神さまの下請け ーー 神を辞めた元・神さまは人間になりたいらしいけど俺を振り回さないでほしい。 ーー   作:城異 羽大

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幕間 神さまを辞めた話

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「私、なんで神さまを辞めたんだっけ」

声を出す。たったそれだけで感動してた時期が懐かしい。

土砂降りの大雨が体温を下げている。

- どうでもいい

前に食事をしたのがいつか覚えていない。そのせいかな?空腹感というものが腹の奥を握り締める。

- どうでもいい

なぜか頭が痛い。そういえば聞いたことがある。読んだことがある。寝てないと起こるらしい。

- どうでもいい

深い暗闇を、激しい雨音を、引き裂いて強い光と喧しい音、こちらに向かって来て、通り過ぎた。水が大量に飛び散り、服が水浸しになっている。

- どうでもいい

付き合いの長い神たちと談笑していた年月が記憶をよぎる。

- 懐かし、、、

- 違う

- ダメだ

- そんな資格はない

- 全部全部全部全部全部全部全部、、、

- 自分のせいだ

私が決めた、から、協力してくれた。なのに俺が、今更、、、なんて?

「なんて言えばいい!?」

僕のせいで消えてしまった神たちがいる。不幸にしてしまった人がいる。

それもこれもあれも全部、、、

- 自分のせい

- そうだよ

「ワダシが世界をがえだ!!」

- だから!!

- だから、、、

- 責任を取らなきゃ!!

- 誰でもないウチが!

- 引き受けなきゃならんでしょう!!

“私が”神を辞めた“あとに生まれた”人たち“は、”神たち“は、“知らない”。

「でも、、、だからって、ねぇ???」

- このまま壊れてしまっ/じゃない!

- それだけはダメ!!

- 神に戻るよりも、もっと、、、

- 絶対に!許されない!!

「あ、ああ、、、ああ、、、

あーーーーーーーーー!!!!

もうっ!!!」

- これが今の自分。

- 哀れすぎて、、、ウケる。

「あははははは!!!!」

人類を起源とする神?

- 馬鹿馬鹿しい。

- そんな大した存在じゃない!

- あんなの無理矢理、、、

- それらしく振る舞ってただけだよ。

人と神々の距離が近すぎる?干渉のしすぎ?

- どの口が言ってんだ。

結局は、、、

「羨ましかっただけ、、、

- 、、、なのかな?

もうわかんない」

- わかんないよ

「わかんないんだよ!ねぇ!誰か!?」

- 応えてよ、、、

- 助けてよ、、、

今日はどこで寝よう。あそこだったら雨は凌げるから、、、

「それでいいか」

- どうでもいい。

▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽

*

*

*

懐かしい。

何度だって夢に見る。

私が過ごした幾星霜を思い返しても、あれほど長く感じた時間はなかなかない。

ちょうどこのあとだったか。

アレを見たのは、、、

希望を見つけて、友に助けられ、

身代わりにしたこともあったな。

まぁそのおかげで会えたやつもいるし

それにようやくなんだ。

あの未来が、

焦がれた未来が、

実現する可能性が大きくなった。

ようやく、ようやく会える。

待ってるよ。千葉

 

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