兄さんと呼ばないで   作:3000年寝てた

7 / 9
桜色の砲撃魔との邂逅


7話

司書の人に注意され、俺達はテーブルに移動した

 

「八神はやてです」

 

「レイ・テスタロッサだ」

 

「...フェイト・テスタロッサ」

 

「んでこっちがアルフ。テスタロッサ家のお手伝いだ」

 

念話でそう言う設定という事にすると説明してから話す

 

「やっぱり外国の方なんやね。でも日本語上手や」

 

「まぁ親が日本好きだからこっちに移住するって事になってたから日本語を重点的に俺達は覚えてたのもあるな」

 

「そうなんや、それにしてもレイくん。女顔やね」

 

「...まぁ、そういうもんだと思っててくれ」

 

言えない。俺とフェイトは姉、アリシアのクローンとは。クローンはこの地球では違法、犯罪らしいからな。一応ミッドチルダでも違法だが隠れてやってる科学者はいる。現に俺たちの親がそうだ

 

『アルフ、先にジュエルシード探しに行っておいてくれ』

 

『あいよ』

 

「あたしはこの辺でお暇するよ。2人はゆっくりしとくといいよ」

 

「ん、フェイトはどうする?」

 

「兄さんに悪い虫がつかないように一緒にいる」

 

悪い虫ってどういう意味だ?

とりあえずはアルフを離脱させる事に成功か。あまり一緒にいてはやてに気を使わせても悪いしな

 

「あはは...フェイトちゃん?私は別にお兄さん取ったりせぇへんよ?」

 

「...」

 

「あちゃ〜、嫌われたかな?」

 

フェイトは返事をしない。ここで注意して空気を悪くするのも良くないし話を続けることに

 

「はやてはなんの本を読もうとしてたんだ?」

 

「推理小説を読もうかと、これや」

 

記憶(メモリー)...か。俺達の記憶は、姉の複写だからな。少し気になるタイトルだ。それから暫く話し込んでいると

 

「ッ!」

 

これは...魔力?デカい魔力が近くで...アルフじゃないな。現地の魔導師?この管理外世界の地球でか?

 

「兄さん」

 

「ああ、はやて。俺達まだ昼ごはん食べてなくて、買い物しに行かないといけないからこの辺で帰らせてもらうよ。これ、俺の連絡先。フェイトは...嫌そうだな」

 

「貰っていいん?」

 

「別に問題はないぞ?こういうのを友達って言うんだろ?」

 

「ッ、うん!また連絡するから、ちゃんと出てな?」

 

それを聞いて頷くと俺達は図書館を後にした

 

「待て、路地裏でセットアップするぞ」

 

いきなりバリアジャケットを展開しようとしたフェイトを止め、直ぐ近くの路地裏に入り込む

 

「バルディッシュ」

 

「ボルグ」

 

「「セットアップ!」」

 

フェイトは軽い装備で黒いマントを

俺も同じく軽い装備で赤いレザーマントを羽織る

 

「地上の人に見つからないようになるべく高めに飛ぶぞ」

 

「うん。アルフに連絡は?」

 

「別のを探して貰うことにする。今から行くとこに魔導師がいるって事は戦いになるかもだからな。3人で戦って同士討ち狙われても困る」

 

青い空、飛行している。時の庭園内以外で飛ぶのは初めてだが重力の操作は思いのほか簡単だった。と、言うのもリニスの訓練のお陰だ

 

「っと、ここか」

 

神社、というものだろう。よくは知らないが神様がいる場所と書いてあったが今はジュエルシードだ。

見たところ、白い魔導師が大きな獣。恐らくだが魔法生物ではなくジュエルシードの暴走で巨大化した原生生物。それと戦っているが生き物と戦うのが得意ではないのか、遊ばれている

 

「フェイト、俺があの魔導師を引き付ける。その間にジュエルシードを」

 

「うん」

 

急降下し、白い魔導師と原生生物の前に行くと

 

「ソニックノイズ!」

 

【Sonic Noise!!】

 

槍状のボルグを前に向け、振動させ魔法を発動する

空気の震えを強くしていき強く、弱くと音波を繰り返し出す

 

「な、なに!?この音!?」

 

白い魔導師は耳を塞ぐが、この魔法は耳を塞いでも効果がある。それは感覚を狂わせるモノ

もちろん生物全般に効果があるため巨大な原生生物にも効いている

 

「耐えられず逃げ出したか」

 

しかし逃げた先にはフェイトがいる

 

「ぐっ...」

 

「おっと」

 

魔力弾が飛んでくる。軽い動きで避け、斬り落とす

 

「貴方は...一体...」

 

「名乗るほどのモノではない。ジュエルシードは俺達が貰っていくからお前は家に帰りな」

 

「なっ、ジュエルシードはユーノくんが」

 

声を張り上げコチラに近づこうとしてくる白い魔導師

見たところ杖を手にしてるから遠距離型か

 

「それ以上近づけば...分かるな?」

 

首元にボルグを当て止める

 

「なのは!」

 

声のした方を見ると小さい動物。使い魔...いや、使い魔にしては遅い登場だな。まさかあの小さいのがさっき言っていたユーノくんとやらか?つまりジュエルシードを発掘したモノ...

片手でデータを開く。ジュエルシード発掘者、ユーノ・スクライア...なるほど。スクライア族か

 

「あっちは終わったようだな」

 

「えっ?」

 

目線だけズラしてフェイトの方を見る。ジュエルシード封印し終えたのかコチラにやってきた

 

「終わったよ。兄さん」

 

「ああ、俺達はこれで」

 

「待って!話を」

 

【Lightning Punish】

 

天に掲げたボルグに雷が落ちる。その光を利用して離脱した

 




ソニックノイズ

槍状であるボルグが震えさせて、魔力の振動により空気の震わせで相手の感覚を狂わせる攻撃。直接ダメージはないが受けると車酔いや船酔いのような感覚に陥る

ライトニングパニッシュ

ボルグを上に掲げて、上空に雷雲を作り出し、ボルグを飛雷針にすることで落ちた際の光で相手の視界を奪う攻撃。帯電状態にもなるためその後にボルグで攻撃すると電撃攻撃が可能

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。