1. 基本プロフィール
項目 設定
名前 シューレ・ショット
性別 女性
出身 流星街
念系統 放出系
所属 ハンター協会側・ネテロ派寄り
ハンターライセンス ゴンたちより約5年前に取得
主な知人 ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ビスケ、ネテロ
性格・人物像
* 飄々としていて、気まぐれ。
* 普段は軽い口調で、余裕のある態度を崩さない。
* 「〜ですわ〜」「〜ですわね〜」といった柔らかな言い回しを多用する。
* 自分の実力や攻撃の威力を、周囲ほど深刻に捉えていない。
* 強さや災害級の破壊力を、本人基準で普通のこととして扱う。
* 他人の成長や反応を楽しむ一面がある。
* ただし、他人を壊したいわけではなく、相手の成長や安全も大切にしている。
特に、強い人物が自信を持って挑戦し、工夫して希望を見出し、それでも新たな壁にぶつかって苦戦する姿を好む。
単に相手を苦しめたいのではない。
相手が考え、挑み、成功し、失敗し、もう一度立ち向かう。その一連の過程を楽しんでいる。
そして、相手が本当に成功した時には素直に褒める。
2. 戦闘能力
基本的な戦闘スタイル
シューレは放出系能力者であり、銃器を模した両手から放つ念弾を主力とする。
本人の考えは非常に単純。
「撃てば済みますもの」
近接戦闘も得意だが、わざわざ接近戦を選ぶ理由がないため、基本的には射撃を優先する。
射撃能力
使用する手 能力名 特徴
右手 リボルバー 高威力の単発攻撃
左手 ショットガン 広範囲への攻撃
両手 スナイパー 高貫通力の精密射撃
発動時の口上は以下の通り。
* 「アタシの右手はリボルバー!」
* 「アタシの左手はショットガン!」
* 「アタシの両手はスナイパー!」
口上を省略して「リボルバー」「ショットガン」「スナイパー」とだけ言うことも可能。
ただし、その場合は威力が低下する代わりに発射速度が上がる。
最大火力
本人が示した全力射撃の威力は、以下の通り。
能力 想定される攻撃結果
全力リボルバー ウボォーギン級の肉体3人が縦に並び、全員が念を防御に集中していても貫通・撃破する
全力ショットガン ウボォーギン級の肉体15人が5人×3列で並び、全員が念を防御に集中していても撃破する
全力スナイパー ウボォーギン級の肉体10人が縦に並び、全員が着弾点に念を集中していても貫通する
なお、シューレ本人は全力射撃をあまり好まない。
理由は単純。
「反動で痛いから【ちょっとだけ】イヤ」
普段は必要に応じて出力を調整している。
肉弾戦
シューレの近接戦闘能力は、単純な腕力だけではない。
通常の本気の拳撃が、ウボォーギンの本気の攻撃に匹敵するほどの身体能力を持つ。
さらに、技術面も非常に洗練されている。
* 必要最小限の動きで攻撃を回避する。
* 手のひらや前腕で攻撃を受け流す。
* 相手の重心を崩す。
* 相手自身の勢いや動きを利用して投げる。
* 接近戦で相手の攻撃動作を制限する。
* 複数人を相手にする場合、位置取りによって連携を崩す。
念による身体強化と高度な体捌きを組み合わせている。
かつてウボォーギンの「ビッグバンインパクト」を真似し、本人の攻撃よりも直径が2倍以上あるクレーターを作ったことがある。
本人の感想は、ほぼ「ちょっとやってみよ」。
3. 生来の左目の能力
『The pain』
シューレが生まれつき持っている特殊な左目の能力。
通常の一つの眼球とは異なり、無数の小さな目のようなものが集まった構造をしている。
それぞれの目が人間の目と同じように視覚を持ち、脳と繋がっている。
そのため、普段は左目を閉じている。
理由は、開いた場合に膨大な視覚情報が脳へ流れ込み、脳が耐えられなくなるため。
本人はこれを、あまりにも当然のことのように説明する。
「……じゃないと、冗談抜きに、脳が焼き切れちゃう、から……」
効果
左目を開くと、無数の小さな目がそれぞれ動き始める。
そして、赤い光を放つ。
その光を見て目が合った相手は、凄まじい苦痛を感じる。
単なる肉体的な痛みではなく、対象は本能的に、
「この苦痛から逃れるには、死ぬしかない」
と感じるほどの精神的・感覚的な苦痛に襲われる。
過去には、訓練を妨害した賞金首たちに使用し、全員を意識喪失させた。
使用後の代償
この能力には、極めて重い反動がある。
使用後、シューレは三日間にわたって激しい頭痛に襲われる。
本人の表現では、
「イバラのツタが脳みそを締め上げているような」
痛み。
さらに頭痛に伴う吐き気があり、眠ることもできない。
単なる不快感ではなく、日常生活にも大きな支障が出るほどの苦痛である。
そのため、シューレはこの能力を極力使いたがらない。
ただし、仲間の命が危険にさらされた場合には、自分が苦しむことを承知で使用する。
実際にゴンたちを守るために使用した際には、直後から立っていることも難しくなり、レオリオやビスケの助けを必要とした。
喫煙との関係
シューレが煙草を吸う理由は、単なる嗜好や格好つけではない。
左目の使用後に経験した三日間の苦痛を思い出し、その記憶に圧倒されそうになることがある。
その際、呼吸が浅くなったり、手が震えたりする。
煙草に火をつけ、吸い、煙を吐くという一連の動作によって、目の前の感覚に意識を集中させ、現在に戻ろうとしている。
煙草は苦痛を治すものではなく、健康的な解決策でもない。
それでも、本人にとっては切実な対処手段になっている。
レオリオはその事情を知り、ただ禁煙を迫るのではなく、別の対処方法も一緒に探そうとしている。
4. 極限の念能力
自身の全てを賭ける最終手段
シューレが用意している、最終手段となる念能力。
通常の射撃能力とは異なり、文字通り自分の全てを一撃に賭ける。
制約
「人としての未来を全て捨てて、ここで終わってもいい」
誓約
「この一撃に、命を含めた【文字通りの全て】を賭ける」
賭けるもの
* 命
* 身体
* 念能力
* オーラ
* 記憶
* 意識
* 過去の経験
* 自分自身の人格やアイデンティティ
* これから先の人生や可能性
何が失われるかは選べない。
命を失うかもしれないし、命だけは残るかもしれない。
記憶を失うかもしれないし、身体や念能力を失うかもしれない。
あるいは、自分が自分であることすら分からなくなるかもしれない。
能力の特徴
* 一度きりの全力攻撃。
* 自分の全存在を賭ける。
* 発動後に何が起こるか、本人にも分からない。
* 攻撃の威力や効果も未確認。
* 使用後に何が残るのかも分からない。
* 成功する保証もない。
この能力は、単純に強力な攻撃を放つためだけのものではない。
シューレ自身が、追い詰められた時に安易に自分の命を賭けないようにするための、自分自身への脅しでもある。
「まあ、極端に最悪な場合のやつですわね〜。ある種、死にたくなければ使わずに対処できるうちに済ませろ、という『自分への脅し』のような物ですわ」
試し打ちについて
ビスケから試し打ちをしたか尋ねられた際、シューレは「していない」と回答。
理由は、能力の成立条件そのものが「文字通りの全てを賭けること」だから。
少しだけ試す、出力を抑える、安全な場所で試射する、といった選択肢は最初から存在しない。
この説明をする際には、普段の軽い笑顔とは違う、鋭く冷たい半笑いを見せる。
「少しだけ試す、ですって? 文字通りの全てを賭ける、と決めた能力に? 何を少しだけ残して試すおつもりなのかしら」
なお、最終攻撃の具体的な能力名や攻撃の仕組み、威力などはまだ確定していない。
5. 幻影旅団を五秒で再起不能にする能力
最終攻撃とは別に、シューレは幻影旅団を相手に、五秒以内に全員を念能力者として再起不能にできると明言している。
これは殺害を目的とするものではない。
相手の身体機能や、念を扱うために必要な神経・身体の働きを破壊し、念能力の使用や戦闘継続を不可能にするもの。
単に気絶させる、念を一時的に封じるというものではない。
* 念を扱う身体機能を恒久的に損傷させる。
* 念の制御に必要な神経系にも影響を与える。
* 身体的な戦闘能力も損なう。
* 生存しても、二度と念能力者に戻れない可能性がある。
* 日常生活にも介助が必要になるほどの後遺症が残る可能性がある。
つまり、相手を殺さずに、戦士としての人生を終わらせることができる。
この能力も、シューレの技術と精密な制御を示すものとして扱う。
※全てを賭ける最終攻撃とは別の能力である。
6. ゴンたちとの関係・訓練
ゴン、キルア、クラピカ
シューレは気まぐれに、三人を半年間訓練したことがある。
本人の基準では「優しめ」。
しかし、三人にとっては非常に過酷な訓練だった。
五か月目には数秒間シューレの攻撃を回避できるようになり、六か月で一区切りとなった。
その後、シューレとの気軽な模擬戦を避けるようになるほど、三人は彼女の訓練を身をもって理解した。
ビスケとの一時間追いかけっこ
シューレはゴン、キルア、クラピカ、ビスケを相手に、一時間の追いかけっこを行ったこともある。
本人にとっては「普通の運動」。
その実態は、全力疾走を一時間続けるというものだった。
ビスケもシューレの「普通」が普通ではないことを改めて認識した。
レオリオの一年間の訓練
レオリオから訓練を頼まれた際、シューレは彼が前衛型よりも支援・治療方面に適性があると判断。
そのため、一年間のゆっくりした訓練計画を組んだ。
ただし、シューレ基準の「ゆっくり」は決して楽ではなかった。
ビスケの魔法美容師による回復・ケアが重要な役割を果たした。
その後の一年間の訓練
さらに、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ビスケを対象に、もう一年間の訓練を実施。
本人の表現では、
「シューレ基準で『ちょっと厳し目』」
訓練内容は以下の通り。
1. 山の麓を二時間、シューレのペースで走ってついていく。
2. ランダムなタイミングでリボルバーやショットガンを使う基礎訓練。
3. 同じくランダムな射撃を含む実戦訓練。
4. シューレから逃げる鬼ごっこ形式の回避訓練。
ただし、安全面については厳格なルールが存在する。
* 射撃は指定された訓練区域内のみ。
* 宿泊・食事・休憩場所では絶対に撃たない。
* 致命的な威力にはしない。
* 頭、首、心臓などへの直接命中を狙わない。
* 周囲の人間や他の訓練生を確認してから撃つ。
* 危険がある場合は撃たない。
* 停止合図があれば即座に中断する。
* 負傷や体調不良、部外者の侵入があれば中断する。
* 参加者には事前に射撃訓練があることを説明する。
* 出力は段階的に上げるが、致命的な威力にはしない。
* 命中したり回避に失敗したりした場合は、まず負傷の有無を確認する。
* シューレが独断でルールや出力を変更することはない。
彼女の考えは明確。
「ワタクシ、皆さんを強くしたいのであって、壊したいわけではありませんわ〜」
7. シューレの不気味さ
シューレの最も特徴的な部分の一つ。
それは、恐ろしいことを話す時にも、ほとんど平静さを失わないこと。
特に、自分の死や記憶喪失、人格の喪失といった事柄についても、日常の話題と同じような調子で説明する。
ただし、感情がないわけではない。
* 自分の人生を大切に思っている。
* ゴンたちとの思い出を大切にしている。
* 記憶を失いたくない。
* 自分が自分でなくなることも望んでいない。
* 自分の命を粗末にしたいわけでもない。
それでも、それらを失う可能性について語る時だけ、あまりにも静かである。
例えば、自分が記憶を失った場合について、
「その場合は、初めまして、と申し上げるのでしょうね」
と答えられる。
さらに、自分自身が何者だったか分からなくなった後についても、
「分からなくなった後のワタクシに、聞いてみないと分かりませんわね」
と平然と答える。
周囲が動揺していることは理解している。
それでも、同じように動揺する必要があるとは考えていない。
この平静さは、冷酷さや自暴自棄とは違う。
大切なものを大切だと分かっているのに、それを失う可能性を語る時だけ、あまりにも静かすぎる。
そこがシューレの不気味さである。
8. 主要人物との関係
人物 関係・反応
ゴン シューレの訓練を受けた。彼女を信頼し、記憶や自分自身を失わないでほしいと願う
キルア シューレの危険な考え方に敏感。自分を犠牲にするような判断には強く反発する
クラピカ シューレの能力や制約を論理的に分析する。彼女の覚悟の危険性を理解している
レオリオ 彼女の健康や身体を心配する。特に左目の反動や喫煙の事情を知ってからは、医療的な視点で支えようとする
ビスケ シューレの能力や身体能力を理解し、訓練にも協力する。危険な考え方には厳しく叱る
五人とも、シューレの実力を認めている一方、彼女が自分一人で全てを背負おうとすることを危惧している。
9. 口調・台詞の特徴
普段のシューレは、柔らかく、軽く、余裕のある話し方をする。
代表的な台詞は以下の通り。
* 「撃てば済みますもの」
* 「ワタクシ基準で〜」
* 「ちょっと厳し目」
* 「ふふ。そうですわね〜」
* 「必要なら」
* 「使わずに済ませるためですわ」
* 「反動で痛いから【ちょっとだけ】イヤ」
ただし、怒りや呆れを感じた時には、口調の柔らかさを残したまま、言葉だけが鋭くなる。
特に、全てを賭ける最終能力の試し打ちについて説明した時の、
「少しだけ試す、ですって? 文字通りの全てを賭ける、と決めた能力に? 何を少しだけ残して試すおつもりなのかしら」
という台詞は、普段の軽さとは異なる一面を示している。