暑苦しいせいで目が覚めた、体が何かに拘束されているのか動かしにくかった為原因に目を向けると零さんに抱き締められていた⋯⋯ふむ何か幸せそうな寝顔だし起こすのも申し訳ないのでいったんそのままにする。
「あら、起きたのね」
声がしたので視線をずらすと夏向さんはもう起きていたらしい。
何故俺はベッドではなく床に寝ていたかというと、お客さんに床で寝させて自分だけベッドは嫌だったのだ。
なので結局皆で床に寝ることになったのだが最初は暑苦しいと思ったが零さんだと分かったら暖かく感じてきた。
「もう少し寝ていてもいいのよ?まだ日も昇ってないのだし」
「夏向さんは寝ないのですか?」
「そうね、でも1人くらい起きてないと遅刻するかもしれないでしょ?」
「なら私も起きてます」
「大丈夫だからもう少し寝てなさい」
頭を優しく撫でられ、更に零さんの温もりにより眠気がまた襲ってきて瞼が落ちていった。
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その後は結局寝てしまい、零さんと共に夏向さんに起こされ準備を軽くし、外を歩いていた途中に瑠流さんに出会った。
「ぬ?朝早くから零と蒼空を見るなんて、どうしたの?」
「ふっふっふ、聞いて驚け何と私達第4部隊はパジャマパーティーをしていたのだ!」
「ぬわ!ずるいよ何で誘ってくれなかったの!」
「何でも何も貴女は違う部隊でしょ、彩とか誘ってみたらいいじゃない」
「彩も星沙もパジャマパーティー何てしてくれないんだよ、彩はそんな時間があるなら絵を描くし星沙は天体観測しにどっか行っちゃうし」
瑠流さんと出会って一気に騒がしくなってきた、それにしても第7部隊の人達なら多分誘ったらくると思う⋯⋯途中で自分の趣味を優先してどっか行く可能性はかなり高いが。
そもそも瑠流さん自体大人しく会話を楽しむなら動いてる方が好きなタイプだからパジャマパーティーが成立する可能性は限りなく低い
「ぬー、まあいいや私は花壇に用事があるからまた後でね〜」
「何だったのかしら、朝からテンションが高かったわね」
来たと思ったら唐突に居なくなってしまった、流石は第7部隊のメンバーだ。
「まあいいわ、行くわよ零、蒼空」
「はーい、そろそろ何かの作戦が発表されるのかな?最近は何にも無かったし」
「どうかしら?幹部が入り込んできた件もあるし、まだ分からないわ」
「所で1つ気になったんだけどさ、何で夏向は自然と蒼空ちゃんと手を繋いでるのさ」
確かに気にして無かったが手を繋いで寮からここまで歩いてきていた、あまりにも自然すぎて手を引かれるままだったのだが確かに何でだ?
「あら、蒼空は嫌だったかしら?」
「嫌じゃ無いですけど確かに不思議ですね、夏向さんどうかしましたか?」
「何となくかしらね、所で1つ気になってたのだけど聞きたい事があったの嫌なら答えなくていいわ」
夏向さんが俺に聞きたいこと?そう言えば俺って言ったの聞かれてたっけそれかな?
「大丈夫ですよ、なんですか?」
「貴方のスキルの事だけど、スキルは吸収よね?翔に聞いたのだけど禍深度は確かに治癒出来てるのだけど禍霧を吸収したにしては少ないみたいなのよね。
貴女が吸収したものは一体どうなってるのかしら」
確かに不思議だ、今まで禍霧やフリュイドと水を吸収して頭痛や吐き気が襲ってきた事はあるがその後は特に何ともないのだ。
「わかりません、あのごめんなさい」
「謝らなくていいのよ、少し気になっただけだから
スキルの効果と言われれば結局そこまでの事だしね」
「うーん、ねぇスキルと言えば何だけど私の氷も私自身は冷たくないし夏向の爆破も自分は火傷しないんだよね?」
「そうよ、スキルに関しては考えるだけ仕方ないのかもしれないわね」
不思議だ零さんの氷は冷たく感じるし、夏向さんの爆破も焦げ跡が残ったりしてるのに本人には影響しない。
つまり俺の吸収もそんな感じなのか⋯⋯もし違ったとして知ってるとしたら教団員になるのか。
「夏向さん、夕陽に聞けば私のスキルについて分かるかも」「駄目よ」「うっ」
「うん、私もそれは反対かな〜てね」
言ってる途中で言葉を被せられた拒否された、もしかして教団員としての夕陽を知ってるのかも知れないけど何で俺に教えてくれないんだろう。
でも仕方ないのかもしれない、俺はきっと夕陽の事をきちんと判断出来ないと思う。
だったら皆に任せた方がいいのか、でも俺は⋯⋯
「この話はここまでにしましょうか、ごめんなさい私がスキルの話を振らなければよかったわね」
「あっいえ私の方こそごめんなさい、そうですよね夕陽は教団幹部ですから」
「そういう事じゃないけど」
「零、余計な事は言わなくていいわ」
やっぱり俺には話せないことがあるのか、気にしない事にしたいが俺はやっぱり
繋いでいた手が少し強くなった。
「大丈夫よ、いい?今は話せないだけで必ずいつかは話すわ
だから今は私達に任せて、私達を信じられない?」
「ううん、皆の事は信じられます」
「そう良かったわ」
そして頭を撫でられた、本当に最近はよく頭を撫でられる⋯⋯だけど嫌じゃない。
「むーまた2人が仲良くしてる、私も撫でる!」
「あら、零は朝に抱きついていたじゃない」
「寝てたから分かんないんだよ!起きてる時にやりたいの!」
起きてる時に抱きつかれるのは流石に恥ずかしいから止めてほしいと思ったが、よく考えれば膝上に座らせられたりしてるから今更か?
そもそも恥ずかしいと思って直ぐに心地よさに変わりそうな予感もする。
どうやら俺は人との触れ合いで心が落ち着くようになってきたみたいだ⋯⋯子供か?俺は
「どうしたの?そんなに表情を変えて」
「いえ、私って精神的に幼くなってるような気がしていて」
「ああ、成る程ね
多分だけど今まで1人で過ごしてきた反動じゃないかしら?
そもそも本来なら感情を育てる筈の年齢で管理されていたからその反動じゃないかしら?」
そんなものか?俺には前世の記憶がある、しかも社会人として働いていた、つまりは精神年齢は高いのだ。
それでも幼くなるものか?
「うーん、私は少し違うと思うけど」
「あら、じゃあ零はどう考えてるのかしら」
「私的には、寂しい時間が多かったからじゃない?
ほら、1人でいた後は誰かに抱きつきたくなるでしょ?きっとそれと同じだよ」
「それは貴女だけ、1人でいたからといって普通は抱きつかないわよ」
ああ、たまに翔さんに抱きついたりするのは驚かす為だけじゃなかったのか。
で結局のところ俺はどうなんだ?誰かに触って貰うと落ち着くが自分から抱き着こうとは思わないし、零さんの考えとは違うような分からない。
「結局は予想に過ぎないわ、でもきっといい傾向なんじゃないかしら蒼空にとってはね」
「そういうものですか?幼いよりはしっかりしてた方が良いような?」
「最初にあった時は本当に不安定に見えたのよ、今はあの時よりは安定してきてるように見えるわ」
ふむ、周囲から見るとそう見えるのか。
俺からしたらよく分からないが、これに関しては俺より周囲の判断の方が正確だろう、俺自身には判断がつきにくいことだからな。
「そうですか、私自身じゃやっぱり分からないですね」
「そんなものよ、自分の事は自分では分かりにくい事の方が多いわ
話すぎたわね、隊室に向かいましょうか」
「はい」
あれ零さんが静かだな、零さんの方を向くと拗ねていた
何でだろうと思ってると夏向さんと繋いでる手と逆の手を繋いできた。
「私も繋ぐ、それじゃ皆でレッツゴーだよ」
「仕方ないわね」
「はい、行きましょう」
俺達は手を繋ぎ第4部隊の隊室に向かい歩いて行く
他で。を付けてほしいとコメントがあったので付けてみました、読みにくければ無くします