はやてを家に送ってる時間、一言も口にしない。それは俺もだし何を話せばいいのか分からなかったからだ
血の繋がった関係でもなく、師弟の関係でもない。主でもない、そう、友達という存在に何を言えばいいのか分からなかった
「説明...いるか?」
家に着いて玄関前で聞く。それにはやては
「....できれば」
「ん、上がってもいいか?」
ええよと、思ったのだがはやての話し方はこの世界の訛りだろうか?
とりあえず玄関からリビングに移動、そこからははやて自身で車椅子を操作してお茶を出してくれた
「んじゃ、まずは。世界が複数あることは知ってるか?」
「待って、いきなりスケールの大きな事なってるやん」
「まぁ...そりゃな。んで、ここ地球は第97管理外世界」
「97って言うにはあと96個世界があるん?」
それ以上あるがややこしくなるので黙って頷く。お茶をひとくち飲むと話を続ける
「俺は...まぁミッドチルダ出身って事になるのかな。第1管理世界だな」
本当はどこにも手続きしてないはずだから俺の存在は違法なはず
「それでそんな別の世界の住人であるレイくんとフェイトちゃんはどうして地球に?」
「...さっきの大木見たよな?アレは...ボルグ。映像頼む」
空間ディスプレイに驚いている。この世界の技術ではまだないんだっけか
見せるのはジュエルシード
「この宝石が暴走したりするとあんな化け物が出来上がる。前回は猫だったか。が巨大化してたな」
「ほぇ...地球にこんなおっかなびっくりなもんがあったんやね」
いや、本来なら落ちてきていないとは言えない。何せウチのクソ親が護送船を襲ったのだからな
「ということはレイくん達はコレを集めるために派遣されたみたいな?」
「ま、そんな所だ。本当ならバレちゃいけないんだがな」
そう言って立ち上がりお茶を飲み干すと
「んじゃ俺はこの辺で。起きた時に俺がいないとフェイトがなんて言うか...タダでさえアルフが文句言ってくるのに」
「ありがとうな?助けてもらわなかったら私、死んでたかもしれんし」
「ん」
外に出て、ある程度歩き八神家から離れると
「何が目的ではやてを監視してるのか知らないが俺はあの魔導書に手を出すつもりは無い。それだけ言っとく」
つけてるヤツに聞こえるぐらいハッキリと口にするとセットアップし、空を飛んで家に向かう。サーチャーを振り切りながら
もちろん帰ってアルフに怒られた。今回俺、悪くない気がするが
寝ずに白い魔導師への対策を考えながら夜の風に当たっていた