一話 終わりと始まり
「…いちゃん…おじいちゃん!」
少しずつ暗くなっていく視界の中で誰かが叫んでいる。
いや誰かじゃなくて自分の孫と息子が自分を読んでいたのだ。
「だい・・・じょうぶだ。」
「みんな…ありがとうな。」
そうつぶやきながら自然にまぶたが落ちる。
…あれ、なかなか意識が消えないな…
一体どうなってるんだ…
うん?何か音が聞こえる…
「んあ」
ここは懐かしい、自分が子供の頃に住んでいた部屋じゃないか。
走馬灯でも見ているのかと思っていたので試しに自身の右頬をつまんでみると、
「痛い!」
ちゃんと痛い。
それに自分がかぶっていた布団や周りの道具などしっかり触れるし感じることもできる。
「これは…もしや」
どうも過去の…5歳ぐらいの自分に転生したらしい。
ふう…さて時間をかけて何とか考えをまとめた。
まず自分は前世も今世でもマサラタウンのサトシだった。
どうも逆行とやらが起きたらしい。
なぜ起きたのか?
どうして俺なのか。
わからないことだらけだが特に困ったことはない。
とりあえず…体と波動を鍛えるか!
後、前世でやらなかったこと、コンテストなどもやってみようかな。
あ~10歳になるのが待ち遠しいぜ!
体や波動を鍛えながら、前世ではあまりしなかった勉強などもしてみる。
ポケモン関連のことは頭に入るがそれ以外は全然うまくいかない。
そんなことをしていたら夜になっていた。
ママにも急にこんなことをしだしたので心配された。
明日から気をつけよう。
ポケモンについて学ぼうとオーキド研究所へ向かうと
「おやおやサ~トシ君じゃないか。」
なんかシゲルに話しかけられた。
どうもおもちゃを買ってもらったので自慢しに来たらしい。
気にならないので研究所に入る。
なんか言っていたが気にしない。
「おーサトシじゃないか。どうしたんじゃ?」
「ポケモンについて勉強しに来ました!」
そのまま本棚まで行き、そこから本を取り出して、いろいろ調べていく。
それで分かったことはこの世界ではポケモンは4つ以上技を覚えることができるらしいが公式ルールでは、
前世通りに4つまでしか技を使ってはいけないらしい。
思ったより難しいな
これからは使う技を考えたり、間違えて4つ以上技を使わないようにしなければいけない。
とりあえず旅に出るまでに体と波動を鍛え、知識を蓄えなければ。
シゲルとかにも構ってやる時間もないな。
そして月日が流れて。
10歳になった俺は少し遅めに家を出る。
オーキド研究所へ向かう途中、シゲル声をかけられたが、無視して進む。
「オーキド博士!」
「来たかサトシ。悪いがもうヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネは連れていかれたぞ。」
「わかっています。もう1匹いるんでしょう。」
「まあいるが…」
「そいつでいいのでください。」
「良しわかった。ピカチュウじゃしっかり育てるんじゃぞ。」
「よろしくなピカチュウ」
「ピーカ ジュウウウウウゥゥゥゥ」
これから二度目のサトシによる冒険が始まる。
逆行したサトシ
なぜか過去の自分に逆行した。
120歳で前世は幕を下ろした。
そのため性格が少し落ち着いている…はず。
正直、若い体になって喜んでいたりする。
特性や変化技について
つるぎのまいやかげぶんしんなどの分かりやすい変化技は使われたりするがあまり広まっていない。
特性もあまり知られてはいない。