今日は休日だ、俺が入ってから教団による襲撃が続いた上に上層部、作戦司令室を初めとする本部に教団員がかなりの量が入り込んでおり片っ端からカノンさんと悠利さんが処罰した結果2人が上層部を自由に出入りできるようになり会議にも出席出来るようなった事を初め色々改革された結果なんか休みになった
零さんの怪我は1日で治っていた、禍姫の回復力が凄いのか第9部隊が凄いのか
「暇だな、取り敢えず歩こうかな」
暇すぎたので散歩をする事にした、夏向さんと翔さんは教団幹部との戦いの報告をしに晄さんと共に行った
零さんは大人しくしていれば部屋に居るはず、大人しくしてるのかな
外を適当に歩いていると彩さんが壁に絵を描いているのを見つける、彩さんもこちらに気がついたようだ
「久しぶりだねぇ蒼空ちゃんどうしたのぉ〜?」
「少し散歩をしていた所ですね、その休みの日って何をしたらいいのかわからなくて」
「う〜ん、アヤはね絵を描いてるよ?瑠流ちゃんは花壇でお花の世話を良くしてるかな〜、星沙ちゃんは資料を見てるかプラネタリウムかお星さまの本を読んでるよ?」
流石は第7部隊、何ていうか趣味がキラキラしている
それより気にしない事にしていたが壁に絵を書くとか後で怒られそう、星沙さんをまた困らせるんだろうな
「ねぇ、何で休みなのに制服着てるの?」
ふむ、彩さんと服装を見てみると色鮮やかな服装だ
薄ピンクのシャツにカーディガンを羽織り下は動きやすさ⋯と言うか絵を描くのに邪魔にならないようにズボンを履いている
それに対して俺の服装は初期に配布された制服だ、しかも他の人達みたいに改造も何もされていない動きやすさを追求された無素地にして真っ黒
だが言い訳させてほしい、俺は前世は男だったから女子のお洒落なんて分からないし今世でもそんな事を知る前に拉致に近い形で禍姫の本部に連れてこられたのだ
そして近くの茂みからピンク色の髪の少女、花見 瑠流が飛び出してきた
「ぬわぁ〜はっはっは!面白そうな話を聞き即参上
私思ってたことがあるんだよね!蒼空ちゃんって小さいしふわふわの髪だしお洒落したら絶対に可愛いって」
やばいのが現れた⋯いや、この言い方は良くない第7部隊の皆も東京エリアで助けてくれた恩人だ
「ふっふっふ、暇?暇だよね!じゃあ商業地区に行こうね蒼空ちゃんに彩も」
「私も?アヤはね絵を描いてたいんだよ?」
「彩も!」
瑠流さんが俺と彩さんの手を引き歩き出す、いや力強いな振り払うつもりは無いが全力で抗っても引き離すことは出来なそうだ
彩さんは達観した目をしていた、2人で星沙さんを困らせてるイメージだっだが実際は瑠流さんに第7部隊全員が振り回されているのかな
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付いた、付いてしまった
なんというか派手だ、色とりどりの服が並んでいるのだがあのフリルとか絶対に動くのに邪魔だ
俺には縁遠すぎて場違い感を感じる
「さてと蒼空ちゃん!まずこれ着てみて」
付いてすぐ何処かに行っていた瑠流さんが1着の服を持ってきた⋯⋯黒色のワンピースに白色のフリル付きエプロンにひざ上までしか無いフレアスカートそしてもう片方の手にはカチューシャを持っていた
「瑠流さんこれは?」
「ん〜メイド服だよ似合うかなって、これ着てお帰りなさいお嬢様って言ってみて!」
凄いキラキラした目だ、お洒落は何処に行ったこれはコスプレだ⋯と言うかよく合ったなこんな物
お礼として着てあげるべきか、そして彩さんが服を持って戻ってきた
「ん〜?じゃあ次はこれ着てみてぇ〜」
彩さんの持ってきた服はフリルが凄い
「あの⋯それは?」
「うん?甘ロリとゴスロリの中間みたいな奴?何かね似合いそうだと思って持ってきたのぉ〜」
これは⋯⋯どうしたものかな、着てあげたい気持ちはあるんだけど恥ずかしい
スカート何て制服以外は着たことが無いそして口を開けようとしたら新しい声が聞こえてきた
「チッチッチ、わかってないよ第7部隊は蒼空ちゃんの魅力が分かってない」
「零さん何でここに?部屋に居るはずじゃ」
「暇だったからね、怪我も治ったのに心配し過ぎ何だよ
そして蒼空ちゃんの魅力それは意外性!私はボーイッシュ系を推すよ!」
「成る程それもまたアリですね、ではこうしましょうか1番蒼空さんが気に入る服を持ってきた人の勝ちとはどうでしょう?」
どうでしょうじゃない、翔さんと一緒に報告に行っていたはずなのに晄さんがやって来た
皆も驚いてる、零さんも一緒に驚いてる表情を見るに一緒に来たわけでは無さそうだ⋯⋯ちょっと待て禍姫がこんなにいるのに誰にも気づかれないとかやばいな、この人アンカーなのに戦闘職の禍姫に気づかれずに接近してきた事になる
「そしたら皆集めてみよっか、え~と夏向にメッセージを送ってと⋯⋯あっ返事来た」
「早いですね、私も若菜と白菜に聞いて見ましたが断られました⋯⋯何でも刹那さんが拡張のスキルの使い方を見てくれてるそうで、休みの日まで真面目ですねー」
「夏向は休みの日まで面倒事に巻き込まれたくないって酷くない?」
「アヤも星沙ちゃんに送ってみたらカノンさんに用事があるから来ないってぇ〜」
皆の行動力が凄い、でも夏向さんに星沙さん、若菜さんといったストッパーになれる人が来ないことが判明した
それから1人待たされる
「お待たせだよ、1番花見 瑠流!蒼空ちゃん試着してみて」
「分かりました」
結局着るのか、瑠流さんが持ってきた服は花柄のワンピースだ足元まであるタイプなので動きにくいがさっきのメイド服よりはマシだ
「着てみましたけど、どうですか?」
「あれ?なんか違う」
「ふむ、花柄は瑠流さんの趣味でしょう
蒼空さんの白い髪と色とりどりの花柄そこまでは良いですが蒼空さんの印象はどちらかと言えば儚い、それに比べ服が賑やかすぎます」
晄さんが意味不明な事を言い出した、一体晄さんには何が見えているのか
「次はアヤの番だよ、これ着てみてぇ〜」
彩さんの選んだ服はやっぱりフリルがあるが胸元やスカートの先端にごく少量、目立ちにくいが見れば印象に残るよう工夫されているようだ
「ほう、これは中々可愛らしいですね
恐らく可愛すぎれば蒼空さんに抵抗感が生じると考えワンポイントに絞る見事と言わざる終えません
更に名前が蒼空だからといって安易に水色等空に使われがちな色を避け紺色にする事も見事だわ、確かに蒼空さんは明るすぎると着るのを躊躇うだろうし暗めの色にしたのも評価出来ます」
「アヤそこまで考えてなかっけど」
だから晄さんは何なのだ、しかも彩さんまで困惑してるし
そして次は零さんの服だけど⋯⋯シャツにハーフパンツ、それとキャプ帽のみ色も茶色系統
それに対する晄さんの評価は「特に無いですね、強いて言うなら普通すぎますが、蒼空さんに対してはギャップを狙えます」だった
更衣室に戻り最後の服を手に取る、それを見て不思議に思いつつも着替え外に出て晄さんに聞いてみる
外に出た時に零さんは驚いていた、俺も動揺している
「晄さん⋯この服ってもしかして翔さんが?」
「ええ、翔いわく折角の第4部隊何だかららしいですよ
因みに零さんの服は夏向さんが預かっているみたいですね、何でもはしゃいで駄目にしそうだとか」
「そんな事しないよ!」
俺が着ている服は禍姫用の制服だった、しかし黒一色では無く白色と赤色そして空色のラインが静かに目立たたずに⋯でも確かに存在している
そして肩の部分には空色で肆の字が刺繍されていた
「因みに夏向さんは赤色、零さんは白色で肆の字がそれぞれ刺繍されているみたいですよ⋯⋯さてと、それでは私は帰ります」
「勝敗はどうするんですか?」
「蒼空さんは勝敗をつけられますか?皆が貴女の為に選んだ服に」
全ての服を改めて見るが、その通り俺には勝敗何て付けられない
最初から晄さんの目的はこれだけだったのか、それにしては変な品評をしていたが、そして振り返らずに晄さんは店から出ていった
「私も夏向のところ行ってくる、私の服!」
「アヤも行くね、絵を描いてる途中だったし
瑠流も行くよぉ〜」
「ぬうぇ、何で」
零さんは夏向さんの所に制服を貰うために帰っていった、そして彩さんと瑠流さんも
瑠流さんは彩さんに引きずられていったが笑顔なので本気で嫌がってる訳じゃなさそうだ、俺は新しい制服を着たまま少し歩く
そして出会った⋯⋯会いたかったけどもう会えない筈の人に
「久しぶりだね、お姉ちゃん
相変わらず小さいくてふわふわしてる見た目何だ」
俺と同じ白色の髪、だけど俺と違ってサラサラで癖毛1つ無い髪を腰まで伸ばしている
瞳も俺と同じで青色だった、声音や表情もあの時より成長しているが俺が見間違えるはず無い
でも死んだ筈だ、俺の目の前で確かに命を落としていた
「驚いてる?まあしょうがないよね、でも私は雲津過 夕陽はお姉ちゃんの目の前に確かにいるよ
お姉ちゃんはそっちに居るべきじゃない、私と一緒に教団に来て?大丈夫だよ私も教団幹部の1人で色欲の銘を貰ってるから、お姉ちゃんを守ってあげる」
俺はその言葉に答えられなかった