私はここまで来たんだ。もうやめられない、諦めるなんて不可能だ。
次の候補は……次の候補はどこだ!?
あと数人だというのにここで力尽きる訳には‼
這いずり回ってでも
「おい」
見てけてやる
「おい、そこの」
出てこいよ、次の候補者!
「おい、無視か」
イッタ!
「誰だ!痛いじゃないか」
「やっと反応した。お前これ落としたぞ。次は落とすなよ。じゃあな」
「あ、ありがとう」
殴ることないじゃない。これ……私がこんな大切なもの落としたっていうの?思ったより私はダメになってきてるのかも知れない……
ん?この反応……まさかさっきのやつが!?いや、気のせいか。でも。
「またお前か?」
まさかほんとにあなただというの?
「あなたに少し用事があるの。少しいいだろうか?」
「俺には暇がないさっさとしてくれ。」
「単刀直入にいうね。これ、この玉を見てなにも思わない?」
「お前がさっき落としたやつか?」
「そう。で、どう?」
「そうだな、きれいだな。もういいか?」
「うん。」
違ったみたい。もう行っちゃった。何か用事があったのだろうか。
早くしないと私には時間が残されていないの。
あの人何で私に触れたんだろう?……えっ?触れた?なぜ?
確か、私達は普通の人には触れないどころか見えることすらないのに。何で私はこんな大切なことも忘れてるのよ……
一旦あの店で休んでからもう一度探しに行こっ!?
ガラスに反射して見える自分の肩から発生している小さい白い粒。その様子はコーラの中を気泡が立ち上っていくかのようであり、明らかにおかしな状況であった。
もうハクリが始まってるっていうの?まだ時間はあるってあいつは言ってたのに。このままじゃなにもできずに終わってしまう。そんなのは嫌だ!
走り去っていく少女の肩からはさっきよりも多くの白い粒が立ち上っていた。
そしてそれを建物の影から見て目ていた少年がそっと「悪い。」そう呟いて立ち去って行った。
ん?さっきのは?どうやら寝てたようだ。
もう外は真っ暗でつまり家のなかも真っ暗で。つまり何も見えない。
とりあえず電気を付けなきゃ。
電気どこだっけ?てかここは……あ、キッチン。なら、あそこが一番近い。
イッツ……。こ、小指がぁー!
とりあえず電気を。
パチッ
やっと明るくなった。今何時だろう?
ん?2時?時計壊れてたっけ?とりあえずテレビを。
パチッ。
2時。やっぱり2時!?どうしようもう寝ようか。でも、お腹すいたしなぁ。
コンビニに……いや、補導はされたくないし。
デリバリーはこの時間やってないし。あ、レトルトがある!レトルトでいこう
いや、インスタントラーメンも魅力的だな。どうしよう。
ここはインスタントラーメンかなやっぱり。
とりあえずお湯を沸かして。
しかし、あの夢はなんだったんだろう?訳のわからない夢だった。
てか、きょうの宿題が終わってない。どうしよう。こっちのが先だった。明日誰かにいや、あいつらがやってるかどうかを考えると自分でやったがいいかもしれない。
やっぱり自分でやろう。何だかいやになってきたなぁ。
早く寝たいなぁ。
ピィーーー
お!お湯か沸いた。