「ん...」
右手の痛みでようやく現実に帰ってこれた。体を起こし右手の包帯を触る。フェイトが巻いてくれたのだろうか
血は止まってるようで、一先ず安心した。それはそうとどれくらいの時間が経ったのだろうかと周りを見ると誰も居ないことに気づく
「アルフはともかくフェイトだったら四六時中。不眠不休で俺の看病してそうだったが...違ったか?」
ベッドから降りてリビングに移動するが
あるのはカップ麺やパンの袋だけ、俺が料理しないだけでこれ程とはと少し目眩がしてしまう
「ボルグは...」
待機状態が指輪型だから外されてたのか、ボルグを探すと既に修復されているのを見るとコイツも頑張ったんだな
「悪いな。アレからどれくらい経った?」
【1週間経過】
あー...大分経ったな。ジュエルシード。お互いに集まってるんじゃないだろうか
データを見ると3日前に管理局が接触して来てフェイトが負傷して帰ってきてるのが確認できる。ふうん?管理局がフェイトを...
少し考えるが、それはさておきそのフェイトが居ない。アルフだけ探しに行ったとかじゃなく、フェイトもアルフも居ない
さて?あのバカ達は休まずに何処に行ってるのだろうか
まだ
「フェイトに捜索を続けさせて俺は帰ってこい...か。随分勝手な命令だな」
あと...はやてからの鬼電が数十件。そんなする?
まぁ確かに連絡取らなかったのは問題か。フェイトが気になるがはやてに連絡するか
「....あー、俺だ」
『...俺俺言う人は知りません』
「レイだ。ちょっと出れない状況が続いてな。悪い」
謝るがちゃんと聞いてくれるだろうか
『心配したんやで?怪我とかしてないかって』
怪我...か。右手を見て少し笑ってしまう。確かに怪我だな。しかも自滅で、ジュエルシードの暴走を抑えた反動で寝てたなんて笑い者にされる。少なくともあのクソ親は冷笑するだろうな
『ほんまに怪我したん?』
「(なんで分かるんだよ)いや、魔力の使いすぎでの疲労だ」
『そうなん?その辺は私分からんけど大丈夫なんやったらええんよ』
「ああ....そうだ。ちょっと話があってな。一度俺向こうに帰らないと行けなくなったんだよ」
ケジメ付けに行かないといけないし
『そっか...また帰ってくるよね?』
「...それはちょっと分からない」
あまり不安にさせるような事は言えないんだが、ハッキリと伝えると親を更生させるって...どういう反応させるつもりだよって話だ。言えないな
『そっか...帰ってきたらまた連絡して?フェイトちゃんもアルフさんも一緒にお祝いしたいし』
「ああ、わかった。またな」
『うん。またね』
通話を切り、深呼吸
「ふぅ...さて...フェイトには悪いが...最初で最後の反抗期ってやつ。アンタにくれてやるよ。
そう言ってボルグを近くにいる管理局に無理やり回線を繋ぐ
「管理局だな?」
向こうが取り合ってくれるかどうかだが
「現在、ジュエルシードを集めているフェイト・テスタロッサの兄のレイ・テスタロッサだ。話がしたい」
『次元航行艦アースラ艦長、リンディ・ハラオウンです。分かりました。場所は』
「ああ、場所はそっちのアースラ内でいいか?こっちも切羽詰まっててな。もちろんデバイスも預けるしなんなら手錠も受けよう」
『....分かりました。位置情報を送ります』
送られてきた情報を見る。転移座標と通信している座標の確認をしながら
「確認できた。今から向かう」
回線を一方的に切り、フェイト達が帰ってこない間に行くため転移魔法を発動する
「っと...随分な歓迎だな」
周りにはアースラの職員が。武装しているのを見るに信用してないのだろう。当たり前か
「時空管理局、執務官クロノ・ハラオウンだ。君がコチラに連絡してきた者で間違いないだろうか?」
「ああ。レイ・テスタロッサだ。ほら」
デバイス、ボルグを手渡す。その後両手を上げていると他に持ち物を持ってないか確認されているが
「こっちだ」
「いや、手錠は?」
「無抵抗の相手を縛り上げる訳ないだろう?」
そういうもんか...バインドって何のためにあるんだろうと考えながらも執務官殿に着いて行く
「ここだ」
入ると、そこは地球の日本の伝統らしき畳があった。いや、畳はもちろんこっちの世界でもあるが...戦艦に搭載するようなものでもないのでは?と思いつつも靴を脱いで上がる
見ると大人2人に俺と歳の近い子が2人。白い魔導師とジュエルシード発掘者のユーノ・スクライアだ
「あ、あの...フェイトちゃんは...」
「その砂糖入れてお茶飲むのやめないか?胸焼けしてくる」
「美味しいですよ?」
はやてから料理習ってるんだ。んな冒涜的な事できるわけない
「レイ・テスタロッサだ」
「アースラ艦長、リンディ・ハラオウンです」
形式的な挨拶を済ませ、頼みたい事を口にしようとするが、その前に謝罪が必要だとユーノ・スクライアに向き直る
「え?」
「悪かった。ジュエルシードを乗せた渡航船を攻撃したのは俺のクソ親だ」
「え?え?クソ親って...」
「頭を上げて!職員は無事みたいだし、今はこうしてなのはやアースラの人達に手伝ってもらってるから...あ、僕はユーノ・スクライアって...知ってるか」
「私は高町「それで俺が来た理由だが」えぇ!?」
白い魔導師は無視する
「俺のクソ親、プレシア・テスタロッサの暴走を止める事だ」
親の名を口にすると場の空気がピリつく。それだけ親の名はデカイってことになる
「暴走...一体プレシア女史は何をしようと?」
「アルハザードへの道を開いて俺の姉。アリシア・テスタロッサの蘇生だ」
子供組みは何が何だか分かってないが、管理局側は息を飲むほどの反応を見せる
「アルハザードへの道...死者の蘇生?そんな事は出来ないのにプレシア・テスタロッサはしようとしてるのか?」
「あ、いや、死者の蘇生は知らんがアルハザードの道はあるのは確認済みだ」
ケロッと言うと信じられない物を見るような目で見られる
「プレシア女史はそれを調べたんですか?」
「いや?アルハザードに固執したのは数年前か...そん時に俺に買い与えられた資料を読み解いた結果アルハザードの道があるのがわかった」
奥の人は...調書を纏めてるのだろうか。まぁいい、話を続けるか
「クソ親を止めるのに当たって1つ障害が」
「...なんですか?」
「フェイトだ。
フェイトに連絡しても捕まったと思い込んでしまいかねないからな。自暴自棄になられて暴走されても困る
「そんな!フェイトちゃんはレイさんの妹じゃないんですか!?邪魔者みたいに言って...」
「悪いが産まれてこのかた、一度も妹と認識して接した事はない。俺がしてるのは死んだリニスの言いつけを守って、リニスの代わりに俺が面倒見てるだけだ」
「間違ってます!」
「これがテスタロッサ流だ」
白い魔導師とは俺と相性が悪いようで俺の考えに賛同しないらしい
「じゃあお前がフェイトを救えよ。確か言ってたよな?分かり合えると思うって。出来るんならやって見せろ」
そこで艦内に通信が響き渡る
『ジュエルシード発動を確認!職員は直ちに持ち場に』
「ッ、行こう!ユーノくん!」
「う、うん」
俺から逃げるように部屋から出ていく
「これで良かったの?」
「....フェイトはアリシアの事を知らない。俺たちが産まれた理由も知らない。だから心の拠り所が必要になる」
「だからソレをなのはさんに頼むと?」
なのはって言うのか。さっき高町って言ってたから高町なのはか。まぁ呼んでやる気は無いが
「さぁ?それより本当に拘束しなくていいのか?」
「先も言ったが無抵抗の者を拘束するつもりはない。もちろん暴れたら拘束するが...では艦長。僕は行きます」
「ええ...せっかくだからお茶しましょ?」
それでいいのか艦長さん...
絶対になのはをヒロインにしないムーブ
この作品は、フェイトがメインヒロインです!決して高町なのはがヒロインに成り上がる作品ではありません。悪しからず...
反抗期ってレイ、ずっと反抗期じゃなかろうか
クロノくんの発言に「うん?」となる。拘束するのがお仕事な気が
所で緑茶に砂糖って合うんですかね汗
サブタイトルを付けるか
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つける
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つけない