学園最強。 作:プートン
指摘してくれた方本当にありがとうございます!
「だいぶ進んだと思うんだが.........」
俺達は今次の階に行く階段を降りている。
「かなり暗くなってきたな......」
「そうですね.........きゃっ⁈」
「ん?どうした?リリス」
リリスがアラタの言葉に相槌をうった後にリリスが悲鳴をあげた。
「どさくさに紛れてどこ触ってるんですか!アラタ!」
ん?
「この大きさと柔らかさ.........リリスだな!」
いやいや、お前ら俺間にいるのに触れないだろ。
「なに堂々と.........ひゃっ!こら、アラタ!どこに手を入れてるんですか!」
「俺じゃねぇ!......てかなんか俺の服の中にも入ってきたぞ」
2人とも何してんだよ.........
「
アリンが術を発動するとリリスとアラタの身体にくっついて服を引っ張っていた魔物達が蒸発して居なくなった。
「2人共何してんだよ......」
「少し油断してました......」
「暗くてよく見えねぇんだよ......それにしてもアリンの魔術すげぇな!」
「私の
「おい、魔道書!俺の力はコピーなんだろ?今の早速やってみてくれよ!」
「ん〜?プロセス1を達成して無いから無理だな」
「.........プロレス?」
「プロセスだ」
何処の難聴系主人公だ、お前は.........
「どうやらアラタは他人の魔術を使う際に必要なルールがあるようですね」
「あの時はたまたまクリアしてたっスね」
「そうだったのか.........なんだろ?おっぱいみてるとか?」
アラタがそう言いながらリリスの胸をみる。
どんなけおっぱい好きなんだよ.........
「おっぱいなら私のも見てるはず」
「だよな」
「難しいのね......」
「もう!こんな所でおっぱいおっぱい連呼しないでください!」
「リリスが一番言ってるけどな」
「はっ!///」
「しかし、便利だよなアリンの魔術」
「ただ魔道書に書いて
そう言うとアラタに魔術を発動する。
これは防御の術式だな。
「防御の術。旦那様が影にイタズラされるの嫌だから......」
「おお!サンキューな!アリン」
「.........うん!」
そういわれてアリンは嬉しそうに笑う。
アリンの笑ってる顔初めて見たかもしれないな.........。
やるな、アラタ。
「ま!とりあえずアラタは
「マクロ?スペル?」
「魔道書に術式工程を登録しておいて、それを実行して魔術を発動させる事を『
「できれば早くマスターしてくれるとありがたいっス!」
レヴィはそういうと同時に背後にいた魔物を切り裂いた。
「ユイさんを助けるには『崩壊現象』を消すことのできるアラタさんの力が必要不可欠っスから」
「でもよ、タクミも『崩壊現象』消せるんじゃないのか?」
「確かに俺が
「なるほど.........じゃあ俺がやるしかないって事か......」
「悪いな。俺自身もまだこの術を完璧に使いこなせる訳じゃないんだ」
「気にすんな!そもそも俺にもこの『崩壊現象』の原因はあるわけだしな」
「.........さんきゅ」
おう!と笑いながら言ってくるアラタ。
こいつマジでいい奴だな。こりゃアラタに貸し1つだな。
「意外に簡単だったな、此処まで来るのは」
俺達は漸く最深部についた。
「あの程度の魔物では束になってもタクミとレヴィさんには敵いませんから」
「そうね......敵になるとしたら......」
ドォォォォン!!
アリンの言葉を遮って横の壁が大破した。
またこの登場の仕方かよ.........
「あ?真っ直ぐ来たのに何で先を越されてんだ?」
「ま、真っ直ぐ?」
「ああ。まずは床を破壊してあとは壁を一直線に破壊だ!」
学園の修理........。今回は同情するぜ、学園長。
「はぁ.........」
アラタドン引きしてんじゃねえか。
アキオの事知ってるやつはみんなそれ程でもない。
「さて、行きますよ、アキオ。ユイさんはこの先です」
ミラは先に行こうとする。
「ちょっと待て、ミラ。本当にユイを殺すのか?」
「『崩壊現象』の原因ですから.........」
「そうか......。なら......」
俺は魔力を放出する。
「先に行かせる訳にはいかないな」
「タクミ!」
「悪いなリリス。これだけは譲れない。俺のせいでユイが殺されそうなんだ。俺は大切な友達が殺されるのを「はい、そうですか」って言えるほど大人じゃない」
リリスが俺の腕を掴んで止めようとするが今回はリリスのお願いでも無理だ。
「自分も加勢するっスよ」
「レヴィさんまで!」
「ちっ!ミラ!この2人を同時に相手するのはヤベェぞ!」
「仕方ありません。タクミさんの相手は私がします。出来るだけ早くこちらに加勢しに来てください」
「おやおや、自分も舐められたもんっスね......」
「ちっ!大将も無茶言ってくれるぜ......」
「いくぜ!
「
「
「
「ちょ、ちょっと皆さん!こんな事してる場合じゃ......」
リリスが止めようと声をかけた瞬間ーーー
「Gyaaaaaaaaa!!!!!」
廊下の奥から物凄い鳴き声が聞こえてきた。
「!!......おい、ミラ。今は戦ってる場合じゃ無いみたいだぞ」
「そうですね。アキオ、行きますよ」
「ちぇっ!レヴィとガチでやってみたかったんだけどなぁ」
「自分もちょっとアツい展開を期待してたっス」
俺達は戦闘態勢を解く。
「ふぅ......。何とかなりましたね」
「ええ。あの4人が此処で戦うと『崩壊現象』より酷いことになるわ」
「マジかよ.........おっかねぇな」
「悪いな、3人共。ちと頭に血が上っちまってたわ」
「自分もあんまり冷静じゃなかったっスね」
「本当ですよ!どうなるかと思いました.........」
「悪いな、リリス。止めてくれてサンキュな」
俺はリリスの頭をポンポンっと叩く。
「せ、先生なんで当然の事をしたまでです!///」
リリスは顔を赤くしながらそっぽを向く。
「いい雰囲気のとこ悪いっスけど急いだ方が良さそうっスよ」
「みたいだな。この感じ.........相当やばそうだ」
「何がだ?それにさっきの鳴き声.........」
「アラタ。こっからは更に気を引き締めろよ。多分俺の予想が正しければこの先にいるのは.........ドラゴンだ」
「ここがユイさんの部屋です」
今俺達はユイの部屋の前にいる。
「なんだこの看板.........」
アラタが呆れながら言うその看板には何が書いてあるかというと.........
『邪悪な魔道士ユイの事務所』
営業時間 9:00〜15:00
ユイは今‘‘在室中”
「書いたのは学園長かレヴィさんでしょうね.........」
「いや、俺だが」
「何やってんですか!タクミ!」
こんな時でもツッコミを忘れないリリス。
マジで尊敬するわ。
「じゃあ、開けるぜ.........」
アキオが扉を開く。
すると中から凄まじい瘴気が漏れ出してきた。
「すごい瘴気ですね.........」
「お、おい.........」
アラタが部屋の中を見て固まる。
部屋の中には体長十数メートルはある巨大な黒いドラゴンがいた。
そのドラゴンが守る様に後ろにいるのが.........
「ユイ!」
ユイが宙に浮き光りながら眠っていた。
「『コードD』。やはり顕現していましたか」
「幻想が実体化した存在、か.........」
「あれがユイ?あの時よりちょっと感じが違うような.........」
「夢の中で会ったのはユイの理想の姿よ。旦那様」
「そうなのか?こっちのロリ巨乳も大変けしからんのだが.........うっ!」
そういうとアラタが胸を押さえて苦しみだす。
「アラタっ⁈」
「旦那様!」
「うっ!..............ぐぁぁ.........」
するとアラタの背中から保健室で見た時と同じように黒い翼が出て魔力が漏れ出す。
「アラタとあのドラゴンの魔力が共鳴し合ってんな」
「そんな!じゃあアラタは.........」
「大丈夫だ。レヴィ!アラタを安全な場所に!」
「了解っス!」
レヴィがアラタに肩を貸しながら後ろへ下がる。
「アキオと俺は前衛。リリスは後衛でミラとアリンはサポート頼む!」
「了解っと!」
「分かりました」
「分かったわ」
「了解しました!
「よっしゃ!いっちょドラゴン退治と行きますか!」
俺とアキオは同時に駆け出してドラゴンに蹴りをぶち込んだ。
アラタ side
「大丈夫っスか?アラタさん」
俺はあのドラゴンの近くに寄った時に体の中から魔力が溢れ出て忍者に連れられ部屋の隅にいる。
「呼吸を整えて魔導書に意識を集中されるっスよ。そうすればたいぶ楽になるっス」
「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ」
「どうっスか?」
「あ、ああ。かなり楽になった」
忍者に言われた通りにすると魔力が安定してくるのがわかる。少し落ち着いた後にドラゴンと戦ってるタクミ達の方を見る。
タクミとアキオが前衛でドラゴンに攻撃して、リリスとミラとアリンが後ろからドラゴンのブレスを相殺したりタクミやアキオに向かった攻撃を打ち落としたりしている。
これが魔導を極めた奴らの戦いか.........
「スゲェな......」
「混ざりたいっスか?」
「混ざる?」
俺がこの戦いに?
「忍者はいかなくていいのか?」
「勿論いくっスよ。ただ自分はアラタさんにも戦いに参加してほしいので.........。『崩壊現象』を消す魔道士のバトル。従妹さんを探すならいずれアラタさんも頑張らないといけない.........そういうバトルっスよ」
聖を.........探すため.........
「忍者。銃を使う。俺に戦うための方法を教えてくれ!」
「いいっスよ!それがユイさんを救う一番の近道でもあると思うっスから......」
「本当に仲良しなんだな」
「いえ、自分は他人に期待しない。ユイさんは誰かと友情を育んだりしない.........そういう似た者同士っス」
「期待.........しないのか?」
「魔導のテーマというのは自分から一番離れたもの、というのが定番っスから。だから、期待できない私は期待しまくってるっスよ」
忍者はそういいながら微笑む。
期待しまくる、か.........
「アラタさんは支配しまくりたいっスか?」
「ああ!俺はこの理不尽な『崩壊現象』をまるごと支配してやりたいんだ!」
「OKっス.........リリス先生!」
忍者が呼んだタイミングでリリスが俺達のいるところまで下がってきていた。
「はい!」
「アラタさんに魔術のレクチャーを!」
そう言い残すと忍者はタクミ達のいる方へ飛んでいった。
よし、忍者の期待に応えないとな!
「いいですか、アラタ。まずは
「スペル.........」
「さっきリリスが使ってたやつだな」
「リリスと同じでもいいのか?」
「ああ、問題ないぜ......だが、注意しろよ。マスターは魔道ってもんを甘くみているきらいがあるからな。ホイホイ使ってるといつか『魔』に喰われるぜ」
「『魔』に?」
「錬金術は魔力や精神そのものをコストとした物質交換の定理に縛られています。多用しすぎるとそのコストが限界を上回り.........」
「『魔』に喰われた挙句自分自身も魔物になっちまうのさ」
「じゃああいつらも.........」
ここに来るまでに倒してきた奴らは......
「そう。魔術を暴走させようものならお前さんも『魔』に堕ちるかもしれんぜ。特にお前は魔王クラスだからな。きっとあのドラゴンより厄介な化物になっちまうだろうさ......」
「俺が......こんなのに.........」
魔道ってもんは便利なだけじゃねぇんだな。それなりのリスクがあるのか......
「どうした、マスター?流石にブルったかい?」
ああ、ブルったね。俺があんな化物になるなんて考えるだけでもこえぇよ。でもよ、そんな事じゃ聖を取り返すなんて絶対無理だ。だから俺は.........
「やってやるよ。俺の魔力だろうがなんだって持って行きやがれ!そのかわり俺はそれすら全て支配してやる!」
「いいぜ、マスター!お前の魔力、才能、可能性。全てを私にぶつけてきやがれ!」
「じゃあ私からも最後のレクチャーっス。魔道書が銃になる.........そのプロセスをイメージするっスよ」
いつの間にか近くに来ていた忍者がそう言って俺の手に自分の手を添えてくる。
やべ。ドキドキしてきたわ。流石に空気読んで何も言わねぇけどよ.........
「銃にはグリップがあって、銃身があり、トリガーがある.........」
そう言い終わると認識は俺の人差し指を咥えた.........っておい⁈なにしてんだよ!え、エロい.........
「自分の魔力もここにのせたっス。これで指先から魔力の弾を発射する。そういうイメージでやるっスよ」
「お、おおともさ!」
やべ、どもっちまった。
い、いかんいかん!集中集中.........。
指先に魔力を.........銃になるようにイメージ.........。
よし!
「いくぜ、魔道書!
タクミ side
ちっ!流石幻想種の中で最強って云われるだけあるな、硬え。
俺の
「いくぜ、魔道書!
!!この声は!それにこの魔力.........。
これならいける!
「OK、マスター!
「この魔力は!」
「アラタ!こっち来い!」
「おう!」
アラタの手には
これにアラタの『支配』の魔力と更に俺の魔力を上乗せすれば確実に仕留めれる!
「アラタ!俺の魔力を上乗せする!タイミングはお前に合わせるから思いっきりぶっ放せ!」
「分かった!『崩壊現象』を消し去りやがれ!『メテオ・バニッシャー』!!!」
アラタが放った『支配』の魔力に俺の魔力を上乗せする。それが真っ直ぐドラゴンに向かっていき一撃でドラゴンが消滅した。
「ん.........。レヴィ......ちゃん?」
「おっ。目が覚めたっスね」
俺達はドラゴンを倒した後目を覚ますまでユイの近くにいた。服は着てなかったので俺のを上からかけている。
「ユイ」
「タクミお兄ちゃん!」
ユイは俺を見ると抱きついてきた。
俺はそのまま受け止めて頭を撫でる。
「悪かったな、ユイ。辛かっただろ?」
「うん......。でも、助けてくれたから嬉しいよ!」
笑顔でそう言ってくるユイ。
ほんとよかった。助かって。
「あと、助けたのは俺じゃないぞ」
「え?」
「俺は手を貸しただけだ。実質助けたのは......」
俺が視線を後ろに向けるとユイもそっちに向ける。
「よ、よう。大丈夫みたいだな」
「お兄さん!」
次はアラタに抱きつくユイ。
「助けてくれただね!大好き!」
「ちょ、ちょっと⁈」
「旦那様また浮気?」
「勿論タクミお兄ちゃんも大好き!」
そう言ってまた俺に突っ込んできたユイ。
「あぶねっ!っとそんな事よりユイ。まず服を着ろ!服を!」
「タクミお兄ちゃんもお兄さんも大好き〜♪」
ああ。聞いちゃいねぇわ......
そう思って諦めてユイのしたいようにさせていると
背後からものすごいプレッシャーがする。
錆びたブリキのおもちゃのようにギギギと頭を後ろに回すと背後にドス黒いオーラを纏ったリリスがいた。
「タクミ.........」
「は、はい!」
「何してるんですか?.........」
ヤバいヤバいヤバい!
これはホントヤバイ!今までの中で一番怒ってる!すっげぇいい笑顔してるけど目が!目が笑ってない!
あ、おい、逃げるなアラタ!
ユイよ。そんな勝ち誇ったような顔をするな。更にリリスの機嫌が悪くなるだろ。
レヴィ!ニヤニヤしてないでほんと助けて!
アリン。お前ははなから無視ですか.........
ミラ!頼む!あ。目逸らされた。
アキオ!もうお前しか.........ってもういえねぇのかよ!
やべ。詰んだわこれ。一歩一歩近づいてくるリリス。
怖すぎる。さっきのコードDとか瞬殺できるんじゃね?
「タクミ。覚悟できてますか?」
「え、え〜っと.........なんの覚悟かなぁ〜とか思ったり......」
「へぇー。ふーん」
今のリリスなら俺より強いよ!『学園最強』だよ!とりあえず目にハイライトつけて!
「わ、わかった!今度1つだけリリスの言う事を何でも聞く!」
ピタッ。
リリスの動きが止まる。
よし!あと一押し!
「何でも?.........」
「あ、ああ!どんな事でもいいぞ!」
そう言うと段々リリスからのプレッシャーが無くなっていく。
ふぅ。これで一先ず安心だ。
マジで生きた心地がしなかったぜ。
「じゃあユイはタクミお兄ちゃんとデートしたい!」
プチんっ!
oh.........
ああ。天国にいるお父さん、お母さん、おじさん、おばさん。今から俺もそっちに行くよ。死んでからの話いっぱいあるんだ。おじさんとおばさんにはリリスが大きくなった話をするよ。待っててね。
ちと長くなりすぎたね。
次回はデート回。