最高のヒーローになる幼馴染と戦場に響く歌声   作:適合者

3 / 4
少し短いですがキリが良いのでここまで投稿します!

ダケンポロ様!高評価ありがとうございます!




入学試験

 

 迎えた雄英高校ヒーロー科の入試当日。ここから……既に始まっているんだ。

 

「試作品……とも呼べるかは怪しいけど今用意できる限界。これが効くと良いけど……」

 

 私は一抹の不安を抱えつつも試験会場へ向かう為に鞄に試作品を入れる。今日は入学試験……何処まで通じるか……、

 

「……大きいなぁ」

 

 雄英高校の巨大な校門を見上げ、私は深く息を吐き出した。この時期は寒風が頬を刺すが、心は静かに澄み渡っていた。

 

「私のヒーローアカデミアにしてみせる……って所かな?」 

 

 柄にも無い事を言わないと緊張で震えそう。筆記試験は恐らく水準を超えてる筈だけど自己採点してる余裕は無い。本命の戦闘試験が控えてる時に雑念は持ち込めない

 

「姫香ちゃん……」

 

 後ろから声をかけられ振り返ると、そこには出久が立っていた。十ヶ月前と比べてまるで別人のように身体が出来上がっている。ダブついていた筈の服の上からでもわかるほど肩幅が広がり、首回りの筋肉がガッシリと太くなっている。この十ヶ月間、彼がどのような壮絶な特訓を重ねてきたのかが、その身体つき一つで痛いほど伝わってきた。

 

「出久……ずいぶん雰囲気が変わったね。筋肉、すごくついたんじゃない?」

 

「えへへ……実はこの十ヶ月、ずっと海岸でトレーニングをしててさ。……あ、姫香ちゃんこそ、体調はもう本当に大丈夫なの? 無理してない? 貧血とか、胸の痛みとか……!」

 

 私は退院してから自分の個性……もといギア適正の把握と稼働時間の把握に務めた。出久が毎朝早朝から何処かへ出かけていたのは識っている。恐らく原作にあったオールマイトとの特訓だろう。私が関わればその努力が潰える可能性もあり言及はしなかった。

 

「寧ろ私も大概な事をしてたっけ? 

 

 退院してからはドラッグストアやスーパーを回って疲労回復に適し、尚且つ小回りの効く物を求めた。結果として至ったのが自作の兵糧丸……漫画みたいに長期保存が効くような便利な物じゃなく、そもそも素材が大きく違う。何せ使ったのはエナジードリンク……それも可能な限り高濃度のカフェイン入りで間違いなく身体には激物……そんな物を濃縮して作った。おまけに味も美味しくない本当の激物。一応蜂蜜とかも練り込んだけど本当に気休めなんだよね

 

「その代わり比較的即効性は感じた。あとは……反動を覚悟する事だけ」

 

 使わないに越した事は無い。でも使う必要があるなら躊躇う理由も無い。

 

「姫香ちゃん?」

 

 そうだった。1人で考え込んでたら出久が心配するからね。

 

「大丈夫だよ? 出久は心配性だなぁ。リハビリも完璧だし……絶唱を使わなくても戦えるように、準備はしてきたから」

 

「……うん。よかった……本当に」

 

 出久は胸を撫で下ろし、ほっと安堵の笑みを漏らした。鞄からは使い込まれてボロボロになった『将来の為のヒーロー分析ノート』が覗いている。何処までも研究に余念が無いのは出久の美徳だよ。

 

「出久も……覚悟を決めてきたんだね」

 

「……うん。僕には手を差し伸べてくれた人がいたから。だから僕は、今日ここで最初の一歩を踏み出すんだ。……姫香ちゃんに追いつくために」

 

「追いつく……ね。……出久はもうずっと前を歩いてるよ? あの日の路地裏で、誰よりも早く前へ踏み出した時からね」

 

「でも僕には救えなかったよ……」

 

 私が微笑むと、出久は耳まで赤くしながら照れくさそうに頭をかいた。

 お互いの受験票を確認し合う。

 

「あ……出久は『仮設演習場B』だね」

 

「姫香ちゃんは『仮設演習場C』か……別々になっちゃったね」

 

「出久と違う演習場なのは好都合だよ。……1人でどこまでやれるか試すには好都合かな? ……爆豪はまた別の会場みたいだしお互いが潰し合う展開を避けられるのは良かったね」

 

「うん……かっちゃんも、きっと凄い記録を出すと思う。……でも、僕も負けたくない」

 

「よし……行こう、出久。お互い、全力を尽くして合格しよう。……一番前で待ってるからね」

 

「うん! 僕も絶対合格してみせるよ!」

 

 力強く頷き合い、私たちは別々の演習場への通路へと歩き出した。

 

 私が案内されたのは『仮設演習場C』。

 

「見える範囲で高低差のある建物は……アレか。まずは彼処を目指すとして……」

 

 目標を見据えたら次は聖詠を口にする。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)」

 

 重厚な巨大シャッターの前に立つと、そこには本物の市街地と見紛うほどの広大な演習場が広がっていた。

 周囲には、緊張に顔をこわばらせる数百人の受験生たち。私も天羽々斬を纏い試験開始に備える。

 

「お前スゲェ気合いだな! 如何にも戦闘準備は万端ってか!」

 

「はじめまして。よろしくお願いします……貴方も腕に覚えのある雰囲気をしてますよ?」

 

「マジか! お前わかるのか!?」

 

 赤毛を逆立てて拳を握りしめる少年は切島君。確か下の名前は鋭児郎君……だった筈。

 

「今……綺麗な歌声が聞こえたけど……貴女?」

 

「えぇ。これより訪れる戦場(いくさば)では気が抜けないので……」

 

「へぇ……見かけの割に古風な言葉を使うのね」

 

 耳から伸びたプラグをいじる少女……耳郎響香さんにも声をかけられる。

 

「お前の歌は何を秘めている?」

 

 静かに鳥のような佇まいで精神を研ぎ澄ます常闇踏陰君……彼も私を注目してる……か。

 

(みんな、自分の個性と向き合ってきた強者ばかり……)

 

 私はギアの心地を確かめ自分の手骨を軽く握り直した。生身の運動能力は普通でもギアを纏えば身体能力は底上げされる。今までは1戦闘1ギアの制約を付けたのは自分の負荷を鑑みたから。だけどこういう試験ではギアの特性を活かして適切に切り替える必要がある。天羽々斬だけで戦い抜くのは可能でもそれはヒーローとしての姿からはかけ離れる可能性がある。

 

「でも今の私なら……」

 

 今の私には十ヶ月間培ってきた戦術と、己の限界に対する理解がある。絶唱という不毛な自傷に頼るつもりは微塵もない。

 

「……待ってなさいよ、爆豪。出久」

 

 私は胸元に手を当て、深く静かに呼吸を整えた。立ち並ぶビルの配置、混雑するスタート地点の受験生たちの位置関係を頭の中で格子状にマッピングしていく。

 

(初手は……混雑をすり抜け、垂直の軌道で高所を獲る。『天羽々斬』で駆け抜ける。撃破ポイントは基本的にイチイバルで稼ぐべき。消耗は抑えていきたいけどスタートダッシュで稼ぐ必要はある)

 

『——スタート! ヒーローに実戦にタイムラグはないぞ!!』

 

【プレゼント・マイク】のアナウンスと同時に、巨大なシャッターが爆音を立てて跳ね上がった。

 

「駆け抜ける!」

 

 既にギアの展開を終えている以上初動は早い。最初に見える敵(ヴィラン)は1Pが3体と2Pが1体。まずは手堅く稼ぐ! 

 

蒼ノ一閃! 

 

「斬撃を放つ個性か! 早いな!」

 

 私からやや遅れてか常闇君も追いついて来た。でも既に4体の敵(ヴィラン)は活動を停止した。スタートダッシュとしては良好。欲を言えば高所を取る前に稼げれば良いけど……

 

「潰し合って自分のポイントを失うのは御免ね。先に行くわ」

 

「……そう来たか」

 

 常闇君は追跡せずこの場に残る敵(ヴィラン)を倒してポイントを稼ぐ方に方に切り替えた。目的の建物までのルートは……良し! 

 

「次に2体……当たれ!」

 

千ノ落涙! 

 

 ビルの側面を駆けながら地上へ斬撃の雨を降らせる。直撃して沈黙したのは2体……確かアレはどちらも2P。着実に稼げてる……周囲に敵(ヴィラン)はいない。今なら換装が間に合う! 

 

『Killter Ichaival tron(爪にかけた指で夢をなぞる)〜』

 

ドクン

 

「ッ! 消耗を抑えたとはいえ負担は無視できないか……」

 

 少しだけギアが重い。だけどまだ戦い方に影響が出る程じゃない。

 

「うじゃうじゃいてくれてありがてぇぜ敵(ヴィラン)共!」

 

 射程範囲の敵(ヴィラン)にターゲットをロックオンする。今他の受験生を巻き込まないように速攻で稼ぐなら……

 

「派手に吹き飛びな群れ雀共!」

 

MEGA DETH PARTY! 

 

 ロックオンした敵(ヴィラン)へミサイルが発射され頭部とコアを撃ち抜く。今発射した8発で沈黙したのは1Pが3体……あまり美味しいポイントじゃなくても塵も積もれば山となる。

 

「少し遠いけど……アレは撃ち抜ける!」

 

 視界の端に見えた敵(ヴィラン)を倒す為にイチイバルを換装する。ミサイルから狙撃銃へ。ヘッドショットなら1撃で仕留められる。

 

RED HOT BLAZE! 

 

 ヘッドショットが直撃したのは……3P敵(ヴィラン)。美味しい獲物だね。

 

「地形の立体把握完了。増援が来る前に荒稼ぎさせて貰うぜ!」

 

 ビルを飛び降り地上へ向かうのもありだけどせっかくのイチイバルなら……コレで行こう。

 

MEGA DETH QUARTET

 

 私は生成したミサイルに飛び乗り戦場を横断する。下の受験生と敵(ヴィラン)の位置把握完了。コレなら被害を抑えて大量撃破も狙える。

 

「適合者なら常識だよ……ミ(・)サ(・)イ(・)ル(・)は(・)乗(・)り(・)物(・)ってね!」

 

「なんだ!?」

「ミサイル!?」

「おい!? 、人が乗ってねぇか!?」

「馬鹿か!? 人間がミサイルに乗る訳ねぇだろ!?」

 

 何人かには姿を見られたみたいだけど……コレが本当に乗ってるんだよね。

 

「標的は……お前!」

 

 新たに現れた追加の敵(ヴィラン)に乗り捨てるミサイルが直撃して活動が沈黙。ここから先は相手するだけ無駄な(0Pの)奴以外は数えずに殲滅する。可能であれば苦戦してる受験生の救助ができると良いけど……

 

「ッ! 背面!」

 

 ミサイルを乗り捨てた私の背後に迫る敵(ヴィラン)が吹き飛ばされた。剛腕の1撃……誰だろう? 

 

「面白い動きをするね貴女! でもこのポイントは私が貰うわ!」

 

「くれてやる。ご覧の通り近接は不得手でね!」

 

「じゃあ遠慮なく!」

 

 彼女は確か……B組の拳藤一佳さんか! 近接に秀でた彼女は接近戦ではめっぽう強い。だけど……

 

BILLION MAIDEN

 

「っ! 機関銃!? 何処にそんな武器を!?」

 

「射線上にいると……怪我するぜぇ!」

 

 慌てて飛び退く拳藤さんだけど、敵(ヴィラン)から距離を取るなら遠慮なくポイントを貰う。

 

「距離が空いていればこういう事も出来るんだぜ!」

 

「見るからに遠距離特化の戦闘スタイルね。提案があるわ!」

 

「聞いてやる!」

 

 なんかイチイバルを纏ってるとクリスちゃんの口調が板に着く気がする。せっかくだから今はこのまま押し切らせて貰おうかな。

 

「ポイントが充分なら共闘しない? 前衛と後衛で荒稼ぎ出来るわよ!」

 

「乗っても良い所だが……やべぇのが来るぞ!」

 

 戦場を駆けている間も時間は経過している。そしてそもそもの時間は10分……つまりここからは奴が出てくる。

 

「厄介な奴が出てきてそれどころじゃあなさそうだね」

 

 試しに機関銃を放つも大したダメージほ見られない。イチイバルで押し切るにはやはり火力が足らないか。

 

「さぁて……困ったな……」

 

 ギアが重い。フォニックゲインを調子に乗って浪費したかもしれない。ポイントは荒稼ぎしてるけどアレが出てるならフェーズは移行した。ならイチイバルの役割は終わり。問題は……

 

「危ねぇ!」

 

 思考の為に足を止めた私に敵の凶腕が振るわれるけど……その攻撃が私に届く事は無かった。拳藤さんと乱入してきた切島君によってその攻撃は阻まれたのだ。

 

「お前スゲェな! 最初に駆け出した剣士の奴の他にもお前みたいな奴がいるんだな!」

 

「悪いけど逃げないとヤバいよ……」

 

 とはいえ2人の表情には苦悶が出てる。時間は無い……それなら。

 

「仕方無い!」

 

 私は兵糧丸を取り出し口に放り込む。酷い味だけど……即効性に賭ける。

 

「何か食べた!?」

 

「そんなに大事な奴か!?」

 

 2人が驚く中で私の身体は無理矢理覚醒させていく。後数分なら……多分行ける

 

『Various shul shagana tron(純心は突き立つ牙となり)〜』

 

 本日3度目のギア展開にして2度目の連続換装。身体の負荷が酷い。吐き気もするし多分吐血も近く無い。それでも動ける。だから! 

 

「姿が変わった!?」

 

「それが貴女の個性なの!?」

 

「私のコレに掴まって! 全力で逃げる!」

 

 シュルシュガナは本来は鋸のギアだけど調ちゃんは応用してローラースケートを作り出していた。私はそのイメージを再現すれば良い。

 

「このギアは私の想像よりもずっと汎用性がある。こういう事も出来る」

 

「ヨーヨー?」

 

「ただのヨーヨーじゃない!?」

 

 私がヨーヨーを取り出すと切島君と拳藤さんは不審がるが私はそのままアームドギアの生成に入る。正直に言えばこのギアを使えば三半規管が悲鳴を上げる。それでも今この瞬間だけは……

 

「私の鋸で瓦礫を切り裂ける。貴女と彼の2人の個性があれば襲われた学生を救助出来る。協力してくれる?」

 

「ポイントをくれるなら構わないわ! 最後の追い込みよ!」

 

「面白え……乗った!」

 

 拳藤さんと切島君を乗せて私は滑空する。前方に敵数体……

 

「私の射程技で牽制する。倒したいなら任せる」

 

α式 百輪廻! 

 

「丸鋸を放った!? でもその数や威力じゃあ……」

 

「っ! そういう事か!」

 

 私が動きを止めた敵を切島君が殴り飛ばした。このペースなら……

 

「他の受験生が0ポイント敵(ギミック)によって窮地なら助けてあげたい。2人のポイントが充分なら……」

 

「おっ! ヒーローらしいな! 乗った!」

 

「自力で探すよりは効率的ね……私も乗るわ!」

 

非常Σ式 禁月輪! 

 

「鋸が車輪になった!?」

 

「機動力はこうやって確保出来る。でも火力が落ちるからもう敵(ヴィラン)を倒す力はそこまで残ってない。機動力ならこうやって提供するよ」

 

 禁月輪の機動力なら戦場を駆け抜けられる。後は私の体力とギアを保てるかが運命の分かれ目……堪えてよね私の身体。

 

「面白いわね……乗るわ」

 

「せっかくだ! 付き合ってやる!」

 

「了解。しっかり掴まってて」

 

 私は身体に鞭を打ちながらもギアを駆動させて戦場を賭けた。0ポイント敵(ギミック)が出てからはポイントを稼げず窮地の受験生を助ける。もし私の記憶通りの採点基準ならコレで行ける筈……

 

「左側3体! 牽制できる?」

 

「任せて!」

 

α式 百輪廻! 

 

「貰ったぜ!」

 

 狙うのは足元で充分。そうすれば勝手に態勢を崩してくれるし、崩れれば切島君や拳藤さんが仕留めてくれる。即席のチームアップだけど残り時間だけなら……凌げるかな。

 

「右から来るぞ! 飛べるか!?」

 

「……行くよ!」

 

 ギアを限界まで駆動して瓦礫を土台に戦場を駆ける。

 

「っ! ヤバいアイツが……」

 

 拳藤さんの視線の先には0ポイント敵(ギミック)……よりにもよって追い詰めた……? 

 

「回避間に合わねぇ! 時間もないしアイツらに挟み撃ちに……」

 

「私が崩すから……押し込んで」

 

 倒せないにしてもせめて一発ぐらい返したいじゃん? 

 

β式 巨円断! 

 

 合体させたアームドギアを重ねて敵(ヴィラン)へ叩き付ける。倒す必要はないけどせめて態勢さえ崩せれば……

 

「アイツを足場に駆け降るよ!」

 

「おぉ……ぬおとっとおぉぉ!?」

 

「ヤバ……早い!」

 

 背を駆け降ると……やっぱりいたね。敵(ヴィラン)に阻まれて瓦礫に足を取られた受験生。

 

「あの瓦礫を壊そう!」

 

「任せて!」

 

 拳藤さんの拳が瓦礫を粉砕し切島君がその身を引っ張り出す。やっぱりこういう時に動ける人って凄い! 

 

『試験終了〜! お疲れ様だぜリスナー達!』

 

 プレゼント・マイクのアナウンスで試験の終了が知らされた。

 

「お疲れ様。短い間だったけど良い人に会えて良かったよ」

 

「こちらこそ。せっかくだからそれぞれの名前を聞いても?」

 

「俺は切島鋭児郎。縁があったらよろしくな」

 

「私は拳藤一佳……合格したらよろしく」

 

「私は歌川姫香……よろし……」

 

 ヤバい……意識が……

 

「おい! 大丈夫かよお前!」

 

 意識が……遠のいて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お目覚めかいお嬢さん」

 

 ここは……救護所? そっか……私は倒れたのか。

 

「試験の最中じゃなくて終わった後の辺り緊張の糸が切れて倒れたクチだろ? たまにいるんだよね」

 

 リカバリーガール……あはは。多分バレてるなぁ……

 

「お前さんヤバい物でも口にしたね? バカみたいに高濃度のカフェインを使っただろう?」

 

「……はい」

 

「悪い事は言わんが……身体は労わりなさい。そんなんじゃあすぐに壊すよ?」

 

「忠告……痛み入ります」

 

「さて……目が覚めたなら帰りな」

 

「はい。ご迷惑おかけしました」

 

 私はそれだけ告げて救護所を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして試験から1週間……ついにこの日が来た。

 

「合否発表……果たして私の結果は……」

 

 届いた手紙を震える手で開封する。そこに書かれていた文字は……

 

『筆記 合計461点

 戦闘試験 75点(撃破ポイント45 救助ポイント30)

 

 よって雄英高校ヒーロー科……合格』

 

「ッ!」

 

 私は自分の叫びを飲み込んだ……名だけど涙が溢れて止まらない。

 

「これが……私の……これからの……」

 

 私のヒーローアカデミアが始まろうとしていた! 

 

 




次回は入学と最初の個性把握テストですね。21人構成なので色々と詰めていければと思います。

よろしければ感想・評価・お気に入り登録お待ちしています!

姫香周りの恋愛関係

  • 姫香×出久の幼馴染ルート
  • 姫香×勝己の幼馴染ルート
  • 出久×姫香×お茶子のハーレムルート
  • 姫香は誰のヒロインにもならないアイドル!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。