兄さんが消えた...母さんは逃げ出したって言ってたけれど、私は違うと信じてる。兄さんは投げ出したりしないって...私も、例え母さんが兄さんを悪く言おうとも
私が兄さんを信じていればそれでいい
飛んでいた所を少しづつ高度を落として降り立つ
私を呼んでいたであろう白い魔導師の前に
「私の呼びかけに応えてくれてありがとう...」
「...戦う前に一つだけ...兄さんは?」
一番気になっている事を聞く。アルフはまだ魔力で繋がっているから生きてるのが分かる。でも兄さんは違う
だから彼女が知ってるのを願って尋ねた
「見てるよ。この戦いを見届ける義務があるって言ってたから」
ッ...兄さんも見てるのか...
「私、フェイトちゃんの事全然分かってなかった...でもそれはお互い同じ...だから」
兄さんから聞いたのだろうか。私達兄妹のこと
「始めよう。最初で最後の...ジュエルシードを賭けた戦いを。私達の運命を決めるために...」
そう言われ、私は構える。フォトンランサーを浮かべ、彼女を睨みつける。
ッ...彼女の構えが...兄さんと重なる
きっと兄さんから教わったんだ。でも、魔法や戦い方を教えてもらったのは私も同じ
だからこの勝負。分があるのは私だ
私と彼女の魔力弾が交差する。数で負けてる分、力で押す
「ッ!」
飛んで避けていた所を直ぐに近づきバルディッシュを振り下ろす
「きゃっ!」
彼女を弾いて、次に攻撃しようとデバイスを掴もうと考えた時、向こうに兄さんがいるのを思い出し、兄さんなら私の考えを読んで近接戦闘の対処も考えてるはず
実際さっき攻撃を受けた彼女は高速で動いていた私に驚きはしなかった。きっと分かってたからだ
「バルディッシュ!」
【サイズフォーム】
「アークセイバー!!」
鎌の形状になったバルディッシュを大きく振り下ろし、上空から相手に飛ばす
はじめて驚きの顔を見せた。やっぱり私の攻撃を読み、教えていたんだ
さすがだな...私を分かってる。
さっきの攻撃で距離を離された。砲撃が来る
でも負けられない。私はフェイト・テスタロッサ。プレシア・テスタロッサの娘で、レイ・テスタロッサの妹
「勝つのは私...勝って帰って....また母さんに笑ってもらうために...兄さんに褒めてもらうために...?」
あれ?私、母さんに娘って言われたこと...あったっけ?
それに、兄さんが私に笑いかけてくれた事も...
一度だけ笑ってくれた事が...
[アリシアなら無邪気に飛び込んでくれたな]
兄さんが呟いた一言を思い出した。どうしてこんな時に?
アリシアって誰?私はフェイトだよ。兄さん
「私は...フェイト...ッ...兄さん...ッ!」
バインド発動し、彼女を拘束する。こんな戦い...直ぐに終わらせる
気になるけど、兄さんなら勝てば褒めてくれるはず!
「...ファランクス」
私の最大の魔法を発動する。トドメを刺すために
「撃ち貫け!」
どれくらい時間が経っただろうか。防御不可の状態で攻撃したけど。念には念を入れて最後に特大な一撃を
「スパーク...エンドッ!」
形状を槍にしたフォトンランサーを魔力を込め、彼女に投げる要領で飛ばす
当たると同時に弾けて爆発して魔法が終わると勝ったと思い油断したその時
「バインドッ!?」
いつ...でも片手は動く。これならバリアのために手で魔力操作ができる
「くっ...うぅッ!!」
彼女の砲撃を防ぐ
「この一撃さえ防げば...ッ!」
砲撃が終わり、私のマントが落ちて行くのを見る
「...?魔力が」
私に着いていた魔力だけじゃない。周りの魔力もどこかに...ッ!
はるか上空に、ソレはあった。周りの魔力...彼女が振りまいた魔力だけじゃない。私の魔力をも吸収して...出来上がったソレは
「集束...砲撃...」
そんな...モノを見せるな...そんな、兄さんが褒めるような...才能を見せないで...
「うぁああああ!!」
そこからは意識がない。無我夢中で何重にもバリアを張ったが虚しく....貫き、桜色の砲撃は...私だけじゃなく辺り一面を消し飛ばした
めっちゃ兄に依存してて笑う(お前が書いたんやで)
サブタイトルを付けるか
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つける
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つけない