「………断る」
「ええ!?なんでよ!?」
目の前で大袈裟に驚いているのは赤目の女…カルメン
このロボトミーコーポレーションの始まりにして元凶
次回作のライブラリーオブルイナでも妖怪”ねじれ誘発ASMR女”として八面六臂の活躍をする一言で言うとキチガイである
(絶対入るもんか…こいつのいる研究所は最後調律者にぶち殺されるじゃねぇか)
そう…こいつらは全員死ぬしなんなら脳みそほじくり返されて生きた箱にされる
んなのごめんだ馬鹿野郎
(まぁ…ロボトミ終わってさたら全世界ねじれ化計画起こるんだけどさぁ…)
かと言って司書になるのも現実性が低い
9人いるセフィラ…彼らの地位を奪うなんてできっこない
「というか…さっきから後ろの赤いお姉さんはなんで睨んで来るんですか?」
カルメンの後ろにはロボトミではお目にかかれなかった全盛期のゲブラー…もとい「赤い霧」であるカーリーが佇んでいた
その目は鋭く、まるで獲物を観察しているようだ
「……お前、中々やるな。カルメン。こいつを仲間に入れるのは賛成だ」
「やっぱり!ね?カーリーも言ってるしさ!入ろう?」
カーリーも賛成したことで更に押しを強くしてくるカルメン
だが、絶対に入るつもりはない
「絶対に断る」
「もーなんでよ!」
プンスコと怒るカルメンを横目にカーリーの方を見る
カーリーはもはや戦闘の意志を隠すのを辞めたのか腰に帯刀している大剣に手をかけている
ゲントも背中に背負っている大剣に手をかける
「え?カーリー?なんで剣を抜いてるの?え?貴方も?」
カルメンがじりじりと後ろに下がっていく
そして…カルメンが巻き込まれない場所まで下がった時、2本の大剣がぶつかり合う
(ッ!?強っ!?)
吹き飛ばされたのはゲントの方
そのまま後ろの壁を粉砕して更に後ろに飛んでいく
「フンッ!」
瓦礫の向こうからカーリーが接近してくる
瓦礫をカーリーの目の前に投げて気を逸らそうとするが、大切断によって逆に瓦礫が礫のように飛んでくる
「うわっ!?」
瓦礫を避け、突進してきたカーリーの大剣を受け流す
カーリーはその勢いを利用して足技で首を絞めてくる
うおっ…カーリーの太腿太っ…
「ぎゅっ!?」
「てめぇ今変なこと考えたろ?」
太い太腿で首を絞められる
筋肉質だが程よい柔らかさの太腿で首が段々絞められていく
「…っおらぁ!」
「ほぉ?」
身体を無理に動かしてカーリーを吹き飛ばす
カーリーは吹き飛ばされたはずなのい綺麗な姿勢で地面に着地する
「お前…名前は?」
「…ゲント」
「ゲント、中々やるな。お前ならついてこれるかもな」
大剣を収めるカーリー
カーリーはカルメンに目配せすると隠れていたカーリーがひょこっと出てくる
「ほら!特色の赤い霧からもお墨付きをもらったし!早速行こう!」
カルメンの合図に合わせてカーリーが目に見えない速度で動き始める
油断していたゲントは布でグルグル巻きにされて肩に担がれる
目も塞がれ、ただ何かに揺られる
「ほら着いたぞ」
カーリーの声が聞こえて目の布が取られる
久しぶりの光に目が眩み、頭がくらくらとする
段々慣れてくると白い外壁の見慣れない施設が前にはあった
「ようこそ!私の研究所に!」
施設の前で手を広げるカルメン
どうやらL社の前身である研究所に連れてこられてしまったらしい