キヴォトスのスーパーヒーロー   作:あじたにえん

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私の話

よっす。

 

私の名前は肥田野(ひだの)アキ。いきなりで悪いけど、私の話を聞いてほしいんだよね

 

私がこのキヴォトスに生まれたのは多分15年前。でも、物心がついたのは6歳くらいの頃だ。

ある日突然、自我が芽生えたというか何というか……少なくとも、”前世”で物心がついた時とは違う感覚だった。

 

……え?”前世”が気になるって?

 

……実は私、キヴォトスに生まれる前は日本で”男子”高校生をやってたんだ。

だから、私に起こったこの現象は所謂”TS転生”ってヤツだと思う。

 

しかも、転生先は私が前世で遊んでいた『ブルーアーカイブ』の世界だ。これは地名とか周りの人に付いてる”ヘイロー”で確信したこと。

 

……でも、私には一つだけ、他の人とは違う部分があった。

それは、異様なまでに高い身体能力だ。

 

前提として、キヴォトスの生徒は地球人と比べて身体能力が桁違いに高い。

平気で壁を破壊したり、銃で撃たれても死ななかったり、とにかく化け物じみてるんだけど……私のフィジカルはそれを上回るものだった。

 

軽車両なら寝起きでも持ち上げられるし、その気になればトラックだって支えられる。なんならそのまま投げ飛ばすことだって出来る。銃で撃たれてもそこら辺の生徒よりは痛みを感じないし、スピードだって全力を出せばスーパーカーより速く走れる。

 

中でも、私が一番興奮した能力は超人的な危機察知能力だ。これのおかげで、私に向けられる敵意が感覚的に伝わって、銃弾を躱せたり、危険な攻撃を未然に防げたりする。

 

 

……とまあ、転生特典?だか何だか知らないけど、神様からこんなヤバい力を与えられちゃったからには何かしたいと思うのが人の常というわけで…私はキヴォトスで人助けに勤しむことにした。

 

そうは言ってもヴァルキューレやSRTに入るのは癒着やら利権やらが鬱陶しいから論外だ。元ブルアカプレイヤーだから分かる。

学園自治区の治安維持組織に入ることも考えたけど、これも上からの指示に従わないといけないので論外。

 

という訳で、私は一人で自警活動をすることにした。これなら自治区のあれこれに囚われずに一般市民を助けられるしね。

 

まずは、銃とか道具一式を新調して、あとはブルアカのシナリオに合わせてどう立ち回るかを考えないといけないな。

 

……とりあえず目標を定めよう。ベアトリーチェをぶっ飛ばすのは確定として……あ。

 

 

 

 

高卒認定の勉強しなきゃ………

 

 

 

 

▼

 

 

 

 

『───D.U.シラトリ区〇〇銀行で強盗が発生、至急応援を要請する。繰り返す───」

 

 

無線機から緊急要請が告げられ、私は身支度を始める。この無線機はミレニアムの知り合い作ってもらったもので、これさえあればキヴォトス全域の無線通信を盗聴できる優れものだ。まあ、私が盗聴するやつの殆どはヴァルキューレの無線だけど。

 

準備が完了し、アパートの2階から外にある愛車まで飛び乗る。ちなみに、このバイクもミレニアムの知人に作ってもらった。やっぱ人付き合いは大事よ……

 

エンジンを入れて、準備万端

 

「……さてと、全速力で向かいますか!」

 

 

 

───これは、私がキヴォトスの平和を守る為に、ベアトリーチェをぷっ飛ばしたり色彩をぶっ飛ばしたりデカグラマトンをぶっ飛ばす、ただそれだけの物語だ。

 

 

 

 




たぶん続かない
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