静ちゃんのラーメン日記   作:葵転青

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1軒目:山岡家

平塚「来たぞ!山岡家だ!」

 

八幡「やっとですか。行く行く詐欺は信用失いますよ?」

 

平塚「行こうとするたびに混んでたんだ、私のせいじゃない。」

 

八幡「元々は車で来る客を想定した店という噂ですからね。今回も駐車場空き待ちがありましたし、それだけ人気店という事ですよ。期待しましょう。」

 

平塚「うむ。しかし、客層が好かんな。20前半くらいのガラの悪い者が多いし、車もイカつい。なんだこの店は。客を舐めてるだろ。」

 

八幡「店は関係ないと思いますが…。時間帯のせいかもしれないですよ、残業終わりの夜ですし。」

 

平塚「まぁ客層は味に関係ないからいい。店に入ると食券機の先払い制で、店の中で行列形成のようだな。中で待てるのは良いが、客席から待機客が丸見えというのは頂けないな。リラックス出来んではないか。」

 

八幡「ラーメン屋でリラックスしようとしないで下さいよ。それで、何のラーメンを選んだんですか?やはり初めての店ですしノーマルラーメンですか?」

 

平塚「うむ。限定のプレミアム豚骨とかいうやつを頼んだ。私は限定という言葉に弱いのでな。とりあえずトッピングは無しだ。」

 

八幡「なんかアプリを登録するとトッピング無料のクーポンが貰えるらしいですけど、登録しないんですか?」

 

平塚「そういうのめんどくさいからな……味が気に入ったら次からはアプリ入れるが、今日は無しだ。」

 

八幡「飲食店のアプリ増えるとめんどくさいですもんね。」

 

平塚「待ち時間はだいたい15分くらいで着席か。着席後に食券確認で麺の硬さや脂の量と濃さを確認。ここは全て普通でいくか。」

 

八幡「多め濃いめではないんですか?」

 

平塚「味が濃過ぎるのは好かんのだ。ん?渡した食券にサービス券も混じってたようで返却されたが、なんだこれ。」

 

八幡「買った食券くらい確認しといて下さいよ。5枚で餃子、10枚でラーメン無料だそうですね。有効期限は一年です。」

 

平塚「月一で来ると一年に一回無料という感じか。さっきの登録させようとしてたアプリで管理すればいいだろうに、わざわざ紙まで保管させようとするとは、客に色々やらせ過ぎではないか?」

 

八幡「アプリは後発で、元々は紙で管理だったかもしれないですね。とりあえず保管しときましょうか。」

 

平塚「紙の保管は面倒だから嫌だなぁ……よし、ラーメンが来たようだ。何がプレミアムか分からんが、見た目は良さそうだぞ。」

 

八幡「ノーマルを知らないからプレミアム感を感じれてないじゃないですか。次はちゃんとノーマルを頼んでくださいよ。」

 

平塚「デカいチャーシュー。ワカメ。メンマ。背脂。そして粗めの刻み玉ねぎか。こういう玉ねぎが乗ったラーメンは始めてだな。」

 

八幡「そもそもラーメンそんなに食べないですし、もしかしたら最近のラーメンは玉ねぎがデフォルトかもしれませんよ。」

 

平塚「ナルトが乗ってる方がみんな喜ぶと思うが、そういう時代ではないということだな。」

 

八幡「社食の300円くらいのラーメンと比べちゃダメですよ」

 

平塚「これは値段も3倍くらいだもんな。さて、冷めないうちに食べるか。ふむふむ。美味い。」

 

八幡「食レポが酷いですね。もうちょっと何かないんですか?」

 

平塚「スープは醤油豚骨味と買いてあるが、なんか煮干しの味がする気がする。店が締め切ってて全体的にラーメン臭いから臭いが混ざってるのかもしれんな。まぁ美味いからいいが。」

 

八幡「見た目も豚骨スープの真っ白じゃなくて醤油色が混じっている色なので、煮干しじゃなくても他の材料が混じってるかもしれませんよ。なにせプレミアムですから」

 

平塚「麺は太めストレートだな。これもプレミアムだから太いのか?なんにせよ、太めストレートな麺と濃いめのスープでバランスは中々良い。」

 

八幡「やっぱり最初はノーマル頼むべきでしたね。比較が何も出来てないじゃないですか」

 

平塚「とりあえず美味いのは確かだ。玉ねぎもなんだかんだでシャキシャキした食感が良いアクセントになってるな。麺がもちもちだから食感にメリハリが付いてる。うむ、最後まで飽きることなく食べれたぞ。」

 

八幡「麺は完食しましたね。スープは飲まないんですか?」

 

平塚「こんな濃いスープ飲んだら健康に悪いだろうが。見ろ。どう考えても健康に悪そうな色してるだろ。」

 

八幡「完食しておいてこの言いよう……」

 

平塚「さて、帰るわけだが、下げ丼とかしないみたいだな。」

 

八幡「食券先払い制は帰るタイミング難しいですよね。店員に挨拶されないと食い逃げしてる気分になりますし。」

 

平塚「まぁ店のど真ん中に扉があるから、ここはそんな心配いらなそうだな。さて、点数付けるか。」

 

八幡「炎上しそう。」

 

平塚「総合すると60点だな。」

 

八幡「満足してた割に低いですね。」

 

平塚「美味かったがプレミアム感が分からなかったからな。大幅減点だ。味だけなら85点だ。」

 

八幡「プレミアム選んだ自分のせいでは……」

 

平塚「車戻ろうとしたら駐車場でヤンキーがたむろしてるな……訂正だ、総合40点にしよう…………」

 

八幡「味だけで決めて下さいよ」

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