ウォルター教頭のアーカイブ 作:ルビコン調査技研一般役員
「お目覚めですか?先生…いいえ、レイヴン先輩の恩師ですから教頭と言うべきでしょうか?」
「私はミスをするところでした。まあ、そのミスもあの先輩方がゴリ押しで解決するのは笑っちゃいましたけど」
「そろそろ起きて下さい。教頭先生…もしかしたらシャーレが襲撃されちゃうかもしれませんよ」
ハンドラー・ウォルターは惑星ルビコン3でその生涯を終える筈だった。アーキバス社のヴェスパー部隊に捕らわれてしまい、四肢を切断されて薬品漬けにされてしまい…自我を消されて、アーキバスが発見したルビコン調査技研の遺産 コーラル技術を用いた有人AC アイビスHALのコックピットに繋がれて生体兵器にされてしまった。その後、なんやかんやあってウォルターは生命活動が停止した筈なのだが…どういう訳か声が聞こえる。それに両断された手足にも血が通う温かさを感じて感覚がある。声に導かれるように初老を過ぎて杖をつかないと歩くのが難しい老人、ハンドラー・ウォルターは目を開ける。そこには水色の髪の毛で内側がピンクに染まった十代後半の美少女が立っていた。
「はじめまして、私はアロナ*1。ここ、学園都市キヴォトスの連邦生徒会長をしています。
ハンドラー・ウォルター、貴方のことは先輩…ハンドラー・レイヴンよりお聞きしてます」
レイヴン。その名前を聞いたウォルターは驚き、慌てて上半身を起こす。
レイヴン…それは意思の証明。子飼いの強化人間 C4_621が運命か運命か、ルビコン3で手にした名義であり、それを手にしてから激動の日々を過ごして、文字通り621の名前と意思そのものへとなった名前なのだ。そして、そのレイヴンから目の前の少女…連邦生徒会長はウォルターのことを聞いたのだろう。
「621を知ってるのか!?」
「はい。彼は2年前、突如として星の外から友人のラスティ先生、コーラルの意思を持った波形…エアさんや他の方々と共にやって来ました。
当時、高校1年生だった私ですが、先輩のことは目に焼き付いてます。様々な問題を力ずくで解決したり、立ちはだかる障害はパイルバンカーやソングバードで粉砕したり、時にはACナイトフォール1つで企業を消滅寸前まで追い込んだりしてましたね」
「621!?なにやってんだ!?とりあえず、君は621の後輩で良いんだな?」
「はい。そうです」
連邦生徒会長はそう言うと、窓の前に移動してカーテンを開けて、続けて窓を開ける。風が吹き、カーテンが揺れて外の青空が光を窓からいれて部屋が明るくなった。
「ここは学園都市キヴォトス。ルビコン3とは異なる星にある、学園都市です。キヴォトスには数千万の学園が各々の自治区を治めており、運営してます。
ですが、2年前…先輩方が来るまでは先生は居らず、頼る大人も殆ど居ませんでした。2年前、ラスティ先生が先生になってから改善してきましたが、それはアビドス高等学校やミレニアムサイエンススクールなどの一部だけです。ハンドラー・ウォルターさん、貴方には先生方を束ねる先生…教頭先生になってほしいのです」
学園都市でありながらキヴォトスには頼れる大人…つまり先生方はほぼ居ない。居ても621…レイヴンと共に2年前にやって来たラスティなどの一部の大人だけであり、増えても2年の間に成長したレイヴンだけなのだ。
『こちら、強化人間C4_621…ハンドラー・レイヴンだ。連邦生徒会聞こえるか?着陸する。そろそろウォルターが目覚める頃だと思うが、どうだ?』
ウォルターと連邦生徒会長の居る病室。その病室のスピーカーからウォルターにとって、懐かしい声が聞こえた。しかし、ウォルターの知る声と少し異なり、しっかり発音出来てるし…成長を感じれる。
「はい。先輩、許可します。仕事帰りですか?」
『古代の遺品をもてめてきた封鎖機構を返り討ちにしてきた。そこの病室だったな』
その後、スラスターの音と重量感のある物が落ちた音が外から響き…ウォルターは窓から外を見ようとする。しかし、元々杖がないと歩くのも一苦労の男だ。ふらつき、ベッドから落ちそうになるが…連邦生徒会長に庇われて…彼女に支えられながら窓辺にたどり着く。そこから見えたのは…
機動兵器 アーマード・コア…縮めてAC。そのACの1つであり、パーツ構成は大きく変わっているが、欠損した白いカラスのエンブレムは間違いない。
「621…」
621…レイヴンのACだ。頭部は先代レイヴン ナイトフォールと同じ物を使い、胴体はLoader4と変わらない。しかし、腕はベイラムのカスタムモデル、脚部はアイビスHALの物。武装は右腕にアサルトライフル、右肩に小二連グレネードキャノン ソングバード、左手にパイルバンカー、左肩に軽量肩ガトリングを装備されていた。間違いなく、ブースターやジェネレーターにFCSも変わってるだろう。
そしてそのAC ナイトフォールのコックピットが開き、黒い髪に紅い瞳の青年が出てきた。ウォルターの知っている頃より背丈が伸びて体つきが良くなり…幼さが残る顔からイケメンへと成長した息子同然の強化人間 レイヴンである。
「久しぶり…ウォルター」
「ああ、髪の毛…染めたんだな」
「色素のない真っ白じゃアレだしね。アロナ、彼らは?」
「はい。リンからそろそろお目覚めだと」
彼らとは誰なのだろうか?
「ウォルター教頭先生。先輩のお兄さんお姉さん方である、ハウンズの皆さんがそろそろ目を覚まします」
ウォルターだけではない。かつて、ウォルターを生かすため…ルビコン3に向かわせるために犠牲になった子飼いの強化人間達、C4_617、C4_618、C4_619、C4_620…ハウンズの皆もキヴォトスに流れ着いていたのだ。
「ウォルター。彼らの機体のアセンはカーラから聞いてた物で良いよな?仮に組んでいるけどな」
そしてレイヴンが言うにはハウンズの皆のACも用意しているようだ。
ここにウォルター教頭率いる、鉄と硝煙まみれのアーカイブが始まるのだった。
えっ?原作も硝煙まみれだって?ここじゃキヴォトスの資源狙って惑星封鎖機構やアーキバスもやって来るけど、パイルバンカーで粉砕だ!!
次回…職員会議。
皆の好きな先生は?
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もちろん、ウォルター教頭
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イケメン先生のラスティ
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新人教師 621レイヴン
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リアル大豊娘娘 618
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生徒指導のミシガン総長!
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技術のカーラ先生
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私ですよね?ご友人