ソノタノミカタ   作:nissy

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第3話

「あ、あいつ!」

 

帰りに猫を見つけた。どうやら隣で待てコラ!と叫んでいる恥ずかしい人がいるので知ってる猫なんだろう。

 

「うわぁ、動物虐待だぁ……。てか猫相手に本気とか恥ずかしくないの?」

 

転校生は結構いうやつだったらしい。僕だったら立ち直れないかな。

 

「確かに恥ずかしくない?」

 

もう一人同じこと言ってるやつが……

 

「おいて帰ろうか……」

 

そう僕が発言するとなにも声をかけずにその場から静かに静かに立ち去った。

 

「やっぱりかわいそうじゃないか?」

 

「お前が言ったんだろ?」

 

確かに自分で言ったことなんだけど、なんだかとてもかわいそうに思えてきてしまって……。うん、これはいつか謝りにいかなければ。

 

「お前ってさりげなく人を貶しといて、それでいてさりげなく恨まれないようにしてるよな」

 

なんだかけなされた気分ですよこれ。何でそんなこと言われなければなら……ない……ん?

 

「そうそう、一番始めに恥ずかしいやつだと言っておきながらこれだから。」

 

転校生にまでこの扱いですよ!?てか、声に出してないはずですよ?

 

「はぁ、やっぱり自覚無しなのか?」

 

「ん?何がです?」

 

「いや、いい。どうせ言っても改善されないだろうからさ」

 

「改善って何?気になってしかたない!」

 

カーナは「ん?」と、首を傾げている。どうやらカーナさんには聞いても意味がないっぽい。

 

ん?そこ、二人でないしょ話ですか?よくないなぁー!そういうのよくないなぁー‼

 

「ほらね?」

 

「うん、これはきっと。」

 

「だからなに!?」

 

「気にするな」

 

か、軽く流されただと!?

 

 

その後は何もなく家まで歩いて帰った。そりゃ寄り道してたい焼き買ったりたこ焼き食べたり柏餅をお茶と一緒に味わったりしたけどそんなのはどこにでもある普通の日常だと思うから説明しなくてもいいよね。

 

 

 

 

 

「ただいまぁ」

 

誰もいないんだけどね。なんだか1日だけなのに大変だった気がする。

 

ゴソゴソ

 

「な、なんだ!?」

 

とりあえず音のした自分の部屋に行ってみる。

 

正直とられて困るものなんてないんだけどね。い、一応確認しとかなきゃだし……

 

な、何だかうまくドアノブが回らない……て、手が震えているせい?……ここは元からか。

 

じゃなくて、中の様子を!

 

ドアが開いた。そして見えたのは、勝手に閉まる引き出し、散らかっている部屋(主に勉強道具が)、そして何よりも付きっぱなしの電気。

 

「最近は頑張って消してたのに……」

 

そう、節電をしてたんだよ最近。だから居ないときは電気を消すようにしてたのに。はぁ、先月もかつかつだったのに今月もなのかなぁ……。考えるだけでげっそりしてくる。

 

特になにもおかしなところはところはなかった、きっと気のせいだろう。

 

夕飯何にしようかな?

 

とりあえず肉と野菜を炒めますか。

 

そして、ご飯は炊けてるかなぁ?

 

…………ぇ。うそ…………予約し忘れてる?そ、そんなぁ。

 

 

今日は1日いろいろあったからしかた……なくないかぁ…………

 

これは昨日にセットしたはずの?

 

昨日?

 

何故か昨日のことを思い出せない。どうして?

 

ウッ、イテテ。また後頭部が痛みだした。さっきまでいたくなかったのになぁ……

 

そのまま倒れこんだ

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