ワールドトリガー世界にブルーアーカイブ周年人権キャラをぶち込んでみた   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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迅さんからの未来視

 学校で私ことミカは昨日の試合を思い出していると蔵内君が声をかけて来た。

 

「聖園昨日の試合惜しかったな」

 

「うーん、惜しかったと言うより……私はなにもできなかった側だしなーホシノちゃんとか私のメテオラで落ちちゃったし……」

 

 成績優秀な蔵内君。

 

 ボーダーでも射手トリガーを使う時に考察とか仕組みを教えてくれるからありがたいんだよね〜☆

 

 それに入隊時期も同期だし、何かと縁がある感じ。

 

「まぁ昨日の試合は当真さんの活躍が目立つけど、冬島さんのサポートが光る戦いだったな」

 

 メテオラ爆撃するなら、周囲を全て更地にするのではなく、高い建物で射線を遮るようにしていれば、今回みたいなことはなかっただろうって言われた。

 

「あと小鳥遊はなんでレイガストのシールドモードで球体のガードをしなかったんだ?」

 

「ふぇ?」

 

 蔵内君がいきなり変なことを言い出した。

 

 レイガストのシールドって全体の防御できるの? 

 

「小鳥遊に言っておいた方がいいぞ。レイガストのシールドモードの形状変化は思っているよりも広げることができるから、昨日みたいな場面だったら地面に倒れ込んで、シールドとレイガストを半球状に展開できれば倒されなくて済んだって」

 

「ありがとうね! 蔵内君……そっか……その手もあったのね☆」

 

「いやいや、じゃぁ俺はこれで」

 

「うん☆」

 

 ホシノちゃんにも伝えておこう。

 

 

 

 

 

「そっか……その方法だったらあの場面倒されなかったのか。咄嗟過ぎてレイガストの形状変化について頭から完全に抜けていたよ! ミカちゃんありがとうね〜」

 

「私も蔵内君から教えてもらったことだから、蔵内君にお礼を言った方が良いよ。というか前回の試合はヒナちゃんにおんぶにだっこだったから……」

 

「そうだよねー那須隊はたぶん今シーズンか来シーズンでスナイパーの日浦ちゃんを加入させるだろうし……」

 

「あ☆やっぱり狙撃手入れてくるよね?」

 

「うん、原作だと日浦ちゃんを入れた3人部隊だし……」

 

 ちなみに今おじさんとミカちゃんは中間テストに向けて勉強中。

 

 ヒナちゃんは雷神丸(デカいカピバラ)と陽太郎と一緒にお散歩中。

 

 3歳児のお子様陽太郎はおじさん達に懐いてくれていて可愛いんだよね。

 

 ちなみにケイちゃんは陽太郎から舐められまくっているのでたまにぐぬぬってなってたりする。

 

 まぁなんとなくわかるけど……ケイちゃんの雰囲気ってなんか舐められるよね。

 

 今の支部には林藤支部長が部屋で作業しているくらいで、他の人は出かけていたり、本部に行っていたりするので密談にはもってこい。

 

 それに今ミカちゃんの可愛らしい人形とかが置かれた部屋にいるので林藤支部長にもバレない。

 

「ミカちゃん」

 

「ん? ホシノちゃんなに?」

 

「転生の記憶の有無ってサイドエフェクトに含まれると思う?」

 

「うーんどうなんだろう。それって私達がブルーアーカイブのキャラクターに似ているっていうのも関係あるかってことも含む?」

 

「いや、それだとFOX小隊のメンバーが今C級にいるし、彼女達はトリオン量が平均の範囲内だったから……」

 

「でも転生の記憶がサイドエフェクトに含まれるんだったらケイちゃんサイドエフェクト2個持ちってことにならない?」

 

「そうなんだよね……違うのかもしれないけど……あと仮説だけど」

 

「うん」

 

 おじさんは前世の記憶はトリオン器官に記録されていたものなんじゃないかって考えたりもした。

 

 後々出てくる敵にエネドラという人物がいるのだが、彼は紆余曲折あって殺されてしまい、肉体の一部である角をトリオン兵に移植することで生前の記憶の継承を可能としていた。

 

 角はちょっと色々例外かもしれないけど、おじさん達のトリオン量が多いのは脳ではなくトリオン器官の方に記憶があり、それが脳に影響している……という仮説。

 

「うーん、私は逆に脳に前世の記憶があるから、それがトリオン器官の成長を促したってのはないかな?」

 

 その可能性もある。

 

 まぁ二宮さんみたいにサイドエフェクト無くてもトリオン量多い人も居るし、全部が全部そういう訳って話ではないけど。

 

「あとはやっぱり周年キャラってのが影響しているのかもね〜」

 

「周年キャラね〜☆ブルアカのでしょ?」

 

「うん。周年キャラは前世の記憶を持ってる可能性」

 

「FOXの子を見ているとあり得なくは無いよね〜」

 

 結局考察仮説だらけ。

 

 わかったところで、それが何かになるって話ではないけど。

 

「ホシノちゃんは深く考え過ぎだよ〜。それよりも次の試合について考えた方が良いよ〜」

 

「うん、そうだよね」

 

 ミカちゃんがタブレットを操作すると、次の対戦相手を表示してくれた。

 

「えっと……木下隊、明智隊、佐久間隊……原作キャラっているの?」

 

「いや~全隊員知らない。もしかしたら支部に後々転属したり辞めたり、戦闘員から職員になったりする人達かも」

 

「ふーん」

 

 一応前シーズンのログや個人戦のログをみた感じ隊長達はB級中位の実力はありそうだけど、狙撃手は明智隊に1人だけ、前回の当真さんみたいな実力者じゃないし、動いていればまず当てられないだろう。

 

「ということは?」

 

「得点荒稼ぎのボーナスタイム」

 

 木下隊3人、明智隊3人、佐久間隊4人なので、全員落として、生存点獲得すれば12点狙える。

 

 理論値ではあるけど、10点取ることができればB級中位に昇格狙える位置である。

 

「えっと上級ボーダーが2試合終了予想だと18点で、中位入りが11点だから……今回の試合で8点取れれば中位入りか。狙えるね☆」

 

「稼げる時に稼がないとね〜」

 

 そんな話をミカちゃんとするのだった。

 

 

 

 

 

 

 夕方。

 

 おじさんとミカちゃんはエプロン姿で料理を作っていた。

 

 今日のご飯は唐揚げ。

 

 醤油やニンニクで下味を付けた鶏肉に衣を付けて揚げていく。

 

 唐揚げだと物足りないのでポテトサラダと千切りキャベツ、味噌汁も添えて。

 

「お、今日の料理当番ミカちゃんとホシノちゃんだったか」

 

「迅さんお疲れさまー本部に呼ばれていたけど、近々大きな侵攻でもあるの?」

 

 おじさんがちょっと聞いてみると、迅さんは少し悩んだ後に話してくれた。

 

 迅さんのサイドエフェクト未来視だから先のことがある程度わかるのである。

 

「まだ確定した未来じゃないんだけど今のボーダーにとっても、玉狛も巻き込んだ騒動が起こる可能性があるんだよねー。その時に玉狛第二のメンバーがキーマンになるっておれのサイドエフェクトがそう言ってるんだけど」

 

「なんだろう……たぶん近界民絡みなんだろうけど」

 

「あれ? 近界民とかのこと2人知ってたの?」

 

「いや、ケイちゃんから聞いてますし、クローニンチーフとかから玉狛の意味も聞いてますし」

 

「ありゃ、そうだったんだ。じゃぁ話して良いな」

 

 迅さんは未確定の未来視で1人の近界民がこちらに接触してくる可能性を示唆した。

 

 その時に接触するのが玉狛第二か他のボーダー部隊かで大きく未来が変わるとのこと。

 

「最良の未来を選べれば……戦闘すら発生しない可能性がある。逆に戦闘になれば死人が出る可能性が高い」

 

「ふむふむ……じゃぁなるべく迅さんの未来視でおじさん達をぶつけようと」

 

「ああ、たぶん次のランク戦が終わった後……まだいつ来るかも確定してないけど、最良の未来を掴み取るために協力頼むわ」

 

「はーい」

 

「了解☆」

 

 そんな会話をしていると、出かけていた他の人達も帰ってきて、ちょうど揚げ終わったので、出来立ての唐揚げを皆に振る舞うのであった。

 

 小南先輩とか美味しそうに食べていた。

 

(近界民……さて、何が出てくるか……)

 

 ヒナちゃんにも共有しないとね。

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