ数日の練習で随分と慣れた。だが、細さを保ったまま出力を上げようとすると、どうしても途中で炎が膨らんじまう。炎を大きく広げるだけなら簡単なのに、一定の形へ収めようとすると、意識しなきゃならないことが増えるらしい。
「おっ、今のは結構よかったんじゃねえか?」
「さっきよりはな。けど、先端がまだ広がってるぜ」
サボはおれの炎を横から眺めながら、気づいたことを遠慮なく言ってくる。こいつとは長年一緒に修行してきたから、こういうときは実にありがたい。自分じゃ上手くいったつもりでも、外から見りゃ案外違うもんだからな。
デュースも最初は珍しそうに見ていたが、やがて炎の幅や勢いについて質問し始めた。
おれが答えられることは答え、分からないことはその場で試す。そんなことを繰り返していたら、目的の海岸に着く頃には、随分と時間が経っていた。
「おい、エース。着いたぞ」
サボに呼ばれて顔を上げると、木々の向こうに青い海が広がっていた。
砂浜には、デュースが言っていた通り、船の残骸が散らばっている。大半は波に洗われて傷んでいたが、まだ形を保っている木材もあれば、船体から外れた金属部品も残っていた。
「へえ、結構あるじゃねえか!」
「使えるものがどれくらいあるかは、調べてみねえと分からねえけどな」
デュースは早速、近くに転がっていた板を持ち上げ、表面を確かめ始めた。サボも別の残骸へ向かい、長い木材を一本引っ張り出している。
おれも二人に続いて砂浜へ降りると、手近な板を持ち上げた。
「なあ、デュース。これくらいの大きさなら使えそうか?」
「ちょっと見せてくれ。……ああ、悪くねえな。そいつは取っとこう」
「よし。こっちにも似たようなのがあるぜ」
使えそうな木材を選んで一か所へ集めていると、サボが大きな声でおれたちを呼んだ。
「おーい! こっちに金属の筒があるぞ!」
「本当か!」
デュースが駆け寄り、おれも後に続く。サボが見つけたのは、壊れた船の奥に転がっていた太い金属製の筒だった。ところどころ錆びてはいるが、少なくとも外から見える範囲に大きな穴はない。
「これ、使えねえか?」
「……使えるかもしれねえな」
デュースは筒の内側を覗き込み、何度か軽く叩いて状態を確かめた。
「ただ、炎を通すなら相当熱くなるはずだ。船体にどう固定するかも考えねえと」
「そんときゃ、おれが炎の温度を下げりゃいいんじゃねえか?」
「そんなこともできるのか?」
「今はまだ分かんねえけど、試してみる価値はあるだろ」
「そうだな。炎の勢いも必要だから、温度だけ下げられるなら助かる」
デュースは筒をもう一度調べ始め、おれも試しに掌へ小さな炎を灯してみた。
今までは火力を上げたり、炎を大きくしたりすることばかり考えていたが、言われてみれば温度の調整も必要だ。焚き火で肉を焼いたときには、うっかり黒焦げにしちまったしな。
掌の炎を眺めながら、出力を少しずつ落としてみる。
火の勢いは弱まったが、だからといって温度まで思い通りになっているのかは分からない。炎の量と温度を別々に調整できるのかどうかも、今の段階じゃ判断できなかった。
こいつは、あとで確かめてみる必要があるな。
「エース! そっちの板も運んでくれ!」
「おう!」
サボに呼ばれ、炎を消して木材の山へ戻る。
その日は日が暮れるまで、三人で使えそうな材料を集め続けた。
*
船造りを始めてから、島での生活は少し忙しくなった。
朝飯を済ませると、三人で船体の組み立てや材料の加工に取りかかる。デュースとサボが形や構造を考え、おれは二人と相談しながら必要な作業を進め、合間には炎の操作を練習した。
必要な材料が足りなくなれば島を歩き回って探したし、使えそうなものが見つからなければ、別の方法を考えた。残骸から拾った木材は形も大きさもばらばらで、思ったように組み合わせられないことも多い。それでも、少しずつ船らしい形になっていくのを見るのは楽しかった。
デュースは思っていた以上に器用だった。壊れた船の部品を調べ、使えるものと使えないものを分け、足りない道具があれば手持ちのもので代用する。もちろん、船造りの専門家ってわけじゃないから、分からないことも多いらしく、作業の途中で何度も考え込んでいた。
サボも負けず劣らず楽しんでいる。
こいつは昔から、何かを造るとなると妙に張り切るところがあった。今回も、船体の形が少しずつできあがっていくのが嬉しいらしく、デュースと二人であれこれ相談している。おれも加わって意見を出すと、三人で試してみることもあれば、材料や手間を考えて別の案にすることもあった。
おれはおれで、炎の操作にすっかり夢中になっていた。
最初は掌から一定の勢いで炎を噴き出すだけでも、長く続けると出力が揺れた。強くしようとすれば必要以上に広がるし、細く絞ろうとすると勢いが落ちる。炎そのものを動かすことには慣れてきたつもりだったが、決められた形と出力を維持し続けるとなると、まだまだ思い通りにはいかない。
それでも、毎日続けていると少しずつ感覚が掴めてくる。
炎を出す量を変えるとき、腕の力加減を変えるように意識するより、身体のどこからどれだけ炎を生み出すかを考えた方が上手くいく。指先から噴き出す炎と、腕全体を炎に変えて噴き出す炎では、同じ勢いでも操作の感覚が違った。
おれはそうした違いを一つずつ確かめながら、使いやすい方法を探していった。
ある日の昼過ぎ、デュースが組み立て途中の船体から顔を上げた。
「エース。そろそろ、動力の方も試してみないか?」
「おっ、もうできたのか!」
「まだ仮組みだ。いきなり船を走らせるわけにはいかねえから、まずは炎を通してみたい」
デュースが指した先には、あの海岸で見つけた金属の筒が置かれていた。筒の周りには、拾い集めた金属部品を組み合わせた簡単な枠が取り付けられている。
「おれがこっちから炎を出せばいいんだな?」
「ああ。ただし、最初は弱めに頼む。どれくらい熱くなるかも分からねえからな」
「分かった。まずは少しずつ試してみようぜ」
おれは筒の前へしゃがみ込み、右手を構えた。
掌から小さな炎を噴き出し、筒の中へ通す。最初は弱い勢いで、少しずつ出力を上げていくと、反対側から勢いよく炎が噴き出した。
「おおっ!」
サボが歓声を上げる。
「こいつはいいな! ちゃんと後ろから炎が出てるぜ!」
「まだ喜ぶのは早いぞ。筒がどれくらい熱くなるか……」
デュースがそう言いながら、慎重に筒の外側へ手を近づけた。
「うわっ、熱っ!」
「おい、大丈夫か!」
「触ってねえよ! けど、これじゃ船体に取り付けたら危ねえな」
おれは炎を止め、筒の様子を確かめた。
確かに、これだけ熱くなるなら、木製の船体へ直接固定するわけにはいかない。炎を通す時間が長くなれば、もっと温度が上がる可能性もあるだろう。
「じゃあ、もっと離して付けりゃいいんじゃねえか?」
サボが枠を持ち上げながら言うと、デュースはしばらく考え、頷いた。
「そうだな。船体との間に隙間を作って、熱が直接伝わらねえようにすれば……。エース、もう少し弱い炎も試してくれ」
「おう!」
今度は炎の量を減らし、できるだけ細く絞って筒の中へ通してみる。
さっきより筒の外側が熱くなるまで時間がかかったが、反対側から出る炎の勢いも弱くなった。これじゃ船を進ませるには足りないかもしれない。
「なあ、デュース。これ、炎をもっと細く絞ったらどうなると思う?」
「同じ量の炎を狭いところへ通すってことか? ……試してみる価値はあるな」
「よし、やってみるか!」
おれは右手を筒から少し離し、掌から噴き出す炎を細く絞ることに集中した。
最初は炎が途中で広がり、筒の入口からはみ出した。何度かやり直して、ようやく狙った太さを保てるようになると、今度は出力を少しずつ上げていく。
筒の反対側から、さっきより勢いのある炎が噴き出した。
「おっ! 今のはどうだ!」
「いいんじゃねえか? さっきよりずっと勢いがあるぜ!」
サボが嬉しそうに笑う。デュースも筒の様子を確かめながら、何やら紙に書き込んでいた。
「これなら、もう少し工夫すれば使えるかもしれねえな。ただ、長時間続けたときにどうなるかも調べねえと」
「おう。だったら、しばらくこのまま続けてみるか!」
おれは炎の出力を保ったまま、筒の向こうへ目を向けた。
自分の身体から炎を出すだけなら、もう大して難しくはない。だが、こうして一定の形と勢いを保ち続けようとすると、わずかな操作の違いがはっきり分かる。少しでも気を抜けば炎が膨らみ、逆に絞りすぎれば勢いが落ちる。そのたびに修正しながら、できるだけ同じ状態を維持していく。
なるほどな。こいつは思った以上にいい練習になりそうだ。
「なあ、サボ!」
「何だ?」
「船が完成するまでに、もっと速く走れるようにしてやるぜ!」
「そりゃ楽しみだ! おれも船造りを頑張らねえとな!」
サボはそう言って、組み立て途中の船体へ目を向けた。
「デュース、船体の方もだいぶ形になってきたよな。あとどれくらいかかりそうだ?」
「そうだな。まだ細かいところを仕上げなきゃならねえし、動力を取り付けてからも試すことがある。もうしばらくはかかると思うぜ」
「だったら、その間におれも炎の操作を仕上げるか」
「頼むぜ。こっちもできるだけいい船にするからな」
デュースは笑いながら、書き込んでいた紙を畳んだ。
船が完成するまで、まだしばらくかかりそうだ。
だが、こうして三人で造っていると、完成するのが待ち遠しくて仕方がない。どれくらいの速さが出せるのか、実際に海へ浮かべてみるまでは分からないが、どうせなら、とびきり速い船にしてやりたいもんだ。
アンケート回答ありがとうございました。
1日3話が私にとって、無理なく修正を入れながら投稿できるペースなので、しばらくは3話投稿にしようと思います。
1日に3話投稿は多いですか?
-
多い
-
読みやすい
-
少ない