Re.ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い   作:ガチャガチャクツワムシ

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同期との歓談2

 しばらく質問への返答を続けていたら、エイジがどこか言いづらそうに口を開いた。

 「なぁ……実は言わないつもりだったんだが、我慢できないから言わせてくれ」

「何?」

「尋常じゃない視線をふたつ程感じるんだが、触れない方がいいのか……?」

「気にするな。食いしん坊万歳たちがお菓子の残りか、ショートモンの頭か尻尾を狙っているだけだ」

「えっ!?」

 ショウの言葉にショートモンは驚愕した。

 『フィイー……』『ハミミ……』

 視線の正体は、おやつをもらえなかったエーフィと、最近捕まえたユキハミであった。

 「器用にユキハミを頭に乗せていますね……」

「ねぇ! ショウ、さっきのって本当なの!?」

「まあショートモンの頭はそのまんまショートケーキだし、尻尾はホイップクリームだからね」

「たしかに美味しそうに見えるもんな」

「ヒェ!??」

 ヒデトにまでそう言われたショートモンは、恐怖のあまりショウの後ろへと素早く隠れた。

 「大丈夫だ。エクスレッグ、2体に軽く【ダメおし】!」

『レッグ……』

 ショウがそう指示すると、エクスレッグは威力を極限まで抑えながら、ユキハミには軽いデコピンを落とし、エーフィにはチョップで対応した。

 「ありがとうな、エクスレッグ」

『レッグ……』

 エクスレッグにお礼を言い、痛みに悶えている2体に向き直ると、

 「もうすぐご飯にするから我慢しなさい。特にエーフィ、今日はお前の一番好きなBLTサンドにするからな」

 そう言うと、2体は渋々納得した様子でエクスレッグと一緒に離れていった。

 「しかし、ここは木の実しかないうえ、ウルガモス達が見張りをしているから、勝手に沢山は食べられないはずなんだけどな……?」

「誰かが不法侵入(?)してきてるってこと?」

「かもしれん。念のため見つからないように監視カメラを設置しているから、確認してみるか」

「そうしてみたら?」

 手元の端末でカメラの映像を確認してみると、他の手持ちポケモンたちが静かに寝ているなか、エーフィたちがむっくりと起き出し、どこかへと歩いていく姿が映っていた。

 別の監視カメラの映像に切り替えると、画面の向こうには見覚えがありすぎる人物たちが、エーフィたちを笑顔で撫で回していた。

 「……サヨリーダーとミレイさんだな……」

「そうですね……あっ、見てください。ジャーキーをあげてますね」

「……よし!! ちょっとあの2人に文句を言ってくる」

 そう言うと、ショウは文句を言いに行くべく勢いよくファーム島から出ていった。

 「俺たち……どうする?」

「ポケモン達とたっぷり触れ合えたし、そろそろ帰ろうかな」

「そうですね、邪魔になるのも野暮ですし」

 残された4人はショートモンと一緒にファーム島から戻り、それぞれの自室へと帰っていった。

 ……ちなみにその後、「あの冷静沈着なサヨリーダーとミレイさんがショウのファーム島に極秘で忍び込んでポケモンたちと戯れている」という噂が、セキュリティチーム内に瞬く間に広がることとなった。

 翌日になり、ショウはとある指定の場所へと向かった。

 「これで俺も、プラチナに行ける……頑張らないとな」

 ショウはキュッと表情を引き締めながら、ランクアップ試験の控え室へと足を踏み入れるのだった。

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