転生した俺の野球人生には、パワプロの育成システムがある   作:1番道路

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第二話 一歳児、初めてボールを握る

転生してから一年が経過した。

 つまり、俺は一歳になったわけだ。

 前世では二十八年間も生きていたというのに、今では歩けるようになっただけで両親から褒められる。

 人生とは不思議なものである。

「悠真ー! お誕生日おめでとう!」

「おめでとう、悠真!」

「あー!」

 今日は俺の一歳の誕生日だ。

 リビングには色とりどりの飾り付けがされており、テーブルには小さなケーキが置かれていた。

 もちろん、俺が食べられるように作られた赤ちゃん用のケーキである。

 母さんが張り切って用意してくれたらしい。

「もう一歳なのねえ。生まれたときはあんなに小さかったのに」

「本当だな。最近は歩き回るようになったし、目が離せないよ」

「あなたもちゃんと見ててよ? この前だって、ちょっと目を離した隙に廊下まで行っちゃったんだから」

「分かってるって」

 両親の会話を聞きながら、俺は目の前のケーキを見つめていた。

 別に食い意地が張っているわけではない。

 ただ、甘いものは久しぶりなのだ。

 前世の記憶があるせいで、離乳食中心の生活は少々物足りない。

「はい、悠真。あーん」

「あー」

 母さんが差し出したケーキを口に運ぶ。

 うん、美味い。

 思わず笑顔になると、母さんも嬉しそうに笑った。

「ふふっ。美味しい?」

「あい!」

「よかった!」

 そんな和やかな誕生日会の途中、父さんが何かを思い出したように立ち上がった。

「そうだ! 悠真にプレゼントがあるんだった!」

「あなた、まさか……」

「大丈夫だって! ちゃんと対象年齢は確認してあるから!」

 母さんが微妙な表情をしている。

 どうやら父さんのプレゼントには心当たりがあるらしい。

 しばらくして、父さんが小さな箱を持って戻ってきた。

「じゃーん!」

 箱から取り出されたのは、小さなボールだった。

 白い布製の柔らかいボール。

 赤い縫い目の模様が入っており、見た目は野球の硬式球に似ている。

 ただし、赤ん坊でも安全に遊べるように作られた玩具だ。

「野球のボールだぞ、悠真!」

 ……父さん。

 最高のプレゼントじゃないか。

「あっ! あっ!」

「おおっ、喜んでる!」

「本当に野球が好きなのかしらね、この子」

 母さんが苦笑する。

 いや、そりゃ好きですよ。

 何しろ、前世から筋金入りの野球好きですから。

 父さんが俺の前にボールを置いた。

 俺はゆっくりと手を伸ばす。

 小さな指でボールを包み込むようにして持ち上げた。

 軽い。

 当然だが、硬式球とは比べものにならないほど軽かった。

 それでも、俺にとっては記念すべき瞬間だった。

 今世で初めて野球のボールを握ったのだ。

 その瞬間。

『ピロン♪』

 聞き慣れた電子音が頭の中に響いた。

――――――――――――――――――

【育成システム】

 野球用具との初接触を確認しました。

 初回ボーナスを獲得!

 技術ポイント+10

 精神ポイント+5

【新機能解放】

 野球練習記録

 投球動作解析

――――――――――――――――――

(おおっ!?)

 思わぬ収穫だった。

 まさかボールを握っただけで経験点が貰えるとは。

 それに、新機能まで解放された。

 投球動作解析。

 名前からして便利そうだ。

 さっそく確認したかったが、今は両親の目の前である。

 まずは普通に遊んでいるふりをしておこう。

「悠真、こっちに投げてごらん!」

 父さんが少し離れたところに座った。

 両手を広げて、俺がボールを投げるのを待っている。

 ……なるほど。

 初めてのキャッチボールというわけか。

 いいだろう。

 やってやる。

 俺は右手にボールを握った。

 そして、父さんに向かって腕を振った。

「えいっ!」

 ぽすっ。

 ボールは俺の足元に落ちた。

「…………」

「…………」

 父さんと目が合う。

 数秒後。

「ははは! 惜しい惜しい! もう一回やってみよう!」

 父さんは笑いながらボールを拾ってくれた。

 ……くそっ。

 頭では投げ方が分かっているのに、身体がついてこない。

 前世ではそれなりに投げられたのだ。

 高校時代の最速は百二十キロ台後半。

 プロを目指せるほどではなかったが、素人よりはずっと速かった。

 それなのに、今は一メートル先に投げることすら難しい。

(これが赤ん坊の身体か……)

 改めて、肉体の成長がどれほど大切なのかを思い知らされた。

 しかし、悲観する必要はない。

 今は一歳だ。

 むしろ、この時期から投球動作を学べること自体が大きな利点だろう。

 俺はもう一度ボールを握った。

 今度は無理に遠くへ投げようとせず、腕の動きを意識する。

 肘を曲げる。

 肩を動かす。

 手首を使う。

 そして、指を離す。

 ぽとっ。

 また足元に落ちた。

 だが、先ほどよりは狙った方向に飛んだ。

『ピロン♪』

『投球練習を確認しました』

『技術ポイント+2』

(よし!)

 経験点が入った。

 つまり、これも立派な練習として認識されているらしい。

「おっ、さっきより上手くなったな!」

 父さんが嬉しそうに笑っていた。

「あなた、まだ一歳なんだから無理させないでよ?」

「分かってるよ。遊んでるだけだって」

 その通り。

 今は遊びで十分だ。

 本格的な投球練習など、まだ何年も先の話である。

     ◇ ◇ ◇

 その日の夜。

 俺は布団の中で育成システムを開いていた。

 両親はすでに寝静まっている。

 俺も本来なら寝る時間なのだが、どうしても確認しておきたいことがあった。

(投球動作解析)

 心の中で念じると、画面が切り替わった。

――――――――――――――――――

【投球動作解析】

 対象:朝倉悠真

 年齢:1歳0か月

 投球フォーム:未完成

 身体操作:未熟

 指先の制御:未熟

 体幹の安定性:未熟

 投球動作の再現性:低

【総合評価】

 測定対象年齢未満

【注意事項】

 現在の年齢では本格的な投球練習は推奨されません。

 身体の自然な発達を優先してください。

――――――――――――――――――

(まあ、そうだよな)

 想像通りの結果だった。

 ただ、この機能の存在は大きい。

 自分の投球フォームを客観的に分析できるということだからだ。

 普通の野球選手なら、指導者に見てもらったり、動画を撮影したりして確認する必要がある。

 しかし、俺の場合はシステムがその役割を果たしてくれる。

 それも、身体の使い方まで詳しく分析してくれるらしい。

 将来的には相当な武器になるはずだ。

 次に能力アップ画面を確認する。

――――――――――――――――――

【能力アップ】

 現在の年齢:1歳

 身体発育段階:乳幼児期

【野手能力】

 ミート:成長制限中

 パワー:成長制限中

 走力:一部成長可能

 肩力:成長制限中

 守備力:一部成長可能

 捕球:一部成長可能

【投手能力】

 球速:成長制限中

 コントロール:成長制限中

 スタミナ:一部成長可能

 変化球:習得不可

――――――――――――――――――

(ふむ……)

 どうやら全ての能力が完全に封印されているわけではないらしい。

 走力や守備力、捕球などは一部成長可能となっている。

 しかし、表示されている説明を読む限り、今の段階では基礎的な運動能力を補助する程度の効果しか得られないようだ。

 それなら、無理に経験点を使う必要はない。

 まずは身体を自然に発達させる。

 本格的な能力強化は、もう少し成長してからでいいだろう。

(それにしても……)

 俺は特殊能力一覧を開いた。

 そこには、見覚えのある能力がずらりと並んでいた。

 パワーヒッター。

 アベレージヒッター。

 広角打法。

 流し打ち。

 チャンス。

 対左投手。

 盗塁。

 走塁。

 キャッチャー。

 対ピンチ。

 対強打者。

 ノビ。

 キレ。

 奪三振。

 球持ち。

 そして、それらの上位に位置する金特殊能力。

 アーチスト。

 安打製造機。

 広角砲。

 電光石火。

 怪童。

 驚異の切れ味。

 ドクターK。

 強心臓。

 他にも数多くの能力が存在している。

(……これ、全部取得できるのか?)

 確認してみると、意外なことが分かった。

 特殊能力には取得上限が存在しない。

 もちろん、相反する能力を同時に取得することはできないらしい。

 また、金特殊能力の習得には大量の経験点と特定の条件が必要となる。

 それでも、取得数そのものに制限がないというのは破格だった。

 つまり、理論上は――。

(投手も野手も、金特だらけの化け物を作れるってことか)

 思わず笑ってしまった。

 夢が広がる。

 前世で何時間もかけて育成していた理想の選手。

 それを今度は、自分自身で目指せるのだ。

 しかもゲームと違い、育成期間は数か月や三年間ではない。

 人生そのものが育成期間なのだから。

     ◇ ◇ ◇

 二歳になった。

 俺は相変わらず、毎日のように身体を動かしていた。

 もちろん、普通の二歳児としてである。

 走り回ったり、ボールを転がしたり、父さんと遊んだり。

 そんな日常生活でも、少しずつ経験点が貯まっていく。

 そして、この頃になると新たな変化があった。

「悠真、ボール投げるぞー!」

「うん!」

 休日の午後。

 俺は父さんと近所の公園に来ていた。

 父さんの手には、いつもの柔らかいボールが握られている。

 それを軽く転がしてもらい、俺が拾って投げ返す。

 そんな簡単な遊びだ。

 だが、これがなかなか面白い。

 俺は前世の経験を活かして、できるだけ正しい身体の使い方を意識していた。

 もちろん、二歳児に高度なフォームなど再現できない。

 しかし、足を踏み出す方向や、腕を振る感覚くらいなら少しずつ身につけられる。

「ほら、いくぞ!」

 父さんがボールを転がした。

 俺はそれを追いかけ、両手で拾い上げる。

 そして、右手に持ち替えた。

(よし……)

 左足を前に出す。

 身体を少しひねる。

 右腕を振る。

 ぽんっ。

 ボールは緩やかな放物線を描き、父さんの足元まで飛んでいった。

「おおっ!?」

 父さんが驚いた声を上げた。

「今の、ちゃんと投げたな!」

「うん!」

「すごいぞ悠真! もう一回できるか?」

「できる!」

 俺は元気よく答えた。

 父さんがボールを返してくる。

 もう一度投げる。

 今度は少し右に逸れた。

 それでも、以前とは比較にならないほど上手く投げられている。

 当然だ。

 何しろ、この一年間ずっと身体の使い方を意識してきたのだから。

 そして――。

『ピロン♪』

『投球動作の習熟を確認しました』

『技術ポイント+15』

『筋力ポイント+5』

『投球練習記録が更新されました』

(よし!)

 俺は内心で喜んだ。

 やはり、明確な成長を遂げたときには通常より多くの経験点が手に入るらしい。

 となれば、ただ回数をこなすだけでは効率が悪い。

 新しい動きを覚えたり、以前より上手くできるようになったりすることが重要なのだろう。

 もっとも、今はそれほど効率を追い求める必要もない。

 身体を壊してしまっては元も子もないからだ。

「悠真、本当に野球が好きなんだなあ」

 父さんが嬉しそうに言った。

「うん! やきゅう、すき!」

「そうかそうか! じゃあ、もう少し大きくなったら一緒にキャッチボールしような!」

「うん!」

 その約束は、俺にとって何より嬉しいものだった。

 前世では、いつの間にか野球が結果を求めるものになっていた。

 試合に勝つため。

 レギュラーを獲るため。

 相手より上手くなるため。

 それ自体は悪いことではない。

 だが、こうして純粋にボールを投げる楽しさを味わっていると、忘れていた感覚を思い出す。

 俺は野球が好きなのだ。

 だからこそ、今度こそ頂点まで行きたい。

 才能が足りなかった前世とは違う。

 今の俺には、それを実現するための力がある。

     ◇ ◇ ◇

 そして、三歳の誕生日を迎えた。

 この二年間で、俺は着実に成長していた。

 身体は健康そのもの。

 走ることも、跳ぶことも、ボールを投げることもできる。

 周囲からは少し運動神経のいい子供と思われているらしい。

 しかし、俺の本当の強みは別にあった。

 それは、二年間にわたって蓄積してきた経験点である。

 その日の夜。

 俺は久しぶりにステータス画面を開いた。

――――――――――――――――――

【朝倉悠真】

 年齢:3歳

 利き腕:右投右打

 ポジション:未設定

 成長タイプ:万能型

【所持経験点】

 筋力:486

 敏捷:573

 技術:621

 変化球:100

 精神:394

 合計:2174

【特殊能力】

 なし

――――――――――――――――――

(おお……二千ポイントを超えたか)

 なかなか順調だ。

 もちろん、投手と野手の両方を育てるには、まだまだ足りない。

 しかし、本格的な野球を始める前にこれだけ貯められたのだから十分だろう。

 それに、システムの機能も少しずつ解放されてきていた。

 例えば、現在の身体能力の確認。

 三歳になったことで、一部の能力が測定可能になったのだ。

――――――――――――――――――

【野手能力】

 弾道:1

 ミート:G 1

 パワー:G 1

 走力:G 1

 肩力:G 1

 守備力:G 1

 捕球:G 1

【投手能力】

 球速:測定不能

 コントロール:G 1

 スタミナ:G 1

 変化球:なし

※現在の能力値は成人選手を基準とした評価です。

※身体の成長に応じて数値が変動する場合があります。

――――――――――――――――――

(全部Gの1か……)

 まあ、当然だ。

 相手はプロ野球選手を想定した能力評価なのだから。

 三歳児がまともな数値になるはずもない。

 だが、少なくとも能力が表示されるようになった。

 これは大きな進歩だ。

 そして何より――。

『ピロン♪』

『身体発育段階が更新されました』

『一部能力の強化制限が緩和されました』

(……来た!)

 ついに、能力アップが本格的に使えるようになり始めたのだ。

 画面を開くと、走力、守備力、捕球、コントロールなど、いくつかの能力が強化可能になっていた。

 もちろん、年齢相応の上限はある。

 だが、今後は経験点を使って成長を加速させられる。

(さて、どうするか……)

 俺は少し考えた。

 今すぐ全ての経験点を使うのは得策ではない。

 身体の発育が進むにつれて、強化できる能力も増えるはずだ。

 それなら、今は必要最低限の強化に留めておいた方がいい。

 ただ、一つだけ試してみたいことがあった。

 それは――。

(コントロールを上げてみるか)

 投球において最も重要な能力の一つ。

 狙った場所にボールを投げる技術だ。

 球速を上げるには筋力や身体の成長が必要になる。

 しかし、コントロールならば比較的早い段階から鍛えられる。

 俺は能力アップ画面を操作した。

――――――――――――――――――

【能力アップ】

 コントロール

 G 1 → G 5

 必要経験点

 技術:40

 精神:20

 実行しますか?

 はい/いいえ

――――――――――――――――――

(はい、と)

 選択した瞬間、身体に奇妙な感覚が走った。

 痛みはない。

 ただ、腕や指先の動かし方が少しだけ分かるようになった気がした。

 まるで、今まで曖昧だった身体の操作感覚が、わずかに鮮明になったような感覚だ。

『コントロールがG 5になりました』

(なるほど……こういう感じか)

 劇的な変化ではない。

 そもそも数値はまだGランクだ。

 しかし、確実に何かが変わった。

 翌日、父さんとボール遊びをしたとき、その違いは明確になった。

「悠真、こっちに投げてごらん!」

「うん!」

 俺はいつもの柔らかいボールを握った。

 父さんまでの距離は三メートルほど。

 これまでなら、狙った場所に投げられるのは半分程度だった。

 だが、今日は違った。

 右腕を振る。

 ボールが手から離れる。

 そして、父さんの胸元に向かって飛んでいった。

「おっ!」

 父さんがボールを受け止める。

「ナイスボール!」

 もう一度投げる。

 今度もほぼ狙った場所に飛んだ。

 さらにもう一球。

 少し逸れたが、それでも父さんが動かずに捕れる範囲だ。

「……あれ?」

 父さんが首を傾げた。

「悠真、お前、急に上手くなったな?」

「そう?」

「ああ。ちゃんとこっちに投げられるじゃないか」

 俺は笑って誤魔化した。

 実際、急に上手くなったのだから仕方がない。

 だが、父さんは特に深く考えなかったらしい。

「いやあ、これは将来が楽しみだ!」

 そう言って、嬉しそうに笑っていた。

 俺も笑い返す。

 ……父さん。

 まだまだ、こんなものじゃないぞ。

 これはほんの始まりにすぎない。

 これから俺は、もっと強くなる。

 もっと速い球を投げる。

 もっと遠くまで打球を飛ばす。

 そして、いつか――。

 日本中、いや、世界中の野球ファンが俺の名前を知ることになる。

 その日が来るまで、俺は成長を続けるつもりだ。

     ◇ ◇ ◇

 その日の夜。

 いつものようにシステムを開いた俺は、新しい通知に気づいた。

『育成目標が更新されました』

(ん?)

 画面を確認する。

――――――――――――――――――

【新規育成目標】

『初めての野球チームに所属する』

 達成条件:

 少年野球チームへの正式加入

 達成報酬:

 筋力ポイント+100

 敏捷ポイント+100

 技術ポイント+100

 精神ポイント+100

 特殊報酬:???

――――――――――――――――――

(……なるほど)

 どうやら、次の目標が決まったらしい。

 少年野球チームへの加入。

 当然、三歳の俺がすぐに入れるチームはほとんどないだろう。

 だが、数年後には必ずその機会がやって来る。

 そのときまでに、どれだけ能力を伸ばせるか。

 それが最初の勝負になる。

(小学生になる頃には、同年代の誰にも負けない選手になってやる)

 いや。

 それだけでは足りない。

 目指すのは、あくまで世界最高。

 同年代で一番など、通過点にすぎないのだから。

 俺は画面を閉じた。

 そして、明日からの育成計画を考えながら目を閉じる。

 まだ三歳。

 プロ野球選手になるまで、十五年近くある。

 だが、その十五年間を最大限に活用できれば――。

 きっと、誰も見たことのない選手になれる。

 そんな確信を胸に、俺は眠りについた。

 世界最高の二刀流選手を目指す、長い長い育成生活。

 その本番は、まだ始まってすらいなかった。

――――――――――

第二話 完

次回 第三話「幼稚園児の英才教育」

 四歳になった悠真は、父親から子供用のバットとグローブをプレゼントされる。投球だけでなく打撃練習も始まり、いよいよ二刀流育成が本格化する。

 さらに、初めて使用した能力アップの効果を検証するうち、悠真は育成システムのとある重要な性質に気づくのだった。

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