漏瑚(ロリ)になった男   作:かしわくん

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オリ主の見た目のイメージはおきゃんチャンネルさんの人間になった漏瑚です


大きな一物をください

 

俺は深夜というにはまだ速く、夕と言うには遅すぎ

る時間に夜食のラーメンを食べながらリビングのテレビをつけた。

 

薄暗い部屋の中をテレビのディスプレイから出る怪しい光が包む。そこに映るのは人間が呪いという化け物と戦うアニメ

 

そう、『呪術廻戦』だ

 

これを初めてみた日から俺はこの作品に魅了された。主人公の苦悩、人の命の重さ、そして何より台詞回し、その全てが俺を虜にした

 

そこからはまず、書店で呪術廻戦全巻を購入し、ネッ◯フリックスを契約。その後2日でアニメを全部見た

 

そして全てを見終えた俺からは、ある言葉が浮かんだ

 

(……漏瑚かわいそ)

 

そう、あまりにも漏瑚の扱いが酷いのだ

戦った主な相手は五条、宿儺との天井組のみ(真希や直毘人は除く)

 

ちゃんとした実力者にも関わらず作中キャラだけではなく読者にまで過小評価を受けている不憫な富士山

 

それが逆に俺の目には輝いて見えた

 

呪霊としてのあり方、強さ、性格、そこからはなぜか俺にとっては不思議な魅力が感じられた

 

故に、もし呪術廻戦のキャラになれるなら?という質問が来れば迷わず俺は答えるね

 

───『漏瑚になりたい』と

 

そんなことを考えながら布団に入り瞼を閉じると俺の意識は瞼の裏の闇に吸い込まれていった

 

 

 

 

 

───────────────────

 

さて、皆さんこんにちは!僕だよ!

今の僕の状況を説明しよう!今僕は呪術廻戦の世界に来たよ!やったーー

 

ん?何でそう思ったのかって?それはね、今絶賛目の前で呪霊vs呪術師の超絶バトルが繰り広げられてるからだお!

 

何か昨日寝て起きたら赤ん坊になって呪霊との戦闘をゼロ距離で見せられてるよ!

 

笑っちゃうね!タハーー!!

 

……笑えねえよ?

 

厭(いや)何でだよ!何でよりにもよってここ(呪術廻戦)なんだよ!!

いや、確かに好きだよ?好きだし俺がここにいたら〜とか何度も想像したよ?だって厨二病真っ盛りの男子高校生だからね?でも実際に来るとは思いませんやん!冗談ですやん!(泣)

 

第一、急に起きたら赤ちゃんってどういう事だよ!?段階何個スキップしてんだよ!?せめてトラックに轢かせるなり何なりしろよ!?サボるな作者!!

 

し・か・も!!しかもだ。俺の股間にち◯こが無い!!青天冠⭐︎!女の子になっちゃった(脳死)……。

 

それにここ現代日本じゃないじゃん。周りの家具とか着ているものがどう見積もっても江戸より先とは思えないものばかりだった

 

つまりファミ◯ンもゲーム◯ッチも漫画も、娯楽という娯楽が何一つない。ドパガキの俺には辛い!耐えられない!!

 

まぁ、一旦落ち着こう

最初に違和感に気づいたのはこっちに来てすぐの頃、布団の上でボーっとしてる時に何かが飛んできた

 

最初は蝶か何かかと思っていたがこっちに近づいてくるにつれそれに対して恐怖心を抱くようになった

 

それ(・・)は現代では見たこともない異形の化け物だった。そう、これがかの蝿頭である。

こいつは4級にも満たない正真正銘の雑魚呪霊だ

 

しかし、これを見た俺は思わずギャン泣きからの見事なお漏らしをしてしまった

 

まだまだ赤ん坊の為漏らしてもただおしめを変えられるだけで何を言われるわけでも無かったが元が男子高校生だった分精神的に結構きた

 

これを見た時からあれ?と思い始めた。しかしそこから数ヶ月後、それが確信に変わる出来事が起こった

 

術師が呪霊と戦うところを見せられたのだ

 

術師は全身に揺れ動く淡い炎のような物を纏い、詠唱、手印を用いて術を放った。

ここだけではまだ呪術廻戦だと断定はできないだろう

 

だが周りの大人は確かに言った。術式、縛り、呪術、と

 

ここで俺は確信した。ここ呪術廻戦ですやん……

 

そう!説明しよう呪術廻戦とは人の命が三徹の末に12時間睡眠をとった時の頭くらい軽い世界だ

ここでは天井組クラスの強さが無いとどこで死んでも全くおかしく無いほどのクソゲーだ

 

じゃあ努力して何とか強くなろうとしてみよう。まず最初に呪力があるかどうかのギャンブル

 

ここに勝てなければそもそも土俵にすら立たない。

そして次に呪力量、ここをミスると禪院真依(強化パーツ)のように味噌っカスのような強さにしかならない

 

まあ仮に、ここまで全て並以上を引き当てたとしよう。ここから始まるのが術式ガチャだ

ここでミスれば全てドボン。呪術師の強さの8割がここで決まる

 

そう、ここまで全て揃ってようやく『まあなかなか死なないかな』くらいになる

うん、クソゲー!クソゲーだね!!

 

何だよ全部ギャンブルじゃん。努力で何とかっつってもここを全部クリアしないと土俵にすら立たないという理不尽さ。これが単眼猫クオリティである

 

ともかくだ。来ちゃったもんはしょうがない。こっちで生きていく為の準備をしなければ。ついでに原作キャラとかも見てみたいし

 

とりあえず今は何時代だ?刀……は平安とかでもあるか。ああでも髪型がちゃんまげだ!ちょんまげと言えば武士!侍!戦国!

 

じゃあ今は戦国らへんか。まあこれは当たりと言えるのではないだろうか。この時代でネームドのヤバいやつは二人だ。

 

一人、現代で秤金次と渡り合い、特級と比べても遜色ない強さを持つという『雷神』鹿紫雲一

 

二人、こちらも現代で受肉を果たし、死滅回遊で乙骨憂太と渡り合った最強の呪力砲、石流龍

 

原作で出てきたのはこの二人だけだ。この二人以外ではカッシーが退屈してた事からどう見積もっても一級を超えるような実力者は現れないだろう

 

つまり、まだ俺にも可能性はある!!

 

 

 

 

「よし、これより術式確認の儀を行う。総員呪力を解放し、術式を行使せよ」

 

俺が6歳になって少しした頃、同年代の子供。ざっと50人くらいが一箇所に集められた。

 

どうやら俺の家は中々の名門らしく、多くの子供を産み術式ガチャのチケットを増やしているようだ。そして6歳になるとこうして篩にかける。ここで当たりを引かなきゃここでは人間としての扱いは期待できない。どっかの禪院家かよ

 

そんな事を思いながら自身の体に呪力を流す。術式を使うイメージは自身の体を型と仮定してそこに流し込む。そんな感覚だ

 

シュボッ

 

なんかでたぁ

俺の手のひらからメラメラと燃え盛る炎が出た。

うん、炎か。いいなかっこいい。でも作中No.1と2の炎使いはもう決まっちゃってるんだよなぁ……

扇さん?あれはアニメで炎使ってなかったので除外します

 

周囲から徐々に歓喜の叫びと悲痛の叫びが聞こえてくる。そりゃそうか、だってここであなたの人生は決まりました、残念!って言われてるようなもんだからな。まぁ俺は勝ったけどネ⭐︎

 

そこからしばらくは呪力の流れと術式の制御に重きを置いた。参考にするのは作中No.2の炎使いである漏瑚パイセンだ。……宿儺?あれは規格外すぎて意味わからん

 

まず俺の出来る事を確認しよう。まず炎、これはシンプルに高火力な炎。そして岩、いやこれは火山岩と言い換えてもいいのかな?熱篭ってるし……ん?

 

そして次によくわからん虫。当たれば爆発、当たらなくても音で鼓膜をシャットアウト、使い勝手のいい時限爆弾。まさか……ね?

 

そして最後にマグマ。どうやら俺は呪力量と出力が大きいようでここら一帯をマグマの海にすることもできる。そしてマグマは自身の意思で動かすこともできる。

 

……これ漏瑚の術式じゃね?

 

段々漏瑚の真似して色々やってみたけどアニメで見た事全部出来るんですけど……。そりゃ威力とかはモノホンに比べたら全然だよ?でも大体漏瑚に出来ることは俺にも出来るもん

 

ここから推察するに俺は漏瑚(ロリ)になっちゃったのだ

 

だとすればあの高火力連打をいつかはモノにできると思うと俄然やる気が湧いてきた

 

そこからはとにかく基礎技術を鍛えた。そして自分でも中々満足いく強さになってから呪霊と戦ったりしたがそこから出た感想は退屈の一言だった

 

元の出力が高いから大体の呪霊は一撃で葬れるし、それなら周りの術師と戦おうと思うがそもそも周りにはもう、俺より強い術師はいなかった

 

そしてこの前宿儺の指を取り込んだ呪霊と出会った。久方ぶりの一撃で倒れない相手だったが、まぁ……そうだな。火礫蟲の連打でおわった

 

そしてこいつを倒した事で俺は正式に一級術師の称号を得た。俺の家では2級以上の強さを認められなければ名前を持つ事を許されない。

 

今まで俺は様子見という形だったが先の闘いが決定打となり俺は名を持つ事を許された。ここでは自分で自分の名前を付けるのが習わしらしい。なら、俺の答えは決まっている

 

「さぁ、望む名を言え。それを期に免許皆伝とする」

 

「そうだな。じゃあ『漏瑚』で」

 

俺は大地すら焦がす最強の呪霊の名を得た

 

この時、俺はちょうど8歳の誕生日を迎えた

この時から俺の頭にある悩みが宿った。停滞だ

 

あれから2年。俺は10歳になったが何をやっても何を変えても出力がちょっと上がるだけで何も進展が無かった。極の番、領域展開、反転術式、呪術の極地とも呼べる技の数々は何一つとして出来ない

 

長期間じっくり取り組み続ければいずれはと思うがそんなものを俺は望まない。俺は現代で原作のキャラに会いたい。それには寿命という枷を破る術(呪物化)が必須だ。その為にこんなことに手間取っている訳にはいかない。

 

これらを短時間で習得する方法は大きく二つだ。

 

一つ、命の危機に瀕し、呪力の核心を掴む

 

二つ、黒閃を経験し、ゾーンに入ること

 

そのどちらも強者との戦闘によって花開くことが多い。しかし、この時代で最強と言える『雷神』は先日消息を絶った

 

なら、この時代で俺に死の危機(スパイス)を噛み締めさせられるのは──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だ、嬢ちゃん。ここは子供の来る場所じゃねぇ。さっさと帰んな」

 

そう言って女に腕を回しながらキセルをふかすちょんまげの男に俺は言った

 

「キセルって苦いよな。口直しがしたいんじゃないか?あま〜いデザートでな」

 

石流龍、この漢を喰らい俺は高みへと至る

 

 




今私はもう一つの作品を書いていて次の投稿がいつになるか分かりません。気長に待ってくれると嬉しいです
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