ジパング・リアル・艦これ 三つの世界が集う時。この物語が始まる。 作:海段
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「はいはーい!私は陽炎型駆逐艦陽炎よ!あなたがほれ込んだという成瀬艦長はあの甲板にいる人なの?」
「成瀬艦長、その手に持ってるのは拡声器ね。艦橋から出てきたのね」
「やぁかが、そう拡声器だ。そして陽炎だったか?俺の名は成瀬秀悟。護衛艦かが艦長をしている」
「私は駆逐艦陽炎よ!成瀬艦長に質問だわ!成瀬艦長はこの船に来る前は何をやっていた人なの?」
「俺は元々〇〇便の一般社員をしていたぞ。」
「〇〇便というのは?」
「大手民間企業の宅配物流企業だ」
「民間企業......」
「て、てことは貴方。」
「「「「一般市民ってことおぉぉぉぉぉぉぉお?!」」」」
「ちょ、あなたとは初対面ですけど。一般人を艦長にするってどういうことよ!」
「ちょ、叢雲落ち着け!」
「これが落ち着いてられますか!「まて」......成瀬さん」
「正味俺が承諾したってのもあるが一番はかがの姿を、艦娘のことを知っていたからにある。」
「それはここに来る前から知っていたの?」
「あぁそうだ。まずなぜここに来る前から艦娘を知っていたのかを説明しよう。まず君たちは、【艦隊これくしょん】略して【艦これ】のゲームやアニメの存在であるからだ。」
「艦隊これくしょん……?」
「アニメや…ゲームの世界…」
「私たちが物語上の何かだと言いたいの?!」
「そうだ。じゃなけりゃ知っている理由がないし言っていることがうやむやになるからな。そしておれはその艦これというゲームの提督プレイヤーであり。その艦これをプレイするプレイヤーの総称を提督と呼ぶ。俺もその提督の一人だ」
「プレイヤーだと?!」
「あなたも提督なんですか?」
「この世界では提督ではないがな。そして艦これの世界で間違いないのだろうと思っている。艦これを世界を知っているってことは無論君たちのことも知っている。前から順に天龍龍田浜風叢雲に不知火陽炎だ」
「よくわかったな」
「君たちはまだ割と有名な部類の艦娘だからな。服装が変わったりニッチすぎる艦とかが居たらさすがにわからないがな」
「服装変わったりするとわからなくなるのか?」
「むろん 鈴谷や山風。夕立に村雨とか。それと、君たちみたいなわかりやすい髪色やキャラデザの者はいるのだが、キャラが500人以上いるゲームにとってそれが起こることは仕方ないと思っているぞ」
「500人もいるならしょうがないのか?」
「普通にしょうがないだろう。おれは自分の事は一般の人から見たらオタクで、オタクの人から見たら中の下みたいに評価してる。だから全員を全員知っているわけじゃない。名前を知って初めて納得するぐらいだけどな」
「特にどんなのがわかりずらいのか?」
「髪型がかなり変わってたりとかするとガチで誰って状態になる。艦これのリアルイベントで横須賀コラボのドブ坂通りでポスターの写真があるんだがこれは到着したときに見せるけど。マジでわからないんだ。紫髪のちっこう奴は海防艦対馬はなんとなくわかったんだが、もう一人の茶髪の子は写真検索駆けるまで一切わからなかった。」
「そのポスターに名前は書いていなかったのですか?」
「書いてたら苦労しねぇよ!」
「ちなみに知ってた子だったの?」
「全然初知りの子でした。」
「名前は何と?」
「松型駆逐艦の樫だ」
「松型駆逐艦樫ですかぁ」
「なかなかニッチですね。」
「あぁ、序盤から出てくる艦娘ではなく限定海域や上位海域に出る艦娘はマジで知らないんだ」
「それよか君たちは横須賀鎮守府にいるであろう提督に電文、あるいはモールスは送ったのか?」
「あ、ついあなた達の衝撃で忘れてたぜ!無線で伝えねぇと」
「え?何君ら無線機持ってたの?」
「おう持ってたぜ!」
「なんだよかが〜あいつら無線機持ってるやないか」
「無線機の所持の有無なんて向こうの事情を知らないのだからわからなくて当然だわ。それに無線があったとして向こうの無線番号は知らなければ分からないわ」
「まぁそらそうなんやろーが、」
『哨戒艦隊から横須賀鎮守府。哨戒艦隊から横須賀鎮守府こちら対潜哨戒艦隊旗艦天龍。送れ』
『こちら横須賀鎮守府。敵水上艦隊は回避出来たか?どうぞ』
『こちら天龍、回避行動を取ったところモールス信号より海上自衛隊と名乗る護衛艦かが、護衛艦みらいと接触。彼らの航空支援で我々全員無事だぜ。』
『海上自衛隊だと?3年前に解散した組織が何故そこにいるのだ?』
『彼ら曰く転移したと言ってるぜ』
『転移しただと?』
『彼らの言葉を信じることしか出来ないと思うぜ。敵主力艦隊撃滅したら何故か艦娘が現れるかも、未だ解明されたわけではないぜ』
『それはそうだが、組織を名乗ってる……まぁ旧名の組織を名乗ってるから転移した。あるいはタイムスリップしたと見ていいのかな?しかし護衛艦かが護衛艦みらい共に聞いたことがない名前だな、無論正規空母加賀がこっちにいる訳だからかがという名前には馴染みがある。しかしみらいは知らないな』
『あぁ、ちなみに通常艦が2隻、艦娘が1隻だ』
『どういう事だ?かがとみらいで2隻のはずだろう?』
『それが、そうじゃないみたいだぜ。艦娘のかがが隣にいる2隻のことをそう呼んだ。そして今目の前にその通常艦に乗る成瀬艦長がいるぜ』
『通常艦がいるのか。それに成瀬艦長とな』
『あぁ居るぜ!なんだったら俺たちの目標たる潜水艦を沈めたのは通常艦の護衛艦みらいらしいぜ』
『なんだと!通常兵器が深海棲艦への砲撃が効いたという事か?!いや、しかしその者達は転移してきたと言っていたな。てことは攻撃出来た理由はそこにしかないのか』
『あぁ、艦娘のかがが言っていたぜ。そうでないと説明がつかないと』
『あぁ、真相は不明だが俺が向こうの立場だったら同じことを言いそうだな。しかし向こうは海上自衛隊と名乗ったのだろう?果たしてこちら側に着いてきてもらえるか……』
「天龍さん、私から説明するわ。そちらの無線番号はいくつ?」
「どうしたんだ?」
「うちの艦長が話したいみたい。私も会話に混ざるから無線番号を教えて貰えないかしら?」
「ちょい待ち、『提督。護衛艦かがとその艦長が会話をしたいと言っている。無線番号を教えてしまっても大丈夫か?』」
『あぁ、自衛隊を名乗っている以上滅多なことはしないだろう。許可する』
『わかった。』「かがさん。成瀬さん。提督から許可が下りたぜ。無線番号は21・47だ。手あれ?成瀬さんは?」
「成瀬艦長なら艦橋に戻ったわ。」
「いつの間に」
「あなたのとこの提督と喋っているときには戻っていったわ。『成瀬艦長。無線番号は21・47よ』」
『りょーかい。無線繋げます。梅津さん角松さん彼女らに向かう途中で話していたあれで問題ないですよね。』
『あぁ、問題ない。我々の立場と基本は変わらない。それだけ確約してもらいたい。』
『了解。任せてください。では。行ってきます。』
『こちら護衛艦かが艦長成瀬。そちらは横須賀鎮守府、提督でお間違いありませんか?』
『間違いありません。こちらは横須賀鎮守府所属提督の石上だ。君たちのことは哨戒艦隊旗艦天龍から聞いている。先ずは我が哨戒艦隊を救援くださりありがとございます。それと、ターゲットの撃破もありがとうございます。』
『あなた達の目標を撃破したのは、向こうから攻撃してきたからにすぎません。お構いなく。それよか本題に入りましょう。』
『聞きましょう』
『あなた達は海上自衛隊ですか?』
『3年前までは我々は海上自衛隊として組織されていたのだが、深海棲艦の侵攻により海上自衛隊並びに駐米海軍の過半数の通常艦の損失。並びに海洋の自由を奪われた。そんな中現れたのが彼女たち。艦娘だ。彼女たちは日本の窮地に颯爽と現れ。日本の窮地を脱する材料になった。その後国会での法整備と、対深海棲艦討伐を目的をする為、海上自衛隊から日本海軍へと生まれ変わった』
『あなた達は3年前まで海上自衛隊であったが日本海軍と組織が変わった、そういうことで大丈夫ですね?』
『あぁそう言うことだ。』
『艦娘等の補給はどう行っているんですか?』
『窮地から救った所謂初期艦勢の元補給のやり方。妖精の存在などを教わった。とりあえずは弾薬燃料ボーキサイトがあればその艦娘の規格に会うように加工されるらしい。そして艦娘の修理はお風呂に治ることも教わった』
『艦の修理に使われる合金などは使われていないんですか?』
『使わないな、彼女らはお風呂に入ることにより出撃した際に出来た傷を癒すことができる。これを我々はドックと呼んでいる。』
『はぁはぁ、合金を修理で使ったことがなく、彼女らがお風呂に入ることにより修理されると…まぁ一旦無理やり納得しましょう。では建造とかはどう行っているのですか?』
『建造とかは各鎮守府に置かれている建造ドックにて艦娘を制作しています。合金弾薬燃料ボーキサイト等を使用し建造します』
『それも初期艦勢からの教えですか?』
『そうだ。妖精と初期艦勢によって教わった。』
『彼女らの事を深海棲艦スパイとは思わなかったのですか?』
『現状日本に対深海棲艦に対する対抗手段が彼女らしか居ない以上。生き残るためには信頼する他ない。それに彼女らがスパイと言うなら味方である深海棲艦と戦う理由なんてないからな』
『まぁそりゃそうだな。対艦娘に対しての補給はわかった。弾薬燃料ボーキサイトがあれば妖精達がその船の規格に合わせてくれるのだな?』
『あぁそうだ。通常艦の規格に合わせられるかは分からないが』
『まぁそこは最悪艦娘のかがから分けてもらえればいい。俺らの兵器は深海棲艦の攻撃が通ったから妖精が規格に合わせられるなら普通に補給出来そうだけどな』
『そこら辺はまじで妖精次第だからなんとも。他に何かあるか?』
『あぁ、一応こっからは我々が重視してる事だからしっかり聞いて欲しい。』
『了解した』
『まず。我々海上自衛隊としての基本と立場。そこはあなた達が3年前まで海上自衛隊であったことからまぁお分かりでしょう。自衛隊は国家国民財産を守る為に存在する。違う世界から転移してきたかがとみらいは、その意思は変わりません。ただハッキリ言えることは軍属にはなれません。我々は救援をした娘たちにドロップ艦として横須賀まで案内してもらっていますが本質は海上自衛隊である事は変わりありません。しかしながら我々は世界違えど奇跡的に同じ国のもの同士です。燃料と食料出来れば弾薬の補給もあれば深海棲艦の害獣駆除としての依頼をお出しするのであれば私たちは呑みます。』
『君たちの基本と立場は了解した。実はまだ言っていない事を思い出した』
『なんでしょう?』
『今思い出して資料を読んでいるのだが、過去の初期艦らの出現と、ドロップ艦の出現、建造ドックからの出現から日本政府は「今後何が起こるのか分からない以上別次元からの転移。あるいはそれに似た何かが発生して我々の味方になってくれると思われる対象に対し最大限向こうの意思を尊重しつつ軍属にならなくとも深海棲艦の駆逐に参戦してくれる者達を歓迎せよ」っと、おそらくこの条文に君たちの今の状況とこれ以上ない程に合致していると思う。もろん国に問い合わせはするもののいい返事は期待していいと思う。』
『あなた達の日本にはそんな条文が施行されたんですね。』
『あぁ、少し君らの日本と勝手は違うだろうが我慢して欲しい。横須賀到着までの間に国に提出してくるから返答が来る前に到着していたら猿島手前10キロぐらいで待機していて欲しい。無論護衛は出す。』
『護衛は別にいらないですよ、うちには最強クラスのレーダー探知距離と対潜ソナー。兵装を配備した船と航空機がいます。護衛を出された所で護衛艦が護衛されるってダサいやないすか。それに護衛を出したところで俺らが先に撃滅するだけですぜ』
『しかしだな、こちらにも立場というものがある。一応承認されるまではある程度の事はしないといけない。我慢してくれ』
『しょうがないですねぇ。まぁそこはいいでしょう。船艦艇はどこにつけますか?うちみたいな空母みたいな護衛艦はカッターで登るような設備はないと思うので』
『米横須賀基地は現在全軍撤収している。米基地も施設も皆本土に帰国した。深海棲艦を全て駆逐するまでは我々が使っていいことになっている。横須賀鎮守府総司令部があるのが南極観測船しらせが停泊していた場所が1番近い。止めるならどこでもいいがな』
『了解です。では司令部に近い場所に停泊し。大型ハッチを下ろします。ハッチの中は格納庫と直結しているので航空機が中にたくさんある状態です。なので踏み入れる際には各艦娘にはご注意を呼び掛けてください』
『海軍所属の艦娘たちが入っていってしまっても大丈夫なのか?』
『えぇ、航空機に爆弾を仕掛けたりとか勝手にエンジン始動したり。勝手に弾薬庫やエンジンルーム。整備妖精の邪魔などを行ったりさえしなければ別に問題ありません。』
『質問攻めをして邪魔をしそうな艦娘は一人二人といそうだな。その者たちにはこちら側から特に言明するから安心してくれ。以下の項目・場所には入らない・やらないように全所属艦娘に周知する。非番の艦娘たちが遊びに来ると思うがよろしく頼む』
『問題ありません。して、その承認が終わるまでの間護衛についてくれる艦娘は何人ですか?』
『人数は6人だ』
『誰が入るとかは決まっているんですか?』
『球磨型を2人白露型を4人付ける。』
『白露型ですか、名前は?』
『球磨 多摩 白露 山風 江風 海風だ』
『お、山風ーズ3人組やないすか』
『山風ーず?……あぁいつもの3人組か、それがどうした?』
『あぁいや?なんでもないっすよぉ〜』
(こっち来て早々最推しに会えるなんてなんて僥倖)
『そ、そうか。横須賀に着き次第また連絡してくれ。』
『了解っすまた後ほど。』
『梅津さん角松さん今終わりました』
『どうだった?』
『成功も成功!大成功ですよ!』
『それは良かった』
『どうやら向こうの日本には深海棲艦の侵攻と艦娘の出現などから日本政府が「今後何が起こるのか分からない以上別次元からの転移。あるいはそれに似た何かが発生して我々の味方になってくれると思われる対象に対し最大限向こうの意思を尊重しつつ軍属にならなくとも深海棲艦の駆逐に参戦してくれる者達を歓迎せよ」と言う条文が施行されていたみたいです。承認が終わるまでの間は猿島10キロ手前で待機と6隻の護衛着くそうです。』
『そうか。向こうの組織はなんて組織だった?』
『3年前までは自衛隊を名乗っていたようです。ですが深海棲艦による侵攻と日米合わせて両軍の艦艇損失と艦娘の出現から。国会での法整備と対深海棲艦討伐を目的とする為、日本海軍に変わったようです。』
『3年前まで自衛隊だったのだな』
『はい、なんで我々の基本と立場を了解して貰えたようです。』
『それは助かるな。自衛隊がいたと言うことは衛星が飛んでいそうだが、それは聞いたか?』
『そこはまだ聞いていません。とりあえず向こうも国に提出・承認を貰う作業をしてると思っているので切り上げました。』
『まぁまずはそこだな、衛星がいるかどうかはまた後で話せるだろう。承認が終わったあと私たちはどこで錨を下ろせばいい?』
『とりあえずは私の隣か護衛艦が横須賀基地で止まってる桟橋のところでいいんじゃないんですかね。私の場合ご覧の通りかなりでかい船なんでね。相当ビックな桟橋でない限りは厳しいでしょうね』
『その船の乗船口って側面についてる大型扉と舷門から舷梯かけるやつと艦尾から小型ボートに乗って搭乗するやつだったか?』
『おそらくそうです。ニミッツ級空母に詳しい訳じゃないのでなんとも言えませんが』
『お前の船に乗っている妖精?とやらに聞けばわかるんじゃないのか?』
『聞いてみます。』
『ああ、聞いてくれ』
「航海長妖精さん。この船に乗るためのハッチって側面しかないっけ?」
{舷門は飛行甲板真下の格納庫側面・艦橋付近に舷梯で入艦する方法もありますが車両や多人数が一度に出入りできるスロープ状の大型扉も同じ右舷側に備わっています。成瀬艦長が言ってた大型ハッチではその事ですよね?}
「そうそう、それ。大型ハッチ以外にも舷梯からも行けるのか」
{それと、角松さんが言っていた艦尾から小型ボートで乗れるやつもあります}
「あ、あるんだ。それは初知りなんだ」
『どうやらその3つで合ってるみたいです』
『だろうな。横須賀に着くまでの間に妖精達に教えて貰え』
『教えて貰います』
「てことで妖精さん。艦内案内よろしく頼んます」
{了解っす。かがさんはどうします?}
「かがはぁ……そのままでえぇべ」
{そ、そうですか。}
「成瀬艦長。その案内私も加わりたいです」
「え!?かが!いつの間にΣ(゚д゚;)」
「扉のことで喋ってた時にちょうど戻ってきたわ。」
「え?お前航空機は?」
「無論戻したわ、もう戦闘にはならないと思うから」
「慢心してます?」
「慢心ダメ絶対」
「いやそれあんたや」
「別に横須賀に近くなったらまた出るからいいでしょ」
「まぁそれなら問題ないのか?」
「ナイナイ、だって今もこの船の早期警戒機は飛んでいるわ、警戒監視は私が居なくても大丈夫よ」
「うんーんまぁいいでしょう、行こうか妖精さん」
「最後が居住区エリアね」
「あぁそうだな、なぜそこに俺の家がすっぽり入ってんのが今たまによくわからないんだけど」
「あそこに貴方の家があるのね」
「あぁ、ほんとに不思議なんだがなぁ」
{成瀬艦長が出てきた扉はこれですね}
「ほかの扉の感じと全然違うわ」
「まじでそれ、船ん中に家の扉があるの違和感でしかねぇんだわ。とりあえず開けるや」
「いらっしゃい。我が家へ」
「お邪魔します」
「まじでそこら辺の一軒家よな」
「ですね。家は家族と?」
「いや、親とは仲違いして別れてな。今は一軒家の平屋住宅を一括購入した」
「一括で買ったんですか。それに仲違いですか。何が原因で?」
「その時期な、たまたま運試しに宝くじよったんよ。その日まで普通にめっちゃ運が良くてさ。パチ屋で7連勝してたからさすがにいい加減負をつけたくてよったんだよね。」
「宝くじですか。どうだったんですか?」
「適当に最高5億当たるだのなんだの書いてるやつを買ってその1週間後に結果が来たんだが。5000万当たっちまってな。」
「おめでとうございます。それで、それが仲違いの何に?」
「いやな、普通に嬉しかってん。親にその事教えたらよ、全部寄越せだのなんだの言ってきてな」
「冗談で言ったのではなくて?」
「冗談のトーンじゃなかったね。うちの親。特に父の方がパワハラ気質が強いけ、ちょうど成人したし一人暮らししてみよーみたいな時期だから余計にね」
「なるほど。となるとその5000万はどう使ったの?」
「配信者と歌みたさんしてたから2部屋防音室の一軒家を借りた。」
「それはそれは。結構高かったんじゃないの?」
「2300万持ってかれたよ。別にそこまで大きい訳じゃないし二階建てではないから。」
「すごいわね」
「あぁ、奪われるよりも先にとっとと消費しちまった方が身のためだからな。残りのお金は新しいパソコン買ったりとか中古パチンコ・パチスロ実機を購入したりしたよ。」
「パチスロ実機ですか。なんでそんなものを…?」
「好きだからだぞ。パチンコ全部っていうより。版権が好きだからと言った方がいいな」
「版権ですか」
「あぁ、リゼロにSAO。アズレンにリコリス。このすばにいせかるとまぁ色々とあるんだよ」
「かなり多趣味なオタクですね」
「俺にオタクという言葉は似合わないぜ」
「パッと見そこら辺のオタクと変わらないわ」
「格好はな、中身は全然ミリしらの時の方が多いからね」
「それでも私から見ればオタクと変わりないわ」
「酷い言いようだ。さて、立ち話もなんだ。部屋取り紹介しようか。玄関右手がパチスロコーナー そして奥の扉が配信部屋兼寝室だ」
「寝室と配信部屋が一緒になってるのね」
「あぁそうだ。この方が休みの時とかにすぐ遊べたりするからな。家パチとかで遊ぶ場合防音とかが絶対必要だからね」
「パチスロとかを家でやるなら必要でしょうね」
「てか思ったけどあなたなんで艦娘なのにそんな情報持ってるん?」
「私は現代艦よ。スマホぐらい持っていたわ」
「そゆことね」
「しょゆこと」
「かががそれ言うと違和感なんだがまぁいいや。折角だし遊んでく?」
「いいんですか?」
「あぁ、パチンコとかスロットとか触れるの初めてだろ。」
「ぜひ遊ばせていただきます。無論初めてですよ?」
「そりゃよかった。操作方法とか色々教えたるけ。」
「右の扉に行けばいいのね。」
パチンコスロット配置イメージ
「割と広いのね」
「まぁね、対面で二人座っても歩けるぐらいの配置にはなったよ」
「なんでここはこんなに大きいの?」
「もともとここ借りる前はリビングだったらしいからね」
「なるほど。だからこんなに広いんですね。」
「そ、とりあえず扉近くにある禁書目録2で教えるね。」
「お願いするわ。」
「このパチンコ機は大当たり確率が99分の1で大当たりが来る台だよ。甘デジって呼ばれるタイプのパチンコ」
「まずは何をすればいいの?」
「このパチンコはP機だから、貸出って台にあるボタンを押せば玉が出てくるよ」
「はいはい、これですね。出てきました」
「押しすぎると台からあふれるから注意してね」
「わかりました。」
「次にここにある台には全部遊戯カスタムっていうのがあるんだ。」
「遊戯カスタム…教えてください。」
「任された!上矢印ボタンを押してみて」
「これですね。なんか出てきました。」
「上から順にいろいろあるんだけど。とりあえず先ロリロリモードの三つ右に押したら俺のおすすめカスタムになるよ」
「このフレンダ―セイヴェルンってキャラのカスタムですか?」
「そうそう。それがいわゆる先バレっていうやつだよ。そのキャラを設定して先バレが発生すると大当たり確定+ラッシュ確定する最強設定だぜ」
「大当たり確定っていうのはすごいですね。ラッシュっていうのは何ですか?」
「ラッシュっていうのはいわゆる確変付き時短ってやつよ。この台の場合は70回転の間に68分の1を引き当てる遊びに代わるよ。その間は右打ちのままでいいよ。」
「なるほど。では打ってみてもいいですか?」
「いいよ。最初は左打ちしてスタートから99分の1の大当たりを引こうか」
「わかりました!行ってきます!」
「なんかキャラ変わりすぎじゃね?まぁいいや。俺は...エヴァRED打つべ」
《ずっきゅー~ん!》
「え!はや!7回転じゃん」
「やりました!これで大当たり確定なんですよね!」
「テンション高。大当たり確定だしラッシュ確定だぜ」
「演出を楽しみましょうよ!」
「いいよ楽しんできな!」
《月の守護者にして後方を加護するものエンゼルフォール》
《うーう~・
《メモリーチェンジ! (赤保留)地獄の底までついてきてくれる?(虹)》
「お、虹だ」
「これも当たり確定演出ですか?」
「そう、大当たり演出だ。」
《ジャッジメント。変動調査開始・・・
《これで決める!》
《白き翼の
《期待度★★★✯☆》
「この期待度っていうのは何なんですか?」
「そのキャラを倒す難易度のやつだよ。難易度が高けりゃ高いほど大当たりしやすいけど。今回虹バレしたからあまり気にしなくていいかな」
「そうなんですね。最悪なのってどんなのなんですか?」
「先バレがなくて期待度が2しかない奴は基本突破できないね」
「そうなんですね」
《ふざけんじゃないわよ!》
カットイン《
「お。それあんま見ない演出だ」
「珍しいんですか?」
「あまり現れないかな。」
「結構薄いところ引いたってことですか?」
「そう」
「なるほど」
《あんたねぇ街をこんなにめちゃくちゃにして何様のつもり!?》
《いいぜてめぇを粉々にしてやるよ》
《大人しくやられると思ってるの?》
《俺の
《覚悟しなさい。がくえ》
「お。カットイン」
インデックスカットイン《これな~んだ 》
「真ん中のボタン押してみ」
「これですね!あ、」
《とってもハッピーなんだよ》
「間に合わなかったです」
「間に合わなくても大丈夫さ」
《じゃないわよ!これが!私の!全!力!だぁ!》
「押せ!」
「押します!」
当確
「やりました!」
《とうま!》
《あんたと一緒ならやり遂げられる!》
《その幻想を!ぶち壊す!》
《ぐあぁぁぁ》
《お姉様~ご無事で~》
《当ったり前じゃない!》
444
「これは頭に来ますね、二ヤけてしまいます」
「だろ、これがパチンコだぜ」
《戦ってやるよ!》
《とうま!》
《私だって力になれる!》
《俺は、お前を助けるためにここに立ってんだよ!やああぁぁぁ!》
555
《とある魔術の
「ハンドルを思いっきり右に切りな!」
「はい!」
ジャラジャラジャラジャラジャラ
「た、玉がたくさん出てます!」
「玉が下皿にたまってるだろ。そこの突起を引けば出玉が集計されるよ」
「これですね」
「そう、それ」
「へぇ玉が下に落ちってって。数字が増えてって...これ楽しいですね!」
「だろ?君は艦娘だったからホールとかには行けなかっただろうから新鮮だろ?」
「はい!」
《ラッシュ中のモードを選んでくれ》
「どれがいいんですか?」
「どれでもいいけど無難なのは
「わかりました!ラッシュ中もさっきのカスタムが引き継がれるんですか?」
《さぁ、ぶち壊しに行こうぜ!ヒーローズラッシュ突入!》
「いや、ラッシュにはラッシュ用のカスタムがあるから好きなの選びな」
「何かおすすめはありますか?」
「ノーマルでも先ロリでも何でもいいけど俺は先バレか先読みシンプルとかプレミアモードもいいかなあ」
「わかりました。あれ?上ボタンがでカスタムが開けません」
「ラッシュ中のカスタムは左ボタンだよ」
「ありがとうございます。プレミアモードにしてみます!」
「いいね、言ってらっしゃい!」
25回転目
《トィキトィキトィーン(緑)トィキトィキトィーン(緑)デキルルルラ(赤)》
「「お?」」
V
「え!?V点灯だしこの演出は...!」
《カーンッカーンッ》
「やっぱりプレミアだ!しかもこれラッキートリガーチャレンジ行くじゃん!」
「ラッキートリガーってのは?」
「いわゆる上位ラッシュってやつ。これがもし突破出来たらラッシュ回転数が162回に上がるけど割かし駆け抜けるモードに行く!」
「上がるけど駆け抜けがしやすいんですね。駆け抜けっていうのは?」
「ラッシュ引いた。上位ラッシュ引いたけど一回も当たらずにラッシュが終わることを駆け抜けっていうよ。終わりも駆け抜けっていう」
「だから駆け抜けなんですね。なんとなく一回転一回転遅いのでラッシュていうよりかはジョギングですけどね」
「まぁこの台はな、他の台とかは基本的に早いよ」
「なるほど」
《狙え!》
御坂美琴カットイン《きゅいんきゅいん》
「あ。上位確定です」
「さっきのきゅいんきゅいんですか?」
「そうそう。おめでとうございます。」
「やったー!」
「わ、すごい音」
「今ビビったねw」
「うわ!うわ!これもすごい音!」
「これも演出だからw」
《この後発展する可能性のある展開の検索を開始》
《大当たりの信号を確認》
《続いて》
《
《次の段階へ移行します》
《リンクしました。これより最強領域の術式を発動します。実行》
30
「このカウントダウンのうちに引ければいいのね!」
29
「そうそう!」
28
27
26
25
24
23
22
21
20
「かっ風が吹いてます!これって!」
「www当選確定!」
《プチュン》
《警告 警告第七七章七節 演出の成功を確認しました。これより最上位の特別な状態へと移行します 命名、
《
「いった~www早すぎんだろ」
「やったー!」
「こっからは歯茎出しちまっていいぞってもう出てるか。」
「出まくってます!これがパチンコってやつなんですね!」
「あぁ、俺の家にあるやつならいくらでも打って構わないがホールではあまり打つなよ?すぐお金なくなるからな」
「でも当たればいいんでしょ?」
「ん-...まぁそんなんだがなぁ...」
(俺、やっちまったか?まぁこの世界に同じものがあるとは限らんし多少は...いや、考えてもしょうがないや。)
その後
「よーし俺も当たった!」
「220回転ですね。普通はこんなもんなんですか?」
「いや、これでもまだ早いほうだよ。この機種は319分の1のマックス機だからね」
「319分の1ですか。確率これと比べて重くないんですか?」
「甘デジに比べたら重いは重いけど他の399とか999とかのバカパチンコに比べたらまだましだよ。その分固まった出玉が出てくるからね」
「なるほど。さっきから300発ボーナスしか来ないのはそういうことなんですね。」
「今10回当たってるけど全部300発だもんな。まぁそれもパチンコだししょうがない。さて、昇格してクレメンス―!」
888→999
「よっしゃ―昇格―!」
「いいですね、これもラッキートリガーなんですか?」
「いや、この子はVST機ってタイプだからラッキートリガーじゃないんだ。ただし右打ち中オール1500」
「1500ですか。かなり大きい数値ですね」
「あぁ、319の基本ベースだからね」
「なるほど」
「とりあえずラッシュ駆け抜けしたら俺向こうに戻るわ。」
「私もそうします」
3
2
1
last
「いやーおわったぁ」
「私のほうはとっくに終わってましたよ。」
「でもいいじゃないか。1万発出たし」
「あなたこそ2万発出てるじゃないですか」
「甘デジで1万発出てるほう凄いぞ?甘デジって大体1万発未満で終わるのがほとんどだし」
「そうなんですね」
「あぁ、てことでいったん戻ろう」
「わかりました」
「今の時間は」
21:55
「あ、もうこんな時間か。俺もう寝るからまた明日よろ」
「了解しました。」
6:00
「おはよ」
「おはようございます」
「横須賀到着まであとどのぐらい?」
「あと1時間ぐらいで付きます」
「向こうから連絡は?」
「まだないわ」
「了解。状況次第では猿島沖10キロ圏内で待機だな」
「了解しました。」
「軽くご飯食ってくる。かがはもう食べたか?」
「いえ、食べてないわ」
「ほないこーぜ」
「「いただきます」」
「成瀬さんはその量で大丈夫なんですか?」
「朝にたくさん食うと気持ち悪くなって吐くタイプの人間だからこの量でいいんだよ」
「しかしカレーですか」
「あぁ。いつも仕事行く時とかもこんな感じだったからな、ただレトルトがレトルトじゃなくなっただけだ」
「そうですか」
「外にいる6人は食事取らないのかな?」
「わからないわ、海にいる時はお腹すかないとかがあるんじゃないんですかね」
「ありそうだね。何を聞いたわけじゃないが食事が終わったら彼女らにも声をかけようか」
「まぁでもあと一時間で到着ですから護衛隊と合流したらそのまま基地の中に帰りそうですね」
「まぁそうだな。」
「ってもう食い終わるんですね」
「あぁごっそうさん。俺は先艦橋に戻ってみらいと連絡とるや」
「了解いたしました。」
6:40
『おはようございます。成瀬です』
『こちら梅津。成瀬さんおはようございます。』
『そちらは変わりありませんか?』
『特に異常はありません。そちらは?』
『こちらも異常ありません。あと20分で猿島沖10キロ圏内です。』
『そちらも了解した。確か護衛隊が来るんだったな』
『えぇ、向こうの話では球磨型と白露型が6隻の艦隊で護衛してくれるらしいです。』
『あぁ、こちらに砲を向けられないといいがな』
『可能性はあるかもしれませんが向こうの提督がこちらを歓迎する意思があるのでもっと偉い立場の政府や国次第でしょうね』
『そうだな』
『向こうにああいう条文が施工されていますからめったなことは起きないと思いますがね』
『そうだといいな』
『了解っす。無線終わり』
『了解。無線終わり』
「おはようお前ら」
「おはようございます。」
「もう時期到着だと思うけど向こうから何か来てるか?」
「特に何も来ていないわ。」
「そうか。君たちご飯は食わなくて大丈夫なのか?」
「出撃中はお腹がすかないようになってるだぜ」
「なるほどね。てことは眠気も?」
「眠気も気にならないわ」
「なるほどね」
「っと、通信が来た」
『こちら横須賀鎮守府提督の石上だ。哨戒艦隊旗艦天龍。送れ』
『こちら哨戒艦隊旗艦天龍。どうぞ』
『横須賀に到着した哨戒艦隊は護衛艦隊と合流したのちにそのまま持ち場を彼女らへ渡し鎮守府へ帰還せよ。』
『こちら天龍了解。以下のように従うぜ。』
『護衛艦かが、みらいには指定範囲に来たらそこで待機するように伝えてほしい。国の回答がまだなんだ』
『了解』
『通信終了』
『了解。通信終了』
「成瀬さん、そういうことで」
「それはわかったんだがよ、お前の無線の音が大きすぎて普通に全員に聞こえてると思うぞ」
「まじか。いっけねぇ」
「あぁ、普通に気を付けたほうがいいんじゃね?」
「気を付けるよ」
「さて、もう少しで横須賀に到着だな、私はいったん艦橋に戻るわ」
「了解」
「よし。とりあえず東京湾に入ったな」
「えぇ入りました。」
{横須賀鎮守府より無線です。}
「横須賀鎮守府から?了解。出ます。承認が終わったのかな?」
『こちら護衛艦かが。なんでしょう?』
『こちら横須賀鎮守府。国の役人と軍の上層部がこちらに来てだな。そちらの艦艇を一度見たいらしい。』
『それは構いませんよ。承認は終わったんですか?』
『実物を見て判断するらしい』
『まぁそりゃそうですよね。』
『あぁだからそういうことで頼む』
『そこは了解した。さっき話してた哨戒艦隊と護衛艦隊の入れ替えはするんですか?』
『そこは一応する。彼女らも疲労がたまっているだろうからね。艦娘だったらタグボートみたいに入港支援ができるでしょうから』
『まぁできそうですよね』
『できそうだろ?』
『みらいにもそう伝えときます。』
『そうしてくれ』
『接岸位置はどうしましょう?』
『あなた方が指定した場所で構わない。』
『了解した』
『護衛艦かがよりみらい』
『こちらみらい。どうした?』
『向こうの国の役人と軍の上層部が横須賀鎮守府に来ているようです。承認は実物を見て判断するらしいです。』
『なるほど。ていうことは猿島沖10キロで待機しなくていいのだな?』
『はい。接岸位置は変わらずでいいようです。』
『了解した』
「あれが多分護衛艦隊だな」
「そうね」
「アナウンスするか。艦マイクをくれ」
「どうぞ」
〉〉〉『こちらは護衛艦かが。哨戒艦隊旗艦天龍以下僚艦に告げる。ここまでのエスコートをどうもありがとう。君たちのさらなる活躍に期待する。お疲れさまでした』〈〈〈
『こちらこそありがとよ!おまえたちの航空支援で俺たちは助かった!』
「天龍さんたちお疲れクマ~」
「おう、クマたち護衛艦隊だな。このヒーローたちをよろしくだぜ!」
「任されたクマ―」
〉〉〉『護衛艦隊旗艦球磨以下僚艦に告げる。聞いていると思うが護衛艦かがが南極観測船が止まっていた場所に停泊する。護衛艦みらいはその隣の桟橋で停泊する。その入港支援をよろしくお願いします。接岸位置は艦橋側に大型扉があるので艦橋側に桟橋があるように止めます。よろしくお願いします。』〈〈〈
『こちらは護衛艦隊旗艦球磨。提督からその注文は受け取ってるクマ。そこは任せてほしいクマ。入港支援はやったことないけどね』
『まぁ艦娘だからやれないわけではないんじゃね?』
『まぁそうクマね』
『ま、よろしく頼む』
『任されたクマ―』
「お、人が甲板に出てきた」
「あの人が成瀬艦長かな?」
「あれ?あの人。どこかで…」
「山風。あの人とどこかで会ったことがあるの?」
「あったことはない。けど、どこか記憶の片隅に...似た人の姿が...」
「あったことはないけど見覚えがあるってこと?」
「うん。顔は...もやで隠れててはっきり見えない...けど...う~んやっぱりなんでない」
「そう、山風。困ったときは白露姉さんに任せなさい!」
「ありがとう、白露姉」
「成瀬艦長って人。甲板にちょこんと座ったけど」
「すげぇや、もの本の山風じゃないか。やっぱ最推しに会えるっていいね。ゲームで俺の艦隊の看板娘だったからな。写真撮ろ…」パシャ
「まだ若干遠いから写真がぼやけてるや、立派なカメラは持ってないからスマホで取るしかないんだけどね」
「山風が最推しなのね」
「あぁ、山風はゲームで俺の艦隊の看板だよ。無論カッコカリもしてるしダントツでぴか一の練度だからね」
「............羨ましい」
「なんて?」
「なんでもないわ」
「そう、ならいいんだ」
「こんにちわクマ―護衛艦隊、入港支援に来ました~」
「よろしくね、配置は決まってる?」
「決まってるわけじゃないクマー。とりあえず誰がいいか決めていいクマよ」
「ほなそうだな、白露山風江風海風4隻を二隻ずつに割って入港支援に充ててくれ。残り2隻の球磨多摩はそれぞれのオーライ役をお願いしようかな」
「わかったクマ、そういうことだクマ。山風白露がかがの入港支援に入ってねクマ。残りはみらいの入港支援よろしくねクマ」
「「「「わかりました」」」」
「多摩はどっちのオーライ役買う?」
「ん~どっちでもいいにゃ」
「ほなかがのオーライ役よろしくクマ」
「まかせにゃ~」
「見えてきましたね。」
「あぁ、本当に艦艇だな。艦娘ではなく」
「そうですね。しかも片方の一隻。かなりでかいですね。」
「あぁ、あれは3年前までいたニミッツ級空母、ジョージワシントンに似ている」
「あれが本当にかが何ですかね。」
「わからないが、艦娘の姿を見ればわかるだろう」
「その艦娘はどこなんですかね?」
「わからんな。石上提督、無線で確認してもらえるか?」
「いえ、帰還した天龍の話では艦尾から中に戻ったらしいですよ」
「なんだと!ではあの艦艇は艦娘も出撃可能なのか?」
「戻れるということは出撃も可能でしょう。」
「そうですね、艦尾に出撃スポットがあるのでしょう」
「おらーい!おらーい!」
「あともうちょい!妖精さんこのぐらいでどうにゃ」
{okです!}
「けーい!」
『{錨おろしまーす!}』
『お願いしまーす!妖精さん錨下ろしちゃって!』
『{おろしまーす!}』
ガシャーン
『{大型扉降ろし終わりました!}』
「おけーい、みらいの方も大丈夫そうだね。」
「そうですね」
「とりあえず俺とかがは降りようか。」
「そうね、向こうに国と軍のお偉いさんがいるのよね?」
「いるらしい。大型扉から陸に行こうか」
「あ、でも一応身分証明書は持っていったほうがいいか」
「私はいいけどあなたはまぁそうよね」
「一回家に戻って財布持ってくる。先大型扉のほうにいといてよ。」
「いや、玄関前で待機するわ、あなたあそこから格納庫までのルートあまりまだよくわかっていないでしょうから」
「そいつは助かる。正味そこまでわかってないからな」
「でしょうね」
「さて、でましょう」
「あぁ、よろしく」
「おはようございます」
「おはようございます。貴方がこの船の艦長ですか?」
「はいそうですよ。成瀬秀悟と申します」
「成瀬さんですね。にしては若いですね。転移してこちらに来られたんですよね?」
「概ねそうです。かがと護衛艦みらいとその乗員は全員転移者です。」
「成瀬さんは?」
「私はよく分からないんですよね。海釣りを楽しんでた時に雷に打たれ。築けば家の中で、外は海。玄関出てみれば船の中って感じでした」
「なんだそりゃ、それではまるで雷を撃たれて転移したみたいな感じだな、しかも家ごと」
「そうなんですよね。そこだけがほんとに謎なんですが」
「ちなみにあなたの職業は?」
「民間配送業者です」
「民間?とことは自衛隊でもなんでもないのか」
「そうです」
「一般人なのにここまでお疲れ様です。」
「目ェ覚めて外出たら見覚えの二頭身に艦娘のかが、それでここがどういう世界なのかが想像は着きましたよ。なんで出会ってからの動きは早かったと思いますね」
「それはさぞかしお疲れ様でした。さて、あなたの確認もすみました。艦娘もいることが確認できたので。貴方たちの事を歓迎いたします。後日この国で使える身分証をお送りします。軍の方からは何かありますか?」
「軍からは特にありませんが、貴方が一般人であることを今知ったので後日軍としての明確な立ち位置として准将くらいの立ち位置を用意させて頂きたいと思います」
「俺にそんなものはいらないですよ」
「いえ、これから我々と関わっていく上でどうしても軍というのは階級社会です。ある程度大きな立場でなければ困る時も当然あると思います。貴方が自衛隊員であれば問題なかったのですが、貴方は一般人で、正規空母クラスで艦娘出撃スポットも備えられた艦艇の艦長なんでしょう?それ相応の階級でなければなりません。ですから後日国の承認の元成瀬さんを准将、あるいは少将としての階級章を送ります」
「理屈としては理解しました。でも軍みたいな堅苦しいのは俺には似合いません。俺が将軍であろうがなんだろうがそのスタンスは変わりません。それでも大丈夫なん?」
「別に構いません。立場としての階級ですから。ある程度高い方が命令して封じ込められますから」
「まぁそれならいいか。」
「えぇ、国の承認次第で後日階級の付与と身分証をお送り致します」
「了解しました。」
「軍の方からは以上です。」
「では、自分達はこれで失礼します」
「おっつー」
「して、石上提督」
「なんでしょう成瀬さん」
「改めまして成瀬秀悟です。これから長い付き合いになるかもしれませんが、よろしく頼んます」
「護衛艦かがです。私も長い付き合いになると思いますのでよろしくお願いします」
「こちらこそ、あなたたちのお力をお借り致します」
「して、最初にいちばん気になることをやっておきたいです」
「弾薬ですよね?」
「そう、弾薬」
「うちの工廠にいる妖精を呼んで補給させてみます。何発使いましたか?」
「護衛艦かがが13発 護衛艦みらいが対潜ミサイル3発です」
「了解しました。妖精さんにやらせてみます。」
「ありがとうございます」
「てか石上さんって女だったんですね」
「そうですよ」
「意外でしたよ。普通に口調から察して男と思ってたんですが、所謂王子って言われるタイプのあれだったんすね」
「そうだぞ。工廠妖精に言って補給をやらせてみますんで一旦離れますね。」
「わかりました」
「さて、かが。みらいの方に行こうか」
「お供します」
「梅津さん角松さんお疲れ様です」
「成瀬さん。かがさんこそお疲れ様です。一般人なのによくやりますね」
「さすが私の艦長です」
「伊達にこの世界のことを知らない訳じゃないですよ。まさか向こうが無線使えてるなんて思ってなかったすけど向こうが数年前まで自衛隊だったことが救いでしたね」
「あぁ、成瀬さんが言っていた3つの可能性の悪い方の1つが消えてよかった」
「まぁそこは運に助けられたってことで。まだあとひとつが消えてないですから」
「あぁ、弾薬が補給出来ればまいいんだがな」
「そこは祈るばかりです。して今後の話です。」
「聞きましょう」
「俺が考えているのは、弾薬がもし補給が可能になり、今後深海棲艦討伐の依頼が向こう側から出された時の話です。その場合向こうの依頼を受講し、害獣駆除として費用向こう負担の害獣討伐を行いましょう。」
「弾薬が補給出来るならそれでいいかもな」
「次に弾薬補給が不可能だった場合。我々のレーダー等を利用して敵がどこにいるかなどを特定する役割になりますかね。そうなるとうちは航空攻撃としての船ではなく艦娘たちの出撃ポットとしての役割にはなりそうです」
「そうだな。俺は艦娘たちのことをあまり理解しちゃいないが。俺たちのソナーを使って対潜警戒を行い。対潜攻撃が出来る艦娘に位置を知らせて叩いてもらえばいいからな」
「その通りです。」
「とりあえず今考えてる今後の話は以上ですね」
「話を聞かせてくれてありがとう。そうだ。うちの砲雷長と航海長がお前と会ってみたいと言っていたから良かったらあってくれないか?」
「いいですよ、今呼んでくれたら全然話させていただきますよ」
「わかった。艦内無線で砲雷長と航海長を呼ぶ」
「お願いします」
『副長の角松だ。菊池と尾栗は公官室にこい。』
「菊池三佐、入ります」
「尾栗三佐入ります」
「こんにちわ、菊池さん尾栗さん」
「おう、二十歳の坊主。お前一般人なのによくやるじゃねぇか」
「いきなりなれなれしいですね尾栗さん。でもこの局面を切り抜けられたのはみらい乗員が私のことを守ってくれたからですよ。」
「それは当然だ。成瀬は時空は違えど同じ日本人の民間人だ。かがの艦長になったからと言っても年は二十歳なんだ。早々見捨てれるわけには行かない」
「そのありがたい言葉、身に沁みます」
「しかしあれだよな、この世界のことをなんとなく知ってて俺たちのことも知ってるし。指示も予測も予想もほぼ完璧じゃないか。やはり世界を知ってるのと知らないとではかなり違いがありそうだな。」
「悪くいってしまえばゲーム脳といったほうが俺はしっくりきますね。無論ここは現実なので台本も攻略本などもありません。それでも知ってるのと知らないのとでは全然行う対応も違うと思います。それを実戦で行えるかみたいなところはありますがその局面が一人でないならしりすぼみをしている暇はありません。やっこさんは俺たちの迷いを待ってはくれません。クマ同様いつ襲ってくるかわかりませんから」
「熊のたとえはいいな。オタクの早期警戒機の写真で見たが深海棲艦の戦艦の子。女の子ぽい感じだったしな」
「とはいえそいつらが本気でこちらを殺そうとしているんだ。だからその表現は的を得ているな」
「つまり私たちはクマ退治をしているってことですね」
「全然熊よりも厄介だけどな。絶滅してもいい相手なんだが熊よりたちが悪いことに大砲やら航空機やらを積んでやがる。早々に倒さなければこちらがやられる。この世界であの子たちに航空支援をさせたときは危ない状況だったと思う。なんだったら向こうの潜水艦はこちらを何の警告もなしに魚雷を打ってきた。だから俺は容赦する必要はないと、生き残るためにこの力を行使する。あなた達はどうする?」
「むろん俺たちも同じ考えだ。向こうは国ではなく害獣。こちらを遠慮なく攻撃してくるテロリストと変わりない」
「無論そうだろうな」
「今日はありがとうございました。」
「おう。いつでも頼ってくれ」
「そういやー話に出てたが、向こうの軍関係者から准将やら少将の話を持ち掛けられたらしいな」
「えぇ、軍の上層部の方がこちらに確認に来られましてその時に一般人である旨を伝えたら後日階級章を送ると言ってきまして」
「なるほどな、まぁ確かにこれから軍の関係者たちと会う機会が増えるだろうからって処置だろうな」
「見た目正規空母級のでかい船だしな。准将や少将が妥当なんだろう」
「そうですね、では自分はこれで」
「おう!気を付けてな!」
「さてかがさん。艦に戻ろうか」
「ついでだし横須賀鎮守府を見て回んないかしら?ちょうどそこに山風ちゃんたちが居ることだし」
「そうだな!おーい!山風!江風!海風!」
「私たちに何か用か?」
「こんにちわ成瀬さん」
「こ、こんにちわ」
「山風はいつも通り人見知りだね~俺の中のキャライメージそのままって感じでいいね。俺たち横須賀に来たばかりでよ、ここの施設を紹介してほしいんだ。よかったらみんなで連れてってくれないか?もう少ししたら昼飯時だしさ」
「それはいい案だと思います」
「江風はそれに賛成するぜ。てか転移者さまは山風のことを知ってるのか?」
「帰還したあの子たちには聞いてないのか?」
「あの子たちはお休み中だからね」
「なるほどね」
「んで?しってるのか?」
「むろん知ってるよ。特に山風」
「え?わたしなの?」
「特に山風ってのは?」
「おれが君たちを知っている理由は君たちが【艦隊これくしょん】【艦これ】といわれるゲームやアニメで登場するキャラクターなんだよね。んじゃなんでそこで特に山風って言った理由は一体何だと思う?」
「私たちがゲームのキャラクターなんですね」
「特に山風っていうことは山風が一番強いってこと?」
「山風は別に強いわけじゃない。あなた達白露型で強いとされるのは時雨と夕立だよ」
「な、ナチュラルに弱いって言われた・・・」
「大丈夫だよ山風。もっと深い理由があるんじゃない?」
「ある。それは俺が山風のことを普通に好きなのもあるし、うちの艦隊にいた山風ってなぜかやたらとレべルが上がるスピードが尋常じゃないほどにめっちゃ上がった。そのゲームの運営に問い合わせても治らなかった。まるで意思があるように」
「私のことが好きなの?」
「よかったじゃん山風!これでファン3号だな!」
「え?いいよそんなの。恥かしいから」
「あなたの艦隊に所属する山風だけ異常に上がるスピードが速かったんですね。しかも意思を持ったように」
「そうなんだよね」
「そういえば山風が護衛兼入港支援に向かってるときになんか言ってたな」
「なんて言ってたの?」
「あったことはないけどどこか記憶の片隅に似た人の姿がって言ってた」
「なるほど...?ワンちゃん俺の提督名言ったら全部思い出すとかのパターンってあるんかな」
「あるんじゃない?」
「山風、受けてくれないか?」
「うん、いいよ。しょうがないから」
「よし、行くぞ?」
「うん」
「俺の提督名は菜月昴だ!」
今回提督名を別アニメのキャラ名にした理由は一度その名前を使うと変更できない仕様がありますよね?その仕様を利用したって考えると面白いですよね