ジパング・リアル・艦これ 三つの世界が集う時。この物語が始まる。 作:海段
〜藤田フィッシングクラブ事務所内〜
「いらっしゃいませ」
「おはようございます。」
「おはようございます」
「海釣りを予約した成瀬秀悟です」
「成瀬様ですね、ご予約をお確認します。」カタカタッ
「確認が取れましたので待機所でお待ちください」
「了解でーす」
(さぁて今日は何が釣れるかなぁ、ハマチにイワシにアジ、なんだったらマグロなんかも釣れたらいいなぁ)
「兄さん、今日は何釣るんですかい?」
「今日は~まぁイワシだったりアジなんかも釣りたいですねぇ」
「タイは釣らんのか?」
「いやまぁ釣りたいは釣りたいですけどねぇ。そう簡単に釣れねぇっすよ」
「いやいや、釣れるべ」
「釣れるといいですねぇ」
「皆様お待たせいたしました。本日担当の川瀬と申します。船の準備ができましたので船へ移動お願いします」
「よっしゃやったるぜ」
(よぉし釣るぞ~今日は何が釣れるかなぁ)
「足元ご注意ください」
「全員乗船完了、出港しまーす!」
「さて皆さま、藤田フィッシングクラブのご利用ありがとうございます!改めまして担当の川瀬仁志です。皆様を沖合まで船を出したのちに釣りを開始いたします!皆様を出港から入港まで安全に運転してくれる船長が斎藤隆が務めております!沖合に出るまで今しばらくお待ちください!」
~~~~~少年移動中~~~~~
『こちら船長、沖合ポイント到着。釣り開始して大丈夫です』
「了解です。皆さん!アナウンスがあったように釣り竿垂らしてOKです!」
数分後
「きたきたきたぁー!」
「兄ちゃんかなりでかいじゃないですか!」
「かなり重い!何だろうこれ!」
「ぐうおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」
「来た!見えた!こ、これカツオじゃね!?」
「カツオじゃねぇか兄ちゃん」
「カツオ用の釣り竿じゃないんだがなぁ!誰か網!網下さい!」
「はい網!」
「はい網じゃねぇよすくえよ!」
「あ、そうか、今竿もってるのか」
「見りゃわかるだろ!早く!」
「よし網入れた!上げまーす!」
「きったぁ~カツオだぁ!はぐれカツオかなんかなんですかねぇカツオって集団でいそうなもんですがね」
「いや、まだわからんべ。もしかしたらこの下がカツオの大群かもしれねぇぞ!」
「まぁそこは船長に聞いてみます、船長!自分カツオ釣れたんですけどここらへん魚群とかどうですか?」
「あぁ、魚群探知機が反応してるから、魚群の可能性が高そうだ!」
「マジですか!こりゃ帰ったらカツオパーティーだ!」
「パーティーって、俺が食うんですよ!」
「あ、そうかw」
「まぁでも、たくさん釣れたらありですね!」
「そうだな!」
~~~~~そして、時は流れ~~~~~
(いやぁでけぇ、カツオが20匹も連れてらぁ。)
「船長!」
「どうした川瀬さん」
「ちょっと上空の雲が暗くなってきたようです。落雷の可能性があるのでいったん切り上げましょう。」
「どれ、...確かに暗くなってきたな。了解、カツオが20匹釣れてるそうだし、いったん母港に帰港しよう」
「よろしくお願いします。」
「ん?、鉄柱がビリビリしてる…は、まさか!落雷が来る!」
「皆さん!できるだけテントに入ってください!落雷の可能性があります!」
ジュン!ゴロゴロゴロゴロ
「な。成瀬さん!成瀬さん!大丈夫ですか?!船長!成瀬さんが・・・・・・かみ・・・・・・・・・・・う・・・・・・・・・・」
「ん・・・・・・・んん・・・・・・・・・・・・」
バサッ!
「あれ、生きてる!て、ここ俺の自室。な、なんで。さっきまで俺は釣りをしてて、・・・・・・落雷を受けて・・・・・・・なんで生きてる?・・・俺は確かに落雷にあったはず・・・・・・でなければあんな激痛をしなくていいはずだ・・・・・なぜ」
「夢・・・なのか?・・・」マドチラ
「え?・・・水平線が見える・・・・海?・・・ではないよな・・・・なぜ?・・・・」
(なぜ水平線なんかが市街地で見えるんだ。俺の家はそこら辺の平屋の一軒家だだから、そうそう水平線は見れないはずだ。とりあえず外を見よう)
「え?なんか、がちで海っぽくね?」
ガラガラガラガラ
「ぐ、ぐうぅぅえ!?」
(!?な、なんで水上に俺の家があんだよ!しかも先端から気泡が・・・この場所は船なのか?!動いているのか?!そんなわけ!・・・だが。この水上が海上で、この物体が船なんだとしたらなんで俺の家がそのまますっぽり入っているんだ?そもそも、海上の上だというのになぜ揺れない!)
「ゲーミングPCとかも、部屋の構造もアニメグッズ系の壁紙ももろもろ全てかわりない。」スマホぽち
「電波は・・・ある!電波はつながってんのな!てことはこいつも!」ブオォーン(ゲーミングPC起動するときのファンの音(ガ〇リア))
「繋がってる繋がってる!LANケーブルも異常ねーや!」
(回線速度は・・・・・・・これも異常ねぇや!これでようつべもおろか、タルコフにWardogsまで余裕でプレイできる!いや待て、性能は問題ないかな?タスクマネージャーっと・・・・・・容量・・・CPU・・・GPU・・・共に問題ねぇや、良かったぁもしここが終わってたら100万円のPCが虚無に消えていたよ。)
「うちのパチスロエリアも確認しとこう、全電源入れてっと・・・うん!ちゃんと起動してる!最近買ったばかりの鬼がかり2もおシャカにならなくてよかったぁ〜つか、海上の上なのになんで電波が通るんだ?」
「ん〜・・・・・・一旦外に出るか」
ガチャッ
「?!」
「な、なんだここ?!いつもの景色と違う!この感じ、映画とかで見る護衛艦とかの艦内に似てる」
(どういう事だ?……なんで俺の家がこんなとこに転移しているんだ?……ん〜考えてもしょぉがねぇよなぁ……)
トコトコトコトコトコトコトコトコッ
(ん?なんだあの二頭身……ばけもの……いやあれよくよくみたら艦これとかに出てくる妖精か?)
「すみませんそこの方?ここはどこですか?」
{ここは護衛艦かがの居住区エリアだぞ}
「護衛艦……かが?……なぜ自衛隊の船の中に……俺の家が……?」
{それは置いといてかがのところに案内するからついてきて}
「置いとけるかボケェ!ちょ、もう行ってんのかよ!……チッ…ちょい待てよ!」…………
「一体どこに向かおうってんだよ」
{艦橋にかががいるから、そこまで案内する}
「か、艦橋に居るだと?だとするとこの船内は護衛艦で、艦娘のかががいるのか?」
{そうだ}
「お前は一体何者なんだ?」
{私は航海長妖精だ。}
「航海長妖精?」
(てことはこれガチの艦これの世界なのか?いやいや、そんなわけ。確かにこのちっこい二頭身ぐらいのバケモンはよくわからんが、こいつの言うかがっていう艦娘はもしかしたらコスプレイヤーの線もある。)
{このエレベーターを上がれば艦橋に行ける}
「乗ればいいんだな」
ガシャンブウオオオオオォォォォォ………………チン
「おかえりなさい航海長妖精さん。あらいらっしゃい、私は護衛艦かが、あなたは?」
(うわぁ二次創作イラストで自衛艦これかがの衣装そのままやんけ……完成度たけぇしこれコスプレじゃないの?……)
「お、俺か。俺は成瀬秀悟だ。いろいろな多趣味を持つ一般人だ」
「成瀬秀悟ね、今私は決めたわ。貴方には私の艦長になってもらうわ」
「艦長?おれは自衛隊に入隊したことも船を操舵したこともねぇ、なんだったら船舶免許すらねぇよ。そんな状態でどうやって艦長になれんだよ」
「貴方が操舵する必要は無いわ、そこにいる妖精たちが全部貴方をサポートするわ」
「おう、そうなんか、チラッ…て、うわ!めっさ妖精いる!なんこれ?これ集合体恐怖症が見たら発狂ものやん」
「うわも何もあなたの後ろからぞろぞろと現れたわ」
「え〜俺怖、とりあえず操舵とか操作とかはこいつらが全部するのか?」
「そうよ、そして私も艦娘だから。いざとなったら私も海を出て一緒に戦うわ。これで護衛艦かがが2人いる事になるわ」
「まぁ、そうだよなここは完全に軍艦とかの艦橋だしあんたは艦娘だもんな、だが俺はまだ貴女を艦娘ではなく凝った細工をしたコスプレイヤーだと思ってる。だからその疑いを晴らす為に海に出てくれないか?」
「いいわ、成瀬艦長のご命令とあらば、コスプレイヤーでないことを証明してあげるわ」
「まだ艦長になると言った覚えはないが、これがもし本当なら俺も決断する。約束しよう、お前が本当に艦娘なら艦長になってやらんこともない。こんな自衛隊のいろはも分からねぇ人間で良ければな」
「えぇ、問題ないわ。それじゃ艦尾へ移動しましょう。そこに私が出撃できる設備があるわ。揚陸艦と同じね」
「護衛艦かがは揚陸艦じゃねぇだろ」
「そういう設定にした方が読者に伝わりやすいでしょ」
「めてぇよお前。設定とか読者とか言うなよ、もう少しちゃんとRPしようや」
「貴方がRPって言っている時点でお互い様よ」
「るっせぇ!てかさっさと行ってこい!」
「行ってこいって偽装展開するところ、見なくていいの?」
「それも気になるが今は君が本当の艦娘なのか見る為だ、展開して海に展開したあと右手ぐらいに姿を表せ。飛行甲板の上から見てるから」
「わかったわ、海に浮いたあと艦載機を発艦するところも見せてあげる」
「あぁ、頼む」
「妖精さん。飛行甲板まで案内してくれ」
「あれ?護衛艦かがの飛行甲板って米揚陸艦とかいずもとかと同じ感じの飛行甲板じゃなかったっけ?・・・・なんかニミッツ級正規空母の独特な甲板だしカタパルトも4基ぐらいついてそうな感じだな・・・・・・まぁ後でかがに聞くか」
「す、すげぇぇ……ガチで浮いてんじゃん……まじの艦娘やん?……てか、あいつでっか、出撃したらこの艦橋の高さまで大きくなるのな…エヴァンゲリオンとかガンダムUCのみなとみらいに置いてありそうな等身大フィギュアと同じ大きさだなぁ…マイクラの深コレMODのボスってこんな感じででかかったよな……」
「成瀬艦長、艦載機を発艦させるから、見ていて」
「了解。しっかし護衛艦かが…最近の船ってのもあって艦載機を発艦させるやつが弓じゃなくて小銃なんだな、あれは確か89式だったか?……パシュッ...発砲したってえ?...ぱしゅ?……え?発射音、電動エアガンと一緒じゃね?……www……なんで?…なんであんな感じでエアガンなんだよwww……」
「おいかが!お前その小銃!エアガンじゃねぇか?!」
「エアガンってなんのことかしら」
「いやおめぇしらばっくれるなよ!その大っきい小銃から出る音がエアガンの音って、だせぇよ!www」
「仕方ないじゃない、私も今初めて発砲したらエアガンだったことを今知ったのだから」
「お前今知ったのかよ!艦載機は無事発艦してるみたいだし、あの艦載機F35Cか?え?お前そんなの搭載してたか?」
「えぇ、私の甲板を見てほしいのだけどカタパルトが搭載されてるの。しかも形がニミッツ級にそっくりよ」
「え?まぁ甲板に到着してから割と違和感あったけどやっぱそうだよな……なんで?」
「そこは私も知らないわ、気が付いたらわたしの飛行甲板がニミッツ級空母の甲板に変わっていたもの」
「かがも知らないのか、あなたって確か元々いずもとかと同じ形の甲板よな?」
「そうよ、私の認識ではその認識だったわ、でも気づいた時にはこれだったわ」
「はぇ〜不思議なもんだなぁ、てなると艦尾に俺の自宅がある事が不思議でならないんだが」
「艦尾にあなたの自宅があるの?」
「あぁ、俺はさっきまで釣りしてて、上空が暗くなってきたからテントに避難しようとしたのだが落雷を受けて目を冷めたら自宅だった。目を開けて窓を見たら見えるはずのない水平線が見えたから外を覗いたら一面大海原、下は気泡が出ていた。海面から割と遠かったからここが大型の船で。その大型船にすっぽり俺の家が入っていた。今この甲板上では波で揺れているだろうけど、私の自宅ではそれを感じなかった」
「それは不思議ね、私は目が覚めたらニミッツ級の何かになって貴方は目が覚めたら自宅だったのに船の中にその自宅がすっぽり入っていた。そして船としての揺れが全くなかった。まるでそこだけ異空間のようね」
「あぁ、かががニミッツ級のなにかに変わったのも、おれの自宅がすっぽり入っていることも、全く揺れない事も不思議でならなかった」
「一旦私はそっちに戻るわ」
「わかった。貴女が艦娘であることはこの目でしっかり見届けたよ。だから、約束通り俺はかがの艦長になるよ」
「えぇ、ご理解頂けたようで良かったです。成瀬秀悟、いや成瀬艦長。今後ともよろしくお願いします」
「あぁ、任された」
「して、艦橋に戻った訳だが、一旦今後について話そうか」
「そうね、私も賛成だわ」
「今現状としておれは護衛艦かがの艦長となりこの艦の総指揮権を貰ったわけだが、現状この世界がどういう世界なのかはわからない。無論ここには艦娘であるかがとそのかがをささえる妖精たちがいるから艦これの世界であることは可能性としては高いとは思う」
「私もそう思うわ」
「その観点から深海棲艦の脅威があると思うから、とりあえず早期警戒機を上空に出そうと思う」
「そうね。私もそれには賛成だわ」
「そしてそのレーダーから補足した何かにはF16を偵察のため発艦させよう」
「そうね、ただ深海棲艦だった場合我々の装備が効くのかは分からないわ」
「いや、戦闘はさせない。燃料ももちろんだが、弾薬も無限ではない以上は日本艦娘を探してアポ取りを行った方がいい」
「それがいいと思うわ、いきなり私が現れたら向こうも困惑するでしょうし」
「だな、とりあえず早期警戒機を発艦させる。妖精さん頼んます」
{了解致しました。早期警戒機発艦させます}
「さて、早期警戒機の発艦指示は出した。次は行き先だな。今どこに向かって航行しているんだ?」
「横須賀に向けて航行しているわ」
「お、OKそのままでいいよ。現在海域はどこだ?」
「ハワイ島から200海里離れた場所ぐらいね」
「そうか、ほな横須賀到着までだいぶかかりそうだな。」
「さて、もう少しで正午です。そろそろご飯を食べませんか?」
「もうそんな時間か」
「えぇ、この艦の食堂は気になります」
「アメリカ軍のようつべチャンネルで見た事あるけど、さすが空母っていうのもあるが確かスタバがあったよね」
「あるはずよ」
「食後にでも頼むか」
「そうしましょう」
「ひっ広れええええぇぇぇぇえ!?」
「さすがニミッツ級空母よ、格が違うわ」
「なぁかが、ここはお前の船なんだからニミッツ級どうのこうのはもういいんじゃないか?」
「そうね。そうさせてもらうわ」
「あぁ、しっかし広いな、さすが何千人と収容するだけあって食堂の規模が段違いだ」
「とりあえず配膳を取りましょう、はい」
「トレイあざます」
「しかし色々ありますね」
「な、ロブスターにステーキ。色々あるな」
「私は両方取ります」
「いいねいいね、俺はとりあえずヒレステーキ定食な感じにしようかな」
「ヒレもあるんですね」
「おう、そこにあったぞ。味噌汁とご飯持ってと、とりあえずこれでいいや」
「意外と少ないですね」
「いや、あなたが盛りすぎなだけな気もするぞ、普通の成人男性って定食ひとつでお腹いっぱいになるんだぞ。それにスタバにも行くからな」
「日頃から私の船に乗る人達を見ていたからすっかり忘れていたわ。飲み物はどうします?」
「麦茶にするよ」
「注ぎますよ」
「お、あざます。かがさんはどれにします?トレイの上がかなり多いと思うから運ぶよ」
「いいんですか?」
「おうとも、俺とかがの仲じゃないか」
「さっきであったばかりですけどね」
「そのであったばっかのやつを艦長に仕立てあげたのはどこのどいつや」
「そういえば私でしたね」
「おぉ、かがのくせに要領がいいじゃねぇか」
「なんですかかがのくせにって、頭に来ました」
「まぁそんなことは置いといてどれにする?」
「私も麦茶でお願いします」
「はいよ、俺持ってくから先に席行っててよ」
「いえ、まだ取るのでお先どうぞ」
「え?お前どれだけ食うん?」
「全部取りますよ」
「お前そのトレイに全部乗ると思ってるの?」
「冗談ですよ。そんなにまじになんないでください。では先に行きますね」
「…………要領がいいのかかまってちゃんなのかいまいちよくわからんな……」
「「いただきます。」」
「しかしかがさんほんとによく盛りましたね。ほんとに食いきれるんですか?」
「余裕だわ。」
「そのご飯の盛り方は漫画やアニメでしか見ないですよ」
「実際私は漫画やアニメの人よ」
「あ、そういうこと本人が言っちゃうんだよねぇ~えぐいて」
「あれよ。よく赤城さんや私を大飯食らいレクイエムとかいうじゃない」
「それを貶されてる側が言うの違くねぇかぁ?別にそれ引き継ぐために無理して食う必要ないべよ」
「いいのよ。実際私もそのぐらい食べるし気にしてないわ」
「本人がそう言うんだったら問題ねぇのかぁ......おまえはほんとにそれでいいのか?」
「不服だけど間違ってはないから別になんだっていいかな」
「不服ねぇんじゃねぇか。ごっさん。スタバ言ってコーヒー取ってくる」
「あら、早いわね。行ってらっしゃい」
{早期警戒機から報告。350海里先。海上レーダー探知}
「えぇ今からスタバに行くところだったのに」
「来たものはしょうがないわ。成瀬艦長いかがなさいますか?」
「さっき話したように。F16を対艦装備にして偵察に行かせよう」
「わかりました」
「こういう時は戦闘指揮所でいいのか?」
「戦闘指揮所でも艦橋でもどちらでもいいわ」
「わかった。とりあえず戦闘指揮所に向かう。かがは食事が終わり次第戦闘指揮所に」
「出撃はしなくていいのかしら?」
「あぁ。さっきも言ったように偵察だからな、もし相手が深海棲艦ならうちの武器が使えるかどうかの実験にできるから。持たせてる」
「なるほど、深海棲艦だった場合は威力偵察という名の実験ですね」
「あぁ。まだこの世界が通常兵器が聞くのかは分からんからな」
{成瀬艦長!戦闘指揮所までご案内します!}
「あぁ、頼む。てことでかが。また後で」
「えぇ。また後で」
「状況を知らせてくれ。」
{はい。早期警戒機から探知した数は2隻です}
「2隻か?」
{はい。あとはF16達の報告待ちですね}
「そうか。なん機発艦させた?」
{4機発艦させました。『{こちらF16偵察隊。二隻を捉えました!深海棲艦です!}』}
『艦種は!』
『{駆逐艦二隻。イ級のようです。}』
『イ級か、F16偵察隊に下令!敵艦に対し発砲を許可。ただし各機一発ずつ打て。深海棲艦に対して効力があるかの確認だ。何発で沈むかも考慮しないとあかんしな』
『{了解。F16偵察隊に下令。敵艦に対し発砲を許可。ただし各機一発ずつのみ。敵に効果があるかの確認と、何発で沈むかの確認を頼む}』
『{F16偵察隊了解。敵を沈めてきます。}』
『あぁ。頼んだ。潔く一発で沈んでくれたら楽なんだがな』
『{ミサイル命中!}』
『効果は?』
『{効果あり!一撃で撃沈しています!}』
「お~よかったぁ」
「成瀬艦長、今もどりました。どうやら敵駆逐艦二隻撃破したようですね」
「あぁどうやら通常兵器は通用してそうだな」
「まだ駆逐艦クラスを沈めただけですが、深海棲艦に効果があってよかったですね。これで私も出撃したら戦力が二倍ですね」
「それは確かにな。あなたにも早期警戒機ださせたら索敵範囲が広くなるし。出撃してもらえるか?」
「えぇ、わかったわ」
『ありがとう。てなわけでF16偵察隊は帰還せよ、早期警戒機はそのまま警戒監視だけよろしくお願いします。』
『{承知いたしました。F16偵察隊帰還せよ}』
『{早期警戒機から戦闘指揮所へ、南100海里の地点に突然の海上目標探知!単艦です}』
『単艦だと?あれか?艦これの使用で敵を撃滅したら艦娘がわいてくるっていうあれなのかね。だがそれだと同海域らへんに表れないと少し変じゃないか?』
「わからないわ、とりあえず偵察隊を出しましょう。『妖精さん。F16戦闘機二機を対艦装備で出撃させて頂戴』」
『{わかりました!戦闘機二機発艦させます!}』
「念のためかがさんも出てもらっていいか?」
「わかったわ、出撃ゲートに向かうわ」
「あぁ。頼む」
『{偵察隊より戦闘指揮所。目標探知地点には自衛隊旗をかがげたイージス艦を発見しました!}』
「自衛隊旗をかがげたイージス艦だと?艦尾に書いてある艦名は?」
『{みらいの文字があります!}』
『みらい?......なぜジパングの船が......こんなところに......かが聞いていたな。相手は日本の船らしい。しかもこっちの世界じゃぁ物語上の船でしかないみらいだ』
『そうね、アマプラで見たことがあるわ。彼らの無線は自衛隊無線でつながるはずだから、アクションを取ってもいいかもね』
『了解した。偵察機隊そのまま待機。彼らとの接触を図る』
『{偵察機隊了解}』
「さてっと......『こちらは護衛艦かが艦長の成瀬です。貴艦は護衛艦みらいであっていますか?』」
『こちらは護衛艦みらい艦長梅津三郎です。護衛艦みらいであっています。上空に飛んでいる航空機。並びに先ほど上空を通過した航空機は貴艦のものか?』
『そうだ。早期警戒機からの報告で100海里地点に突然君たちが現れたようだが。そちらの状況を教えてほしい。』
『我々は横須賀を出港後パールハーバーへ向け航行していた。だが突然の霧出現などの異常気象から僚艦との通信が途絶。さっきまで夜だったはずなのだが今は日が昇っている。我々も現状をつかめてはいない。』
『そちらの状況については了解した。そちらとの合流を図りたいが、問題ないか?』
『問題ないが質問させてほしい』
『なんですか?』
『わが海上自衛隊に護衛艦かがの名で就役した護衛艦はいないはずだ。あなたは一体何者なんですか?』
『......あなた方が認識している今の年度っていくつですか?』
『2001年6月10日だ』
『では知らないのは無理ではないか。護衛艦かがはDDH184ヘリコプター搭載型護衛艦として就役したいずも型護衛艦の二番艦で、就役年度は2017年だ。信じられないかもしれないが。これが真実だ。』
『二千......17年度就役......私たちは16年後の世界に来たのか?』
『いや、それはわからない。俺の認識では今は2026年10月10日だ。』
『2026年...』
『そして今言った護衛艦かがどうのこうのといったが。本来は旧海軍の空母飛行甲板に似た形だったはずなんだ。だがどっからどう見たってアメリカ空母ニミッツ級に丸々似ているんだ』
『それはどうしてだ?』
『それについては私にもわからない。なぜ護衛艦かががニミッツ級空母の何かになったのかは不明だ。』
『とりあえず了解した。ちなみに成瀬艦長の情報ももらってもいいか?』
『平成17年生まれの現在20歳の人間だ』
『平成......17年......』
『あぁ驚くのも無理はない。なぜその年で艦長ができているのかとかな。そこもおいおい話すとして、ひとまずは合流しましょう。』
『あぁ分かった』
『F16偵察隊の後ろを追っていけば我が方と合流できるようにする』
『ご配慮ありがとうございます。』
『さて、全員聞いていたな。我々はこれより護衛艦みらいとの合流を図る。偵察機隊はそのままみらいを案内しろ。かがはそのままで大丈夫だ』
『本当にこのままで大丈夫なのでしょうか』
『現状私がこの世界がどういう世界なのかの証拠になりうるものがかがだ。向こう側も最初は困惑するだろうがまぁ何とか大丈夫なる方向に進めるさ』
「護衛艦かが......ですか」
「16年後の船ですか。にわかには信じられんませんね」
「信じられんのは向こうも同じだろうな、向こうの話では我々が突然現れたといっていた。早期警戒機の補足範囲が250海里以上であることから、100海里に現れたといっていた。潜水艦ではない水上艦だったからな」
「しかもその艦長、20歳だと言っていたな。」
「だな」
艦橋
{成瀬艦長、見えてきました。護衛艦みらいです!}
「きましたね」
「あぁ、お前を見たときの反応が楽しみだな」
『こちら護衛艦みらい。見えました。』
『こちらも見えています』
『空母の隣にいる人型は何者なんですか?』
『これは、この世界がどういう世界かというのに関わります。その証拠の存在です。』
『この世界っていうのはどういうことなんだ。』
『詳しくは直接会って説明します。あなたたちのヘリを使って飛行甲板にきてください。その間上空水上警戒はこちらが受け持ちます。護衛艦みらいには対潜警戒をお願いします。』
『とりあえず了解した。艦長が船を離れるわけには行きませんので副長を向かわせます。』
『わかりました。お待ちしております。』
「さて、俺は飛行甲板に移動するわ」
{了解いたしました}
「お待ちしておりました。護衛艦かが艦長成瀬秀悟です」
「護衛艦みらい副長の角松洋介だ。早速だがあの海に浮かぶ人型は一体何者なんだ?」
「私は護衛艦かがの艦霊みたいなものよ。みんなからは艦娘と呼ばれているわ」
「艦霊か...これがこの世界が何なのかに関わる存在なんだよな。」
「はい、ただ大前提として。自分はつい数時間前にこの世界に来たばっかりであるため今から話すのは自分が今わかっていることだけです。」
「あぁ、承諾の上で説明を頼む」
「まずこの世界についてです。この世界は【艦隊これくしょん】。略して【艦これ】といわれるゲームやアニメの世界にあります。」
「ゲームやアニメだと?」
「そして艦隊これくしょんのゲームには深海棲艦という敵がいます。奴らは突如として海上に現れ、海を全て支配されました。打つ手なしの状況から颯爽と現れた海上に浮かぶ人影。艦娘が現れ、日本は窮地を脱しました。奪われた海を取り返すべくプレイヤーが提督となり艦娘と共に戦うっていうのがゲームの趣旨です。」
「プレイヤーが提督となり艦娘と共に深海棲艦に奪われた海域を取り返すために戦うと、艦娘っていうのは?」
「主に二次大戦時に旧日本海軍で使われた艦艇がモチーフになっています」
「現代艦は使われていないのか?」
「現代艦は使われていないです。」
「なら、現代艦。しかも16年先の船がなぜ艦娘になっているのだ?」
「おれにもわかりません。そもそもとしておれと護衛艦かがが知っている飛行甲板はこんなニミッツ級空母の甲板ではなく米揚陸艦や二次大戦時の飛行甲板の形でした。戦闘機を発艦できるようになったのもつい最近の出来事ですしせいぜい搭載できても12機が限界です。」
「君たちもわからないのか。それに護衛艦かがの本来の姿はこんな形ではないと」
「はい、誓って本当です。私も成瀬艦長も何も知らないのです。」
「君は護衛艦かがだといったな。君からは実際に艦載機を飛ばせるのか?」
「えぇ飛ばせるわ。この私が持っている銃を撃てば艦載機が発進されるわ」
「どういう作りなんだ?」
「どういう作りかはわからないわ、ただわかることはこれを打てば艦載機が発艦させることだけだわ」
「なるほど。お前の攻撃手段はわかった。次は成瀬艦長だ。君は20歳といったな。その年で艦長になるっていうのも変な話だが君は数時間前にこの世界にやってきたといったな。ではなぜこの船の艦長をやっているんだ?」
「それは私直々に成瀬秀悟にこの船の艦長になってもらうように依頼したからよ」
「何?では成瀬艦長は元々は何をされていたんだ?」
「元をたどれば自分は自衛隊員ではなく、しがない〇〇便の一般社員だ。」
「なに!つまり成瀬艦長は未来の一般市民ってことか?!」
「あぁそうだ、おれは元々釣りをしていたはずなんだが落雷を受けて目が覚めたら自宅にいて、外を見たら見えるはずのない水平線、目下には大海原が広がっていた。状況把握のために外に出てみれば船の中。たまたま通りかかった航海長妖精に話しかけたら艦橋まで案内されて。その艦橋にかががいて、コスプレイヤーと疑ったおれは海上に出てみて本物だったら依頼受けてやると言ってみれば本物の艦娘だった。そんなこんなで私がこの船の艦長になったってわけだ」
「落雷を受けたと思ったら自宅にいて。自宅から外を出たらこの船だったと。そんなものが信じられると思うのか」
「疑いたくなる気持ちはわかります。私も同じ立場だったら疑っています。ただ、今言ったことは誓ってすべて本当です。というか本当のことしか言っていないです。その証拠に、今そこに海上に浮かぶ艦娘のかががいます。あれを見た時点でこの世界が普通でないことは明白です。」
「そういわれたらそうだな。疑ってすまなかった。」
「わかってもらえてよかったです。次はこちらの番です。」
「わかった。ある程度のことなら聞くぞ」
「現状あなた達は僚艦捜索が最優先なんだと思う」
「現状何も決まってはいないが恐らくそうなるだろう」
「そこで俺が一つ布石を打つ」
「なんだそれは」
「あぁ、私の知る限りじゃいくら探しても僚艦は見つからないと思うぞ」
「なぜそんなことが言えるのだ?」
「君たちが100海里圏内にいきなり現れたっていうのもあるのだが、それが理由じゃない。なぜなら俺はお前たちみらいの物語を知っているからだ」
「俺たちみらいが物語上の何かだと言っているのか?」
「正解だ角松さん。2026年を生きるくそ若い男が言うぞ、君たちみらい含む乗組員一同はジパングといわれる漫画の中に登場する人物だ」
「なんだと?!」
「だが俺はジパングを全てを追っているわけじゃない。アニメで放映された部分でしか君たちを知らない。本来であれば君たちは横須賀を出港後突如として霧と砂嵐に会い僚艦との通信が途絶。気が付けば1942年6月4日。ミッドウェー海戦当日にタイムスリップしていたっていうのが私の知る君たちだ」
「なんだと。では君が言っていた布石っていうのはなんだ?」
「あぁ、その布石っていうのは俺たち護衛艦かがとかが、そして君たち護衛艦みらい。この3艦が共に行動してほしい。理由としてはまず対潜警戒を行える船がいないことにある。見ての通り俺たちは空母だ。無論哨戒ヘリはいるにはいるのだが、早期警戒機を常時上げていたい以上は常に対潜ヘリを動かすわけには行かない。」
「そこは今すぐに回答はできないが。梅津艦長らと協議すれば行えるかもしれないな」
「ぜひとも協議してもらいたい。次に単独行動に対する懸念だ。俺たちに相対するのは国家ではなく深海棲艦という害獣だ。幸い奴ら敵駆逐艦は我がF16偵察機隊に搭載させた対艦ミサイル一発で沈むことはわかった。だがこれが上位種になるにつれて何発必要なるのかもわからないが、味方が多ければ多いほど生き残れる確率は上がるし、サバイバリティも上昇する。」
「我々の兵器が通用するんだな、敵になりうるであろう深海棲艦には上位種なるものが存在するのか?」
「存在する。彼女らは上位種になるにつれて人語を喋る。目が黄色がかってたり赤がかってたりする敵とか。レ級・鬼級・姫級の順番のはずだ。」
「レ級、鬼級、姫級か」
「あぁひと先ずはこんなもんでええでしょう。そして今後の方針を合わせましょう。」
「方針か、君はどのように考えているのだ?」
「俺はこの船がいきなり横須賀に現れたとしても向こう側が歓迎するかもわからないでしょう。ならば戦闘中の艦娘。あるいは遠征中に襲撃をかけられた艦娘を救援し、鎮守府まで案内してもらうというのが最善策だと思っています。」
「なるほど、弾薬補給は望めなくとも燃料食糧は手に入るかもしれないからな」
「いえ、弾薬補給も燃料補給も何とかなると思います。」
「それは一体なぜだ?」
「この世界が艦これの世界だからです。」
「なぜ艦これの世界だからなんだ?」
「この艦これの世界には仕様というものが存在します。」
「仕様だと?」
「はい、まずこの船を操作。並びに艦載機を操作するものは人ではなく二頭身の妖精たちが行っております。そんな中で航空機の補充はボーキサイト。弾薬はどんな規格でも補充でき、燃料も恐らく合わせてくれるでしょう。船の修理も合金があれば行える。艦これとはそういう世界なんです。」
「確かに君はこの世界がゲームやアニメっといったと思う。だが今ここは物語上の何者でもない現実だ。到底そんなゲームみたいな相があるとは思えない。」
「私もそう思っていますが。ここが艦これの世界である以上は可能性としてはありますが。一番最重要なのは食料の確保が最重要と思っております。」
「それはそうだと思う。」
「護衛艦かがからは以上です。」
「こちらも以上だ俺は一度みらいに戻りこの話を持ち帰る。一報は無線で伝えます」
「ではいい返事を期待しております。」
『こちら護衛艦みらい艦長梅津です。回答がまとまったのでお伝えいたします。まずあなたが要請した共に行動することに対して、その要請を受諾します。この世界がどういう世界なのかを先ほど説明された部分しかわからない。深海棲艦のことも。この目で見ないことにはわからない。』
『そうですね、君たちはまだ敵を見ていませんからね』
『そしてあなたはこの世界のことも我々のことも多少は知っている人と断定します。そして成瀬艦長いや、成瀬秀悟さんが未来に生きる日本人。民間人であることから、我々はあなたを守る理由になりうると判断いたしました。』
『ありがとうございます。では行動を共にしてもらえるということですね?』
『概ねそうだ。我々みらいが海中を監視し。あなた達には上空と水上の監視をよろしくお願いします。』
『任せてください。そしてもう一つ念を押して確認です。艦娘と深海棲艦が衝突していると思われる海域においては深海棲艦に対してに攻撃を行います。問題ありませんね?』
『あぁ、問題ありません。相手は国家ではなく害獣、国家の海域を脅かす脅威です。貴方の話を信じたみらいは相手が国家でない以上はサバイバリティ能力の損失をしない範囲で害獣駆除として武器を使用します。』
『了解した。ともにこの局面を脱しましょう。』
『あぁ、そして君は我がみらいが漫画やアニメの世界といったがそれは本当か?』
『はい、本当です。今度このごたごたが落ち着いたときにでもブルースクリーンで上映会でもしましょう。私はアニメの方しかおっていませんがね』
『そうしてもらえると助かります。私もまだ、アニメや漫画の中の登場人物というのを信じているわけではありませんから』
『あぁ、そのときをm『{早期警戒機から報告!前方350海里海上にレーダー探知!}』数は?!』
『{12隻です!}』
『梅津艦長!早期警戒機への接続リンクコードは42・74・50・86です!』
『接続リンクコード了解した。何か捉えたのだな』
『はい。350海里海上にレーダー探知!6隻......いえ12隻です!』
『12隻だな』
『はい、F16戦闘機隊出撃準備よろしくお願いします。かが、こっちが10機。お前も10機あげろ』
『{わかりました!}』
『わかりました。合計20機ということですね』
『そうだ。12隻ということはどっちか一方は艦娘の可能性がある。だがもし艦娘じゃなかった場合は撃墜される危険性がある。向こうがどういう編成なのかはわからないがな』
『こちら角松だ。成瀬艦長。早期警戒機のカメラは使えないのか?それを使えばどういう編成なのかがわかるはずだ。』
『そんな機能があるのか?』
『艦霊・艦娘であるかががいるのに知らなかったのか?』
『その機能があることを完全に忘れていたわ。』
『なんでお前忘れてんすか』
『忘れてただけよ。』
『忘れていたものはしょうがない。早期警戒機のカメラを使って相手方がどういう編成なのかを見よう』
『了解。妖精さんお願いします』
『{了解いたしました。......見えました!艦娘と深海棲艦が衝突寸前のようです!艦娘側編成は軽巡2駆逐艦4。深海棲艦側は戦艦1重巡1軽巡2駆逐艦2です。交戦距離としてはまだ遠いですが深海側が詰めているように思われます!}』
『恐らく遠征組か。対潜哨戒艦隊が敵水上艦隊とぶつかったのね』
『あぁ彼らの練度がどんなものかわからないがパット見た状況は災厄だろうな』
『{F16戦闘機隊発艦いたします!}』
『戦闘機隊。彼女ら艦娘の救援よろしく』
『『よろしくお願いします』』
『決して艦娘側に誤射しないように』
『{戦闘機隊20機発艦いたしました!}』
『あぁ吉報を頼む。次に向こうの遠征部隊。哨戒艦隊に連絡しろ!あいつらは無線機持っているのか?』
『無線機はおそらく持っていないと思うわ、モールス信号ならできるかもしれない』
『なら今からいう言葉をモールスで向こうに航空支援による救援を行う旨を伝えろ。梅津さん。一応組織名は入れて置きますか?』
『あぁ、一応入れて置いたほうがいいだろう。海上自衛隊名義で我々の艦の名前を付ければいいだろう。』
『了解。妖精さんお願いします。』
『妖精さん行くぞ【こちらは海上自衛隊。護衛艦かが。護衛艦みらい。これより貴艦隊を上空から戦闘機隊20機編隊が航空支援による救援を行います。もう少し持ちこたえてくれ】以上だ』
『了解』
「このままだと追いつかれるぜ、どうする龍田」
「どうするも何も抵抗するしかないわ天龍ちゃん」
「こんな時にもお前は呑気なのな...っとモールス信号が来た!【こちらは海上自衛隊。護衛艦かが。護衛艦みらい。これより貴艦隊を上空から戦闘機隊20機編隊が航空支援による救援を行います。もう少し持ちこたえてくれ】...だとよ!救援が来るぞ!」
「えぇ、何とか助かりそうね」
「しかし聞いたことない組織ですね。海上自衛隊とは?」
「浜風。そんなこと言ったら護衛艦かがも護衛艦みらいも聞いたことのない艦名に艦種だわ」
「それでも助かることには違いないわ、叢雲さん」
「確か文献で見たことがあります。私たち艦娘が現れる前の組織の名前だったはずです。」
「そうなの不知火?私はあんなの堅苦しくて読んでないわ~」
「陽炎さんはめんどくさいだけじゃないですか。しかし20機ですか。心もとないですね」
「それは同意です。この不知火。あの艦隊が20機程度でどうにかなるとは思えません。」
「お前たち。悲観的になるのはそこまでだ!救援が到着するまで持ちこたえるぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
「っと再びモールス信号だ。【こちら護衛艦かが戦闘機隊20機編隊間もなく到着。誤射に注意せよ】......やけに早くないか?」
「ええ、先ほど通信が来たばかりだわ」
ここであのBGMをどうぞ
『各機、こちら護衛艦かが。艦娘への誤射に注意せよ。』
『{戦闘機隊了解。各機。各個撃破せよ}』
『それとだ。ここには駆逐艦のほかに戦艦級までいる。何発で沈むかも計算しながら打ってほしい。早期警戒機側も一応間違えがないように当たった数を集計してくれ』
『{早期警戒機了解}』
『{戦闘機隊了解。深海棲艦を駆逐します。}』
『{こちら戦闘機隊。該当海域に間もなく到着}』
『了解。通信妖精。モールスを頼む。行くぞ。【こちら護衛艦かが戦闘機隊20機編隊間もなく到着。誤射に注意せよ】。以上だ』
『{送りました}』
『こちら護衛艦みらい。対潜ソナー探知。魚雷発射を確認。5キロ先に敵潜水艦がいると思われる。』
『数は!』
『発射音六つ。三隻居ると思われます。』
『了解。全艦退避行動をとれ。護衛艦みらいは害獣駆除として対潜ミサイル発射を頼む。』
『要請受諾。対潜ミサイル3発。撃ち方はじめ』
「撃ちー方始め!」
『敵魚雷間もなく来ます!』
『3......2......1......全弾かわしました!』
『よくやった。』
『対潜ミサイルあと1分で着弾します!』
『{こちらかが戦闘機隊。敵戦艦撃沈。使用弾数は6発。}』
『さすが敵戦艦か、なかなか耐えましたね』
『あぁ残り5隻も一気に畳みかけましょうかがさん』
『えぇ無論そうするつもりよ。心配いらないわ』
『敵潜まもなく衝突。3......2......1......命中!敵潜水艦喫水音を確認すべて沈みます!』
『護衛艦みらい。対潜処理ありがとうございます。あとはお任せください。』
『あぁ、にしても敵戦艦は5発も食らって沈まなかったのか、さすが戦艦といったところか』
『{こちらかが戦闘機隊。残り重巡軽巡駆逐すべて沈みました。駆逐艦2隻と軽巡1隻は艦娘側が沈めたようです。}』
『了解。使用弾数を知らせ』
『{こちらかが戦闘機隊。重巡4発。軽巡2発です}』
『了解。早期警戒機、誤りはないか?』
『{使用弾数に間違いありません。戦艦6発で撃沈。重巡は4発で撃沈。軽巡は2発で沈みました}』
『てことは使用弾数は12発。一艦隊に対し最大で36発打ち込む必要があるってことね』
『そうだな。今回20機で向かわせて正解だったかな』
『もう少し少なくてもよかったと思うわ。F16に対し搭載できる対艦ミサイルの数は4発。×20として80発よ。10機一編成でいいかもね』
『だな、これがもし鬼級姫級になってくると何発必要なのかもわからないからな』
『えぇ、そうだわ。対鬼級姫級に対してはこの編成でいいかもね』
『こちら護衛艦みらい。対潜用具納めます。引き続き対潜警戒を厳とします。先ほどの戦い、お見事でした。』
『ありがとうございます。その誉め言葉は隣にいる艦娘の加賀とその搭乗員たちに激励してあげてください。』
『了解いたしました。ちなみに対潜水艦に使用した弾数はそれぞれ一発ずつで沈みました』
『了解。報告ありがとうございます。では、彼らとの接触を図りましょう。艦娘たちの説明は加賀、お願いできるか?』
『成瀬艦長。了解いたしました。私が説明します。』
『かが戦闘機隊はそのまま帰還せよ』
『{戦闘機隊了解。帰還します}』
「す、すごい。あんな艦載機見たことがないわ」
「戦艦をたった6発で...」
「それもすさまじい速度で精密に衝突したわ、まるで吸い込まれるように...」
「すごいわね、あんな攻撃、うちの航空隊でも見たことがないわ」
「あの航空機かっこいいぜ!まるでドラゴンブレスだ!口から火が出たと思ったら矢のようはな高速で接近。そのまま吸い込まれるように衝突!俺もあんな攻撃してみたいぜ!」
「高速の矢だけではないわぁ、あの航空機もすさまじい速度で離脱していったわぁ。」
「っと、救援してくれたヒーローからモールス信号だ!」
「なんて?」
「【こちら海上自衛隊かが、みらい。今からそちらに合流します。対空対水上警戒はこちらに任せ、対潜警戒をよろしくお願いします。】っということだ」
「対潜警戒?」
「対水上対空は任せろっていったいどう見ているんだろうか」
「浜風、上空に飛行機でも飛ばしてるんじゃないのか?」
「にしては何も見えないわ」
「航空機にレーダーでも乗っけてるんじゃないのかしら?」
「そんな航空機見たことも聞いたことありません。」
「不知火~そんなこと言ったらさっき救援に来た航空機も私たち見たことがないわ」
「さっきまで海上自衛隊の存在を知らなかった方が何を言いますか」
「うへぇ妹が冷たいよ叢雲ちゃん」
「なんでそこで私に話を振るのよ!自分で何とかしなさい!あなたの姉妹でしょうが!」
「叢雲ちゃんまで...」
「お前たち。雑談もそこまでだ見えてきたぜ」
「本当ね」
「艦娘の横にいる二隻の船はなにかしらね」
「護衛艦かがって言ってたわよね、あれ?正規空母加賀?にしては持っているものが違うわね」
「お待たせしてごめんなさいね」
「いえ、こちらに航空支援を送ってくださりありがとうございます。」
「私は護衛艦かが。私の右にいる船も護衛艦かが。左にいる船が護衛艦みらいよ」
「かがが二人いるってこと?」
「正確には船と艦娘よ。船とはいっても私と能力は一緒だわ」
「つまり空母が2隻居るってこと?」
「概ねそういうことよ。そしてあなた達の窮地を私たちが救ったわ。あなた達を救援に航空機を向かわせたときに潜水艦の攻撃を受けたわ。」
「おそらく俺たちの目標だぜ。撃破してくれたのか?」
「えぇ。この護衛艦みらいによって敵潜は沈めたわ」
「助かったぜ、そいつが我々の目標だったんだぜ」
「そう、やっぱりあなた達は哨戒艦隊だったのね」
「あぁそうだ」
「あなたたちの所属基地はどこかしら?」
「私たちは横須賀鎮守府所属よぉ」
「なら話が早いわ。私たちをドロップ艦として横須賀鎮守府に案内してもらえないかしら」
「それはもちろんいいんだが、いくつか聞きたいことがあるんだが聞いてもいいのか?」
「えぇ、横須賀を目指しながら話しましょう。」
「おk。早速だが「海上自衛隊って組織はもういないはずよ、なぜあなた達は海上自衛隊を名乗るのかしら?」ちょ、おい叢雲!せっかく航空支援を出してくれたのにいきなり失礼だぞ!」
「いいわ、叢雲さんの質問に答えてあげる。私たちはこの世界に転移したという表現が一番理解が早いと思うわ。私たちは突然としてハワイ島から200海里ぐらい離れたあたりから転移したわ」
「転移した!?」
「ハワイ島から200海里離れた場所に転移した...」
「それをあなたは一人で移動したの?」
「いいえ違うわ、私は気が付いたら環境にいたわ、いきなり景色が変わったもの、そして私は本来の姿ではなく、ニミッツ級正規空母の姿をしたかがに生まれ変わったわ、とりあえず航海長妖精を艦内巡回に走らせて。状況確認行わせたわ」
「本来の姿ではない…」
「緊急時の対応が完璧すぎるわね」
「んで?一人じゃないなら誰が来たのよ」
「戻ってきた航海長妖精の後ろに人がやってきたの。その人こそ、我が艦長。成瀬秀悟よ。彼に私の艦長になることを依頼したの」
「依頼しただと?」
「えぇ、彼は最初私のこと凝った細工をしたコスプレイヤーと思っていたわ、そこで彼が言ってきたの。もし本物の艦娘なら君の要請に答え艦長になってあげると」
「結果あなたが本物で、その成瀬秀悟とやらが艦長になったと。」
「えぇそうよ。そして彼と共に行動して正午が過ぎたころ。一緒にお昼を食べていた時に敵駆逐艦を補足したとの旨を早期警戒機から報告が入ったわ、彼は私を置いて妖精に案内されながら戦闘指揮所に駆け込んだわ。その後私が食事が終わったころにはもうすべてが終わっていたわ。」
「その艦長もかなり優秀ですね」
「えぇ私が一目見て惚れ込んだだけあるわ。その後敵退治が終わったころまた早期警戒機から報せが飛んできたわ。南100海里に突如として船が現れたの。それが私の左にいる船。護衛艦みらいよ。成瀬艦長の交渉によって共に行動を一緒にしているわ。いま私たちが海上自衛隊を名乗る理由が彼らよ。彼らは今も現役の海上自衛隊員が乗る護衛艦よ。彼らは私たちと状況が違うけれども転移してこの場所に現れたことは変わりのない事実よ。」
「現役の海上自衛隊員が乗っているのか?!」
「えぇそうよ」
「でも、文献には通常兵器では効力がなかったと文献には書かれていたわ、なぜあなた達の攻撃は聞くのかしら?」
「その理由はわからないわ、ただもし予想を立てるのだとしたら。私たちがこの世界でない場所から転移してきた。そこが関係しているのじゃないかしら。」
「そうね、今のところそれでしか説明がつかないからね」
「彼ら護衛艦みらいがいるから、現役の自衛隊員がいるから海上自衛隊として名乗っている。その認識で間違いないわね?」
「えぇ、問題ないわ。そもそもとして成瀬艦長がみらい艦長梅津さんに組織名を入れたほうがいいかの有無を確認し、海上自衛隊という組織の名前を使用し我々が何者なのかを紹介した。この時点で我々が突然多彩な武器を使用して航空支援を行った正体不明の組織で亡くしたことこそが安心材料の一つになったと思うわ。」
「なぜ海上自衛隊を名乗ったのかが不明だったけど、そういうことなのね。」
「ほかに何か質問はあるかしら?」
「はいはーい!私は陽炎型駆逐艦陽炎よ!あなたがほれ込んだという成瀬艦長はあの甲板にいる人なの?」
最後まで長い間お読みくださりありがとうございます。うぷ主の海段と申します。この話は完全思い付きで筆記しております。多分1週間これに費やしているので時々編集が違ったり、口調が違ったりしますが。それが仕様だと思ってもらえると大変助かります。また次回をお楽しみにお待ちください!本日はお読みくださりありがとうございました。
ps:pixivで書くとき2万文字以上筆記すると大変ラグくなるので続きは次回に持ちこします