(予想してない評価の高さに頭パンクでのヤケクソ)
ごろごろ読むだけの人様、本好きなお様、誤字脱字のご報告ありがとうございます!
今回はリムル視点でのカナタとの挨拶回
長くなりそうだったから分ける事にしました。
七曜の老師たちによって起こったルベリオスとテンペストの戦いは、ルミナスによる
やってきた人の姿でいるヴェルドラによる思わぬカミングアウトによって、アルノーたちに神と崇められてたルミナスの正体が魔王であることをバラされるトラブルとかはあったが、リムルの提案で和解の宴を宴会場でする事に。
お酒の席というのもあり、リムルが気を利かせ声を駆け回った事で
「しかし、妾が到着する前に七曜共をアレだけ
優雅にお酒を飲んで毒無効を無効化させほろ酔いしだしてたルミナスは、グラスを揺らしつつリムルに問いかける。
「あ奴らも老いてるとはいえ、昔はそれなりの実力者じゃった。それをああもボロボロにするとは……お主ではなかろう?」
「あ………そういや、ルミナスが来る前に帰っちゃったんだったな、あのじいさん」
ルミナスとヴェルドラから教えてもらい、状態異常無効の耐性を切ることを覚えて、ようやくほろ酔い気分を堪能していたリムルがそれを聞いて口にする。それを盗み聞きした(ただ聞こえただけ)ヴェルドラがズズイと近寄ってくる。
「おっ!リムルよ、何やら面白そうなのを知っておるようだな!?我にも聞かせよ!」
「近い近いって!ただの助けてくれた爺さんのことだよ…。ヒナタの傷を治して七曜たちを一人で倒しちまったんだよ。それはもうボッコボコに」
リムルがその時のカナタの武勇伝を話して、強者とかに興味が湧くヴェルドラがより聞こうと詰めよる。ルミナスは「ほほぅ…そんな老人がおるとはのぅ…」と興味を示し、ヒナタは塞がって傷跡一つもない胸元を見下ろしながら触れる。
(そう………あの老人に救われたのね、私。借りを作ってしまったわね)
「そうです、リムル様!あの時お礼を言いそびれました!」
ヒナタが一人で考えてた時に、アルノーと腕相撲しようとしてたシオンが勢い良くアルノーを吹き飛ばす勢いで叩きつけながら立ち上がる。腕相撲されたアルノーは叩きつけられた腕を押さえながら悶え、観戦してた聖騎士たちが心配する。
「是が非でも止めればよかったです!明日にでもお礼に行きましょうよ!!?」
両腕をコレでもかと振りまくりながら飛び跳ねるシオン。おかげで立派な双丘が揺れまくり、リムルは目を逸らす。すっごい笑みをしてるシュナが怖い訳でない。
「だぁぁ!待て待て落ち着けシオン!そんなこと言ってもどこにいるか分かんねぇんだからッ!」
慌てながら落ち着かせようと奮闘するリムル。その言葉を聞いてヒナタが声をかける。
「あの老人の家なら、私たちが知ってるわ」
「「………え?」」
思わぬ言葉に固まりながらヒナタを見るリムルとシオン。ヒナタの言葉を皮切りに話すアルノー、リティス、バッカス、フリッツの十大聖人。
「実はな、オレらがここに来る前に立ち寄ったんだよ。ジュラの大森林の中にある丘陵してるとこでな」
「すっげぇ気楽に喋る爺さんだったぜ。貫禄あるっつーか……」
「落ち着いた雰囲気の御仁だったな。我らを前にして変わらなかった。」
「そうですね、初めて会う私達にお茶も振る舞ってくれましたし」
四人の感想を述べられてならヒナタも口にする。
「あの時はそこまで深く聞き入れなかったけど、今思えばしっかりと受け止めておくべだったわね。そうすれば、無駄な戦いにならずに済んだとも思うわ」
あの時、カナタが話してきた忠告のような言葉。後からの結果論にすぎないが、あの言葉をもう少ししっかりと受け止めていたらあのような戦いにならなかっただろうと思うヒナタ。
「ふむ……ヒナタをも救った老いぼれ…のぅ。リムルよ、妾も和解の会議とかの前にそやつに会ってみたくなった」
「え?ルミナスも?うーん、まぁお礼をそろそろしっかりしたいし、先に済ませるのもありか」
ルイからも事前に聞いてた話しと新たに知り得た情報によって興味が湧いたルミナスからの予想外な言葉に、少し驚くリムル。顎に手を添えてから考えて、自分もシオンたちを救ってくれた事とかを言いたいと思っていたので先に挨拶をしに行くことを決める。
それに大喜びするシオン。いの一番にお礼をしたがっているのだから当然である。
「でしたらリムル様!この私は得意の料理を……ッ!」
「だァァァ!!それは用意しなくていいからぁ!」
シオンからあまりにも危険な言葉が聞こえてきたので、必死に止めにかかるリムル。ユニークスキル【
それ故に、リムルは必死に止めるのである。シオンの料理を知ってるベニマルやシュナも加勢してなんとか料理は却下できたのであった。シオンはすごくしょんぼりとしてしまったが。
(許せシオン……。これも必要なことなのだ……)
内心でシオンに謝るリムルであった。
◇◇◇◇◇
翌日。何とか二日酔いにはならなかったリムルは、ヒナタやアルノーたち四人の十大聖人から場所とかを聞いて地図を確認する。ブルムンド王国とテンペストの丁度中間に位置しており、(地図からしたら)街道から外れてる小さい丘陵地帯であった。これにはリムルもため息である。なんせ自身の支配領域内の端の方だったのだから。
「はぁぁ……
「恐らく、この辺りは先に見てしまっており、危険視するような魔物も出没してなかったのが要因かと」
「それに、街道予定の地区から外れてますので、それで見落としたのではないかと思いますぞ」
リムルの疑問にベニマルとリグルドが推測する言葉を口にする。それを聞いて、今後はもう少し領域のことをしっかり見ないとと思ってしまうリムル。丁度そのタイミングで、ラファエルが告げてくる。
【告。個体名ヒナタ・サカグチと十大聖人たちの言葉、及び地図よりの位置情報を元に解析。及び、個体名ソウエイからの位置情報により、丘陵地帯への転移が可能となりました】
(おっ!ありがとう、ラファエル先生!)
転移魔法は一度訪れないとその場へ転移が出来ないが、リムルは【
「よしッ!位置も分かったし、向かうとするか!人数多いと困るだろうから、ベニマルとシュナ、シオンで行こうか」
会ったことのあるベニマルとシュナ、そして絶対お礼を言いたげなシオンを同行させることにするリムル。ルミナスは勿論、ヒナタたちは言わずもがなである。
「えぇい!リムルよ!何故我は留守なのだ!?」
唯一、ご不満なヴェルドラは叫びながらリムルへと詰め寄る。ルミナスはそれを見て「五月蝿いぞ、トカゲがッ!」と怒りつつ舌打ちしている。ちなみに法皇ルイ・ヴァレンタインも留守番で、残って先に和解についての資料纏めをする事に(こっそり温泉を満喫する気でもある)。
「だぁかぁらぁてん……。大勢で言っても迷惑かけちまうし、何よりお前が暴れないかの心配があるんだよ。だから留守を頼むよ、ヴェルドラくん」
「ぬぅぅぅ…ッ!我のことがそんなに信用ならぬというかッ!?」
ヴェルドラのその言葉に思わず頷いてしまうリムル。昨日のルミナスの正体バラシの件とかの前科があるので不安まみれである。ルミナスとルイは即答気味で、誰よりも早く頷いており、ベニマルたちは遠慮気味ながらも頷く。それを見てガビーンとなってしまうヴェルドラであった。
「さて、それじゃ行くとするか!」
落ち込むヴェルドラを背後にそそくさとお礼の品とかを持ち、転移準備して向かうことをするリムル。
◇◇◇◇◇
ーーリムル視点ーー
転移を完了して、開けた感じの丘陵地に到着したら近くに対機していたソウエイが音もなく現れて片膝をついてきた。いつ見ても驚きそうになるなぁ、ザ・忍者って感じで。
「お待ちしていました、リムル様」
「おッ!助かったよソウエイ。それで、場所は分かったか?」
「はい。あの建物かと思います」
立ち上がったソウエイが顔を向けて指を差す方をへと視線を向けると、その先に見えるポツンとある、一軒家のような庵を目にする。広々した此処に一軒家かぁ……なんか良いって思っちまうなぁ、こういうシチュエーション。
「アレよ。あの老人と会った住まいは」
ヒナタが間違いないと告げながら先行するように歩きだし始めて、アルノーたちも付いてくように歩きだした。ルミナスも微笑みながら歩きだしたから、俺たちも後を追うように歩く。
庵へと近づいて、庵を見上げる。ほぅほぅ……一人で暮らすには十分な程の大きさをしていな。
(というか……なんかオレの家より良いじゃん!)
いや、オレも似たような庵であるよ?ゲルドたちの職人技が活きた良い庵の自宅が。でも、この庵はなんか別の意味で温かみあるって感じが……おかしい、絶対勝ってるのになんだか負けてる感がするぞ?
【告。この辺り一帯の魔素濃度は比較的落ち着いています】
ラファエル先生からいきなりの言葉にちょっと驚く。ベスターたちの発明で、ウチにも街道とかに魔素濃度を弱める装置とかあるけど、ここはそんなの無しに薄いの?
「む?なんじゃお主ら?………いや、お主らには見覚えあるのぅ」
声が聞こえてきたので、そっちを向くとあの眼帯付けた老人が立ってた。大きめな籠を片腕で持ってて、中には採れたてなのか、瑞々しそうな野菜がいっぱい入ってる。
テンペストで採れる野菜にも負けてない程な野菜………やべ、見てるとなんか食べたくなっちまった。
「突然の訪問に申し訳ないわ。今日はお礼をしに………」
「あぁ、待て待て。こんなのでは落ち着かんし、手が疲れる。中に上がっていけ、また茶でも出してやろう。連れの者たちも、遠慮なく上がられよ」
ヒナタが挨拶をしだしたけど、老人は言葉を遮って手にしてる籠を見せてくる。確かに、あんだけ沢山入ってたらそりゃ片腕じゃ疲れるだろうな。
玄関の方に歩いていってから軽くノックしだすと開いていって、中から真っ白な髪とドレスのような服を着た女の子が出てきた。お孫さんか何かか?
「お嬢さん、すまんが湯呑みをいくつか持ってきて湯を沸かしてくれぬか?儂はコレを置いてから土を落としてくる」
「あの小さな容器ね?ふふふっ、投擲でもしようかしら?お湯もグツグツ煮滾らせておくわ」
「やめんか、買いに行くのが面倒じゃ。後、全員の舌を火傷させる気か。普通にせい、普通に」
な、なんか物騒な事を言う子供だな……。そう思ってるとラファエル先生が何が言ってきた。
【告。対象の白い少女の瞳に縦筋の瞳孔を確認。解析は困難ですが、人間種でないことは確かです】
先生でも解析が困難って……やっぱオレと同じかヒナタと同じ転生か転移者じゃねぇのかな。にしてもあの老人の姿……間違いなけりゃ、前世のゲームとかで出てくる『竜人族』ってやつじゃねぇのかな?
(ま、そこは聞いてみりゃ分かるかもな。)
そう思って中へとお邪魔すると内装はオレのとは全然違った。内部の中央に囲炉裏があって天井は吹き抜け!大きな木材の梁が丸見えでなんか古い古民家って感じ。小さいけど台所もある、正に暮らしには十分な内装。オレの庵にはない雰囲気である。
少女が吊り下げられてる鉄の棒に鉄の薬缶を掛けて煌々とした炭で暖めだしてる。炭で暖めるお茶かぁ……温かみがありそうだな。
「リムル、落ち着かないのは分かるわ」
なんか察したように言ってくるヒナタを見ると囲炉裏の前で正座していた。いつの間に正座してるんだよ………って、あれ?なんでこんなに間近にいんだ?
そう思ってよくよく見るとオレ、いつの間にか囲炉裏の前で正座していました。いつの間に!?ベニマルたちもちょっと驚いてるよ!?ラファエル先生!解説をお願いしますッ!
【解。建物に入って、内装を見回してる間に床に上がって囲炉裏の前に座りました。ごく自然な動きで】
(えっ!?オレ、なんの警戒もせずに座っちゃったの!?)
【是。警告する前に座りましたので。】
あまりにも驚きな回答。元は日本人だったから、この雰囲気に全然警戒しなかったのか…………?そう思えばヒナタの正座も納得する。
そう思っている間にベニマルたちも上がってきてオレの側に座ってくる。ルミナスたちも上がってきてはラクな姿勢で座りだす。おいおい、一応姿勢正したほうがいいんじゃねぇか?
「心配はしなくていいわ。前に訪れた時に、楽にしていいと言われてるから」
「そうです。我々もヒナタ様のように座りたくも、如何にも慣れず……」
「妾は気にせんがの」
こっちの思ったことが顔に出てたのか、回答してくるヒナタたち。ルミナスに関しては、最初から気にする気などないかのように横座りしている。
「すまんな、待たせたな」
そんなことしてる間に、老人が奥の扉を開けてやってきた。着流ししてる和服な着物から見える変わった形状の両脚に残ってる右手の四本の指。後はエルフとかの特徴的な尖ってる耳………やっぱオレの知識にある姿に似た感じだな。雰囲気はすっごく落ち着いてる。ガゼル王とはまた違った雰囲気だ。
後ろから少女が大きなお盆に湯呑みを人数分乗せて付いてきていて、老人が胡座で座ったらその側に置いてトコトコと奥に引っ込んでいった。なんかすっごくミステリアスな子だなぁ。
「さて………儂の庵に一体何の用でやってきたんじゃ?強盗なら金目のもんなんぞ無いからの」
温まってきてた薬缶を手にして湯呑みへとお茶を淹れながら聞いてくる。おかしいぞぉ?普通のお礼の挨拶なのに、なんだか緊張するお礼挨拶になっちまってきちゃった………。
こんな小説でも皆さんに楽しめてるなら頑張ります。
今後ので一人称と三人称、どうすりゃいいからなぁの意見聞きを(コソコソ)。他にもご意見あれば感想とかでも
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一人称
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三人称
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どっちも混ぜ込んでヨシ!