俺は今クソ親に呼び出されているため長い廊下を歩いている。フェイトは呼ばれてないので部屋で待ってるように言ってある
しかし今更呼び出しとは一体なんの用なのだろうか
「来たぞ、何の用だ」
扉を開けて入ると椅子にふんぞり返っているプレシア、クソ親がいる。イラッときて一発プラズマランサー放ってやろうかと思ったがグッと堪える
「あなた達には地球に行ってもらうわ。探してきて欲しいものがあるの」
「達ってフェイトとアルフもか?」
一応の常識は教えた。リニスから教わったものもあり外に出しても恥ずかしくないぐらいには。もし不手際があれば俺に返ってくるのだ。そんな面倒はごめんだから先に教えておいた。まぁテーブルマナーは俺もしっかり出来てる訳じゃないが良いとこの坊ちゃんでもないから問題はないだろう
「というか地球って管理外世界だろ?探してきて欲しいって、なにをだ?」
「ジュエルシードという
「おい、ロストロギアって言えば所持するのにかなりの手続きがいるはずだろ。その辺はいいのかよ」
ロストロギア...ランクはあるが、ものによれば1つの管理世界を崩壊させかねないオーパーツだ。本で読ん...ッ!
「おい、俺に買い与えたあの教材...まさか」
「ええ、この為よ?」
「ハッ!んなもん死んでも取りに行くかよ。欲しけりゃ自分で探してこい」
「そう...残念ね...」
俺は部屋をあとに出ていこうとした時、プレシアが
「それならフェイトに頼もうかしら。あの子なら私が甘く囁くだけで取ってきてくれるはず」
足が止まる。フェイトが、地球に?フェイトの事だ。母親に頼まれた事を嬉しく思い絶対に行く。アルフが止めても行くだろう。俺が行かなくても待っててとか言って絶対...クソッ!
「いつ行けばいい?」
「そう言ってくれると思っていたわ。もう向こうでの宿は取ってあるから用意が出来たら直ぐに行きなさい」
「...チッ」
聞こえるように舌打ちし、俺のデバイス。ボルグに座標が送られてきたのを確認すると部屋を出る
「クソ親もクソ親だが俺も俺だ。フェイトを引き合いに出されてここまで感情が揺さぶられるのも...リニスがいれば何か教えてもらえたのだろうか...」
亡くなった者の事を考えても意味はない。フェイトの元へ向かう為に俺の部屋に足を運ぶ
「兄さん!母さんはなんて?」
「...俺達に取ってきて欲しいものがあるんだってよ。バルディッシュにデータを送る...届いたか?」
「...うん。これ、ロストロギアだよね?」
リニスが教えたのか、頷くと分かったとフェイトは口にする。ここで、なんで?やどうしてと聞かないのは悪いところか。疑問に持つ事は大事なんだが今回は聞かれなかったのが救いだ。恐らくクソ親はジュエルシードをアルハザードへの道を開くための魔力タンクとして使い、死者蘇生の技術を使い姉さんを生き返らせようとしてるのだろう
アルハザードが本当にあるかってのは文献によれば存在しているのが読み解けた。だがそこへ通じる通路を開けるための魔力が圧倒的に足りない
例え管理局総出で魔力を使っても1ミリも通路は開かないだろう。それくらいにふざけた量の魔力が必要となる
そこでジュエルシード...ロストロギアの魔力を使うって所か
「用意してくるね!アルフ!着替え用意するよ」
「あたしはこの格好でもいいんだけどなぁ」
「これから行く場所は魔法技術がない場所だからダメだよ?ちゃんと着替え用意しないと」
なぜ俺の部屋にフェイトとアルフの服があるのか
「俺もバカだな...」
俺の呟きは2人には聞こえなかったようで服を選ぶのに集中していた
座標を指定し跳ぶ。辿り着いた地球では既に夜だった
「頑張ろうね。兄さん、アルフ」
「...ああ」
「あいよ」
壊れないようにフェイトを見ててやらないとな...