Re.ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い   作:ガチャガチャクツワムシ

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祝勝会

チャンピオンクラスとなった翌日。教室に入ったショウを、クラスメイトたちが温かい拍手と大きな歓声で出迎えた。

「ショウ、おめでとう!」

「ショウ君! チャンピオンになったんだってね! おめでとう!」

「ショウ、チャンピオン昇格おめでとうーっ! ねぇ! チャンピオンになったショウと今すぐバトルしよう!?」

「相変わらずだね……ネモさんは」

予想通りのスピードでバトルの要求を突きつけてくるネモに、クラス中からどっと笑い声が上がった。断りきれなくなったショウは、昨日のチャンピオンテストでは出番のなかった控えの手持ちポケモンたちを繰り出し、全力で挑んでくるネモとの熱戦をなんとか制して勝利を収めた。

「ねぇ! もう一回! もう一回戦おうよ!」

「勘弁してくれ……」

なおも目を輝かせるネモの相手をハルトに任せ、ショウは激闘を繰り広げたポケモンたちを労うための料理の材料を買いにアカデミーの外へ向かった。すると、買い出しの途中でペパーと鉢合わせた。

「おうショウ! チャンピオンになったんだってな! おめでとうちゃん!」

「ありがとうな、ペパー」

「ところでさ、後でお祝いでもやるか?」

「ありがたい話だけど……実は今、お嬢――アリサがチャンピオンテストに挑戦中なんだ。だからそれが終わってから、アリサも一緒に祝う形でもいいか?」

「おお、アリサもか! ならそうするか!」

快く承諾してくれたペパーと別れたショウは、手持ちのポケモンたちと心置きなく過ごすため、デジヴァイスの機能を使ってファーム島へと向かった。

ファーム島に到着したショウは、すべてのモンスターボールから手持ちポケモンたちを一斉に解き放った。

「お前たちのお陰で、無事にチャンピオンになれた! 本当にありがとう!」

ショウが心からの感謝を伝えると、巨躯を誇るオヤブンポケモンたちが一斉に天に向かって誇らしげな雄叫びを上げ、応えてくれた。

「そういうわけだから! これから盛大にお祝いのご馳走を作るからな! 楽しみに待ってろよ!」

さらにボルテージの上がった咆哮がファーム島全体に響き渡った。

早速ショウは、手分けしながら特大のサンドイッチと大鍋いっぱいのスパイスカレーを作り始めた。

「フィー」

「エーフィ、もう少しで完成するから待ってろよ。……リーフィア、頼む!」

「フィアッ」

調理中、完成直前の食材をつまみ食いしようと背後でスタンバっていたエーフィに気づき、ショウは助けを求めた。声をかけられたのは、以前ピクニックをしている時にエーフィがいつの間にか連れてきて仲間になったリーフィアだ。とても仲が良いリーフィアに優しく耳を引っ張られ、エーフィは素直にお気に入りの日向ぼっこスペースへと連れていかれた。

「バナァ!」

「お、煮えたのか? ならルーを入れてくれ!」

次に声をかけてくれたのは、大鍋のカレーの火加減を見てくれていたフシギバナだった。つるを器用に伸ばしてカレールーを投入し、煮込み具合を確認したショウは声を張り上げた。

「よし! 出来たぞーっ!」

ショウの呼びかけに手持ち全員が集まり、ファーム島での盛大なお祝いパーティーが始まった。

ポケモンたちがひと通り満足するまで食べ終えると、ショウはデジヴァイスを掲げ、ヘクセブラウモンとシャイングレイモンをリアライズさせた。

「2人も本当にお疲れさん。食べてくれ」

ショウが差し出したのは、普段の食事ではなかなか出さない特大の最高級ウェルダン肉であった。

「えっ、本当にいいの?」

「構わないよ。チャンピオン戦で力を貸してくれたお礼さ」

「わーい!」「サンキュー、ショウ!」

2人は目を輝かせ、豪快に肉に食らいつき始めた。

温かい絆に包まれたお祝いパーティーを満喫した翌日――ショウのもとへ、アリサから「無事にチャンピオンテストに合格した」という晴れやかな報告が届くのだった。

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