魔法科高校のSAO   作:せらまり

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悪夢の始まり

2093年 司波宅

 

「お兄様、ナーヴギアが欲しいです。」

 

いきなりの頼みごとに、達也は混乱する。

 

「ソードアートオンラインがやりたいのです。」

 

「いや、そうは言ってもだな…」

 

達也が困っているところに、連絡が入る。

 

「…牛山さんからだ。…………ナーヴギア!?」

 

今ちょうどその話をしていたから、さすがの達也も驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 ―フォア・リーブス・テクノロジー 開発第三科―

 

「御曹司、これです。」

 

「…何故二個も?」

 

「なんかテスト用とかなんとかで、アーガスから送られてきたんですよ。」

 

ご丁寧にソフトもついていた。

 

「ソードアートオンライン、ねぇ…」

 

「どうします?御曹司。」

 

まあでも、深雪もやりたがっていたし、好都合かもしれない。と、達也は思い、

 

「わかりました。俺と深雪でテストしてみます。」

 

「本当ですか!?危なくないですかい?」

 

「まあ大丈夫でしょう。深雪には俺がついています。それに、ここでテストさせてもらいますしね。」

 

「そうですかい。では、そうしましょう。」

 

 

 

 

 

 

その夜、深雪が喜んだのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、達也と深雪は、FLTに来ていた。その日がSAOの正式サービス開始日だった。

 

「では二人共、楽しんできてくださいね。」

 

「はいっ!」

 

「…はい。でもあくまでもテストですからね…」

 

それが、デスゲームになってしまうことなど考えもせずに…

 

 

 

「「リンクスタート!」」

 

 

 

 

 

 

「これは…すごいな…」

 

目の前に広がるのは、現実世界とは異なった世界。

 

「これが、ソードアートオンライン…」

 

達也は素直に驚いていた。まさかこんなにリアルだとは思ってもいなかったのだ。

 

「お兄様…?」

 

「ああ、深雪……?」

 

二人はお互いに見つめあっていた。それもそのはず。現実世界の顔とはあまり似ていなかったからだ。

 

「…これにもなれないとな…」

 

「そうですね…」

 

なんとなく変な空気になりかけたので、達也は話を変えて、

 

「深雪、取り敢えずフレンド登録をしておこう。」

 

「わかりました。」

 

フレンドリストに表示されたネームは、miyuki

 

「…名前をそのまま登録したのか…」

 

「はい。…いけませんでしたか…?」

 

「そんなことはない。いい名前だ。ミユキ。」

 

「……そんな…お兄様…いい名前だなんて…素敵だなんて…」

 

「?もしも~し、ミユキ?」

 

「ふふっ、すみません、お兄様。そういえば、お兄様の名前は…」

 

「tatsuにしておいた。」

 

「まあ!お兄様だって、一文字ぬいただけではありませんか!」

 

「あ、そうだった。」

 

二人は笑いあった。

 

「…ところでこれからどうしたらいいんだろうな。」

 

「そうですね…」

 

達也は近くにいた奴に話しかけてみた。

 

「すまない、少しいいか?」

 

「あ、ああ。なんだ?」

 

「俺たちこういうゲームはあまりやったことがないんだ。どこで何をしたらいいのかなど、教えてくれないか?」

 

その少年は少し迷うような素振りを見せたが、

 

「ああ。いいぜ。」

 

承諾してくれた。

 

「すまない、ありがとう。」

 

「俺はキリト。お前は?」

 

「俺は達y…タツだ。」

 

「よろしくな。」

 

「ああ。」

 

「それでタツ、その女の子は?」

 

「妹だ。」

 

「い、妹!?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「そ、そうか…」

 

「はじめまして。ミユキと申します。よろしくお願いしますね。キリトさん。」

 

「ああ、よろしくな。」

 

タツヤたちはキリトの案内の元、武器を選んだ。タツヤが片手剣で、ミユキは細剣にしていた。

そして三人はフィールドへ出て…行く最中に呼び止められた。

 

「おーい、そこのひとたちー!」

 

「俺たちか?」 キリトは答える。

 

「そそ!もう外に向かってるってことは、あんたらβの人たちやろ?」

 

「いや、俺達は違う。俺達もこの人にいろいろ教えてもらっている。」

 

「そうなのかー!…って、この美しい女性は誰だっ!」

 

「俺の妹だ。」

 

「い、妹!?」

 

「…そろそろ行きたいんだけど。」

 

キリトの一言に、タツたちも話を中断した。

 

「おっと、すまんすまん。自己紹介まだだったな。俺はクラインだ。よろしくな!」

 

「俺はキリトだ。」「タツだ。」「ミユキと言います。」

 

そしてクラインも曲刀を買った。

 

 

 

フィールドに出て、キリトから戦い方をレクチャーしてもらう。

 

「ふごおおあおあおおおっ!」

 

クラインが青イノシシの突撃を股間に食らって悶絶している。

 

「大丈夫だよ。痛みはないから。」

 

「ぐおおおお…あ、そうだったな。けどよぉ、なんかな…」

 

「アハハ、変な奴だな。」

 

「キリト、そのソードスキルってやつはどうやって発動させるんだ?」

 

「うーん、なんて言えばいいのかな…刀をスキルが発動する位置に持っていって、それをシステムが感知するから、あとは、シュッ、ズパァーンッ!ってかんじかな。」

 

「…シュッ、ズパァーン…か…。」

 

言われたとおり、刀を肩の位置に持っていく。すると、刀身が赤く輝き出す。そして、

 

 ズバァァァァン

 

青イノシシに命中し、それはポリゴン片になってきえた。

 

「ほお、なかなか楽しいな、これは。」

 

「おおー!すげぇぜこれは!!」

 

「やりました!お兄様!」

 

他の二人もできたみたいだった。

 

「キリト、このゲームに魔法はないのか?」

 

「無いな。魔法はもう現実でも実用化されているし、何より、自分で戦ったほうが楽しいだろ?」

 

「へっ、どうかんだぜ!」

 

「だろ!このゲームはこの剣一つで生きていけるんだ!」

 

「たしかに、そうだな。」

 

「どうだ、タツ、まだまだ行くか?」

 

「そうだな、そうしたい…んだがな、一旦休憩しようか。」

 

「おうそうだな!俺、腹減ってよおー…」

 

「ふふふ、クラインさんっておもしろいですね。」

 

「へへっ、ありがとよ。俺、一旦落ちるわ。5時半に熱々のピザを注文済みよ!」

 

「無駄に準備いいな…」

 

「へへっ!じゃあまた後でな。…………っと、あれ?ログアウトボタンねえぞ?」

 

「よく見てみろよ。こうやってここに………ない。」

 

「だろ!おかしいぜ…」

 

「…そんなことより、いいのかクライン、いま5時25分だぞ。」

 

「……!?!?あぁぁぁぁっ!!オレサマのシーフードピザとジンジャーエールがぁぁあっ…」

 

「さつさとGMコールしろよ…」キリトは言った。

 

「それはもう試したんだけどよぉ…反応ないんだわ。…まあサービス開始初日だしな。こんなバグもつきものだろ。」

 

「いや、それはおかしい。だってログアウトができないんだぜ。最低でも全員を強制ログアウトして、緊急メンテナンスをして、謝罪、くらいするだろ。それなのに…」

 

  ボーンボーンボーンボーン

 

鐘がなった。それと同時に、どこかへ飛ばされるような感覚がみんなを襲う。もうSAOがデスゲームと化しているなんて、誰も想像しないまま……

 




下手ですいません…
更新は不定期です。あしからず。
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