学園最強。 作:プートン
リリスの口調が変かもしれないです
リリス side
「まずはあそこのお店に入りましょう、タクミ」
私はまず眼鏡屋さんを指差す。
「なんだ?眼鏡だめになったのか?」
「いえ、そういう訳ではないんですがそろそろ新しいのが欲しくなってきたので.........」
嘘は言ってないです。今使ってる眼鏡は半年前に変えた物なのでそろそろ新しいのが欲しいと思ってましたし。私の眼鏡は切り替えみたいなものですから伊達眼鏡です。
そ、それに眼鏡なら先生の時はほぼ毎回かけるのでタクミに買ってもらった物を身につけられるし.........。
「そっか。んじゃあ買おうか」
「はい!そ、それと選ぶの.........手伝ってくれませんか?」
「ん?それくらいいいぞ」
「あ、ありがとうございます!」
やりました!タクミに選んでもらったものを買ってもらえるなんて嬉しいです!
「確か今のは銀色のフレームだっけ?」
「はい、そうですね」
そういうと手を顎に当てて真剣に選び出すタクミ。
今更ですがタクミってイケメン.........ですよね。
顔は整ってますし、まつ毛も長いし。目はちょっとキツい感じがしますがそれがクールな感じでカッコいいと思います。それに面倒見もよく優しい。
何気に学園の女子から人気があるみたいですし。まぁ本人は全く気づいてませんが.........。
「これなんてどうだ?」
そう言ってタクミが選んだ眼鏡をかけて鏡を向けてくる.........って!
「なんでパーティー用のメガネがこんな所にあるんですか!」
タクミがかけてきたのは眼鏡に鼻と髭がついたパーティー用のメガネ。
「なんだ?違うのか?授業にユーモアを持ちたいのかと思ったんだが.........」
「そんな事言ってません!」
「リ、リリス.........ぷっ!そ、その......メガネ......ふふっ!かけながら怒っても.........ふはっ!全然怖くねぇよ!アハハハハハ!!」
タクミは私の顔を見ながら爆笑してます。
周りの人も何事かとこっちを見てきた後に私を見て納得した顔をして微笑ましいものを見てる顔になります。
う〜///とても恥ずかしいです.........
「タクミがかけてきたからでしょ!!」
私はメガネを外した後にタクミをポカポカ叩く。
もう!私が恥かいたじゃないですか!
「わりぃわりぃ。冗談だよ、冗談。本当はこっちだ」
そう言って目の涙を拭いながら縁が黒の細い眼鏡を渡してくる。
「安直だけど銀って白っぽいから黒にしてみました」
ニシシと笑顔で言ってくるタクミ。
「ちゃんと選んでるなら初めからこっちを渡してください!」
「いやいや!リリス弄りしないと!」
「そんな事をしなくていいです!」
えー、楽しいぞ?と不満顔で文句を言ってくるタクミ。
こっちは周りの人から見られて恥ずかしいんですよ!
「で?どうすんの?俺はそれがいいと思うけど」
「え?そ、そうですね......。これにします」
「了解っ!買ってくるから貸して」
そう言ってそのままレジに向かって行くタクミ。
な、なんか流された気がするんですが......。
「よし!次はどこ行く?」
タクミは眼鏡を買ってくれてからお店を出た後次の行き先を聞いてくる。
「そうですね〜.........あっ!」
私は次のお店を探してるとアクセサリーが置いてあるお店を見つけて走り出す。
「わぁ〜!タクミ!タクミ!ほら綺麗ですよ!ほら!」
タクミの袖をグイグイ引っ張って綺麗なアクセサリーの並んでるショーケースの中を見せる。
「んな引っ張んなくても見えてるって」
「あ、すいません」
うっ......。少し興奮しすぎてしまいました。
ちょっとシュンっとなるとタクミが頭を撫でてきてくれました。
「別に怒ってないからそんな顔すんなよ」
タクミは小さい頃から私が落ち込んだり機嫌が悪くなるとすぐ頭を撫でてくれます。それだけで幸せな気分になっていつまでも撫でて欲しいと思います。
「は、はい///.........」
私の顔、絶対赤い。
公共の場でこんな事したらダメですが.........
ま、まぁちょっとくらいはいいですよね。
そう思って撫でられてると手を離すタクミ。
「んで、どれが気に入ったんだ?」
「え?そうですね.........あ!このイヤリング!可愛いです!」
私が指をさしたのは小さな透明の石がついたイヤリング。形と大きさが可愛いですね。
「欲しいのか?」
「んー.........。今日はいいです。また今度にします」
「いいのか?」
「はい。今日は他に行くところがあるので」
そう言ってお店を離れる私達。
あまり買ってもらっては気が引けますからね。
そんな風に色んなお店に入って楽しんでいると昼がちょっと過ぎた頃。
「もう昼すぎだな。リリス、腹減ってるか?」
「そうですね。丁度いい時間かもしれません」
「よし。じゃあどっか美味しそうな店は.........お!」
タクミは周りをぐるりと見渡した後声をあげ一つのお店を指差す。
「あの店でいいか?」
「え?はい。別に構いませんよ」
なんであのお店なんでしょう?
確かに可愛らしいレストランですけど.........ん?
あのレストラン何処かで.........
そう思ってるとタクミはどんどん進んでいってレストランに向かう。私は慌てて追いかけてレストランに入ると......
「いらっしゃいませ〜!なんめ......い.........」
ウェイトレス姿のミラさんがいました。
あ。思い出しました!このお店って確かにミラさんとアキオさんがアルバイトしてる所でした!
「よう、ミラ。バイト頑張ってるか?」
タクミは初めから分かってたようでミラさんに声をかける。
「タ、タクミさん!!なんでこんなところに!それにリリス先生まで!」
「ん〜?ここはレストランで今は昼時。何しに来たなんて決まってるだろ?」
タクミはニヤニヤしながらミラさんに話しかけてます。
はぁ.........。ほんと人の事からかうのが好きなんですから。
私は苦笑いしかできずにミラさんを見ると顔を真っ赤にしてプルプル震えてました。
知り合いに見られたくなかったんでしょうね.........。
「お〜い。ミラ〜?お客さん来たのか〜?」
すると奥から聞きなれた声が聞こえてきました。
「よっ!アキオ」
「おう!タクミ!それにリリス先生も!いらっしゃい!」
「こんにちは、アキオさん」
タクミは手をあげて軽く挨拶をし私はお辞儀する。
今のアキオさんは厨房のコックの格好です。
「アキオ。俺ら飯食いに来たんだがウェイトレスさんが案内してくれないんだよ〜」
タクミはニヤニヤしながらアキオさんに言う。
アキオさんはそれで全て察したようにタクミと同じようにニヤニヤしながら
「ミ〜ラ〜?今はウェイトレスなんだからお客様を案内しないといけないだろぉ?」
.........この2人。ミラさん弄りに関しては最強ですね。
ミラさんが可哀想です。さっきより顔を真っ赤にしてプルプル震えてます。
.........私も弄られ出る時はあんな感じんでしょうか?
そう思うと恥ずかしいですね.........。
「い、いらっしゃい......ませ。何名様......ですか?」
「2人だ」
「で、では席へご案内します。.........こちら......です」
ミラさんは顔を真っ赤にしながら接客してくれる。
頑張ってください!ミラさん!
「今度リリスにもウェイトレスさせてみるか.........」
「そんなことしません!」
何を言いだすかと思ってらどんだけ恥ずかしい事をさせるつもりなんです、この人は!
その間にミラさんは私達を席に案内してメニューを渡したらすぐにどこかにいってしまいました。
「別にみんなの前でやらなくていいよ。俺の前だけでやってくれれば」
「なっ!//」
な、なななな何言ってるんですか!そんなの余計無理です!恥ずかしすぎて死んじゃいますよ!
「ダメか?」
ぐっ!.........そんな捨てられそうな猫みたい顔でこっちを見ないでください!そんな......そんな目で見られたら.........
「.........ほ、ほんとに2人きりなら.........い、いいです」
「よっしゃ!サンキュー♪」
くっ!......あんな顔されたら断れないですよ............。
私が恨めしそうにタクミに目を向けますがタクミはニコニコとメニューを見てるだけでどこ吹く風でした。
はぁ.........。もういいです。なるようになるでしょう。
私はこの時の選択を後に後悔するとは今は知る由もありませんでした..................
レストランを出てまた買い物を再開。
今は午前に下見したお店にいって欲しいものを買っている最中。
ていうか本当にタクミが全て支払いをしてくれてます。
タクミはいつも先生頑張ってるご褒美と言ってくれてますがこれはちょっと気が引けます.........
「なんか甘い物食いたくなってきたな.........」
「え?」
「甘い物だよ。昼飯食ったあとデザート食ってなかったよなぁと思ってさ」
「そう言えばそうですね.........あ!じゃあ、あそこのクレープ買ってくるんで待っててください!」
「ん?俺が買ってくるからいいぞ?」
「いえ!これは私が買ってきます!」
私がそう言うとタクミは困った風に笑った後に
じゃあよろしくな。と言って荷物をもって近くのベンチに向う。
これぐらいは自分が出さないと申し訳ないです。
クレープ屋さんは比較的空いていてすぐ買えました。
「イチゴと抹茶を1つずつ下さい」
「はいよ!イチゴと抹茶1つずつね!」
お店の人はちょっとコワモテのおじさんでした。
その姿でクレープ屋さんってちょっと面白いです.........
「嬢ちゃん。デート中かい?」
おじさんはクレープを作りながら私に話しかけてきました。
「デ、デー......///ゴホンっ!い、いえ。違います。買い物です」
「あらら。そら残念。あそこのベンチに座ってるの彼氏と思ったよ。とてもお似合いだったからな!」
「なっ!お、お似合い.........///」
私とタクミがお似合い.........。周りからはそう見えているんでしょうか?それならとても嬉しいのですが.........。
「お?その反応は.........嬢ちゃん。あの兄ちゃんの事好きだな?」
「な、なななな何故それを⁈//」
「アハハハハハ!そんな分かりやすい反応されたら誰でも分かるぜ!」
ほ、本当ですか⁈もしかして周りにもバレバレかもしれないなんて.........。いえ、もしかしたらタクミにも.........。
「そんな嬢ちゃんにおじさんからサービスだ!」
そう言っておじさんはクレープのイチゴを多く入れてくれました。
「あ、ありがとうございます!」
「いいってことよ!頑張んな!」
「はいっ!」
いいおじさんに会えました!
それにしても私ってそんなに分かりやすいんでしょうか?
今度さりげなく聞いてみましょう.........
買い物も終わり今は2人で海の見えるベンチに座ってます。
日が傾いてきて海が朱くキラキラして綺麗です。
「今日はありがとうございました」
「ん?おう。気にすんな。俺も楽しかったしな」
そう言って優しい笑顔を向けてくるタクミ。
ああ、私本当にタクミの事好きです。
タクミの近くにいるだけで嬉しいですし安心できます。
「私達って会ってからどれぐらい一緒なんでしたっけ?」
「そうだなぁ〜。多分13年じゃね?」
何となく思った事を呟いてみると意外に返事をしてくれました。
「色々......ありましたね」
「ああ。色々あったな」
これかもタクミとずっと一緒に居られると幸せですね。
あの時の約束もありますし私もタクミを守るって決めましたからずっと一緒なんですけど.........。
その形が本当の家族なら更に嬉しいんですけど.........
「リリス」
そう思ってるとタクミが私に声をかけてきました。
「はい?」
顔を向けるとタクミは真剣な表情で
「改めて言うが.........。俺は絶対にお前より先には死なないし、リリスをどんな事からも一生守る。だから.........俺の事もリリスが守ってくれ」
それで死んだりするのは無しだぞ。と最後に付け足した後にリボンでラッピングされた箱を取り出してきました。
「ま、まぁその証というかなんというか.........そ、そういうものだから!ほら、受け取れ!」
そう言って顔を赤くしながら顔を背け箱を差し出してくるタクミ。
私は何も考えれずそのまま言われた通りに箱を受け取り開けるとその中には昼に見ていたイヤリングが入っていました。
「い、いつの間に.........」
「リリスがクレープ買ってる間に」
「あの短い時間で?」
「全力で走った」
「はぁ.........」
「や、やっぱりいらなかったか?」
何言ってるんですかね。この人は。
そんなの.........
「いらないわけ無いじゃないです.........。とっても嬉しいですよ!ありがとうございます!」
ああ、こんな事されたら更に好きになっちゃうじゃないですか。もうダメです。嬉しすぎです。
「タクミ。これ、つけてくれますか?」
「おう」
そういって私の耳につけてくれるタクミ。
付け終わった後ベンチから立ち上がりその場で回る。
「どうですか?」
「ああ。似合ってる。綺麗だ」
「ふふっ。ありがとうございます」
本当にタクミはやってくれますね。
もう絶対に離れません。ずっと側にいます。どんな時も.........。あ、そういえば
「タクミだけじゃ不公平ですね.........。なにか私からもあげないと......」
「別にいいぞ。俺が勝手にやった事だしな」
「それじゃあ私がダメです!」
んー。何かあげれるもの......。
あ。これなら......。いや、でも!恥ずかしいですし......。で、でもこれぐらいしか......。
よし!いきましょう!
「タクミ」
私はタクミに近づき顔を両手で包み込む。
キ、キキキキ、キスってどうするでしょう?
は、早くしないとタクミが逃げてしまいます!
も、もうこれは勢いでいくしか!
だんだん顔を近づけていく。タクミも抵抗する事なくそのまま待ってくれている。
こ、これってそういう事ですよね?し、してもいいって事ですよね?
「タクミ.........」
「リリス............」
あと5センチ......3センチ......。鼻が当たるぐらいまできてお互い目を瞑りあと少し......
「「「「うわっ⁈」」」」
ドサササササッ!
..................ん?
近づくのをやめてそっちを見るとアラタ、レヴィさん、アリンさん、セリナさん、ユイさんが倒れていました。
「いてて.........。よ、よう。2人とも。き、奇遇だな.........」
「そ、そうっスね〜。ほんと奇遇っスね!」
「ほ、ほんとですねぇ!こんな事ってあるんだ〜.........」
「ユ、ユイとお兄さんとアリンちゃんは途中からだよ!初めから居たのはレヴィちゃんとセリナちゃん!」
「なっ⁈裏切るっスか、ユイさん!しかも途中って言っても眼鏡屋さんから一緒だったじゃないっスか!」
「だ、だって〜!お兄さん助けて〜〜!」
「お、おい!俺を巻き込むな!」
「旦那様もノリノリだったわね.........」
「ア、アリン!余計な事を.........」
「そ、そもそもはセリナさんが後を付けるの続けようって言うから.........」
「そんな⁉︎レヴィさんだってタクミさんの弄るネタ欲しいからついてきたじゃないですか!」
「お、俺は止めたんだぞ⁈趣味悪いって.........」
「「アラタさんが一番ノリノリだったじゃない(っスか)ですか!!!」」
「そうね。旦那様が一番ノリノリだったわ」
「そうだよね〜!お兄さんが一番見てたよ〜!」
「お、お前ら〜!!」
「あなた達.........」
私は
「最期に言っておくことはありませんか?.........」
もう少しだったのに.........。もう少しでタクミと......。
「「「「すみませんでした!!!」」」」
「許しませぇぇん!!!!」
うわぁぁぁぁぁん!!
絶対に許しません!どれだけ勇気出したと思ってるんですか!
「旦那様。自業自得ね」
「アリン!今はそんな事言ってる場合じゃないぞ!命の危機だ!」
「レヴィさん!なんとかしてください!」
「無茶な事言わないでください!今のリリス先生は確実にタクミより強いっスよ!!」
「タクミお兄ちゃ〜ん♪」
「はぁ......。カオスだ......」
タクミが何か言った気がしますが気にしてられません!
今は目の前のおバカさんを打つのが先です!
「待ちなさぁぁい!!!」
後日、その日の私の写真が出回っていたのでタクミとの2ショット以外は全て燃やしてデータも消しました。
ありがとうございました!
定番ノリです。