ワールドトリガー世界にブルーアーカイブ周年人権キャラをぶち込んでみた 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
B級隊員になって2週間が経過したよ〜。
防衛任務もあれから1週に2回ペースで入って、それ以外の日はだいたい個人ランク戦に潜ったり、諏訪さんの隊室にお邪魔していた。
「小鳥遊、お前年上の男らと遊んでないで、同年代の奴とつるめよ」
「うへ~おじさんと同年代だと麻雀できる子いないんだもん。それに諏訪さんの部屋堤さんのおかげで整頓されていて居心地良いし〜」
「小鳥遊も諏訪隊に入る?」
堤さんがそう聞いてくるが、流石に玉狛第二を今抜ける気はない。
「当面玉狛を抜ける気はないよ〜。それに玉狛第二が解散になる時は自分達のチームを作る時だろうからね〜」
「ん? 自分の部隊作る気なのか?」
「おじさん達玉狛第二の隊員はオペレーターのケイちゃん除いて、皆幹部になるために動いているから……将来的には隊長経験積みたいってのはあるよ〜。こうして諏訪さんの部屋来てるのも諏訪さんの周りって隊長経験者が多く来るし、その人の話聞けるからね〜」
「打算ありきってことか。まぁそれでもいいけどな」
「東さんのところには小鳥遊は行かなくていいの? 戦術や指揮だと東さんに学ぶのが一番だけど」
「ヒナちゃんが指導をお願いしに行っているし、おじさんやミカちゃんまで押しかけたら迷惑でしょ。それにおじさんの目標とする隊長像は諏訪さんが知り合いの中で近いし」
「何じゃそりゃ」
話を聞いていた諏訪隊のオペレーターのおサノこと小佐野。
私の1個下で現在中学3年生だが、去年まで芸能事務所に所属していたモデルさん。
「そんな中学生を誑かして自分色に染め上げるなんて……諏訪さん素質あるよ!」
「何の素質だぁ小鳥遊!」
「はいはーいすわさん怒らなーいというかすわさん、それロンだよ」
「え! あぁ! おサノやりやがったな!」
「危険牌出すすわさんが悪いでしょ」
諏訪隊は諏訪さん、堤さん、そしておサノこと小佐野の3人部隊。
将来的に1人増えるだろうけど、現状ボーダーの部隊は2名から3名の部隊が大多数。
まだ3人以上サポートできるオペレーターが育ってなかったり、オペレーター育成のノウハウの蓄積が未熟だったり……。
そう考えると中学2年で3人のサポートをミスなく回しているケイちゃんって思った以上にやれる子?
『思った以上とは何ですか!』
ってプリプリ怒る姿が目に浮かぶ。
「じゃあ小鳥遊は交友関係を広げるのが直近の目的かぁ?」
「うーん、それもあるし、おじさんも諏訪さんや堤さんと同じくショットガンのトリガー使うから意見交換や使用感覚を教えてもらえればなってのもあるよ〜」
「それだったらオレが教えてあげるよ」
「あーつつみん年下にカマかけてる」
「おサノ……勘弁してくれよ……」
本当に居心地良いな諏訪隊。
諏訪さんに部隊運用について質問しても彼なりの答えを教えてくれるし……。
(東塾に入校したヒナちゃんとは別の角度でおじさんも指揮能力を磨くよ〜)
「東さんに弟子入りした空崎の方はどうなんだ?」
「うん、そっちも順調そう」
ヒナちゃんは個人ランク戦は最近全然しなくなったけど、その空いた時間を迅さんに教えてもらいながらスコーピオンの特訓をしたり、本部に居る時は東さん、もしくは狙撃手の訓練に参加していた。
ヒナちゃんの重機関銃は射程的に狙撃手のポジション取りのノウハウが参考になるらしいし、東さんは基本狙撃手のところか自分の部隊で教育をしているので、教えてもらうなら狙撃手の訓練に参加したほうが色々都合が良いとのこと。
ちなみに一緒に狙撃手の訓練に参加しているレイジさん曰く、ヒナちゃんの狙撃手としての腕はまぁまぁ。
ポジション取りや間合いは上手いし、狙撃手と一緒に訓練したことで、相手の狙撃手の位置の予測とかが上手いらしいけど、一撃で当てるってのは苦手何じゃないか……とのこと。
「じゃあ残りのミカだっけ? その子はランク戦で暴れまわってるけどいいの?」
「おサノ……そうだね〜」
ミカちゃんは周りからミカオラ(ミカ+メテオラ)って言われるくらいメテオラ爆撃で個人ランク戦を荒らしまくっていた。
二宮さんとか出水とかの対応できる一部を除いて、ほぼ爆撃で倒されるので、諏訪さんとかは、
「クソゲーじゃねぇか!」
って叫ばないとやっていけない状態に。
太刀川さんでも手を焼くので、狭いマップの個人ランク戦だと勝てる相手には何もさせずに倒す格下狩りの到達点みたいな感じで、ピンクゴリラとか魔女とか酷い蔑称が次々に付けられていた。
まぁそのお陰で2週間足らずで個人ポイントはメテオラが7500、アステロイド(短機関銃)が6450と次の壁である8000のマスターランクが目前に迫っていた。
「B級昇格から1ヶ月でマスター入りって太刀川と同じ速度じゃね?」
「まぁその分ミカちゃんは格上の対処を覚えないとって躍起になっているけどね〜。特にメテオラよりも短機関銃の扱いやシールドの張り方とかを訓練しながら学んでいるみたいだよ〜」
「なるほどな……玉狛第二は次のシーズンのランク戦には出ないんだろ? もったいなくね? 上位狙えるだろ」
「いや~連携不足で指揮も戦術もまだまだだからね〜ま、精進しま~す」
「のんびりし過ぎて足踏みだけはするなよ」
「はーい」
諏訪さんに足踏みするなよって言われているけど、これでもおじさんも頑張っている。
「じゃあケイちゃん今日もお願い」
「わかりました」
玉狛支部に戻ったおじさんはケイちゃんと一緒にランク戦のためのコソ練中。
トリオンで作られた仮想空間を使ってランク戦が行われるけど、そのマップは基本三門市のデータに沿っている。
地形データは公開されているので、ケイちゃんに協力してもらって、玉狛支部の訓練室を使って、色々なマップにトリオン体で入り込んで散歩しながら地形を勉強していた。
地形を把握していた方が作戦は立てやすいからね。
『市街地Aだと背の高い建物が限られているので、狙撃手の割り出しは比較的楽ですね。ここの場合だとミカのメテオラで更地を作って、待ちの戦術も取れるのでは?』
「うーん、待ちは確かに強い戦術だけど、おじさんとヒナちゃんは機動力があるからマンションとかに陣取った方がいいかも。ミカちゃんも高所の方がメテオラの届く範囲は広がるし、高所の方がヒナちゃんの制圧射撃も効くからねぇ」
『ふむふむ』
マップを把握した後に、自室でケイちゃんと地図を観ながら部隊的に有利に戦える場所、敵が逃げそうや隠れそうな位置、使えそうなギミックとかを確認していく。
「中央のマンションからなら周囲のマンションとかにもヒナの銃弾が届くので、ミカに先んじて置きメテオラをしておけば、狙撃位置のマンションを全部壊せるのでは?」
「となると護衛におじさんがミカちゃんに付かないといけないからヒナちゃんが無防備になっちゃうね。バッグワームで隠れてればいいけど、刺さる時は良くて2試合かな~」
「ふむふむ」
そんなことをケイちゃんと話していたら、ケイちゃんのパソコンにメールが届く。
「B級ランク戦の日程が決まったようです」
「どんな感じ?」
「そもそも部隊数が原作の頃に比べて少ないですね。全部隊で12部隊です」
注目はA級1位から解隊された東隊の隊員達が隊長として部隊を編成してきていたり、風間隊長の部隊が隊員は原作のフルメンが揃ったので、将来A級に居る面子がたぶん強いだろう。
他にも原作では見られなかった部隊がちらほらと……。
「たぶん原作にいなかった部隊は支部に転属したり、職員になったり、ボーダーを辞めたりと色々あると思いますよ」
「ふーん、でも知ってる部隊が半分しか無いとちょっと寂しいね」
「確かにそうですね……それにまだ実況解説のシステムができてないので、ログで見れば良いですからね」
「それもそうだね。それにおじさん達の部隊はランク戦に参加しないから日程的にランク戦の時に入れられるだろうからね……ログは全部取っておいてね〜」
「わかってます。全部保存しておきますので」
「ありがとうねケイちゃん」