ワールドトリガー世界にブルーアーカイブ周年人権キャラをぶち込んでみた 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
玉狛支部に移動しながらケイにワールドトリガーの知識はどれぐらいあるのか聞いてみると、
「生粋のワ民です。BBF(ワールドトリガーの公式ファンブック……ファンブックなのに情報量が多すぎて、こいつのおかげで考察が捗って大量のワ民が産まれた。二次創作の教科書でもある)も読み込んで殆ど頭に入ってます」
「そりゃすごいね……ちなみに今の玉狛支部って烏丸って居るの? 宇佐美ちゃんと同時期に玉狛支部に転属だったよね?」
主人公の三雲修の師匠であり、作中屈指のイケメンと言われている烏丸(からすま)京介。
作中ではとりまると呼ばれることがあるが、彼が居る時期で原作開始の時期を逆算することができる。
「いえ、まだA級1位の太刀川隊に所属していますよ。ちなみに皆さんは今の時期は原作開始2年前。東さんが2期生を育成途中って言えばよいでしょうか?」
ケイはあとはレイガストというトリガーが最近開発されたって説明された。
ヒナちゃんがそこまでボーダーについて詳しくないんだけどと前置きして、主人公達みたいにストレートでA級に成れると思ってないけど、今後のスケジュールってどうなっているのかと質問する。
「ボーダーの正式入隊の時期は1月、5月、9月の年3回。トリガーや戦闘体に慣れるのに普通は1ヶ月から2ヶ月かかる」
ケイの説明によれば、まずは慣れるところから始まって、B級の実力に到達するのが3ヶ月でも早い方だと言われ、余裕を持ったスケジュールだと、年3回、入隊時期を休みとして、その次の月から始まるB級ランク戦からチームを組んで参加するのがベターらしい。
見習い隊員のC級、一般隊員(中堅)のB級、精鋭隊員のA級って分けられている。
あと特殊でS級隊員ってのもいるけど、これは考慮しなくてよい。(特殊なトリガーを使う人物がS級)
玉狛支部はA級とS級隊員だけの少数精鋭部隊である。
「さて、到着しました。ここが玉狛支部です」
本部から歩いて30分の位置……川岸近くの給水塔を大きくしたみたいな建物が玉狛支部である。
中に入ると、私達と同じくらいの少女がどら焼きを食べていた。
「ああ! 小南! それ私のどら焼き!」
「ええ! ケイのどら焼きだったの! 名前書いてよ!」
「どら焼き置いていたお皿私のいつも使っている柄付きでしょ!」
「そうだったの! というかお客さんがいるじゃない!」
釘宮ボイスの小南桐絵ちゃん。
彼女は私達と同じ年であるが、A級隊員の立派な精鋭である。
「こんにちは〜」
「お邪魔します」
「よろしくー先輩☆」
「先輩……先輩!」
小南ちゃんはミカちゃんに先輩って呼ばれてニコニコしている。
「お、迅が言っていたケイの運命の人って……ありゃりゃ、全員別嬪さんじゃん」
「おじさん言い方」
2階から眼鏡を掛けたトゲトゲ頭の中年の男性と、大学生くらいの綺麗な女性が降りてきた。
「紹介します。今日ボーダーに合格した小鳥遊ほしの、空崎ひな、美園みかの3人です」
「小鳥遊ほしので〜す」
「空崎ひな。よろしく」
「美園みか☆よろしくじゃんね☆」
私達が自己紹介をすると、眼鏡のおじさんから自己紹介をする。
「ここ玉狛支部の支部長をしている林藤匠だ。よろしく」
タバコが似合いそうなおじさんである。
何とも掴みどころがなさそう。
「林藤ゆりです。支部長の姪なの。よろしくね!」
ゆりさんは美人さんで、いかにも大人の女性って感じ。
「小南桐絵(きりえ)よろしく!」
ボイスで只者では無いオーラを放っている小南ちゃん。
いや、先輩って言った方が機嫌が良くなるなら、私も先輩って呼ぼうかな?
同じ年だけど。
他にはメスの巨大カピバラの雷神丸。(大型犬サイズ)
そのお腹で気持ちよさそうに眠っている林藤陽太郎君。
今外出中の玉狛支部のエリート迅悠一さん。
謎のカナダ人技術者、ミカエル・クローニンさん。
大学生の木崎レイジさんが現在玉狛支部のメンバーである。
「ケイからネイバーと仲良くしようって派閥って私達は聞いています。そこら辺は特に思うことはないので……」
ヒナちゃんが最初にジャブをぶちかます。
林藤支部長はふむ……って言った後に、君達の目的は何かって質問をされた。
「おじさんは怒られるかもしれないけど、自分の力を試したいから。それに誰かを守ることができる力を持てるのは素敵なことだと思うから」
本来の小鳥遊ホシノは大切な人を守れなかった。
それに守ろうとして取り返しのつかない一歩手前まで行ってしまった。
転生したから、前世でできなかった全力で行動してみたいって気持ちと、ホシノが本来持っている正義感が私がボーダーに入りたい本当の理由である。
結局のところヒナちゃんとミカちゃんも本気を出せる環境を求めているのだ。
本気の闘争を。
それと家族を守りたいとかお金が欲しい、出世欲が混ざり合った結果が今の正直な思いだろう。
「自分の力を試してみたい……か」
「遊びじゃないのよ! わかってる?」
小南先輩が遊びじゃないとバッサリ言ってくるが、私達の覚悟というのは本物である。
「駄目でしょうか?」
「いや、復讐心にとらわれるよりよっぽど健全だ。それだけ自分の能力に自信があるっていうのもね」
タバコに咥えて火をつけようと支部長はするが、流石に初対面の女の子の前でタバコを吸うのも悪いと思ったのか、箱の中に戻していた。
「とりあえず一時所属でもできないでしょうか? 玉狛支部は技術的に素晴らしい支部ってケイから聞いているの。将来本部所属になるとしても玉狛支部出身っで影響力拡大になって、各派閥の牽制に使えるならいいんじゃないかしら」
「へぇ言うねぇ……」
支部長はニヤリと笑う。
本気で幹部を目指すってなったら、将来的に本部所属にならないといけないことには変わらない。
それでも育ててほしいってことをありのまま支部長達に伝える。
「あらあら、まぁまぁ!」
「生意気な後輩達ね!」
「僕としては気に入ったよ。それくらいギラついていた方がやり甲斐がある。他のメンバーが帰ってくる前に……そうだな、トリオン量だけでも正確に量ってみようか」
というわけで、自分達のトリオン量が実際にはどれくらいあるか測ってみることに。
機材は簡単で、スマホの様な機械を数秒握ることで、トリオン量の数値が出てくる。
試しにケイが握って見せてくれたら9って出ていた。
「本当にケイは戦闘センスが高ければ……トリオン量も豊富なのに残念よね!」
「小南失礼ですね! それにオペレーターとしては十二分に活躍できるんですからいいんですよ!」
プリプリとケイが怒っているが、実際トリオン量9というのは普通に多い部類である。
一般的にサイドエフェクト持ちの最低値が7、トリオン富豪って呼ばれるのが8以上なので、戦闘員に向かないのが本当に惜しい。
まぁ実際ワールドトリガーの漫画でもサイドエフェクト持ちのオペレーターは居たので向き不向きは仕方がないのであるが……。
「じゃあおじさんからやるね~」
「何でホシノは一人称おじさんなのよ」
「うへ~おじさんはおじさんなのよ〜」
小南先輩からツッコミを入れられるが、ホシノの一人称がおじさんなのはホシノだからとしか言いようがない。
ピピって計測されると、10という数値が出ていた。
「おお、ケイよりも多い!」
「うへ~良かった〜」
これでギリギリの3とかだと使える武器とかも限られてくるので、トリオン量が多いことに越したことはない。
続いてヒナちゃん。
「14ね」
「「「おお!」」」
流石ゲヘナ最強の女。
トリオン量も富豪である。
「じゃあ最後に私かな~」
さて、トリニティピンクゴリラの異名を持ち、クソデカヘイロー(ブルーアーカイブのキャラの神秘と呼ばれる力の根源 ヒナとミカは最大級にデカい)の持ち主……ヘイローを基準としているのなら……。
ピピ
【20】
「やった! 20出たよ☆」
「何よ後輩達皆トリオン大富豪じゃない!」
小南先輩はもぎゃり出したが、流石ブルーアーカイブの強キャラがモデルになっているだけある。
ちなみに20と言うと、主人公三雲修10人分に匹敵する。(三雲修はトリオン量2である)
これで私達は十分なトリオン量で武器の選択権が増えるのだった。