星野アイは、よく笑う。
それは、俺がこの施設に来てから何度も思ったことだった。
年下の子が転んで泣きそうになれば、アイはすぐに駆け寄って、わざと大げさに転んだふりをする。
食事の時間に誰かが失敗すれば、怒るより先に冗談を言って、みんなの緊張を解く。
職員が忙しそうにしていれば、何も言われなくても手伝いに行く。
そして、誰かが笑ってくれると、アイも嬉しそうに笑うのだ。
だから、最初は気づかなかった。
彼女が笑っていないときの顔を、あまり見せてくれないことに。
*
「透くん、ちょっと聞いて!」
朝食を終えたばかりの俺のところへ、アイが勢いよくやってきた。
「お、おう。何だよ」
「二次審査の案内、届いた!」
「おお、来たのか」
「うん! 日程も決まったよ!」
アイは嬉しそうに書類を広げた。
次の審査は、来週の午後。
内容は歌唱とダンス、それから審査員との面談。一次審査よりも、本人の個性や考え方を見たいという説明が添えられていた。
「歌とダンスはわかるけど、面談って何を聞かれるんだろう?」
「さあな。アイドルになりたい理由とか?」
「それ、一次審査でも聞かれたよ?」
「じゃあ、好きな食べ物とか」
「それオーディションで聞く!?」
「知らんよ。俺、受けたことないし」
「もう、適当なんだから!」
アイは笑った。
その笑顔につられて、俺も笑う。
けれど、彼女はすぐに書類へ目を落とした。
「……ちゃんと答えられるかな」
ぽつりと落ちた声は、さっきより小さかった。
「準備すればいいんじゃないか?」
「準備?」
「聞かれそうなことを考えて、自分がどう答えたいか整理するとか。答えを丸暗記するんじゃなくてさ」
「うーん……」
アイは腕を組んだ。
「でも、面接の答えって、正解があるわけじゃないんだよね?」
「たぶんな」
「じゃあ、難しいなあ」
「正解がないなら、間違いを怖がりすぎなくてもいいだろ」
そう言うと、アイは不思議そうに俺を見た。
「……透くんって、そういうこと言うの得意だよね」
「そうか?」
「うん。なんか、私が考えてることを、ちょっとだけ整理してくれる感じ」
その言葉に、俺は返事に困った。
俺がしているのは、彼女の考えを整理する手伝いにすぎない。
彼女が何を思い、何を選ぶかまで、俺が決めることはできない。
「まあ、自分のことなんだから、自分で考えるしかないだろ」
「……そうだね」
アイは書類を畳んだ。
「よし。じゃあ、私がどんなアイドルになりたいのか、もう一回考えてみる!」
「おう」
「透くんも一緒に考えてね!」
「……結局、俺も参加するのかよ」
「当たり前じゃん!」
アイは、いたずらっぽく笑った。
*
その日の午後、俺たちは施設の庭で向かい合っていた。
アイが面談の練習をしたいと言い出したのだ。
「では、星野アイさん」
俺は、できるだけ審査員らしい声を出した。
「あなたは、どんなアイドルになりたいですか?」
「はい! みんなを笑顔にできるアイドルです!」
「……うん。じゃあ、どうして笑顔にしたいんですか?」
「えっ?」
アイが固まった。
「いや、今の質問の続き」
「えーっと……みんなが笑ってくれたら、私も嬉しいから?」
「なるほど。じゃあ、みんなが笑ってくれなかったら?」
「えっ、そんなことある!?」
「あるかもしれないだろ。ライブで誰も笑ってくれなかったらどうする?」
「そ、それは……」
アイは困ったように眉を寄せた。
しばらく考えてから、首を傾げる。
「……もっと頑張る?」
「何を?」
「歌とか、ダンスとか……ファンサービスとか?」
「それでも笑ってくれなかったら?」
「透くん、意地悪!」
「本番で聞かれるかもしれないぞ」
「聞かれないよ、こんなの!」
アイは抗議したが、少しすると真面目な顔になった。
「……でも、そうだね」
「ん?」
「みんなを笑顔にしたいって思ってても、みんなが絶対に笑ってくれるわけじゃないんだよね」
アイは、庭の向こうに目を向けた。
年下の子たちが、花壇の近くで遊んでいる。
「私が何かしても、嬉しくない人はいるかもしれない。歌が下手だって思う人もいるかもしれないし、私のことが嫌いな人だっているかもしれない」
「まあ、そうだろうな」
「……うん」
彼女は少し考えた。
「それでも、私は笑顔にしたいって思うんだよね」
「うん」
「でも……」
そこで、言葉が途切れた。
俺は続きを待った。
アイはしばらく黙ってから、小さく笑った。
「……なんでもない!」
まただ。
その言葉を聞いた瞬間、俺は思った。
今、彼女は何かを言おうとした。
けれど、途中でやめた。
それが何なのかはわからない。
無理に聞き出すこともできるだろう。
でも、それでは以前と同じだ。
俺は、少しだけ考えてから口を開いた。
「……言いたくないなら、無理に言わなくていいよ」
アイが、こちらを向いた。
「え?」
「ただ、話したくなったら聞くから」
彼女は、目をぱちぱちとさせた。
それから、少しだけ困ったように笑った。
「……透くん、最近そういうこと言うね」
「何だよ、悪いか?」
「ううん」
アイは首を横に振った。
「……ありがと」
その声は、とても小さかった。
*
数日後。
アイは、いつもより遅く庭にやってきた。
いつもなら、朝食の片づけを終えたあと、年下の子たちと遊んでいる時間だ。
けれど、その日はひとりでベンチに座り、スマートフォンを見つめていた。
「……何してんの?」
声をかけると、アイは顔を上げた。
「あ、透くん」
「珍しいな。みんなと遊ばないの?」
「うん。ちょっとだけ休憩」
笑顔だった。
いつもどおりの、明るい笑顔。
でも、俺はその笑顔に、ほんの少しだけ違和感を覚えた。
「……何かあった?」
「え?」
「いや、何となく」
「何もないよ!」
返事は、いつもより少しだけ早かった。
アイはすぐにスマートフォンをポケットへしまった。
「本当に何でもないって!」
「……そっか」
俺は、それ以上聞かなかった。
聞かなかったけれど、気にならなくなったわけではない。
アイは立ち上がり、いつものように年下の子たちのところへ向かった。
俺はその背中を見送った。
何かあったのかもしれない。
でも、何もないのかもしれない。
今の俺には、判断できなかった。
*
その日の夕方。
職員室から戻ってきたアイが、廊下で俺を見つけた。
「透くん!」
「ん?」
「ちょっと、話してもいい?」
いつもより真剣な顔だった。
俺は頷いた。
「いいよ」
俺たちは、人の少ない談話室へ移動した。
アイは椅子に座ると、しばらく膝の上で手を組んでいた。
「……あのね」
「うん」
「今日、事務所の人から連絡があったの」
胸の奥が、わずかに冷えた。
「事務所の人?」
「うん。二次審査の前に、ちょっと話しておきたいことがあるって」
「……どんな話?」
「次の審査のこととか、これからの活動のこととか。そういう説明をしたいんだって」
「それで?」
「今度、担当の人と話すことになったの」
俺は、少し考えた。
正式な担当者から、仕事について説明を受ける。
それ自体は不自然ではない。
むしろ、これから活動する可能性があるなら、確認しておくべきことだろう。
「場所は?」
「事務所の会議室だって。職員さんにも話してあるよ」
「……そっか」
アイは、俺の顔をじっと見た。
「透くん、心配してる?」
「そりゃ、少しはな」
「……だよね」
彼女は苦笑した。
「でも、今回はちゃんと確認したよ。誰と話すのかも、場所も、時間も。職員さんも知ってる」
「ああ。それなら、いいと思う」
「うん」
アイは、少しだけ安心したように息を吐いた。
けれど、すぐに表情が曇った。
「……ただね」
「うん?」
「担当の人に、ちょっと言われたんだ」
「何を?」
アイは、視線を落とした。
「アイドルになるなら、もっと自分を見せることも必要だって」
「……自分を見せる?」
「うん。笑顔とか、話し方とか、どういうふうに見られるかとか。そういうことを、もっと意識したほうがいいって」
それは、芸能の仕事をするうえでは、あり得る助言だった。
人前に立つ仕事なのだから、表情や話し方を意識することも必要だろう。
ただ、アイの様子を見る限り、問題はそれだけではなさそうだった。
「それで、何か気になることがあるのか?」
「……私ね」
アイは、指先をぎゅっと握った。
「笑ってると、みんな喜んでくれるんだよ」
「うん」
「私が明るくしてると、みんな安心するし、楽しいって言ってくれる。だから、もっと笑ったほうがいいのかなって思った」
声が、少しずつ小さくなっていく。
「でも、たまに……疲れてるときもあるんだ」
俺は黙っていた。
「何もしたくないときもあるし、ひとりでいたいときもある。誰かに話しかけられても、うまく笑えないときだってある」
アイは、ぎゅっと唇を結んだ。
「そういうときでも、笑ってたほうがいいのかな」
その質問は、思ったよりも重かった。
アイドルになりたい。
誰かを笑顔にしたい。
そのために、自分の笑顔を磨く。
それは、彼女の夢の一部だ。
けれど。
自分が笑えないときにも、笑わなければならないのだとしたら。
自分の気持ちを隠してまで、誰かを安心させなければならないのだとしたら。
それは、彼女が望んでいる夢なのだろうか。
「……アイ」
「うん」
「笑いたくないときまで、無理して笑わなくていいと思う」
アイは、ゆっくりと顔を上げた。
「……でも、アイドルだよ?」
「そうだな」
「見てくれる人を、笑顔にする仕事だよ?」
「うん」
「だったら、私が笑ってないと、駄目なんじゃないの?」
俺は、すぐには答えられなかった。
アイドルの仕事について、俺が知っていることは多くない。
ただ、彼女がこれから進もうとしている世界では、きっと、笑顔を求められる場面がたくさんある。
ファンの前で笑うこと。
カメラの前で笑うこと。
期待に応えること。
それが仕事の一部になることもあるだろう。
だから、何も考えずに「そんなの気にしなくていい」と言うことはできなかった。
「……仕事として笑顔を見せることは、あると思う」
俺は、正直に答えた。
「でも、それと、自分の気持ちを全部押し殺すことは違うんじゃないか」
「……違う?」
「笑顔を届けたいって思うことと、いつでも笑っていなきゃいけないって思い込むことは、同じじゃないだろ」
アイは、じっと俺を見ていた。
「お前が誰かを笑顔にしたいと思うのは、お前自身がそうしたいからなんだろ?」
「……うん」
「だったら、自分がつらいときに、つらいって思うことまで否定しなくていいと思う。疲れたら休めばいいし、困ったら相談すればいい」
俺は、少しだけ言葉を選んだ。
「誰かを笑顔にするために、自分がずっと苦しいままでいなきゃいけないわけじゃない」
アイの目が、揺れた。
彼女は何かを言おうとして、やめた。
それから、ぽつりと呟いた。
「……私、笑ってないと、みんなに嫌われちゃうのかな」
その声を聞いた瞬間、胸が痛んだ。
アイは、いつも笑っている。
周りの人が笑ってくれることを、何よりも喜んでいる。
だからこそ、笑顔がなくなったら、自分には何も残らないと思っているのだろうか。
「……そんなことないよ」
俺は、できるだけ穏やかに言った。
「少なくとも、俺は、お前が笑ってないからって嫌いになったりしない」
アイは、目を見開いた。
「……透くん」
「もちろん、俺だけじゃないと思う。お前がいつも笑ってるから好きなんじゃなくて、お前がアイだから、一緒にいたいと思ってる人だっているはずだ」
俺は、彼女の目を見た。
「年下の子たちだってそうだろ。お前が一緒に遊んでくれるから嬉しいんだ。いつも笑顔でいてくれるからだけじゃない」
アイは、しばらく黙っていた。
やがて、俯いていた顔を少しだけ上げた。
「……そっか」
「うん」
「……そっかぁ」
今度の声は、少しだけ柔らかかった。
アイは笑った。
けれど、それはいつもの明るい笑顔とは違っていた。
どこか照れくさそうで、少しだけ泣きそうな顔だった。
「……ありがと」
「おう」
それ以上、俺たちは何も言わなかった。
今は、それでいいと思った。
*
翌日。
アイは、いつもどおり年下の子たちと遊んでいた。
けれど、以前よりも少しだけ、自分の時間を取るようになった。
朝の片づけを終えると、ひとりで歌の練習をする。
疲れたら、ベンチに座って休む。
誰かに話しかけられたときも、無理に笑おうとせず、普通に返事をする。
それだけのことだった。
でも、アイにとっては、少し勇気のいることだったのかもしれない。
午後、俺が庭を通りかかると、アイがベンチで本を読んでいた。
「珍しいな。今日は遊ばないのか?」
「うん。ちょっと休憩」
「そっか」
俺は隣に座った。
「……何読んでんの?」
「歌の本。歌詞の書き方とか、いろいろ載ってるの」
「へえ」
「自分で歌を作れたら、もっと面白いかなって思って」
「いいんじゃないか?」
アイは、本を閉じた。
「……ねえ、透くん」
「ん?」
「私、もっといろんなことを知りたい」
「いろんなこと?」
「うん。歌もダンスも、演技も。人に見られる仕事だから、自分がどう見えるかも知りたい」
そこで、少しだけ笑う。
「でも、それだけじゃなくて、自分が何をしたいのかも、ちゃんと知りたいんだ」
俺は頷いた。
「いいと思う」
「……それでね」
アイは、少し照れくさそうに視線を逸らした。
「私、透くんの前では、無理して笑わなくてもいい?」
その問いに、俺は一瞬、言葉を失った。
アイは慌てたように付け足した。
「いや、別に、今まで無理してたってわけじゃないよ!? 楽しかったし、笑いたかったから笑ってたんだけど……」
「うん」
「でも、たまには、ちょっと疲れたって言ったり、何もしたくないって言ったりしてもいいのかなって」
俺は、ゆっくりと笑った。
「いいに決まってるだろ」
「……ほんと?」
「ああ。俺だって、ずっとお前の話を聞いてるだけじゃなくて、たまには何も話さずにいたいときもあるし」
「えっ、そうなの!?」
「そりゃそうだろ」
「透くん、いつも静かだから、何も考えてないのかと思ってた」
「おい!」
アイは声を上げて笑った。
俺も笑った。
それから、しばらくふたりで黙っていた。
風が吹いて、木々の葉が揺れる。
遠くから、子どもたちの声が聞こえてくる。
アイは本を膝の上に置き、空を見上げた。
「……静かなのも、悪くないね」
「だろ」
「うん」
彼女は、目を細めた。
その顔には、笑顔はなかった。
でも、悲しそうでもなかった。
ただ、穏やかだった。
俺は、その表情を覚えておこうと思った。
笑っていないアイも、星野アイなのだ。
それを、彼女自身にも知っていてほしかった。
*
その日の夜。
俺は、職員室で呼び止められた。
「透くん、少しいいかな」
「はい」
職員は、机の上に置かれた書類を見ながら言った。
「アイちゃんの事務所との面談について、日程が決まったそうだよ」
「……そうですか」
「今回は、事務所の担当者から、今後の活動方針や契約に関する説明があるそうだ。施設の職員も同席することになったから、安心していいよ」
俺は頷いた。
正式な説明を、職員も一緒に聞く。
それなら、前回のような曖昧な話とは違うはずだ。
「それから、オーディション当日に声をかけてきた人物についてだけど……」
職員は、少し表情を引き締めた。
「事務所側でも、確認を続けているそうだ。まだ詳しいことはわからない。ただ、アイちゃん本人には、今後も知らない人からの誘いには慎重に対応するよう伝えておく」
「……わかりました」
「君も、気になることがあればすぐに相談してほしい。ひとりで何とかしようとしなくていいからね」
「はい」
職員室を出たあと、俺は廊下の窓から外を見た。
前回、アイに声をかけた男性。
俺に電話をかけてきた、正体のわからない人物。
ふたつの出来事が、同じ相手によるものなのかはわからない。
ただ、今のところ、正式な確認の手続きは進み始めている。
俺が勝手に動き回るより、ずっと確かな方法だ。
それでも、気がかりは残っていた。
俺の名前を、どうして知っていたのか。
アイと俺が親しいことを、どうして知っていたのか。
そして、どうして俺に、余計なことに首を突っ込むなと言ったのか。
答えは、まだ見つからない。
けれど、ひとつだけわかったことがある。
俺は、アイを守りたい。
でも、そのために彼女のすべてを管理する必要はない。
彼女が自分で考え、選び、歩いていけるように。
そのために必要な助けを、一緒に探せばいい。
それが、俺にできることなのだ。
*
翌朝。
「透くん!」
食堂へ向かう途中、アイが駆け寄ってきた。
「おはよう」
「おはよ!」
彼女は、いつものように笑った。
でも、以前のように、何もかもを明るく見せようとしている感じはなかった。
「ねえ、今日の午後、歌の練習に付き合ってくれる?」
「いいけど。俺、歌は詳しくないぞ」
「いいの! 聞いてくれるだけで!」
「それなら、まあ」
「やった!」
アイは嬉しそうに手を叩いた。
それから、少しだけ真面目な顔になった。
「……あ、でも」
「ん?」
「もし今日、私が疲れたって言ったら、ちゃんと休ませてね?」
「それは自分で言えよ」
「えーっ!」
「いや、俺が勝手に休ませるのも違うだろ」
アイは一瞬きょとんとした。
それから、くすくすと笑った。
「……そっか。そうだね」
「自分で休みたいと思ったら、休めばいい。俺はそれを応援するよ」
「うん!」
アイは大きく頷いた。
そして、俺の隣を歩き始めた。
いつものように話して、笑って、ときどき言い合いをして。
そんな時間が、これからも続いていく。
もちろん、何もかもが順調に進むとは限らない。
夢を追うなかで、アイはきっと、何度も迷うだろう。
誰かの期待に応えたいと思うこともある。
自分の気持ちがわからなくなることもある。
笑いたくても笑えない日だって、きっとある。
それでも。
笑顔を見せることだけが、彼女の価値ではない。
誰かを喜ばせることだけが、彼女の役目でもない。
星野アイは、星野アイとして生きていい。
俺は、そう思った。
そして、そのことを彼女自身が信じられるようになるまで、そばで話を聞いていたいと思った。
廊下の向こうから、年下の子たちがアイを呼んでいる。
「アイちゃーん!」
「今行くよー!」
アイは手を振り返した。
それから、俺のほうを向いて笑った。
「じゃあ、またあとでね、透くん!」
「おう」
走っていく背中を見送る。
彼女の笑顔は、今日も明るかった。
けれど、俺はもう、その笑顔だけを見て安心することはしない。
笑っているときも。
笑っていないときも。
彼女の言葉を聞き、彼女の気持ちを知ろうとする。
その積み重ねが、いつか彼女を支えるものになると信じて。
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