TS帝国幼姫、主権を簒奪するので日本と貿易します 作:F.F
資金面の問題が片づいた今、次に取りかかるべきことがある。そう、Vtuber活動だ。まずは配信環境だが、天城ホールディングスの目に留まるよう、あれから天城エンタテインメントのゲーム機AMAGI LINK VERSEについて色々と調べてみた。なにしろ、私が持っている唯一の家庭用ゲーム機なのだ。
調べて分かったのだが、このゲーム機には様々なアクセサリーがあり、その中に専用カメラも用意されていた。VR用のカメラであると同時に、Vtuberのアバターを動かすフェイスキャプチャーとしても使える代物だ。もちろんVtuberに限らず、顔出しの配信者向けに普通のカメラとしても使える。
つまり、このゲーム機一つで配信まで完結するのだ。配信画面もプリセットから選べば基本的な配信ができ、自作の素材をネット経由かUSBで取り込めば、自由にカスタマイズもできる。もちろんVtuberのアバターも好きなものを使える。さらにストリームコントローラーをつなげば、画面の切り替えなども可能だった。
要するに、専用カメラとストリームコントローラーさえ買えば、私でもこれ一台で配信ができるということだ。
では、最初にやるべきことは何か。それは、SNSに投稿する宣伝用の動画を撮影することだ。そしてその動画に、話題を呼ぶための仕掛けを一つ仕込んでおく。
「ねえリゼット、ちょっと手伝ってほしいことがあるの」
「はい、何なりとお申し付けくださいませ」
嬉しそうに返事をするリゼットとは裏腹に、私にとってはあまり気の進まない頼みだった。
私はため息を一つつき、部屋の片隅へ目を向ける。そこには、本来クローゼットに収められていたドレスが何着も並んでいた。
今のクローゼットは元の世界とつなげるために使っているため、本来の用途では使えない。そこで日本からハンガーラックを持ち込み、中の服をすべて移しておいたのだ。もともと冷遇されていた皇女だけあって、用意されたドレスも体裁を整える程度の数しかなかったのが幸いした。
「これから宣伝用の動画を撮るから、そのためのドレスを選んでほしいの」
たった数着しかないとはいえ、これから着せ替え人形にされることを想像し、私はげっそりしながらそう告げた。
「ルミィ様、『どうが』とは何でございましょう?」
ああ、そうか。リゼットはまだ日本のことをよく知らないから、動画を撮ると言われても何をするのか分からないのだ。
「ちょっと待ってて」
私は一度日本の自室へ戻り、スマホとスマホスタンドを手に引き返した。リゼットは私が持ってきたものを不思議そうに眺めている。なんだか、この後の反応が楽しみになってきた。
私はカメラを起動して録画モードに切り替え、レンズをリゼットへ向けて録画ボタンをタップした。
「リゼット、その場でくるっと回ってみて」
「え、あ、はい」
戸惑いながらも、リゼットは言われたとおりその場で回る。一回転して正面を向いたところで、私は録画を止めた。
うん、やっぱりリゼットは可愛い。日本ならクラシカルなメイドとして人気が出るんじゃないだろうか。侍女としての所作も完璧だし。
それはさておき、私はスマホの画面をリゼットへ向け、今撮ったばかりの映像を再生して見せた。
「ほら、これを見て」
「え、これは私ですか? あ、ルミィ様のお声も聞こえます。先ほどルミィ様に言われて回ったところですね」
思ったとおり、リゼットは驚いて画面を食い入るように見つめた。この反応が見たかったのだ。
「なるほど。同じように姫様のお姿を動画にして、インターネットで姫様の知名度を上げるのですね」
横から覗き込んでいたエサソンが、納得したように呟く。普段からタブレットを使っているだけあって、さすがにこちらの事情を飲み込むのが早い。
リゼットもその言葉でようやく理解したらしく、ぱっと表情を明るくした。
「なるほど。つまり、ルミィ様の可愛らしさを引き立てればよいのですね」
「ちょっと待って。可愛らしさよりも、皇女らしさを前面に出したいの。そうね……優雅で落ち着いた、いかにも気品のある感じで」
そう、これこそ私が売り出したいイメージだ。せっかく本物の皇女として育ったルミナの知識と経験があるのだから、それを生かさない手はない。
「それでしたら、姫様お一人よりも、リゼットを控えさせて侍女を従えているように演出するのもよいでしょう」
「あ、それいいわね。リゼットも絵になるから、きっと人気が出るわ」
「え、私ですか? お任せください。侍女として、ルミィ様を精いっぱい引き立ててみせます。あ、ですが皇女らしさを出すのでしたら、私だけでなくエサソン殿もご一緒のほうがよろしいのではありませんか?」
確かに、エサソンは見た目だけならイケメン執事だ。美男美女を従える皇女として映れば、これはいけるかもしれない。
「うん、リゼットの案を採用するわ。それじゃあ撮影場所は窓辺にして、窓を開けて風を入れる。私の後ろに二人が立ってくれれば完璧じゃない?」
「いえ、それだけでは優雅さが足りません。テーブルと椅子を用意して、紅茶を召し上がっていただくのはいかがでしょう?」
おお、さすがリゼット。それなら、左右にリゼットとエサソン、真ん中には椅子に座って紅茶を飲む私、という構図で撮ろう。
「じゃあ、さっそくセットを整えましょうか」
私の号令とともに、撮影環境が整えられていった。
まず行ったのは私の衣装選びだ。
ハンガーラックの前に立ったリゼットは、並んだドレスを一着ずつ手に取っては、私の身体へ当てて真剣な顔で見比べていく。たった数着しかないというのに、その目つきは宝石商が石を鑑定するときのようだった。
「こちらの淡い青も愛らしいのですが……普段からお召しになっているものですから、せっかくの晴れ舞台には、もう少し特別感のあるお衣装がよろしいかと」
なるほど、一理ある。帝国の紋章まで縫い取られた豪華なドレスではあるが、私にとっては見慣れた普段着だ。初めて世に出る動画なのだから、もう少し特別な一着で臨みたいというリゼットの気持ちも分かる。
続いて濃紺の正装ドレスへ手が伸びたところで、私は即座に首を横に振った。
「それは嫌」
「まだ何も申しておりませんが」
「色がヴァレリウスとお揃いなのよ」
リゼットは一瞬きょとんとしたあと、ドレスとどこか遠くを見比べ、無言でラックへ戻した。どうやら納得してくれたらしい。後ろでエサソンが小さく咳払いをしたが、あれは絶対に笑いを堪えている。
そして最後に、リゼットはラックの一番奥から一着のドレスを取り出した。その手つきは、ほかのドレスを扱うときよりも、ずっと丁寧だった。
「ルミィ様、こちらはいかがでしょう」
白から若草色へと、裾に向かって柔らかく色が移ろうドレスだった。飾りは多くない。けれど袖口と裾には、蔦と小さな葉の刺繍が細やかに縫い取られている。宮殿のほかのドレスのような華美さはなく、まるで森の朝の光をそのまま布にしたようだった。
こんなドレス、持っていただろうか。記憶を探っても、袖を通した覚えは一度もない。
「これは……?」
「エルフィネ様式のドレスでございます」
答えたのはリゼットではなく、エサソンだった。彼は刺繍へ目を落とし、懐かしむように、ほんのわずかに目を細める。
「蔦と若葉は、エルフィネ王家に伝わる意匠です。帝国の仕立て屋では、まず縫いません。……おそらく、セレスティア様に仕える者が、人目を盗んで姫様のもとへ届けたのでしょう」
胸の奥が、きゅっと締めつけられた。会ったことのない母。けれど、私の知らないところで、ずっと私のことを気にかけてくれていたのかもしれない。
指先で刺繍をなぞると、糸の一本一本に込められた手間が伝わってくる。リゼットが何も言わずにこのドレスを最後まで取っておいた理由も、なんとなく分かった気がした。
「これにするわ」
「はい。きっと、よくお似合いになります」
リゼットに手伝ってもらい、ドレスへ袖を通す。鏡の前に立つと、白と若草色の柔らかな色合いが銀色の髪をいっそう際立たせ、尖った耳も隠すことなく自然に覗いていた。帝国の皇女ではなく、エルフの小さな姫。鏡の中の私は、そう見えた。
試しにその場でくるりと回ってみる。裾がふわりと広がり、刺繍の葉が光を受けてかすかにきらめいた。
「……これなら、いけるわね」
3Dのアニメーションでは出せない、本物の布の重みと揺れ方。そして、この世界の誰も知らない国の意匠。疑う者ほど、細部を拡大して確かめたくなるはずだ。
感傷に浸っている暇はない。けれど、このドレスで最初の一歩を踏み出せることは、少しだけ心強かった。
次に、テーブルをもう一つ用意する。元のテーブルにはスマホスタンドを置き、窓辺がきれいに映るよう角度を調整した。追加したテーブルは窓辺に据え、椅子と紅茶のセットを並べる。窓を少し開けると、心地よい風がカーテンを揺らした。
「じゃあ二人とも、窓の左右にそれぞれ立って」
エサソンとリゼットを窓辺に立たせると、最後にスマホをスタンドへ立てかけてカメラを起動し、全員がうまく画面に収まっているかを確かめる。
すべて問題ないことを確認すると、私は録画ボタンをタップし、急いで椅子へ駆け寄った。リゼットが私を抱き上げて椅子へ座らせ、そのまま手早く髪と服を整えてくれる。彼女が元の位置へ戻り、姿勢を正すのを待ってから、私は紅茶のカップへ手を伸ばした。
窓から吹き込んだ風が、カーテンと私の髪をそっと揺らす。紅茶をひと口含み、ゆっくりと飲み込んでからカップをソーサーへ戻すと、カチャリと小さな音が響いた。両手を膝の上にそろえ、私はまっすぐカメラを見つめる。
「皆様、初めまして。ルミナ・エルシア・エルフィネと申します」
姓は帝国のヴァルディアではなく、エルフィネを名乗ることにした。帝国の皇女としてではなく、エルフの姫として活動していきたいからだ。
一拍置いて、私は小さく微笑む。練習したのは二年間、ヴァレリウスの前で浮かべ続けた作り笑いではない。リゼットに教わった、皇女として人前に立つときの穏やかな笑みだ。
「わたくしは、こことは異なる世界にある小さな森の国、エルフィネの姫でございます。……と申しましても、きっと信じてはいただけないでしょうね」
わざと少しだけ首を傾げ、困ったように眉を下げる。そう、信じてもらう必要はない。今はまだ、「何だこれは」と思ってもらえれば十分だ。
「ですので、まずはわたくしたちの日常を、少しずつお見せしていこうと思います。こちらは、わたくしに仕えてくれている侍女のリゼット。そしてこちらが、教師のエサソンです」
紹介に合わせ、リゼットはスカートの裾をつまんで優雅に一礼した。エサソンも胸に手を当て、無駄のない所作で頭を下げる。打ち合わせどおりだ。ただ、顔を上げたエサソンの目が「本当にこれで国が救えるのか」と言いたげだったのは、見なかったことにしておく。
二人が顔を上げたのを見届けてから、私はそっと椅子から降りた。リゼットが素早く背後へ回り、乱れかけた裾を整えてくれる。私はテーブルの横へ一歩進み出て、背筋をまっすぐに伸ばし、カメラへ向き直った。
「これから、どうぞよろしくお願いいたします」
言葉とともに、ドレスの両端を指先でつまみ、右足を半歩後ろへ引く。膝を深く折り、背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと頭を垂れた。宮廷で幾度となく叩き込まれた、皇族の礼だ。ヴァレリウスの授業はうんざりするものばかりだったが、この所作だけは身体が覚えている。
一拍、二拍。指先から爪先まで意識を行き渡らせたまま静止し、同じ速さで身体を起こす。裾がふわりと揺れ、蔦と若葉の刺繍が窓辺の光を受けてきらめいた。
最後にもう一度微笑み、私は椅子へ戻ろうと振り返った。けれど、大人向けに作られた椅子の座面は、五歳の私の胸ほどの高さがある。どう上がろうかと一瞬迷ったその隙に、背後へ控えていたリゼットが音もなく歩み寄り、私の脇へそっと両手を添えた。ふわりと身体が持ち上がり、気づけば元どおり椅子の上に収まっている。リゼットは乱れた裾を手早く整えると、何事もなかったように窓辺の定位置へ戻っていった。まるで最初から段取りに組み込まれていたかのような、淀みのない所作だった。私は内心で彼女に感謝しながら、ゆっくりと紅茶のカップへ手を伸ばした。その瞬間、窓から少し強めの風が吹き込み、カーテンが大きく膨らむ。銀色の髪が舞い上がり、隠すことなく出していた耳が、くすぐったさにぴくりと震えた。
しまった、と思ったが、ここで表情を崩すわけにはいかない。何事もなかったように紅茶をひと口含み、カップを置く。三人とも動かないまま数秒待ってから、私は椅子から飛び降りてスマホへ駆け寄り、録画を止めた。
「……ふぅ。お疲れさま、二人とも」
「ルミィ様、とても素敵でございました」
リゼットが胸の前で両手を握り、目を輝かせる。エサソンは眼鏡を押し上げ、ため息まじりに口を開いた。
「茶を飲んで挨拶をしただけに見えましたが、本当にこれで人が集まるのですか?」
「集まるかどうかは、これを見てから判断して」
私は二人を手招きし、撮ったばかりの映像を再生した。窓辺の柔らかな光、白と若草色のドレス、両脇に控える侍女と青年。思っていた以上に絵になっている。そして終盤、風が吹き込んだ場面で、画面の中の私の耳がぴくりと動いた。
「あ」
リゼットとエサソンの声が重なる。私は画面を止め、にんまりと口元を緩めた。
「これよ、これ。狙ったわけじゃないけど、最高の仕掛けになったわ」
「耳が動いただけ、ですが」
「その『だけ』が大事なの。作り物の耳は、こんなふうに勝手に動いたりしない。見た人はきっと、加工か、特殊メイクか、それとも本物かって騒ぎ出すわ。考察が始まれば、あとは勝手に広まっていく」
エサソンはしばらく画面を見つめていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……なるほど。相手に疑わせ、自ら調べさせる。帳簿の不正を暴くときと、やり口は似ていますね」
「その例え、ちょっと嫌なんだけど」
とはいえ、理解してもらえたのならいい。私はスマホを胸に抱え、改めて二人を見上げた。
「さっそく編集して、SNSに上げるわ。ノートPCならここにあるし、うまくいけば、明日にはちょっとした話題になるはずよ」
私は立てかけてあったスマホの側に置いておいたノートPCを開き、スマホから動画を取り込んだ。不要な部分を切り詰め、短い紹介文を添えて、投稿ボタンの上で指を止める。画面の中で静かに微笑む、白と若草色のドレスのエルフの姫。この小さな動画が、帝国の未来と私たちの運命を変える最初の一歩になる。そう信じて、私は投稿ボタンをタップした。
ハッシュタグには「#新人Vtuber」を付けておいたから、新人を探して回っている人たちの目には留まるはずだ。あとは、どこまで拡散されるか。願わくば、見つけてくれた誰かが、この動画に仕込まれた仕掛けに気づいてくれるといいのだけど……。
どうせ反応が分かるのは明日になってからだろう。そう高をくくった私はスマホを放置し、エサソンとリゼットと一緒に、私の治める都市セレンディアの今後について話し合っていた。その間、スマホがけたたましく通知音を鳴らし続けていることにも気づかずに。
――ピコン
“最後に風が吹いたとき、耳がぴくって動いてない? 0.5倍速で見ると、髪が触れた瞬間に反応してる”
“#新人Vtuber って書いてあるし、これフォトリアル系の3Dモデルでしょ。最近のリアルタイムレンダリングなら実写と見分けがつかないレベルまで来てる”
“3Dなら耳の動きも説明がつく。耳に専用のボーンを仕込んで、風の当たり判定に合わせて揺れるよう物理演算を設定してるんだと思う”
“いや、物理演算なら揺れ方がもっと機械的になるはず。くすぐったがるみたいに一瞬だけ震えて止まるのは、反射的な筋肉の動きにしか見えない”
“なら物理じゃなくて、表情トラッキングで中の人の顔の動きを耳に割り当ててるのかも。眉を動かすと耳が連動する設定とか”
“それだと本人が意図して動かしたことになる。でも映像では本人が驚いたような間がある。わざとやった演技なら逆にすごい”
“髪の毛の処理がおかしい。ヘアシミュレーションで一本一本計算してるなら、普通は耳や肩をすり抜ける箇所が出るのに、コリジョンが完璧すぎる”
“ハイエンドの映像制作なら髪のコリジョンも詰められる。ただ、それはリアルタイムじゃなくてオフラインレンダリングの話。新人Vtuberが使う規模じゃない”
“つまりリアルタイムの3Dアバターじゃなくて、時間をかけてレンダリングしたCG動画ってこと? それならVtuberのタグと矛盾しない?”
“あるいは逆で、実写の人物に3Dの耳だけ合成したパターン。顔をトラッキングして耳のモデルを追従させれば、付け耳より自然に見える”
“合成なら耳の付け根の影や肌の質感にズレが出るはず。拡大しても境目が見えないし、照明の当たり方も顔と完全に一致してる”
“肌の質感も気になる。3Dモデルだと毛穴やうぶ毛の表現が均一になりがちなのに、頬の赤みの出方がやたら自然”
“ドレスの裾の揺れはクロスシミュレーションっぽい。ただ、布の重さや厚みの表現が良すぎる。素材設定を相当作り込んでないと、ここまで重い揺れにはならない”
“刺繍も3Dなら全部法線マップかディスプレイスメントで表現してるはず。光を受けたときの糸のきらめき方まで再現してるなら、モデル制作だけで何百万円単位”
“カーテシーの動きはモーションキャプチャーでしょ。でも膝の深さや静止時間がプロのダンサー並み。幼児の体格でこの動きを取るなら、子供の演者にスーツを着せた?”
“体格の違う大人の動きを子供のモデルにリターゲットした可能性もある。ただ、それなら関節の可動域がどこか不自然になるはずなんだよな”
“メイドさんが抱き上げて椅子に座らせるシーン、二人のキャラクターが接触してるのに手の位置が全くずれない。複数人の接触モーションを破綻なく収録するのは、3D配信の中でも一番難しいところ”
“後ろの白髪の眼鏡の人も耳が長い。三人分のフォトリアルモデルを用意して同時に動かしてるなら、個人勢の予算じゃない”
“眼鏡のレンズの屈折まで計算されてる。レイトレーシングを使ってるならGPU負荷が相当重い。家庭用の機材で出せる品質じゃない”
“部屋の背景も3Dで組んだセットなら、窓の外が光で飛んでるのはライティングで処理を省いてるから? そこだけ手を抜いたのかも”
“でもカメラが完全に固定なんだよね。3Dなら簡単に動かせるのに、わざわざスマホを置いて撮ったような画角にしてる”
“それが逆に不気味。演出をこれだけ作り込んだのに、カメラワークだけ素人みたい。3Dで作るなら一番簡単に見栄えを良くできる部分なのに”
“誰か解析班いない? フレームごとに見て、ポリゴンの継ぎ目やレンダリングのノイズが出てないか確認してほしい”
“コマ送りしてみたけど、ポリゴンの破綻もテクスチャの引き伸ばしも見つからない。圧縮ノイズはあるけど、実写動画と同じパターンにしか見えない”
“AIの映像生成って線もある。でも生成AIだと一定時間で顔や手の形が崩れやすいのに、最後まで顔の造形が一貫してる”
“既存の3D技術でもAIでも、どれか一つだけなら説明できる。でも全部の要素を同時に満たす方法が思いつかない”
“結論:3Dで作るなら大手スタジオ級の予算と技術が必要。個人で作ったなら、それはそれで技術的に事件”
“3Dの完成度の話になってるけど、そもそも実写だったらどうするの? 耳が動く人間なんて存在しないでしょ”
“本物でも偽物でも、耳が動いた理由を説明しない限り、この考察は終わらない”