とある天災兎の勇者王神話《とあるたばねのマイソロジー》   作:ブドウ糖

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初めましての人は初めまして。キタカミのほうからの人はどうもです。最初は訳が分からないかもしれませんが、頑張って読んで頂けたら幸いです。


number.00「日常風景」

 俺達の街が燃えていた。住んでいた家や通っていた学校、商店街が激しい炎に包まれている。

 

「クソッ、動け!動けよ!何故動かないんだ!?」

 

「駄目!さっきの敵の攻撃で融合炉がオーバーヒートしるわ!!あと10分は休ませないと、もし動かせたとしても機体が爆発してしまう!」

 

「なんじゃと!?じゃあ儂らは街が燃やとるっちゅうのに、手も足も出せんっちゅうんか!?」

 

 機体の通信パネルから、仲間達の悲痛な叫びが聞こえている。だが俺達の相棒―[グラビトリオン]は全く反応してくれない。

 

『ハッハッハァーッ!!ついに貴様らを地獄に送る日が来たようだな、グラビトリオンよ!!』

 

「その声はまさかッ―」

 

『フッフッフ、そうだ!!俺様は[アンチグラビティ]の[反重力皇帝]様だ!!』

 

 [反重力皇帝]。まさか悪の組織[アンチグラビティ]の親玉が自ら来るとは…。

 

「上等じゃあ!!敵さんが自分からノコノコやって来たんじゃ!!今までの借りをまとめて「馬鹿!動けないって言ったじゃない!」そ、そうじゃった…」

 

「クソ…、俺達はもうどうする事も出来ないのか………ッ!」

 

『せめてもの情けだ、直ぐに楽にしてやろう。街が燃えるのを眺めながら、死ねッ!!グラビトリオン!』

 

 反重力皇帝の持つ巨大な剣が、俺達に降り下ろされようとしたその時ッ―

 

  ――ッキィン!!

 

『ぬウゥ!何者だ!?』

 

 敵の剣が間一髪で何かに弾かれた。いったい何事だと思っていると、懐かしい声が聞こえてきた。

 

「どうしたグラビトリオンよ!!お前達の力はそんなものでは無い筈だぞッ!」

 

「お前っ、[グラビカイザー]!!生きてたのかっ!」

 

『貴様、この死に損ないがあァッッ!』

 

 そう。俺達を助けたのは、以前の戦いで反重力爆弾から街を守って死んだと思っていた[グラビカイザー]だったのだ!!

 

「遅くなってすまなかった。あの戦いで融合炉をやられてな、修理するのに時間がかかってしまった」

 

「もう、兄さんの馬鹿!生きていたのならなんで報せてくれなかったのよっ!?」

 

「そうじゃそうじゃ!!儂らがどれだけ心配したと思っとるんじゃ!!」

 

「全くだぜ…、アンタがいなくなってからの苦労を聞かせてやりたいぜ」

 

「敵を欺くにはまず見方からと言うだろう?反重力皇帝をこうして誘き出す為に仕方なかったのだ」

 

「ったく、よく言うぜ」

 

 戦場に和やかな空気が流れる最中、反重力皇帝の叫び声が聞こえてきた。

 

『ぐぅ…っ、この俺様が騙されていたとは!敵ながらあっぱれ!!しかし、死に損ないと死にかけのお前達になにが出来る!?』

 

「ふっ、私はただ機体を修理していたのではない!グラビトリオンよ、私の動きに合わせるのだ!!」

 

「なんだか良く分かんねぇが、やってやるぜ!!」

 

「いくぞッ!『重力覚醒ッ!!』」

 

 その言葉とともにグラビカイザーが飛び上がると戦闘機形態に変形し、グラビトリオンが勝手に動き出す。

 

「グラビトリオンが動いた!?」

 

 飛び上がったグラビカイザーは、いくつかのパーツを分離しながらグラビトリオンの背中に下向きで合体。更に分離したパーツが頭や胸、腕や脚に合体して完成した。

 

「良し、成功だ!」

 

「こりゃあスゲェ!カッコいいぜ!!」

 

「融合炉の出力が上がってる!?今までの10倍以上よ!!」

 

「無茶苦茶じゃのう…」

 

「コレが、グラビトリオンの真の姿![グレートグラビトリオン]だ!!」

 

 [グレートグラビトリオン]。それが俺達の新しい相棒の名前。さっきまでの絶望感が嘘のように、身体中に力が溢れてくる。

 

『フンッ!たかがパワーアップしたぐらいでイイ気になりおって…ッ!!今度こそ、この俺様の手で引導を渡してやるわ!!』

 

「そうはいかねぇぜ!!皆、いくぞッ!!」

 

「『応ッ!!』」

 

 

 

 ~次回予告~

 ついに姿を現した敵の首領[反重力皇帝]。グラビトリオンの窮地を救ったのは蘇った[グラビカイザー]だった。グラビカイザーと合体したグラビトリオン[グレートグラビトリオン]は、見事敵を打ち破り街を救う事が出来るのか!?

 

 次回、[重力合体グラビトリオン]最終回。

 

   「最終決戦!死闘、反重力皇帝!」、ご期待下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふおぉぉぉぅっ、続きがちょー気になる!!ねぇちーちゃんちーちゃんっ、早く来週にならないかなっ!?」

 

「落ち着け束。あと顔が近い、少し離れろ」

 

「そうだぞ姉さん。来週になれば見られるのだから、それを楽しみにして待つのも大切だ」

 

「そうか?俺も早く見られるほうがイイと思うけどな」

 

「だよねだよねっ!?さっすがいっくんっ、話が分かるね!ご褒美に束さんがハグしてっ!?ッッイタタタタタッッ!!?ちーちゃん!?じょ、冗談だからっ、それ以上束さんの右腕は後ろへは曲がらないからッ!!」

 

「ち、千冬姉!?それ以上は駄目だって!!束さんの顔がスゲェ勢いで真っ青になってるからっ!!箒っ、お前も見てないで千冬姉を止めるの手伝ってくれよ!?」

 

「ブツブツ……(姉さんはやはり一夏の事が…、いやこの前赤椿を届けてくれた時には私の事が好きと言ってくれていたし…。でも、いや………)」

 

「…………駄目だまるで聞いてない。」

 

 

 

「………………」(ギチギチギチギチ)

 

「ブツブツブツブツ………」

 

「アァァァァァァーーーーッッッ!!?」

 

 

 

「…………良い、天気だな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ……、酷いやちーちゃん……。束さんがもう無理、イッちゃう(腕が物理的に)って言ってるのにあんなに強引に…。お嫁に行けない身体になったらどうするのさ…」

 

「心配するな。お前にそんな日が来るはずがない(私が相手を潰しているからな)」

 

「というか、姉さんは嫁には出せません(例え出すとしても、少なくとも私や千冬さんを倒せる相手でないとな)」

 

「二人とも、言い過ぎだと思うぞ。それから束さん、そういった発言は誤解を生むから止めて下さいって何回も言いましたよね?」

 

「えぇー?なんのことー?束さん、分かんないなーい。ナニが誤解を生むのか、束さんに詳しく教えて欲しいなー?」(腕を取りながらニヤニヤと)

 

「っちょ!?た、束さん!?あ、当たってるんですけど!!」

 

「えー、ナニナニ?ナニが当たってるのー?」(むにゅむにゅ)

 

「そ、それはですね……ひっ!!!?ふ、二人とも!落ち着け!!コレは誤解だ!俺は何もしていないぞ!?束さんが…………っていない!?」

 

 ―prrrrrrrrr!!prrrrrrrr!!

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ二人とも!電話が来たからっ!大切な用事かもしれないから!!」

 

「……ッチ」 「仕方ないな…」

 

「っほ…。えっと、非通知?え、ともしもし?」

 

『もすもすひねもすー。いっくん?束さんだけど』

 

「た、束さん!?あの一瞬でどこに行ったんですか!?お陰で修羅が降臨してるんですよ!?」

 

『ごめんねー?急にお仕事入っちゃったから、後は任せるね?んじゃ、ばいばいぴょーん!!』

 

 ―プツン、ツーツーツー

 

「…………」\チラッ/

 

「一夏、すまないが……さっきなんと言っていっていたか、私達にもう一度教えてくれないか………?」\ゴゴゴゴゴゴゴゴッ/

 

「もちろん、断るまいな?」\ゴゴゴゴゴゴゴゴッ/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、おちつ『問答無用!!』っぷゲラ!?」\ボグシャァッ/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、やっぱりいっくんはからかい甲斐があるよね!!」

 

『一夏殿を助けなくてよろしかったのですか?』

 

「んー?だいじょぶだいじょぶ、ちーちゃんと箒ちちゃんは手加減上手だし、いっくんは打たれ強いからヘッチャラだって。それにあのくらいは日常茶飯事だから!」

 

『…………確かにそうですね』

 

「うんうん、あんまり気にしてるとすぐ頭が薄くなるよー?」

 

『私に頭髪に当たるパーツは有りませんので、御心配は無用かと』

 

「あっはっは、確かにねっ!どーする?欲しいなら髪の毛生やしてあげるよ?」

 

『1週間と経たずに全て抜け落ちてしまいそうです』

 

「ふふ、最近忙しいからねぇ。政府もなんだかキナ臭い動きをしてるし…やっぱり隠してたの怒っちゃったかな?」

 

『恐らくは』

 

「だよねー…。はぁ、仕方ない。ちゃちゃっと片付けてまとまった休みとって皆で旅行とか行こっかなー。その時は護衛宜しくね?」

 

『お任せを。束博士』

 

「ん………、んじゃ行こっか[ボルフォッグ]」

 

 

 

 

 

 

 

~本当の次回予告~

 君達に、最新情報を公開しよう!

 ついに始まった新小説、「とある天災兎の勇者王神話」!

 勢いで書き上げたプロットと、もうひとつの小説との同時進行という地獄(自業自得)の中で、作者が考える事はなんだ!?(読者の反応)

 

  [とある天災兎の勇者王神話]ネクスト。

  『勇者王誕生(カッコカリ)』

次回もこの小説で、ファイナルフュージョン承認!!

 

 コレが勝利の鍵だ!

 NEXT『緑の宝石《G-stone》』

             次回お楽しみに*




♀(元♂)主人公:篠ノ之束
言わずと知れた天災科学者兼変態兎。原作知識のある主人公が中身だが、元々の性格が高いテンションと悪のりを持ち味にしていた事と、束の事は好きなキャラクターだった為に、ある意味で原作より酷い事になっている。しかし、原作の束が孤立しているのを知っているので、さまざまなところでコネや友人を作り、孤立しないように奮闘。お陰で原作ヒロインの全てと友人、家族関係になっており、性別関係なく好かれているのだが、本人には全く自覚なし。
ロボットアニメが大好きで、その他のジャンルもいけるくちだが、一番好きなのは前世であったロボットアニメ「勇者王ガオガイガー」である。だからなのか、本人はあまり気にしていないが興奮すると熱血モードになり、普段とのギャップで知らぬ間にヒロイン達を毒牙にかけていく。勿論、勇気と正義は大事にしているが、前世の経験からか清濁併せ持つ大人な一面も持っている。
原作同様ISを作るのだが、6歳の誕生日に緑の宝石を両親に渡され………?

♀ヒロイン:織斑千冬
IS学園教師の元ブリュンヒルド。原作では、幼い頃に捨てられ心を閉ざしていたが、この作品では束の機転で両親の仲が良くなり、千冬も束に感謝している。以来、ハチャメチャな事を繰り返す束の事を気にかけているが、自分のキャラに会わないためあまりハッキリとは口にしない。周りからは束のストッパー兼亭主役と見られており、本人は否定するが結局はラブラブに見えている。
一夏誘拐事件は、千冬の代わりに束が行っていて試合放棄していないので、きっちり大会2連覇を成し遂げている。

♀ヒロイン:篠ノ之箒
束の妹で物凄いツンデレっ子。原作では傍若無人な束の事を嫌っていた。だが今作では、束が積極的に周りと関わろうとしている為に、 姉妹仲は良好。それどころか、半端ないレベルのシスコンになった。
心に闇を抱えていないし、束から友達の作り方のノウハウを伝授されているのでクラスメートとの関係は良い。咬ませ犬三人組に狙われもしたが、周りにいた女友達が即座に援護。近くにいた先生が速攻で呼ばれて退場。一夏はゴミ捨てに行っていて現場も目撃していないので、達成感を味わうクラスメート達に首を傾げる。一夏とは道場で出会って以来友達兼ライバル(姉を巡って)と認識しており、別に恋愛対象じゃない。
アンチは多いがメインヒロインの一人である。

♂ヒロイン(笑):織斑一夏
下手したらすぐ死にかける原作主人公。しかし正直原作での活躍は、ゴーレムやら福音やらと束関係が多かったので今作で活躍出来るかは作者次第である。しかし作者は割とアンチ一夏なので、しっかりと束に改造させる予定。具体的には、鈍感度を治す恋愛講座、ヘタレ克服特訓(肉体的に)など。
束のことは、姉の友人でもう一人のお姉さんと思っていたが、二人っきりの恋愛講座や特訓、誘拐事件で助けてもらった事を切っ掛けに恋愛感情を抱く。しかし束は世界中を飛び回っており、会える時には大抵誰かしらがいるためになかなか告白できない。唯一無二の親友は、原作同様五反田弾で相談にのってもらう事も多い。ズボラな姉の為に磨いた主夫力で、今日も束に弁当を渡すべく神社へ赴く。

♂?イケメン紳士:ボルフォッグ
「勇者王ガオガイガー」に登場するGGG《スリージー》諜報部所属のロボット。
隠密・諜報活動に優れ、さまざまな特殊武装で任務をこなす。ソコ、忍者言わない。
詳細は又今度に紹介するが、この作品では彼の同僚をオリメカで登場させる予定(ポルコートにあらず)。





こんな感じの作品になります。設定を見直して手直しする事もあると思うので不定期更新になりますが、長い目で見ていただけたらとおもいます。

※2015/01/29-ボルフォッグの台詞修正と、同型機ではなく同僚に変更。
※2015/02/07ータイトルをナンバリングに変更。
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