相棒からの問に
「分かったよ相棒、話すよ全部」
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そこは
とこを見ても黒ばかりで自分の名前も思い出せない、どれほどの時間自分がその世界を漂っていたのか分からないが少なくともそう長くは無いだろう。
何もできないまま、漂っていると何処からか引き寄せられていった。
引き寄せられてたどり着いた場所にはこの世界で唯一の色が有り、久し振りに見た人の姿は、酷く胡散臭い糸目の男だった。
「聞こえているかな、そこの君」
そんな男がこちらを見ている
(君とは自分の事か)
「そうだよ君のことだよ、ん~~良かった自我がしっかり残ってるね」
いやぁ良かった、良かったなどと呟いたいる男は
(自我がしっかりしていたら良い事なのか)
「勿論、良い事だよ面倒が少なくてね、此処が何処か分かるかな?」
(死んだ記憶は無いが此処はあの世じゃないのか)
「そのとおり、此処は君達が地獄とか、あの世とか呼んでいる場所さ。」
授業を教える先生みたいに男は言う
「この虚無の世界は言うなれば、魂の禊場かな、君の周りにも視えないだけで魂達が漂っているよ」
(魂の禊だと)
「禊さ、長い長い時をかけて記憶も思考も感情も君達を構築する、全てを祓い流して綺麗にするのさ、そして綺麗になった魂達は転生していく分かり易いだろう」
(ああ、此処がどうゆう場所か分かった、では何故俺を引き寄せた?)
理由は何となく分かるが。
「そうだよ君が今考えている通りさ、偶に刺激が欲しくてやるんだけど今回は違うんだ、今回は君にある世界に行って戦力になって欲しいのさ、多分大丈夫だと思うけど心配だからね」
(何故俺何だ、他にも居るだろう)
「理由はしっかり有るさ、君の魂の器は大したものさ此処までの器は早々居ないからねコレも一種の才能だ、それに君もこのまま何も成せず消えたくは無いだろう」
(……分かった提案を受ける)
俺には断わるが出来ない…だが。
(戦力になって欲しいのに、まさか丸腰で転生させないよな)
生き抜くどんな世界でも今度こそ。
「良いね、良いね、そのとおり力を与えるよ力と言っても元になる物て感じかな」
まずはジャブだ。
(じゃあ転すらの
自分で言ってもバカな要望。
「うん無理だね、分かっているいるだろうけどソレは器が耐えられないよ」
アホな子を見る目をされた。
(因みに行く世界は何処ですか?)
どの世界に転生するか分からないので聞いてみた。
「言って無かったね、その世界はハイスクールD×Dの世界だよ」
思考が止まる、何故だってヤバイ世界だからだ。
え、その世界でヤバイ相手てもしかして
てっきりテンプレの異世界転生だと思っていた。
(ではこんな能力は大丈夫ですか)
男にイメージを渡す
「コレなら大丈夫だよただ、吸食能力が強すぎるから能力値を下げるね、代わりに賢者の進化と強化しておくね」
「さぁ、新しく生まれ変わるこの子に名を与えるんだ」
(そうですね、これから共に過酷な世界で生きるのだから…決めたその子の名は
エクストラスキルが進化した存在ユニークスキルかな。
「うんうん良い名だ、おっとそうだ忘れていたよ君の体はどうするの」
(そちらに任せます、あの世界でも生きていける可能性が高い肉体をお願いします!!)
神頼みも一興だ、実際問題相手がヤバ過ぎて思い付かないし。
「良いよバッチリの体をプレゼントするよ」
そう言って笑顔になる
(聞いていませんでしたが貴方は神様ですか)
少し怖くなって聞くと。
「その認識で大丈夫だよ」
と答えが返ってきた。
「さてと、コレで転生に必要な準備は終わったかな、それでは転生の時間だよ少し名残惜しが行ってらしゃい、名も無き魂よ」
そのな言葉を聴いた後直ぐに意識が落ちて行った、意識が朦朧に成りながら最後に見た光景は、悪戯を成功させた様にニヤニヤと笑う男の姿だった。
転生が完了し誰もいない場所に。
「頑張ってくれよ転生者、君が相手にする存在はただ究極に至るだけでは足りないんだから」
そう呟き姿を消した。
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「コレが転生した時にあった事だよ」
相棒に転生の経緯を説明していると。
《告!!。観測不能領域から音声データが出現しました、音声を再生しますか。》
お、音声データだと誰が、まさかな。
「相棒データを再生してくれ」
《了。再生します。》
音声が再生される。
《あ、あー聞こえているかな転生者君、ああ返事は要らないよ録音だからね、さてこの音声が再生されたとゆう事は、君は無事に戦う理由を得たとゆうことだ、非常に喜ばしい限りだ。》
《此方もその世界で戦力になって欲しいから転生してもらったので、戦う覚悟を得ることが出来ければ戦闘中は狂化状態にして、味方はその子に判別してもらって敵を全て食らい尽くさせようかなと考えていたよ、君は食えば食うほど強くなるからねぇ。》
《でももうその可能性は無い、何故ならこの音声データが再生される幾つかの条件に、護りたい誰が居ることや好きな人出来たことに過去の事を話せる誰が居ること、とかが含まれているんだ、自分本位な覚悟よりも、大切な誰かを護らんとする覚悟の方が時として信じられない力を発揮するからね。》
《だから君は自分の気持ちに正直に、力の上限を決めつけず、もっと強欲に貪欲に傲慢にそして愛に生きれば良い、君が名を与えたその子と共に、それじゃあ気が向けば君を見守っているよ、じゃあねー。》
音声データの再生が終わり、私は自分の気持ちに正直になる。
「…相棒私は、怖かったんだ恐ろしかったんだあの日までは、守りたい人が出来た好きな人が出来たそして共に生きる大切な相棒が出来た、私は幸せだよ」
「でもね、私は根が小心者だから色んな事が起きるといっぱいいっぱいになちゃうのこんな私でも共に居てくれますか」
震えながら言う自分の正直な思い、今まで言えなかった言葉。
自分を支えてくれる相手に精一杯の感謝の気持ち。
《解。私
その言葉を聞いて
「こちらこそ幾久しくよろしくお願いします、相棒」
私は笑って答えた。
「あ、そういえばこの匣の世界て私だけじゃなくてバレットのためでもあったのね」
「さっき気づいたんだけど、外の世界には死ぬ気の炎も疑似細胞でもグルメ細胞も存在しない、そんな中に力の制御が出来ないバレットを出したら彼が危険になるからこの能力を創ったんでしょう」
《解。個体名、バレットの存在が露顕するとマスターが危険に晒されるからです。》
素直じゃない相棒に苦笑いしつつ友を出す事にする。
「それじゃ、バレットを
《了。エネルギーを消費して草原を生成します。》
世界が創り出されていく
《生成を終了しました。》
「ありがとう、相棒それじゃ匣、開匣」
死ぬ気の炎を手のひらに出し匣の孔に注入すし匣が開く。
カァーー!?
【やっと出られたーー!?】
ガァーッ!
【出すのか遅いんじゃー主!】
「ごめんちょっと立て込んでいて、あれ?外の様子が分かるの」
カァカーカー
【あぁ主の中に居る相棒先輩に教えて貰っているのよ】
「あ、相棒先輩それに主って君てそんなんだっけ?」
カァーカーァ
【男が命を救われたんだ、なら舎弟として仕えさせていただきます】
相変わらずの覚悟の決まった瞳が私を見ている。
「分かったよバレット、コレから君の命私が預かるよ」
カァーァカァー
【よろしくお願いしやす、我が主よ】
助けた鴉は仁義者だったようだ。