「という事は、やはり公園で起きた殺人事件と関連している可能性が高いな。」
と、高杉は言った。
「殺害された倉本と牛窪は、知人関係だったことが分かったわ。」
「小海、それは本当なのか。」
「ええ、倉本さんの奥さんが先月に自宅に来ていたことが分かったよ。」
「なるほど。」
「自宅に牛窪が来たのはいつ頃なんだ。」
と、高杉は高山と小海と南に言った。
「7月の20日頃に来ていたそうです。」
「ほう、大阪から東京へ来ていたのか。」
「ええ。」
「そして、緒方は10月の22日に都内で遺体となって発見された。」
「という事は、緒方は永山が旅行へ行く事を知ったと。」
「ええ、9月に話をしていたそうです。」
「なるほど。」
その後の調べで、緒方と永山は東京の知人だって事が分かった。
「緒方が永山に最後に会ったのはいつなんです。」
「7月のお盆に長崎で緒方に会いに行ったのは、最後でした。」
「ほう、緒方はお盆に長崎へ行っていたのか。」
「ええ。」
と、そこへ、特捜班に1本の電話が入った。
「はい、公安特捜班。」
「大変だよ、南さん。松江の搦手之虎口公園で永山さんが殺されたの。」
「えっ、永山が殺された。」
「そうなの、私たちが出雲へ観光した後に。」
「わかった、こっちも山陰へ行ってみるよ。」
と、南は電話を切った。
「どうした。」
「松江で殺人事件が発生しました。」
「そうか。」
「班長、山陰へ行かせてください。」
と、高山は言った。
「よしっ、さっそく山陰へ向かってくれ。」
「了解。」
そして、次の日南と高山と小海は高杉公安班長の命令で東京発7時52分発の東海道山陽新幹線「のぞみ5号」に乗って岡山へ向かった。岡山に到着するのは11時08分である。
「岡山から山陰へは特急「やくも」に乗って行けば便利だよ。」
「岡山に到着するのは11時頃ですね。」
「ええ。」
11時08分、岡山に到着。
「岡山から出雲へは11時18分の特急「スーパーやくも9号」に乗れば14時05分に到着するか。」
「乗りましょう。」
「ええ。」
11時18分、南と高山と小海が乗った特急「スーパーやくも9号」は岡山駅を発車し出雲市に到着したのは14時05分頃である。
「あっ、南さん。」
「歩夢ちゃん、大変だったな。」
「ええ。」
「せっかくの山陰の旅が、事件に遭遇するなんて。」
「俺たちが松江に行った時に事件に会って。」
「それで、シオン君の方はなんにか分かったのか?。」
と、南は言った。
「松江に行った時は、みんなアリバイがあったことが分かったんです。」
「そうか。」
歩夢とシオンの推理で謎を解けるのだろうか?