ワールドトリガー世界にブルーアーカイブ周年人権キャラをぶち込んでみた 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「うへ~10点獲得」
「今回は作戦が綺麗に決まったわね」
玉狛支部にてプチ祝勝会が開催された。
プチなので、各々お菓子を持ち寄ってヒナちゃんの部屋でお菓子を食べる会だけと。
「はわわ……夢にまで見た甘味……」
ちなみにワカモちゃんも参加していた。
将来うちの部隊に入るからね。
あと小南先輩もハブると機嫌悪くなるから今日は部屋に来ていた。
「じゃあ乾杯」
「「「「乾杯!」」」」
ジュースをコップに入れて乾杯し、勝利を称え合う。
ワカモちゃんはジュース飲んで涙流して喜んでいる。
ジュースでここまで喜べるってどんな環境だったんだろ〜。
「さてと、あなた達次はまた上位の部隊とランク戦になるわけだけど、今回使った初見殺し的な技は通用しなくなるんじゃない?」
小南先輩が言うように、初見殺し技は対策されてしまえば倒せなくなってしまう。
特にエスクードなんかは弧月持ちは旋空を、弾トリガー持ちはアステロイドの威力を調整すれば解決する。
狙撃手なら威力重視のアイビスという狙撃トリガーに切り替えれば済む。
「そう、だから次は相手が対策してくることを先読みしてメタを張るわ」
ヒナちゃんはケイちゃんからタブレットを借りると、次のランク戦作戦を教えてくれた。
まず今回おじさんが全体的な釣り餌になっていたから次は相手してくれない可能性が高い。
だからレイガストに再び持ち替えて、いつも入れているメテオラ(ショットガン)をハウンド(ショットガン)に切り替える。
ショットガンでもハウンドだったら相手に対して誘導するから射程距離が伸びやすい。
相手のシールドを割るときはアステロイド、相手への牽制にはハウンドで今度は相手を逃さない編成にしよう……と。
「ついでに次はホシノはバッグワーム外してシールドを入れて。ホシノがマップに出ていても早々落ちることが無いし、シールド入れておいたほうが防御力は上がるから」
「了解〜」
「じゃあ私は次はメテオラじゃなくてハウンドにしようかな〜☆」
ミカちゃんはいつも入れているメテオラではなくハウンドに。
ミカちゃんのトリオン量でハウンドだと、射程距離が狙撃手と同じくらいになるんじゃないかな?
(いかに相手にクソゲーを押し付けられるか……おじさん達の部隊はトリオン量が多いから出来ることも多いからね〜)
お菓子を食べながら、次の手をおじさん達は考える。
「しっかし……ワカモはすぐに馴染んだわね。記憶継承のサイドエフェクトって実質転生ってことでしょ」
ワカモのサイドエフェクトについては玉狛支部のメンバーに共有された。
おじさん達については迅さんには林藤支部長経由で伝えたらしいが、小南先輩達には伏せられた。
年が近いと思っていたのに実際の年齢は20歳以上離れているって知ったら小南先輩がどんな科学反応を起こすか分からないので伏せられたのである。
(これ嘘を見抜けるサイドエフェクト持ちの空閑遊真が玉狛に来たらおじさん達の嘘……バレちゃうんだろうなぁ……)
そんなことを思いながらも、ワカモの話に移る。
軍事国家で兵士として訓練を施されたが故に、ワカモはボーダーのトリガーも全てに一定の適性があった。
そのためうちの部隊で不足している狙撃手のポジションに入ってもらえればって思ったのである。
「攻撃手としての適性も高いわよね?」
「だからワカモちゃんには正規入隊から攻撃手のポジションでポイントを稼いでもらって、B級に上がったらすぐに狙撃手の腕前を上げてもらいたいな☆」
「結構無茶言いますわね……」
ミカちゃんの言い分にワカモちゃんも呆れ顔……。
でもそれぐらい無茶できないと次のシーズンに狙撃手としてねじ込むのは難しいのである。
狙撃手はランク戦がないので、合同訓練でポイントを上げていくしかないし、狙撃手の合同狙撃訓練で3週連続で上位15%に入らないとB級に上がれない。
故に結構厳しい。
ワカモちゃんも狙撃手の適性があっても、狙撃手の腕前は短期間に身につけられるものじゃないからねぇ……。
まぁ今シーズンの正規入隊まではレイジさんに教わって狙撃手の動きや小南先輩に攻撃手の動きを叩き込まれることが確定しているけど。
「次の6ラウンドの対戦相手が発表されました」
ケイちゃんの端末にいち早く次の対戦相手が表示された。
相手は冬島隊、二宮隊。
二宮隊は今シーズンから原作で冴えない作り笑いをする女と言われる鳩原ちゃんが加入してから嵐山隊と激戦を繰り広げていた。
正直上位4チームは固まりつつある。
二宮隊、嵐山隊、影浦隊、冬島隊。
冬島隊は最初のラウンドで玉狛第二に引き分けた後は順調に勝ち進んで、上位の位置を安泰にしていて、浮き沈み激しい玉狛第二に比べられることもしばしば。
そこに玉狛第二、加古隊、三輪隊が並ぶ。
言ってしまうとこれで上位の部隊はほぼ固まっていてここまでB級上位。
その下に弓場隊や佐伯隊、生駒隊が来るって感じ。
将来のことを考えると凄まじい層の厚さである。
「二宮隊と冬島隊か……こりゃだいぶキツイね☆」
「そうね……」
鳩原ちゃんは人を撃てないって欠点を持っているけど、相手を無力化する狙撃……武器を狙撃で撃ち落として、そこを二宮隊の他3人が倒すって戦術が確立されて、対応が難しい状態。
冬島隊の当真君も狙撃手No.1。
技量は鳩原ちゃんと同じくらいなので、ミカちゃんのメテオラ爆撃は絶対にできないから、ハウンドに切り替えるのは正解かもしれない。
「これだと、シールド入れてないと自殺行為だから、レイガストとシールド2枚の編成にするね」
「そうね……後は鳩原がどれぐらいの距離から狙撃成功させてくるのかログで調べる必要があるわね。ケイ、協力して」
「わかりました」
「なに、もうお開き?」
小南先輩はもうお菓子パーティーが終わりなことにご立腹らしい。
「じゃあ小南先輩はおじさんと付き合ってよ。辻ちゃん対策をしたいから」
「辻より私の方が強いわよ?」
「強いほうが練習相手としてはいいからね〜」
「はいはい、付き合ってあげるわよ」
「ありがとうね〜」
各々動き出して、次の対戦相手の対策を始めるのだった。