──蒼空side──
昨日は第7部隊、星沙さんに瑠流さん、彩さん達の部隊に何故か預けられていた⋯そして今俺は何故か零さんの膝上に座らせられ髪を弄られていた
昨日3人で何やってたか等は聞いてない、聞かれたくなさそうだったし
「ふふん、ツインテールにポニーテール、サイドに編み込みに迷うな〜」
「零、もうやめたほうが良いんじゃないかしら」
夏向さんが零さんにやんわり止めるように言った、多分俺は無表情になっているだろう何せ既に2時間を越える程に弄られてまくっていた
そこまで楽しいのだろうか人の髪をいじるのは
「ふわふわした髪質だし編み込みよりそっちを生かしたいかも⋯⋯だとすると三つ編みはなしだね、う〜ん悩む」
「聞いてないわね、仲良くなりたいと言いながら何をやってるかしらこの娘は」
「ん〜翔はどう思う?」
何故そこで翔さんに聞くのか、因みに翔さんは途中から気まずそうに顔を逸らし何らかの資料を見ていた
ページが捲られていないから読まずに眺めていただけだろう
「えっと、僕はどんな髪型の蒼空も可愛いと思うけどな
それより蒼空はどう?好みの髪型とか合ったかな?」
「えッ可愛いですか?でも私的には髪を切っても良いかなと思ってたんですが」
そう、ぶっちゃけ髪にボリュームがありすぎる無駄にふわふわしていて長いのだ髪が、色々試してみたが何故か滑らかにならずふわふわしだす、と言うかいきなり可愛いとか言われると動揺するから辞めてほしい⋯⋯いつもと同じ表情なので意図が読めないのが少し悔しい、何で悔しいんだ?まあいいや
それと分かっていたことだけど切ることに関して女性陣は微妙な表情をした、知ってたけどさ
「駄目だよ勿体ないよ、折角伸ばしてたんでしょ?」
「私も切るのには反対したい所だけど本当に切るのかしら?」
「言ってみただけで本当に切るわけじゃないですから大丈夫ですよ」
伸ばしてたのは原作の蒼空が伸ばしてたからだけど、言う必要はないか
でも可愛いのか、切らなくてもいいのかも知れないな⋯⋯可愛いと切らなくていいのか?
「夏向さんや零さんはいつも同じ髪型ですよね?変えないんですか?」
「私は伸ばして無いから基本的にはこのままよ、爆破の能力を使うのにナイフや小物に髪を仕込んだりしてるから伸びたら直ぐ切るわね」
成る程、夏向さんの髪が短いのにはそんな理由が合ったのか
零さんの方は
「だって自分の髪を弄っても余り楽しくないし、夏向は伸ばさないし⋯⋯それにポニーテールって私らしくない?」
「はぁ、成る程?零さんらしいですか」
髪型のらしさって何だろう難しい話だ⋯⋯あれ、つまり俺の髪を弄るのが目的になってる?夏向さんいわく仲良くなるためとか言ってたような
まあいいか、よく考えると禍姫の髪型は不思議だな、夏向さんと刹那さん、若菜さんはショートヘアで第7部隊の皆は長い髪を結ぶ事もしないでストレートに伸ばしている
儚さんは編み込みをしているが編み込みの位置は常に変わっている、白菜さんと晄さんはその日の気分で変えていた、カノンさんと悠利さんは背中の半ばまで伸ばし特にこだわりは無さそうだった
アネラスさんは恐らく髪を切るや整えることすらしてない地面に付くほど長かった
「零さん、他の人達はどうなんですか?」
「うん?ああ他の部隊の人達?何か皆は自分のスキルの使いやすさや動きの邪魔にならないような髪型にしてるみたいだから余り弄れ無いんだよね〜」
そんなものなのか、そして弄ろうとした事はあるのか⋯⋯あれ、余りと言った?つまり弄った事あるの?
ようやく満足したのか俺を降ろし離れる
「終わったの?ならこっちに来なさい」
呼ばれたので夏向さんの方に向かうが少し頭を撫でられ微笑まれた、もしかして幼い子供に見えてるのか?
「昨日はどうだった?丸一日他部隊にいた訳だけど」
昨日か結局昨日何をしていたのか教えて貰えなかったが言えないことくらいあるか、昨日何をしていたか
「えっと最初に彩さんと一緒に庭に出て絵を描いてました、その後は瑠流さんと一緒に花壇の手入れ最後に星沙さんと星座に関する話を聞いてましたね」
「そう、楽しかった?」
楽しかった、うん楽しかったのだ⋯⋯でも零さんの表情が絶望に染まっていた
「何で⋯夏向だけじゃなく第7部隊にも負けた」
負けたとは一体?何か勝負でもしていたのか
「く、こうなったら私も絵を描いて⋯⋯いや駄目だ、とするとパジャマパーティーだ!
夏向、蒼空ちゃん、翔もパジャマパーティーやろう!」
何か言い出した、いやこれはやばいな⋯⋯最近自分でも馴染みすぎて忘れるが一応俺の前世は成人男性だ、改めて考えると最近精神が幼くなってるな?
「僕はやめとくよ、流石に男が混ざるのは気が引けるし3人で楽しんでね」
翔さんが断った、夏向さんは別にどちらでも良さそうな雰囲気だ
俺も断りたいが何だどうやって断ればいいんだ?残念だが今の俺は女だ⋯⋯それに皆と一緒にいるのは何か最近暖かく感じる、断る理由無いな?じゃあいいや
「私は大丈夫ですよ」
「なら私も行くわ、所で場所と日時はどうするの?」
「というわけで第4部隊の女子組でパジャマパーティー開幕だ!時間は今から場所は蒼空ちゃんの部屋は大丈夫?」
俺の部屋か、まあ大丈夫の筈
「大丈夫ですよ、ただ食事の時に第9部隊の人が料理を置いていくので連絡しておきますね」
「第9部隊ね、ああ蒼空専用の食事を作ってるのはあそこだったわね、それじゃあ連絡は任せるわ
それと零、まだ昼だから今からは無理よ」
「くッ、なら6時に再集合これでどう?」
「その時間ならまあいいわよ、というわけで翔、ここまでにしておく?それとも他に話しておく事あるかしら?」
「いや今の所は何もないね、だからここで解散にしようかな、また明日ね皆」
そして翔さんは部屋から出ていった、とすると俺も一旦部屋に戻って片付けをしようかな⋯⋯いや掃除も第9部隊の人がやってたな、もしかして時間までやること無い?そもそもパジャマパーティーって何をするんだ?
「私も一旦帰るわ、またね」
「じゃあ私もー、蒼空ちゃんまた後で」
2人も去っていった、パジャマパーティーとは未知の行事だ何を準備すればいいんだ?