ワールドトリガー世界にブルーアーカイブ周年人権キャラをぶち込んでみた 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「じゃあ空崎、自分の強みを確認していこうか」
「はい!」
私……空崎ひなは東さんの合間の時間で戦術や指揮について学んでいた。
「まず空崎は普通の射手や銃手とは違って点を取りやすい銃手だ。運用的には狙撃手に近い」
そう、私の強みを最大限生かすのであれば、狙撃手に近い動きをした固定砲台が一番生かせる。
それに制圧射撃射撃をしている間は1人は必ず動きを封じることができるという点も利点だろうか。
弾を散らせば2人や3人まとめて動きを封じることができるし、そこをミカのメテオラで倒しても良いし、アステロイドの合間に曲射ハウンドを混じれば遮蔽物があっても倒せることもあるだろう。
「それに空崎は移動用のグラスホッパーの使い方も上手い。逃げに徹すれば追いつける隊員は少ないだろう」
「一番危険なのが、射撃中は移動が著しく制限されるので、単独行動中は危険……ということでしょうか」
「うん、よくわかっている。それをカバーできる仲間が揃っているんだろ」
「はい、ホシノがその役割を担います」
「小鳥遊隊員か。うん、俺も諏訪の部屋で一緒に麻雀をすることがあるが、諏訪の動きや指揮のやり方を学んで成長しようとしているのが見える」
「はい、ホシノもミカも頑張ってます。私が隊長なので2人を生かせる様にしないと……」
「あんまり気負いすぎるなよ。空崎は基本はできているんだから」
東さんが言う基礎とはB級隊員として必要なこと……味方と敵の位置を見て意味を理解する。
優先順位を付けて脅威度の高い方、もしくは脅威度の低い方を素早く倒して高い方の駒を浮かせる。
敵の連携を切断、妨害し、相手に十全の力を発揮させない。
地形の有利不利について……。
言ってしまえばシミュレーションゲームやFPSゲーム、スプラトゥーンみたいなゲームをボイチャしながらやっていれば身につけられる技術でもある。
「それに空崎と小鳥遊隊員は機動力がある。美園隊員のいる場所に誘導する釣り出しやトリオン量を活かした正攻法……取れる戦術は幾らでもある」
「はい!」
……戦術研究にもなるし防衛任務のお給料入ったらゲーム機でも買おうかな……。
B級ランク戦が始まった。
おじさん達の間で1回戦を観てから最終順位の上位を予想をしてみたけど、風間隊のカメレオンが圧倒的過ぎて勝負になってない。
たぶん隊員達の要望でマーキングトリガーであるスタアメーカーのトリガーが開発されることになるだろうが、数週間は開発に時間がかかるので、それまでは風間隊の無双が続くだろう。
というか新部隊が多くて1ラウンドのB級下位で二宮隊、三輪隊、風間隊が激突する未来のA級戦みたいなことが行われていて、そこで風間隊が圧勝していたので……現状のB級部隊だと東隊がワンちゃん止められるかなってくらいだろうか?
「じゃあおじさん達の順位予想はこんな感じかな〜」
1位風間隊
2位東隊
3位嵐山隊or二宮隊
たぶんこんな感じだろう。
嵐山隊も柿崎さんがまだ居る時期だし、昇格ラインには届かなくてもいいところには行くんじゃないかって予想。
二宮隊は鳩原さんがまだ訓練生やっていたので、次のシーズンで完全体になるんじゃなかろうか。
2シーズン昇格禁止処分だから、鳩原さんが次のシーズンとして……A級とかを逆算していくと猶予は2シーズンくらいしか無いか?
というかA級に上がる部隊は完全体になったところから順番に上がっている感じだし……。
「あと上位に来る可能性があるのは影浦隊長のところとか?」
「感情受信体質のサイドエフェクト持ちの人だっけ?」
「あ、私その人に負けたからよく覚えてるよ! 頭ボサボサの人でしょ☆メテオラ避けるの上手くてビックリしたよ」
影浦雅人……後々A級6位まで昇格することになるが、もう少ししたら3人目の隊員であるスナイパーの子が入隊してくるはずなので、2シーズン後に完全体になるだろうか?
「原作B級部隊には負けるつもりはないけど、A級の面々に勝たないと上に上がれないのは厳しいね☆」
「それを言ったら始まりませんよ。次のシーズンで一気にA級まで駆け上がる気でいませんと!」
「ごめんごめんケイちゃん☆」
しっかし、実況とかが無いランク戦だとやっぱり物足りないのがある。
「ケイちゃんボーダーの実況解説の基盤を作った武富桜子ちゃんはオペレーターでいるの?」
「あ、居ましたよ。たぶんB級ランク戦を今見てると思うので、上層部と交渉したりがそのうち始まると思うので、実況解説が始まるのは早くて次のシーズンからじゃないでしょうか」
「うーん、おじさん達も何か手伝えないかな? 実況解説があることで部隊戦術の理解度が変わってくるだろうし」
「そうね……東さん達もランク戦で忙しくなるだろうし、私達で武富を手伝ってあげた方が上の覚えも良くなるかもしれないわね」
「それじゃあ協力しようよ☆ケイちゃん武富ちゃんにアポ取れる?」
「あ、はい。彼女はオペレーター見習いなので接触は可能かと」
「よし、じゃあおじさんも今度会いに行こうか〜。どこまで考えているかも考えてさ」
「そうですね……明日にでも話を聞きに行ってきます」
「よろしくー」
数日後にケイちゃん経由で武富ちゃんを紹介してもらい、実況解説の実現に向けて協力することに。
「本当ですか! 私としても助かります!」
案外スムーズに話が進み、まずはオペレーターの上司である防衛室の沢村さんか忍田本部長にプレゼンしようとしていた。
ちょっと見せてもらったが、武富ちゃんは中学生に成り立てってこともあり、大人のプレゼン資料を作ったことなどあるはずもないので、おじさん達が武富ちゃんに教えながらプレゼン資料を整えていった。
(前世で社会人だった時の経験が生きたな〜でも以外だったのがミカちゃんがそこら辺得意だった点だね)
原作美園ミカも理系って設定は出ていたはずだけど、ミカちゃんも前世は社会人でプレゼン資料をよく作っていたんだと思う。
滅茶苦茶見やすいし。
「ミカちゃん前職何だったの?」
「あはは☆大したことない化粧品会社の営業だったんだ〜☆ホシノちゃんは?」
「おじさんジムのインストラクター」
「へぇー意外☆」
「いや、最後の職がそれでそれ以前は何回か転職したけどね。ヒナちゃんがチェーン店の大衆レストランの料理人だったっけ?」
「確かそうだね。ケイちゃんがアプリゲーム開発だって聞いた気がする」
「ああ〜その縁もあってケイになったのかな?」
「かもね〜」
それぞれの意外な前職が判明したが、数日かけて忍田本部長と沢村さんの2人の前で武富ちゃんと一緒にプレゼンを行い、特に沢村さんの反応が良かった。
忍田本部長も有用性は理解しながらも、これは防衛室ではなくメディア対策室の根付室長に噛ませた方が上手くいくと言われて、根付さんの方にもプレゼンをすることに。
「ふむ、ボーダーのランク戦で実況解説を行うことで隊員の戦術指揮能力の向上を図る……と」
「はい、それに情報を扱うことになるので隊員の間で広めて良い情報の取捨選択など情報統制面でも有利に働くかと」
「ふむ……」
ヒナちゃんも武富ちゃんのプレゼンに援護射撃を行う。
「玉狛支部のメンバーが居るってことは林藤支部長もこれに関与していると?」
「林藤支部長には話しましたが、本部のことなので特に……ただあった方が隊員は伸びるし、それで実況解説の時に人員を派遣するようになったら協力するとも」
「君達は試験運用でも参加すると?」
「はい! 自分達玉狛第二はランク戦に現在参加していませんし、実力的に解説ができるか分かりませんが、日程を調整して上位の隊員に協力してもらおうとも思っています」
ミカちゃん、真面目に話さなければならない場面で話すことできるんだ。
根付さんは考えた末に、上層部会議に議題として出すことを了承してくれた。
「ちなみに発案者は誰なのかね?」
「は、はい! 私です!」
武富ちゃんが前に出る。
「運用をしていくとなるとボーダーは組織だから必ず責任に応じて役職が付けられる。試験運用次第になるけど、本格運用になれば君への負担も大きくなると思うが大丈夫かね?」
「それについてはオペレーターの皆で支えます。協力してもよいと言ってくれたオペレーターの名簿がこちらに」
「ふむ……とりあえず試してみるだけ試してみることにしよう。忍田本部長と揉んでから城戸司令に上げなければ……」
とりあえず試験運用の許可が出て、上層部と日程調整をした上で、B級ランク戦終盤2戦で試してみなさいと言われるのだった。
ハメ1日1作品4話まで更新できるんだね!
3話までだと思ってました!
とりあえず毎日4話は無理ですが、毎日更新頑張るので応援よろしくお願いします!