とある科学の独立番号《Nevermind》 作:シングルアクション教
学園都市、第七学区。
夕暮れの道路を、一台のジープが走っていた。
車体は古く、塗装にも傷が目立つ。冷房の効きは悪く、段差を越えるたびに車内のあちこちから異音がする。おまけにトランスミッションはマニュアル式。渋滞に巻き込まれれば、快適とは程遠い代物だ。
だが、運転席の独立番号は満足げだった。
「やっぱ車はこれくらい無骨な方がいいな。余計な電子制御も少ねえし」
盗難車であることを除けば、本人にとっては理想に近い。
もちろん、褒められた趣味ではない。
「……と、ミサカは誰に聞かせるでもなく自己弁護してみるぜ」
助手席には、研究所から盗み出した記録の記録媒体が積まれていた。
ここ数日、独立番号はポルターガイストに関する情報を追い続けている。
最初は、地震の発生地点と廃研究所の位置を照合するだけだった。
次に、過去の実験記録を漁った。閉鎖された研究施設、名目だけ残った研究計画、すでに削除されたはずの被験者リスト。学園都市には、表向きには存在しないことになっている研究が、驚くほど多い。
そして、調べれば調べるほど妙なことに気づいた。
研究所ごとに使用している機材も、研究員の所属も異なる。ところが、いくつかの記録には同じ予算管理番号と、同じ承認経路が記されていた。
さらに奇妙なのは、研究が中止された後も、関連施設への資金供給が続いていたことだ。
「一つの研究室が暴走しただけなら、こんな綺麗に金が流れるわけねえよな」
独立番号は信号待ちの間に、タブレットの画面を見下ろした。
そこに並ぶのは、研究計画の断片と、複数の施設に共通する管理コード。
最後に見つけた文書には、こんな記述があった。
――AIM拡散力場制御実験。対象児童群に関する追加データは、上位計画管理部門へ移管。
「上位計画管理部門、ねえ」
名前を隠す気すらないのか。それとも、名前を隠す必要すらない立場なのか。
独立番号は笑わなかった。
学園都市で研究を続けるには、誰かの許可がいる。資金がいる。施設がいる。そして、それらを用意できる連中は限られている。
統括理事会。
その言葉が頭に浮かんだ瞬間、バラバラだった記録が一つの形を取り始めた。
ポルターガイストは、偶発的な能力暴走だけでは説明できない。
誰かが現象を観測し、誰かがその結果を集め、誰かがその研究を継続させている。
そして、被験者となった子供たちは――その誰かにとって、数字でしかない。
「……胸糞悪ィ話だ」
独立番号はタブレットを伏せた。
これ以上、末端の研究所を漁っても、核心には届かないだろう。
必要なのは、研究の現場にいた人間の証言だ。
妹達の製造に携わり、脳波と精神情報の研究に精通し、学園都市の研究者たちの事情を知っている人物。
一人、心当たりがあった。
「布束砥信……か」
独立番号を造った研究者の一人。
そして、独立番号の正体を知っている人間。
「さて。久しぶりに、昔の関係者に会いに行くとしますか」
エンジンが低く唸った。
ジープは夕暮れの街へと走り出した。
─────────
布束砥信が研究施設の外へ出てきたのは、日が暮れてしばらく経った頃だった。
白衣は着ていない。普段着の上に薄手の上着を羽織り、手には財布だけを持っている。
向かう先は、通りの向こうにあるコンビニエンスストア。
その様子を、少し離れた路地に停めたジープの中から独立番号が見ていた。
「……本当に買い物に出ただけっぽいな」
監視カメラの位置を気にしながら、などという話ではない。
ただ、誰かに尾行されていると気づいている人間の歩き方ではなかった。
独立番号はエンジンを切り、車を降りる。
「悪いな、布束博士。こっちも時間がねえんだ」
声をかけたのは、コンビニへ続く路地に差しかかったところだった。
「布束砥信さん、ですよね」
布束は足を止めた。
ゆっくりと振り返る。
「……誰?」
「ちょっと話がある。研究のことだ」
「研究?具体性に欠けるわね。More precisely、あなたは誰で、何の話をしたいの?」
落ち着いた声。相手の素性を探るような、半ば眠たげな目。
独立番号は、周囲を一度だけ確認した。
「ここじゃ困る。少し付き合ってもらうぜ」
「断ったら?」
「お願いの仕方を変えることになる」
「……なるほど。つまり、最初から私の意思を尊重する気はないのね」
「理解が早くて助かるぜ。」
布束は数秒、独立番号を観察した。
黒い帽子に黒いマスク。体格と声から得られる情報は限られている。だが、その特徴的な言葉遣いと相手を必要以上に威圧しようとしない態度に、何か引っかかるものがあったらしい。
「その話し方……」
彼女の視線が、目深に被ったキャップ帽の奥へと向けられる。
「まさか」
「勘がいいな」
独立番号は彼女の腕を強引に引くような真似はしなかった。ただ、退路を塞ぐ位置に立ち、静かに言った。
「ここで大声を出されると、こっちも困る。だから、まずは話を聞いてくれ。あんたを傷つけるつもりはない。」
「その台詞を、信用しろと?」
「信用しなくていい。判断材料を渡す」
独立番号は、懐から一枚の端末と、それに映る記録の写しを取り出した。
布束の目が、その文書に落ちる。
数秒後、彼女の表情が変わった。
「……これは、どこで?」
「いくつかの廃研究所。消し忘れたデータの寄せ集めだ。AIM拡散力場制御実験、被験者群の管理番号、上位計画へのデータ移管……」
独立番号は一歩だけ近づいた。
「布束砥信。あんたなら、この記録の意味が分かるはずだ」
布束は文書を見つめたまま、答えなかった。
やがて、長く息を吐く。
「……場所を変えましょう。ここでは話せない」
「助かる」
「ただし、誤解しないで。協力するとは言っていないわ」
「分かってるさ。と、ミサカは交渉成立にしておくぜ」
「……その言い回し」
布束の目が、再び独立番号を捉えた。
「やっぱり、あなたなのね」
独立番号は答えなかった。
それで十分だった。
─────────
ジープの車内。
布束は助手席に座り、膝の上に記録の写しを置いていた。独立番号は運転席でハンドルを握っている。
エンジンはまだかけていない。
「まず、確認させて」
布束が口を開いた。
「あなたは、今もミサカネットワークに接続していないのね?」
「してない。するつもりもない」
「……そう」
彼女はそれ以上、理由を尋ねなかった。
代わりに、記録の端を指で押さえる。
「この資料だけでは、すべてを断定できない。But、あなたの推測はおそらく正しい。これは、一研究員が独断で進めた計画ではないわ」
「統括理事会が絡んでる?」
「少なくとも、上層部の承認なしには成立しない規模ね。資金、人員、施設、被験者の移送。どれか一つでも、個人の裁量で動かせるものではない」
「つまり、街の上の方が子供を実験台にしてるってことか」
「言い方は乱暴だけれど、否定はできない」
独立番号の指が、ハンドルを軽く叩いた。
「実験の目的は?」
「そこから先は、私の専門外よ」
「……は?」
「私は量産型能力者計画に参加していた。妹達の脳内情報を入力するための研究に関わったこともある。けれど、今回の乱雑開放に関する計画や、絶対能力者を生み出すための実験には参加していない」
布束は淡々と説明した。
「だから、私が直接知っているのは、AIM拡散力場と精神活動に関する基礎的な研究、それから学園都市の研究体制について。今回の事件の全容を知っているわけではないわ」
「……あんたでも知らないことがあるんだな」
「Obviously。学園都市の研究者全員が、すべての計画を共有していると思う?」
「そりゃそうか」
独立番号は少しだけ肩の力を抜いた。
「じゃあ、分かる範囲でいい。何が起きてる?」
布束は窓の外へ視線を向けた。
「まず、AIM拡散力場は能力者が無意識に発している力場よ。それぞれの能力者が持つ力場は、周囲の環境や精神状態の影響を受ける。複数の力場が干渉すれば、通常では起こり得ない現象が発生する可能性もある」
「地震や、物が勝手に動く現象か」
「ええ。ただ、今回のような規模になるなら、単純な自然発生とは考えにくい。特に、特定の地点で現象が繰り返されているなら、何らかの誘因が存在する可能性が高いわ」
「誘因……」
「被験者の精神状態か、外部からの干渉か。それとも、両方か」
独立番号は記録の一部を指さした。
「ここにある『対象児童群』ってのは?」
「……置き去りの子供たちでしょうね」
その答えを聞いた瞬間、車内の空気が重くなった。
独立番号は、しばらく黙っていた。
「子供を集めて、能力の実験をした。で、何かが起きて、そいつらが昏睡状態になった。違うか?」
「その可能性はある。でも、今の資料だけでは断定できない」
「なら、誰が知ってる?」
布束は少し考えた。
「木山春生。彼女が能力教材開発所で子供たちの担任をしていたことは知っているわ。研究の詳細をどこまで知らされていたかは分からないけれど、少なくとも、子供たちの状態については私より詳しいはず」
「木山春生……」
以前、AIMバーストの現場で見た女。
あのときの彼女は、怪物のような現象を前にしても、子供を救うことを諦めていなかった。
独立番号は、布束へ向き直った。
「もう一つ。テレスティーナ=木原=ライフラインって名前に心当たりは?」
布束の表情は変わらなかった。
しかし、答えはすぐには返ってこなかった。
「……木原の姓を持つ研究者は、学園都市に一人ではないわ。名前だけで関係を断定するのは危険ね」
「つまり、知ってるのか、知らないのか」
「その人物が今回の事件に関与しているかは、私には分からない。But、あなたがその名前を挙げるほどの理由があるなら、調べる価値はあるでしょう」
「正直で助かるぜ、とミサカはひとまず情報が落ち着いたことに安堵のため息を漏らすぜ」
独立番号はようやくエンジンをかけた。
「木山のところへ行く」
「……今から?」
「子供が巻き込まれてる。のんびりしてる暇はないだろ」
布束は小さく目を伏せた。
「あなたは、以前からそうだったわね」
「何が?」
「自分が何者なのかを問われるのは嫌がるくせに、他人が何者であるかを知ろうとする」
独立番号は、返事をしなかった。
布束は続ける。
「……Alright。ひとつだけ忠告しておく。今回の件が統括理事会の管理下にあるのなら、表立って動くのは危険よ。あなたが何を知っているのか、誰に知られるのか。それだけで、立場が変わる」
「分かってる」
「本当に?」
「分かってるから、盗難車で移動してんだよ、とミサカはこれでやりましたとばかりに手元で紫電をバチバチさせてみるぜ」
「……そこは自慢するところではないと思うけれど」
「趣味の車選びまで否定されるとはな」
「車種の問題ではないわ」
「マニュアル車だぞ?」
「論点が違う」
独立番号は、少しだけ笑った。
布束も、ほんのわずかにため息をついた。
だが、その目は笑っていなかった。
「……気をつけて。あなたが造られた理由と、今あなたが追っている事件。その二つが、同じ場所へ繋がっていないとは限らない」
独立番号は前を向いたまま答えた。
「だからこそ、調べるんだよ」
ジープが走り出す。
布束はそれ以上、引き止めなかった。
彼女が知っていることと、知らないこと。
そして、知っていても口にできないこと。
その境界線を、独立番号はまだ知らない。
ただ一つ分かっているのは、廃研究所の残骸を拾い集めるだけの段階は、もう終わったということだった。
──────
先進状況救助隊――MAR。
その隊長、テレスティーナ=木原=ライフラインは、穏やかな笑顔で子供たちに声をかけていた。
「大丈夫よ。怖かったわね。でも、もう心配しなくていいからね」
白い制服。落ち着いた声。子供たちの目線に合わせて話す姿。
誰が見ても、子供たちを救おうとしている人間に見えただろう。
「私たちが、みんなをちゃんと治してあげる。だから、安心して任せてね」
子供たちは、不安そうに彼女を見つめていた。
その中には、枝先絆理もいる。
彼女たちがどこへ連れていかれるのか。
何のために連れていかれるのか。
その答えを知る者は、子供たちのそばにはいなかった。
テレスティーナは、彼女たちを乗せた車両が出発するのを見送る。
そして、誰も見ていないところで、ほんの一瞬だけ笑みを消した。
「……これで、次の段階に進めるわね」
その声は、誰にも届かなかった。
───────────────
カエル顔の医者が所有する病院。
その一角に、木山春生の研究室があった。
夜の病院は静かだった。廊下の照明は落とされ、遠くから聞こえる足音もまばらだ。
独立番号は、研究室の扉の前に立っていた。
正面から訪ねれば、受付を通される。事情を説明すれば、警備に連絡される。素性を明かせば、余計な記録が残る。
今の独立番号にとって、どれも避けたいことだった。
結局、彼女は正規の手続きを踏まずに研究室へ入った。
「……君は…!」
机に向かっていた木山が顔を上げる。
そうして、独立番号の出で立ちを見て思い出したように目を見開く。
その目には、驚きよりも疲労が濃く浮かんでいた。
研究室には、子供たちに関する資料が積まれている。画面には脳波の記録が表示されていたが、木山はそれを見ていなかった。
「夜分に悪いな。ちょっと話がある」
「ここは関係者以外立入禁止だ。帰ってくれ」
「そうしたいところだけど、あんたに聞きたいことがある」
「警備を呼ぶぞ」
「呼びたきゃ呼べばいい。けど、その前に一つだけ聞いてくれ」
独立番号は、持ってきた記録を机の上に置いた。
木山の視線が、文書へ落ちる。
そこには、廃研究所から集めた実験記録の一部が並んでいた。
AIM拡散力場制御実験。
対象児童群。
上位計画管理部門へのデータ移管。
木山の顔から、わずかに血の気が引いた。
「……これは、どこで手に入れた?」
「いくつかの研究所。残ってたデータを拾い集めた」
「君は……何者だ?」
「今は、そんな話をしに来たんじゃない」
独立番号は、木山の目を見た。
「ポルターガイストは、ただの自然現象じゃない。子供たちの能力と、AIM拡散力場が関係してる。そうだろ?」
木山は答えなかった。
「この実験には、統括理事会が関わってる。少なくとも、上の連中が計画を把握していた可能性が高い。あんたは、何を知ってる?」
木山は机の上の記録を見つめていた。
その手が、微かに震えている。
「……私は」
言葉が途切れる。
「私は、あの子たちを助けたかっただけだ」
その声は、ひどく小さかった。
「彼女たちが目を覚ます方法を探していた。何度も、何度も……」
木山は目を伏せた。
「なのに、また……」
独立番号は黙って待った。
彼女の目の前には、研究資料だけではない何かがあった。
子供たちの写真。
何度も書き直された計算式。
机の端に置かれた、古い集合写真。
そこに写っている子供たちは、みな笑っていた。
「……子供たちを、連れていかれたんだな」
木山の肩がわずかに揺れた。
「MARが保護すると言っていた。あの子たちを治療するためだと……。私は、彼女たちなら助けられるかもしれないと思った」
「MARの隊長は、テレスティーナって女か」
「そうだ。彼女は親切だった。子供たちの治療を引き継ぐと言って……」
木山は、そこで言葉を止めた。
自分の言葉を、自分自身で信じられなくなったようだった。
「……私は、何をしているんだろうな」
研究室の空気が沈む。
独立番号は、写真の中の子供たちを見た。
自分が造られた理由は、まだ知らない。
布束が何を知り、何を隠しているのかも、すべては分からない。
けれど、子供たちが実験に利用されているのなら。
その子供たちを救うために動いている人間が、目の前にいるのなら。
今ここで、何もしないという選択肢はなかった。
「木山春生」
独立番号は、いつもの軽い調子を少しだけ引っ込めて言った。
「俺と組まないか」
木山が顔を上げた。
「……何?」
「俺は、廃研究所のデータを集めてきた。あんたは、子供たちの状態を知ってる。俺には足りない情報があるし、あんたには今、動くための手が足りない」
「君に何ができる?」
「全部は無理だ。けど、調べることはできる。必要なら、危ない場所にも行く。あんたが持ってる情報と、俺が集めた記録を合わせれば、少なくとも何が起きてるのかは見えてくるはずだ」
「……それで、子供たちを救えると?」
「救えるって保証はない」
独立番号は、即答した。
「そんな都合のいい話なら、もう誰かがやってるだろ。俺が約束できるのは、途中で投げ出さないことだけだ」
木山は黙っていた。
やがて、写真へ目を落とす。
そこにいる子供たちは、まだ何も知らない顔で笑っていた。
「……私は、もう一度あの子たちを失うわけにはいかない」
「だったら、手を貸してくれ」
長い沈黙の後、木山はゆっくりと顔を上げた。
その目には、まだ迷いが残っていた。
しかし、その奥に、かすかな意志が戻り始めていた。
「……分かった。私が知っていることを話そう」
独立番号は小さく頷いた。
「話は決まりだな」
「ただし、君のことも聞かせてもらう」
「それはまた今度。と、御坂は露骨に話を打ち切るぜ。」
「……都合がいいな」
「よく言われる」
木山は、呆れたように息を吐いた。
ほんのわずかに、部屋の空気が変わった。
窓の外では、夜の学園都市が何事もなかったかのように光っている。
だが、その明かりの下では、子供たちの未来を賭けた実験が進んでいる。
「君は善い子だな。」
「いや、ミサカは
独立番号は机の上の記録をまとめ直した。
廃研究所のデータ。布束砥信の証言。そして、木山春生の研究。
断片は、少しずつ繋がり始めていた。
事件の背後にあるものは、単なる研究者の暴走ではない。
誰かが計画を動かし、誰かがそれを利用し、誰かが子供たちを実験台にしている。
その真相に、独立番号はようやく手をかけた。
「……さて」
独立番号は立ち上がる。
「ここからが本番ってわけだ。って、ミサカはわざとらしく伸びをするぜ」
その言葉に、木山は答えなかった。
ただ、子供たちの写真を見つめていた。
彼女たちを連れ去ったテレスティーナは、今もなお善意の救助隊長を演じている。
そして独立番号もまた、今回の事件が自分自身の過去にどこまで繋がっているのか、まだ知らなかった。
ただ一つ、確かなことがある。
この街の闇は、とても深い。
そして、その闇を覆い隠すために、誰かが正義の仮面を被っている。
めちゃめちゃ急ぎ足で申し訳ございません。
先日の投稿から間もなく、5人もの方にお気に入り登録をしていただきました。大変ありがとうございます。
タイトルは『Foo Fighters』の『The Pretender』からです。
実は私の好きなバンドや楽曲を共有したいという欲望もあったりしますので、少しでも聞いてもらえればとても嬉しく思います。古くなっても色褪せない楽曲ばかりですので。
日常回はどのタイミングで入れるべき
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日常の章を作るべき
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時系列に沿って入れるべき