もう飽きられたりしてなければ読まれてください
それではどうぞ
と、いうことがありました。
そう説明したところ、怒ってないの?って返ってきました。
意味がわからない。
そりゃ、部屋に戻ったときは少し不貞腐れてたけどさ……
「ねぇ、その妖精の姿見たの?」
「はい。見てはないですけど……僕の部屋にいるのは確かです、はい。」
もちろん見ていない。あの白い部屋が妖精だというのなら見たことにはなるのだろうけど……
「とりあえず行ってみますか?」
「そうね、そうしよう」
で、僕の部屋にやって来たわけですが……
「なんでしょうかこの箱」
部屋の中央には小銭が入りそうな穴の空いた白い箱がひとつ。
うわぁ、そう言えば次からはお金とるっていってた気がします。うん、たぶん
「そうか、一応五円ぐらい入れときますか。」
これから先ご縁がありますようにってことらしい。
ストン
入れましたね。
『これからあなたには白の部屋に入っていただきます。クリアする方法はただひとつ部屋から出ることです。途中で死んでしまったり、タイムオーバーやリタイアの申請があった場合は投入金額の二倍のお金を強制的にいただきます。これはアドバイスですが、お金は入れれば入れるほどクリアが簡単になります。それではスタートまで五秒前』
待って、待って
なんか始まったけどこれはいいのかな。とてつもなく難しいはすです。五円とか難しいはずです。
僕はあれだけのものをとられてあれだけ難しかったのだから……
『3、2、1、それではスタートです。』
「え?」
「うそ?」
なんの前触れもなくキョーコさんが消えました。はい。消えました。
これはどういうことでしょうか?
「確かにお金を入れたのはあの子だけど、普通こういう場合ってみんなでいくものじゃないの?」
「そうですよね……」
確かに一人だけつれていかれるのはおかしい。
『白の部屋は何人でも同時プレイが可能です。どうですか、二人とも。』
正直行きたくはないけどなぁ……
「どうしますか、先生」
「入るにはやっぱりお金いれなきゃダメよね?」
『そうですね、親子連れならともかくそうですらないのですから、お金は一応いただきます。あ、そこのえっと、…………篤さんは一度中に入られてるので観戦は可能です。それとももう一度中に入りますか?』
これは考えるまでもない。観戦す……
「あ、入ります。二人とも。」
ふぇっ!?
『そうですね、えっと、好きなだけ料金を入れてください。今回はチームプレーでの参加でいいですか?』
「あぁ、構わないよ」
「あ、あの僕は」
チャリン
勝手に話が進んでる……
『それではスタートです』
いきたくないよぉ……
視界が真っ白になる。
またこの中に入っちゃったよ……やだなぁ……
早くでたいなぁ。
「なにもないですね」
「そうね、この前もこんな感じだった?」
「もう少しなにか有りました。チェーンソーとかベッドとか何か色々と。」
「そうなの?この部屋特になにもないわよ?」
何でこんなに変わったのだろう?
「ウワッ!?」
「な、なんですか?!」
「な、何か黒いのが……」
「えっ!?」
「だからクロイのがカサカサと」
はい!?
「クロクてテカテカしたものが……」
ま、まさか、あいつが!?
「私もう絶えられない!」
本当にあれが出たのか?!早く出たくなった!出してくれ!
『チームプレーなので攻略法は変わってます。ご注意下さい!』
それここで要らない説明!早く出たいの!出して!
『あなたはそればかりで面白くない。攻略しようと思わないのですか?』
「普通に思わないと思います!」
「えっ!?分裂した?」
はい!?
「た、確かにカサカサ音がカサカサカサカサ音に……」
想像しただけで気持ち悪くなってきた……
『逃げてちゃダメですよ、ヒントどころかほとんど答えですが、それが一つ目の目標です。早くしないとまた……』
またってなにさ。その辺詳しく教えてくれなきゃ……
『しょうがないですね。その目標は一個二個と数えます。まぁ匹でもいいんですけどね。それは1/n分ごとにnのn乗個に増えていきます。まぁ1とかの時はこれに当てはまらないんですけどね。まぁ、がんばって』
てきとぉー。適当過ぎるよ。ってことは後三十秒もないうちにまた増えるの?次はまだ4
だけど、その次増えたらえっと、256!?その次は……計算できない。
「また増えた!?」
「早くやらないとヤバイかも」
「かもじゃない、確実にヤバイから」
次は15秒で増えるのかぁ。早いなぁ。
「惚けてないで早く!」
だよなぁ、次えげつないしなぁ
「そっちに一匹行った!」
あ、はぁーい。どこ?
「早くヤル気おこしなさい!」
先生におこられた……おこると恐い……
早くやらないとヤバイ。たぶん命がヤバイ
どこ行った?
そう思い振り向きながら足を踏み変えた瞬間、足の裏から嫌な感触が感じ取れた。それがなんだかわかる前に体がゾワッと震え寒気がする。
覚悟は出来ていない。しかし確認しなきゃいけない。そう思い足の裏を見ようとした時
「凄いじゃない!ノールックで弱点を踏み抜いて潰してしまうなんて」
聞きたくなかった。
あのあれは嫌いなんだよ、苦手なんだよ、例え靴越しでもダメなんだよ。やめてよ……
「しかも躊躇わずに勢いよくなんて凄すぎる!」
やめて…………。それに、誉められるのは嬉しいけど、誉めすぎじゃないか。
『今すべてのあれが破壊されました。よって前半の部屋はこれで終わりといたします。』
ゆっくりとモザイクがとけていくように扉が一つ現れた。
『次はその扉の向こうです。』
扉の先にあったものは長机とパイプ椅子が2、そしてテレビが1台。はて?
『ま、後半は何も考えてなかったから観戦です。良くも悪くも当初の目的通りってことですね。最初に見ていただくのはこれです』
真っ白の何もない部屋
何もない部屋にうっすらと何か黒いものが現れた。
あれの後だからだろうか、少しゾクッとしてしまった。
はぁ……やだなぁ
一分経つとそれが2つに増えた。
あれ?
一匹飛び回っている。
「そういえばやつらは野生のって言っても外にすんでるやつってことだが空を飛ぶらしい。」
え?
そんな情報いらない……
そして増えてから三十秒たった頃、また増えた。
「四匹か……」
そう、あのときと同じ数……
部屋は10×10mの正方形ぐらいの、想像するなら教室ぐらいの広さである。
その中に四匹……
正直多いと思ってる。
「そろそろ15秒経つ」
そう呟いた頃
また増えた。
今度は254匹に増えた。
そこからは一瞬だった。画面が端から段々と黒くなり、しまいにはカメラに虫のつぶれた汁がついた。
吐いてしまった……
2分もない動画を見て吐いたのはこれがはじめてだ……
「普通そうだから」
心なしか声に張りがない気がする……
『間違えちゃった、こっちだった♪』
そういうのいらないと思う……
ウプッ
背中を擦ってもらっているがなかなか気分がよくならない。
そんなこともお構い無く画面が切り替わった。
「キョーコ?」
そこにはここと同じような状況のキョーコがいた。ただし、あれは見ていないようで画面に張り付いてじっくりと見ていたのだが……
「あれは……」
画面に映っているものを見て絶句した。
そこには自分がうつっていた
うまくかけませんね……
そしてこれはどこに終着するのですかね?
全くわかりません……
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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