Unlimited Possibility 〜プリズマ☆イリヤの世界へ〜   作:神酒ぃ@θ≒シータ

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どうも、ワンピです(=゚ω゚)ノ

これから寒くなっていきますから、皆様、体調にはお気をつけ下さいね。

お気に入り99件ありがとう御座います!これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします!

今回は前書きでオリキャラの軽い紹介をしたいと思いますo(`ω´ )o

衛宮 誠 【えみや まこと】(10歳)身長 139センチ


【挿絵表示】


今作のオリキャラの一人。双子の兄である。(ちなみに、二卵性双生児)

容姿、性格共に、士郎の幼少期にとても良く似ている。自分を犠牲にしてまで、見知らぬ他人を助け様とはしないが、身内、又は知り合いなどがピンチの時はやりそう…
彩虹が、ちょっと天然なだけに精神年齢は少し高め。
遠坂の血はしっかりと受け継がれていて、うっかりA、幸運Eは健在である。…なんというか、ドンマイ誠。

魔術に関しては、投影の謂わば上位版、創造魔術を使うことが出来る。宝石魔術に関しては無理。他の基本魔術も成功するかは五分五分。
士郎と凛の子供なのでしょうがない!……ですよね…?


衛宮 彩虹【えみや あやか】(10歳)身長 135センチ


【挿絵表示】


今作のオリキャラの一人。双子の妹。

容姿は凛の幼少期に似ているが、ツインテールでは無くポニーテールである。髪の長さは髪を下ろすと腰に、ポニーテールにすると背中ぐらいの長さ。
性格は非常に温厚。兄思いの優しい女の子である。後、少し天然。
そのせいで、遠坂家の家訓は凛で途絶えそうだ。
しかし、魔術の才能云々に関しては天才。自頭は凛のをそのまま受け継いでる。もちろん、五大元素使い(アベレージ・ワン)。文句なしの天才肌です。はい。

使える魔術は宝石魔術だが、凛が独自に開発した指輪により宝石は殆ど使わない。が、Aランクを超える攻撃は宝石が必要。5属性、それぞれの指輪を駆使して攻撃を行う。

二人とも、中国拳法は少し使える。


という感じです。では、本編をどうぞ!

追記
11時に投稿した小説が何故か消えたので、修正を加え23時に変更しました。
申し訳ありませんm(_ _)m


家族との再会

第六話

 

 

side 衛宮 誠

 

小さな交差点の角を曲がり、そのまま直進しある場所を目指す。

吐く息が冬の冷気によって白くなり、夜の暗闇に溶ける。

 

その目的の場所に一秒でも早く着きたいから、脚を限界まで強化して走っているけど、それでも尚、早く、早くと心が訴えて来る。

 

正直、息が苦しい。当たり前か…

何せ十分間近くほぼ全力疾走で走っているんだからな。

 

「はぁ…はぁ…」

 

マジで酸素プリーズ。

絶対、このペースだと着く前にぶっ倒れる可能性が高過ぎる。

まっ、止まる気は無いけどね!

 

 

ははっ…それより、今日はなんでこんなに死にそうな体験を何回もしてんだろ…

マジで悲しくなってくる、自分の運命の悪さに…

恨むぞ、お母さん!

 

取り敢えず、何となく自分の不幸を引き当てる確率の高さをお母さんに当たってみた。

 

そんな事をやってる内に住宅街を抜け森に入る。

 

…よし!あともうちょっと!

 

そのままスピードを緩めずに鬱蒼と茂る木々の間を疾走する。

そして、遂に…

 

お母さんと彩虹を見つけた。

 

安心感が満ち溢れる。そして走った状態のまま、お母さんと彩虹に少し大きめな声を掛ける。

 

「お母さん〜!彩虹〜!」

 

「え…あっ!お兄ちゃ〜ん!」

 

すると、掛け声に気付いてくれた彩虹が、俺の姿を見つけると満面の笑みで手を振ってくれた。

 

ああ…癒される。

俺はロリコンじゃないけど、純粋な彩虹のあの嬉しそうな笑顔を見ると心が浄化されるよな…

 

小さな幸せを感じつつ、やっと家族に逢えたという嬉しさを噛み締めて……

 

 

 

ーーーー俺は、空を飛んだ。

 

 

 

 

正確には盛大に躓いた。

此処で、今の俺の身体の状態を考えて欲しい。

全身の強化に創造魔術、更には15分間に渡る、ほぼ全力疾走に近い程の脚の酷使。

でも、一番最大の原因は高度からの着地した脚に対する大きな負担だろう。(四話参照)

 

という訳で、只今空を羽ばたいています。

からの………

 

 

 

母なる大地にヘッドバット。(全力疾走による加速付き)

 

 

 

ズザザザッーーと俺の顔面が地面を削る。というか抉る。

五メートルぐらいだろうか、海老反りの状態で進んだ所で勢いが止まりパタリと静かに体が地面に倒れる。

 

「ええぇぇぇぇえーー!?!?

お兄ちゃん大丈夫!?!?」

 

大丈夫じゃないし、痛い…物凄く痛いんだけど……

このままじゃ、それも伝わらないから……えっ、ちょっ、まっ…

手足が言う事を聞いてくれないって不味くない…?

 

…あっ…頭は動かせた。

 

自分の安否を伝えようと思い、土と擦り傷が沢山付いている、又はできている顔だけなんとかお母さんと彩虹の方に向ける。

 

「…………」

 

「…………」

 

無言は止めて!

しかも、お母さんは冷たい視線で俺を見ないで!

俺が、一人でいきなりバカなことをしたみたいじゃん!

 

後、彩虹。俺とお母さんを交互にみてオロオロしない。

 

「…で、何があったの?

体を動かせないっていう事は、全身の強化を使った副作用だし、見た感じ魔力も大分減ってるし、所々服が切られた跡があるから…誠、あんた誰かと戦ったでしょ…?」

 

ダメや…終わった。

ちょっとぐらい誤魔化せるかな?

……そう思っていた時期が僕にもありました。

けど、無理や…これ。

目視でこれぐらいバレてるこの状況からの回避は高過ぎる。難易度で言えば、セイバーさんからご飯を取り上げるぐらいに。

 

俺、身体動かせないのにな…

 

「えっと…光に包まれた後、どっか白い空間に居て……ーーーーー

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「……なるほど…

そういうことだったのね。大体分かったわ」

 

はい、全部話しましたよ。

これで、下手に嘘を吐いたら直ぐにバレてガンドが飛んで来るに決まってるからなぁ…

目の前を通り過ごした黒い物体が自分のすぐ近くの固い地面を抉る光景は今でもトラウマものです。はい。

 

「お兄ちゃん、筋肉痛の他に怪我とかしてない?」

 

おお…ここに天使がいる。

ちょっとアホっぽいていうか、天然な所があるけど、彩虹は基本的優しい。

でも、人の言う事を疑い無く信じ込んでしまいがちだからなぁ…

 

お兄ちゃん、彩虹が近い将来悪い人達に連れて行かれないか凄く心配です。

 

「ああ、大丈夫だよ」

 

おっと…

感動で少し涙声になってしまった。

 

「何で泣いてんのよ、あんたは…

それよりも気になるのは、あんたと同じぐらいの戦闘力を持った鉄杭を使う長身の女性ねぇ………

……まさか…!いや、でも……ありえなくは…無い。そうすると、この魔力………も説明が付く…」

 

なんか怖い。俺には、考えているのか独り言をブツブツ言っているお母さんが時限爆弾にしか見えない。

絶対、口にしないけど。

 

それにしても、全身の強化による副作用何とかならないかな…?

毎日、成長の妨げにならない程度の筋トレは欠かさずちゃんとやってんだけどな…

 

「まこと」

 

うーん…やっぱりお父さんぐらいの身体つきにならないといけないのかな…

今度、お父さんに俺でも出来る筋トレ方法をコッソリ教えて貰おう。

 

「……誠」

 

あっ!確か、お母さんの元弟子だった男の人が珍しい事に強化ともう一つの魔術に特化してたって、お母さんから前に聞いた事がある気がする!

その人にお母さんを通じてお願いしてみようと思ったけど、その人、海外に頻繁に行くって言ってたっけ…どぉーしよー…

 

「…誠!」

 

 

「うっひゃい!いだだだだッッ…!!」

 

 

急に耳元に大声を出され、驚き、ビクッっと体が反応すると同時に、筋肉が切れるブチブチという音がした。

 

筋肉痛が…!筋肉痛が〜〜…!!

メッチャ痛いけど、動けない…辛い。

ううっ…一体、何事?

 

「あんた、その女性は倒された後、カードになったって言ったわよね?

そのカードに文字や記号や絵、その他何でもいいから何か書いてなかった?」

 

あっ、痛みで悶絶してるのに、俺に関しては無視ですか。

そうですか。

じゃあ俺も、少し反抗しても…

 

(早く教えろ早く教えろ早く教えろ早く教えろ早く教えろ早く教えろ早く教えろ)

 

…わーお。本日二回目だけど、無理ですね、これ。

反抗する気が一気に失せましたよ。

威圧感が半端ない。

 

…お母さん、お願いだから、他人にはその視線向けないでね。下手すれば気絶するから。

 

 

それにしても、カードに何か書いてあったかな〜?

うーん……あっ…!

 

「確か、ライダーって英語?で書かれていた様な、無い様な…」

 

「ッ………やっぱり間違って無かったか…」

 

「それよりも、さっきからずっと気になってる事があるんだけど」

 

「ん?なによ」

 

その顔、絶対分かってるでしょ。

 

「何で、おれの横にお父さんが腹を押さえて気絶してんの…?」

 

そう俺が言った瞬間、ピシッと空気が凍った音がした。

 

あれ…

俺、何か地雷踏んじゃった…?

 

「…………」

 

「…………」

 

またまた、本日二度目の無言の空間が広がる。

が、それを破ったのはお母さんのありえ無い返答だった。

 

「ただの腹痛でしょ」

 

いやいやいや…ないでしょ。

せめて、俺の顔を見ながらそこセリフを言ってね。

それに、明らかにお父さん白目剥いて倒れてるし。

 

どうせあれに決まってる。

中々目覚めないお母さんを心配して側にいたお父さんを、目覚めて目の前にいたから何となくムカついて、マジ狩る☆八極拳!

みたいな…?

 

いや、無いな。自分で考えたけど、コレは無い。

 

「あいつが悪いのよ。あいつが。

最後に私が最近気にしてる事を言うから、目覚めて同じ顔があったこいつ(士郎)の鳩尾に掌底を入れた私は悪く無い」

 

………Oh……

…あったね…あいつっていうのが、少し疑問だけど、自分の考えた超適当な目測が掠っているどころか7割程合ってた事に驚きです。

てか、お父さんがかわいそ過ぎる。

 

「で、お母さん。

これから、どうすんの?」

 

このまま、愚痴を聞かされるのは目に見えてるから強引にでも話題を変える。

 

「ん?その点に関しては大丈夫よ」

 

おお〜!

さすがお母さん、抜かりないね。

 

「誠、あんたの魔術で家を作って貰うから」

 

「は…?」

 

「え…?」

 

突然のことで頭がフリーズする。

 

「というのは冗談で、近くに廃墟を見つけたから一先ず其処で、っていう感じ」

 

………………………………………………………………………………………………………………お母さん、それ、冗談になら無いよ…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

そこから、お母さんが俺がここに着くまでの出来事や何故こうなったかを、俺と彩虹に軽く説明してくれた。

 

あの、俺たちを包み込んだ光は宝石剣が何らかの原因で魔力を暴走した事によるものだとか。

その何らかの原因については幾らか仮説を立てているらしいけど確信が持てるものは今の所無いらしい。

 

ちなみに、彩虹が目覚めたのはお父さんが掌底で吹っ飛ばされた直後だそうだ。…何というか、彩虹ドンマイ。

 

 

そんなこんなで、今向かっているのはさっきお母さんが言った廃墟。

全身の強化による筋肉痛でさっきまで倒れて動けなかったけど、休んだら少し回復したので、体に鞭打ってお父さんをおぶっているお母さんの後を、彩虹に支えられながら付いて行った。

 

「ほへー。立派なお家」

 

「本当だね。最近まで誰かが住んでたのかな?」

 

近くの岩に腰を下ろしながら、外側から見た廃墟の感想を彩虹と共に言う。

 

衛宮邸の大きさには絶対匹敵しないけど、一般家庭から観たら十分立派な部類に入る洋風のお家だろう。

 

「まあ、外装だけはね。

けど、庭らしきものに植えてある草木の荒れ具合から推測すると、十年ぐらい前から人が手入れしている様子は無いわね」

 

「十年…」

 

「よし!このままここに居ても、体を冷やすだけだし、私も早く士郎を降ろしたいし家の中に入るわよ」

 

「「うん!」」

元気に返事をする。

 

月明かりが暗闇を照らす中、俺たちはお母さんの後に続いて家の中に入った。

「ギィ…」と、お母さんが玄関の扉を開けると不気味な音が鳴る。その音に俺は身を硬くし、彩虹は「ヒィッ…!」と軽く悲鳴を上げて抱きついて来た。

 

彩虹が抱きついて来た衝撃により、俺の体が筋肉痛で悲鳴を上げるが、そこは《兄パワー》で声を出すまいと必死に耐える。

 

無事に何とか耐える事に成功したが、寒いのに何故か冷や汗が止まらないぜ!

 

その間に、お母さんはお父さんを窓ガラスの破片が転がっていない安全な床に降ろし、家の中を物色し始めていた。

 

「ライフラインは殆ど壊滅してるわね。けど、水が出るのは幸いか…

一階は、台所にリビング、そして向こうに大部屋が二つ程有るわね。

他には…今の所は目ぼしい物は無いか…

さーて、二階は…」

 

………お母さんが、すごく……泥棒です…

 

そう思った俺は悪く無いだろう。唯一の光源である月明かりが割れた窓側を照らすのに対し、俺たちが立っているのは光が入ってこない暗い玄関。

彩虹が動けないのは、しょうがないけど、そんな中、全く恐れず家を物色しているお母さんもどうかと思うぞ。

 

「うっ…」

 

と、お母さんが二階に上がってから少し経ったらお父さんの呻き声が聞こえた。

 

「お父さん…!」

 

バッっと、彩虹がお父さんの元に駆け寄る。

おい、さっきまでの恐怖はどうした…

 

「ん……この声は彩虹か…」

 

「うん…!」

 

目を覚ましたのだろう、お父さんが上半身を起こした。のと同時に、彩虹が飛びつく。

 

「俺も居るけどね」

 

そう声を掛けながら、ゆっくりとお父さんに近づく。

 

「ああ…誠か。早速だが、ここはどこなんだ…?後、俺が倒れてからの状況説明を頼む」

 

「ん…。了解」

 

お父さんは飛びついて来た彩虹の頭を優しく撫でながら、俺は近くの古びた椅子に座りながら情報を共有しあった。

 

「成る程な…。誠、災難だったな」

 

「本当だよ…!何で俺ばっかり…」

 

「ははっ。こればっかりはどうにもなら無いからな…と、凛。戻ってたのか」

 

「ええ、大体この家の把握は終わったわ」

 

お父さんの視線の先、俺の後ろには既にお母さんが椅子にもたれ掛かりグターと座っていた。

 

「それで、凛。これから如何する」

 

「そうねぇ〜…まず、家の片付け、並びにライフラインの復活。人払いと防音、その他諸々の結界の構築。後は、戸籍と…取り敢えず服、かな」

 

「まあ、そんなところだろうな…

俺はこの地について少し調べてみるよ。それに、家の修理に片付け等は俺が朝までにやっておくから、誠と凛は休んどいてくれ」

 

そう言って、お父さんは抱きついたまま、いつの間にかスヤスヤと気持ち良さそうに眠っている彩虹を抱きかかえベットに寝かせると、俺の頭をポンポンと軽く叩いて俺を通り過ぎて行った。

 

「サンキュー、士郎。お言葉に甘えさせて貰うわ」

 

お母さんはそのまま目を閉じ、眠ろうとしたが、俺は男だ。

お父さん一人に頼りきりになるのはダメだと子供ながらも思い、「俺も…」と手伝おうと立ち上がろうとしたが、突然、目眩がして倒れそうになる。

 

「っ…」

 

が、お父さんが優しく抱きとめてくれた。

あれ…?お父さん、いつの間に…?

 

「おっと。危ない危ない。

大丈夫か誠…?無理をするな。タダでさえ夜遅く、疲れてるのに、更に疲れてどうする…

…大丈夫だよ。そんなにお父さんが頼りなく見えるか…?」

 

そんな事は無いと、首を横に振る。

その反応を見て、お父さんは満足そうに微笑を浮かべる。

 

「なら頼れ。大人は子供に頼られると嬉しいものなんだぞ」

 

…お父さん、カッコよすぎる。

と、心の中で感動しながらお父さんに抱えられ彩虹が寝ているベットへ。

 

降ろされたベットは少し埃臭かったが、横になったら激しい睡魔が襲って来た。

俺が思っている以上に、身体はとっくに限界だったのだろう。

 

俺は、ゆっくりと意識を暗闇に落としていった。

 

 

最後に見たお父さんの背中は、とても大きく、何故か赤く見えたーーー

 




余談

凛とアーチャーの別れの時。

アーチャー「お互い年をとったな…」(まだ幼かった君が大人になって子供が出来たとわな…)

凛「……!」(自分は輪廻の輪から外されてる事をいいことに年をとったなとか皮肉でしょうが!!)

日本語って難しいね。


どうだったでしょうか?楽しんで頂けたら幸いです。
意見、感想、随時受け付け中です(=゚ω゚)ノ

次回はもう少し、早めに投稿したいなぁ…
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