I-TYPE   作:どんぐりあ〜むず、

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メリークソスマス、いやいやクリスマス‼︎

お久しぶりです!どんぐりです!お金も時間もすることもアズレン以外何もありません‼︎だからイットもゴジラも見に行けませんでした‼︎以上‼︎

うん、残念……。

それはさておき、おまちどうさまです‼︎今回ようやく最新話の投稿が出来ました!本当にここまで来るのは大変だっただけに、思わずちょっと涙が出てしまいました…(号泣)15000クラス…、うん、長い。本当に申し訳ございませんorz

其れと、セシリア誕生日おめでとう‼︎何とか君の誕生日に間に合わせることが出来た‼︎だからちょっとだけ君に関係する部分が出てくるゾ(本当にほんの少しだけど)‼︎

今回も何時もながら感想、評価、お気に入り登録、誤字ラ速報をしていただければ幸いです。では、今回は間に合った、私から皆さまへのクリスマスプレゼント、「第10.5話」、ご開帳‼︎

(最後に、活動報告のQの答えが載せられております。そちらもどうかご覧くださいませ。まあ、其れだけなんですが…。あ、重大発表もありますのでお忘れなく!)


第10.5話 モンド・グロッソ②

 

 

 

"織斑一夏を攫う…、何故?篠ノ之箒との約定はしても雨宮月奈とは交わしていない…、もちろん一夏も含まれず…?しかし……。分かりました。では直ぐにでも用意を……。"

 

 

 

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[ドイツ某所・亡国機業(ファントム・タスク)極秘基地[アルファ・1]

 

 

ぐわああああっ‼︎

 

 

 

1ループチャージで打ち出された波動砲の一撃を喰らって吹き飛ばされる黒ずくめの戦闘服とISを纏った人間達を見ながら、箒は一夏を攫い、ぎゃっぴーの警戒網を何故この連中が突破出来たのかを、腕を組んで顎に手を当てながら考えていた。

 

 

 

 

まず、結果的に言うと護衛のぎゃっぴー達は皆ズタボロにやられていた。”雷に撃たれたような”被害を被った彼らは、気絶こそすれど幸い、或いは奇跡的なことに後遺症はなかった。自分達では敵わない存在の襲撃を予期して逃げ出したのが功を成したのか、其れとも最初から殺すつもりはなかった(単に興味がなかった)からなのか。

 

 

 

 

いずれにせよ、黒いあのパワードスーツの存在が、何らかの目的でこの亡国機業(烏合の集)に一夏を売りつけたと考えるより他ない。亡国機業には悪いだろうが、攫われた一夏を今も擁しているという事実は変わらぬことと、早速約束を反故にされたことに対する怒りも相まって、自分の相棒に手加減するよう指示を出すのはおそらく無理だろうなと、MAOは考えた。もっとも、当のMAO自身も手加減するどころか、ぺんぺん草も生えないまでに人間をも含めた基地の物資全てを”奪い取る(有効活用する)”か、それとも”解体する(消し飛ばす)”かの二択しか考えてはいなかったが。

 

 

そして、偶々見つけ出した部屋に隠していた”目的の人物”を到着してから1時間もしないうちに見つけられてしまったのも、或る意味亡国機業にとっては不運以外の何物でもなかったかもしれない。

 

 

『…ヒュウ、凄いな。まさかもう見つけられるとは』

「小規模の中継基地のようなものなのだろう。まあ、確かにこんな簡単に見つけてしまうと…、なんだその、少し…、萎えるな。可笑しいな、こんな風に考えるのは変な感じがするんだが」

『いや、至ってヘルシーな感想だ。正直私ももう少し暴れてみたかったよ全く』

「…いや、やっぱり考えるだけ無駄だな。良く考えてみれば、我々はそもそも”戦うのが好きなのは当然”だからな」

『ふむ、それは言えてるな』

 

 

 

ベッドの側につくと、箒は脈をはかって一夏の具合を確認した。手頃な大きさの双丘が目立つ胸は上下に動いており、脈もしっかりと感じられる。少なくとも、生きてはいるようだった。

 

 

 

「しっかりと息はしているな。このまま運び出すか?」

『其れもいいが、物資の回収もさせてくれ。良い材料が手に入りそうだ』

「構わんがくれぐれもやりす…」

 

 

 

その次に言葉を紡ごうとした瞬間、いきなり何処かが爆発して吹き飛ぶ音が、激しい振動と共に伝わってきた。基地の幾つかを吹き飛ばしたことは認めこそすれど、流石にアクション映画の石油コンビナート並みに爆発しやすい補給設備や機関部などのこの基地の重要設備はなるべく破壊しないようにしていた筈で、ましてや其れらが爆発したとしても、この程度の爆音と振動で済む筈が無い。

 

「敵襲か…、早いな。意外にも本部とやらが近くにあるのか、其れとも…」

 

ポンプアクション式のシリンダー部を動かして、ショットガン型のスタンダード波動砲を構えた箒は、恐らくこの通路に出て来るであろう不届き者は此れで確実にくじら座まで吹っ飛ばせるだろう、と踏んだ。だがそうでないなら其れは…。

 

 

 

「どうする?生体反応も捉えている、もう撃てるぞ?」

『いや、やめておいた方がいいかもな。其れに、もう来てる。』

「何?」

 

 

 

其処まで言い切った瞬間、通路ごと戦艦の砲弾が命中したかのように大爆発を起こした。目の前に降りかかる粉塵によって視界が遮られるも、爆発の際に波動エネルギー由来の電気エネルギーが発生していたのを察知した箒達は、有無を言わさずにガンスピンの要領で、素早く波動砲の砲身を粉塵の向こうへと向けた。

 

 

「…やはり貴様だったか。早速約束破りとは、いい度胸だな?お前には色々と聞きたいことが山程ある。まあ、大人しく従ってくれるのであれば、お茶を出さないこともないが……。」

 

 

粉塵の向こうから姿を現したのは、紛れも無い、箒のアローヘッドにも似たあの黒いパワードスーツ、"ケルベロス"だった。箒の持つパワードスーツ用に開発された波動砲によく似た、発射直後なのか未だに鋭く光る白い電流を帯びたポンプアクション式の散弾銃に似た武装を手に箒と対峙し、

 

 

 

 

 

 

 

…ようとしたところで、いきなりその砲身を箒に向けると、3本の雷撃を放ってきた。

 

 

 

 

 

 

「おおっ、と⁉︎」

 

だがその一連の動きを見切っていた箒は、すぐさま構えていた波動砲のグリップを思い切り斜めに捻って(・・・・・・・・・・)ロッド型の武器に変形させると、その砲身だった部分から青白い刃を纏わせ、そこから斬撃を放って稲妻を斬り裂いた。

 

「……ふう、砲術もいいがやはり私には此方の方が落ち着くな。どうだ?今のは?」

『んー、30点。』

「何?おいおい、何でそんなに低いんだって…、ああ…。お前も気がついたか?」

動きにキレがなければ反応パターンも違う(・・・・・・・・・・・・・・・・・)、デザインも少し違うということか?』

「そういうこと。だから、もう言いたいことは分かるな?」

「ああ、つまり目の前の此奴は予測せずとも…、」

 

その直後、箒の間合いにケルベロスが入ってきた。だが初めて相見えた時に比べてそのキレがない動きを、より具体的には波動砲を構えて狙いをつけてから箒達に向けて稲妻を発射するまでの間の一連の動きから、既にある予測(・・・・)を立てていた箒は、敢えて自らの懐に入れるように仕向けるとそのまま勢いよく左脇に逸れ、同時にその勢いで大きく振りかざした波動砲を、目にも留まらぬ速さで素早く、薪割りの容量で振り下ろした。

 

2ループ方式の波動エネルギーの充填を完了させ、変形させた砲身部分から発生した青白い光の刃は、一撃でケルベロスの、パワードスーツの上半身と下半身を泣き別れにした。そのまま地面に落下した上半身と下半身は、壊れた機械特有の油が切れたような独特の駆動音を漏らし、そして彼方此方に蒸気と火花を、噴火した火山のように噴射しながらも尚も蠢いている。

 

 

そして何よりも目を引かれたのが、そのケルベロスの中身だった。普通ならスーツの中、そこから覗き、まろび出ているのは赤黒いソーセージにも似た肉の塊の数々とロゼのスパークリングワインよりも濃い赤色の血であるべき筈だったが、此方はその代わりに淡いピンク色の、ミミズやナメクジのような肉塊状の生命体が大量に詰まっていた。肉塊どもは、叩き斬られた影響からか混乱しているかのように断面や床の上をのたうち回っており、一部はパワードスーツの断面から、銀色の粘液の道を作りながら逃げるように離れていた。

 

それを見て箒は、やはりか、と呟いた後で、MAOとほぼ同時に同じ結論を出した。

 

 

「『本物《アイツ》じゃない。』」

 

 

これで合点がいった、と箒は考えた。奴ら(・・・)は、最初から小娘(一夏)を狙っていたわけではない。いや、もしかしたら狙いはあったのだろうが目の前のパワードスーツを見れば、其れは飽くまで➖もしくは今のところ➖二の次である可能性が高い。飽くまで狙いは…。

 

 

「…"我々"か。」

 

 

その直後、突然天井が爆発を起こした。大量の鉄筋コンクリートの破片や残骸が真上から降り注ぐ中を避けながらも、箒は無くなった天井の向こう、既に夕刻を過ぎて久しい曇り空に浮かぶ人型の機影が数体存在しているのを、立ち上る煙の中から確認した。

 

 

 

そしてそのいずれも、真っ黒なカラーリングであるということも。

 

 

 

「やれやれ、"テスト要員"とはな。此れでは自ずから敵に手の内を見せつけているようなものだが…。」

『だが量産型と来たか…。性能はアレ(・・)とは段違い(ダンチ)だったが、別の意味からすれば、かなり厄介なことにはなってると言える筈…、ではないか?』

 

その通りだ、と箒は思った。今でこそ動きも何もかもがオリジナルに比べて笑ってしまうくらい酷いものだとしても、そのうち笑えない事態に陥るのは目に見えている。その上、あの機体群が量産型で、然も敵の試作型なのだとすれば、前よりも状況が悪化していると考えられるのは当然だった。だとすれば先程のようにあの機体群をいきなり消し飛ばさないよう残骸だけを残すように破壊し、後でその残骸を余すことなく回収・分析したうえで対策を講じねばならないだろう。

 

 

 

箒は、この忌々しいまでに厄介で、不愉快きわまりない事態に憤りを感じながらも、どうせ敵の出方を伺うにはちょうど良い機会やもしれぬと自分を納得させ、半ば諦めたように上空の機体群を見つめた。

 

 

 

「……仕方ない、ちょうど動向が気にはなっていた頃だ、ボーナスと研究を兼ねるということで、相手してやるか…。はあ、つくづく骨が折れる…。」

 

 

 

波動砲のシリンダーを3回動かし、右側面の、グリップの上部に付けられた液晶パネルを見る。パネルにはパワーゲージとその隣に「BEAM」という表記を映し出しており、そのゲージが端まで溜まると波動砲のエネルギーが砲身内に凝縮、発射されるという仕組みとなっている。

 

またこのシステムは、ゲージが一度溜まった状態で再度シリンダーを動かすと波動砲の威力が倍増するようになっており、その証拠に青く光るゲージ内の色が抹茶を思わせる緑色に変わり、表記も「 BEAM」から一段階上の「HIGH」という緑色の表記に変わった。

 

 

それを見届けると、箒は波動砲を天空を舞う黒い機体達に向けてトリガーを引いた。

 

 

 

 

 

///////////////////////

 

 

 

 

 

織斑千冬がこれまでの人生で、後に出会うことになる緑髪の女性教師のように困惑したことは、今までのところ3つあった。

 

 

 

一つ目は不良の一件。

 

二つ目は白騎士事件の一件。

 

そして三つ目は…。

 

 

 

 

「一体何がどうなっているのだ…?」

 

 

 

 

ベルリン市内の病院で、病室の白いベッドの上に眠る、自分の妹の姿を見て、傍らに立つ千冬はそう呟いた。

 

 

 

 

ちょうど24時間ほど前だろうか(千冬には其れが3日以上も前のことのように感じられた)、モンド・グロッソの決勝戦、より正確には千冬とイタリア代表のアリーシャ・ジョセスターフ(本国イタリアの人間からは、"赤毛のジョゼ"と呼ばれていた)との試合の最中で、あと一歩のところで彼女を追い込めば優勝止む無しというところで、千冬はこれまで自分が生きてきた中で聞いてきた『バッドなニュース』な中でも、とびきり『バッドなニュース』を聞かされたのだ。

 

 

 

織斑一夏の誘拐。

 

 

 

会場の巨大な液晶画面に映し出された、瓶底眼鏡のニュースキャスターと、同時にその口から放たれた言葉は、"ブリュンヒルデ"と称される鉄の女の思考をほんの一瞬だけ停止させ、その精神を揺さぶるのにはあまりにも充分すぎた。

 

 

 

(おまえは一体何を言ってる?一夏が?あの一夏がか?冗談だろう?警察は?会場スタッフの送迎や警備の連中は?ドイツ軍は?万一攫われたとしてアイツらは一体何をしているんだ?若しくは、一体何をしていたんだ?)

 

 

 

そんな疑念はやがて確信に変わった。ニュースキャスターの顔から事件現場の様子を映した映像に切り替わった時、千冬は驚きのあまり絶句した。

 

 

 

 

映像は織斑姉妹の宿泊先であったバイエルン地方の州都、ミュンヘンのリゾートホテルを映し出していたが、その件の20階建ホテルは15階の一番端の部屋、ちょうど織斑姉妹の部屋だけが、壁の全てが消え失せて完全な吹き抜けになり、剥き出しになったコンクリートの断面や木材が目立ち、破れたカーテンか壁紙らしき花柄の布が風で翻っていた。何故そのようなことになっているのかは、付近を巡回していたパトカーなどの車両に搭載されたドライブレコーダーや、ニュースの視聴者のスマートフォンで撮影された映像などに切り替わったことと、後に続くニュースキャスターの簡素な説明によってあきらかになった。

 

 

 

 

それはこういうことだった。まず決勝戦が行われる数時間前、突如としてミュンヘンの上空に黒い人型の物体が現れた。最初にその存在に気づいた人々は有名な「フライングヒューマノイド」でも現れたのだと勘違いした。だがその空飛ぶ人型がISであると理解されるまでに、その人型は鮮やかなまでに大胆かつ素早いやり方で犯行に及んだ。

 

それはあろうことかいきなり件のリゾートホテルに(其れも織斑姉妹の宿泊していた部屋に)向かって、3本の鉤爪がついたオレンジ色に輝く球体、それも明らかに光弾でない謎の物体を何処からともなく出現させ、其れをヨーヨーをぶつけるように打ち出したのだ。

 

そして打ち出されたその球体はまるで意思があるかのように、ぐわっ、と鉤爪を開いて端の部屋の全ての壁を、まるで食べるかのように(・・・・・・・・)破壊したのだった。

 

人型は一撃で織斑姉妹の部屋を廃墟にした後、そんな出来たての吹き抜けに向かって勢いよく突っ込んだ。数秒後にはそれは吹き抜けを飛び出して、明後日の方向に向かって飛び去っていったのだが、その際脇に一人の少女を抱えていて、それがあの"ブリュンヒルデ"織斑千冬の妹こと織斑一夏であることが現場の混乱にも関わらず発覚するまでに時間を其処まで有さなかった。現場のパトカーに搭載されていた通信端末や通行人のスマートフォンに至るまでの、ミュンヘン中の情報デバイスに「織斑一夏を誘拐した」という旨の犯行声明が、文面や動画、音声という形で流れたからである。

 

だが分かったところで警察は、そして軍はすぐに動くことが出来なかった。ホテルの壁の破片が歩道に降り注いだせいで怪我人が出たうえ、現れた人型を見入り過ぎたり、ミュンヘン中の携帯からパソコン、ラジオにテレビの至るまでがハッキングされた所為で驚いた人々が混乱し、あちこちで事故を起こしたり警察署に殺到したことにより、通信も対応も含めた全てがパンクする程の大騒ぎになったのだ。そのせいで本当に対応すべき事態、つまりは織斑一夏の誘拐への対応は次第に後手に後手を重ね、そして現在に至る…、ということだった。

 

 

 

当然、織斑千冬は怒り狂った。

 

 

 

もしあの時他の国家代表がいなかったら、止めに入ったアタシとあの会場スタッフ達は今頃冥府を彷徨ってただろうねぇ、と後年アリーシャ・ジョセスターフは冗談交じりに亡国機業の人間達に話したが、実際には間違いなく「邪魔立てするなら誰であろうと殺してやる」と言わんばかりの勢いで、対戦相手であったアリーシャですら、こればかりは間違いなく殺されると恐怖した程だった。あの時、アメリカやロシアなどの国家代表がいなければどうなっていたかは、想像に難くなかった。

 

 

ともかく、やや強引な形で抑え込みに成功すると、千冬はいくらか冷静さを取り戻した。だが、冷静さを取り戻したところで状況は変わらず、どのみち早急に手を打たねばならないのは火を見るよりも明らかだった。

 

 

ドイツ政府、そして軍部とミュンヘン市警は自らの威信と名誉の為に全力で見つけ出すと控室の千冬に約束を取り付けたが、それでも静かに煮えたぎる怒りを抱えていた千冬は、"所詮は逸物の小さな役人どもの口約束でしかない、止められはしたがこれならいっそ自分で探すのが良いやもしれん"と考えていたが、それから2時間もしないうちに事態は意外な展開を見せた。

 

 

ポーランドの国境付近、つまりはミュンヘンからは何キロ(ドイツ側からは何ユーロ)も離れたナイセ川辺りで、ポーランド側からも確認出来るくらいの大規模な戦闘が起きているとの報が入った時、最初はドイツ軍が誘拐犯のアジトを見つけてアメリカのアクション映画よろしく銃撃戦を始めたのだと千冬は考えた。

 

ところが件のドイツ軍は一報を受けた当初は、未だジープ1台も現場に出動させてはいなかった。それこそドイツも最初ポーランドが第二次大戦のケリでもつけようとばかりに攻めてきたのかと驚いたらしく、のちにポーランド側が驚いて抗議の電話をドイツの首相官邸に寄越した際に「むしろうちの方が驚いてるよ。それとやはりアレをやったのはあなた方ではないのだねMs.?」という具合の困惑と心配の入り混じった返答をしたぐらいだった。

 

 

だがドイツ国内の、それもポーランドの国境付近でそんな大規模戦闘が起きている以上もたもたしている暇は無い、早急に手を打たねば色々な意味で吹っ飛ぶ羽目になるのは自分たちだけではなくなると考えたドイツとポーランドは、双方の軍部の戦力を結集させてこれの鎮圧に向かったのだった。

 

 

そして彼らは、かつて人類を救った英雄「白騎士」の"片割れ"、今度は再び1人の少女を救うために再びその姿を現した「英雄」に出会うこととなる。

 

 

 

 

 

 

 

最初にチェレンコフ光にも似た青い光を放つISらしきパワードスーツが、瓦礫だらけの荒地で二体の黒い人型兵器と戦っているのを見たのは、ドローンや無人機による映像を見たベルリンのCICの軍人と、先に現場に駆けつけていたヘリコプターや戦闘機、そしてISのパイロット達だった。彼らの語るところによれば、それこそその青いパワードスーツは文字通り千切っては投げ、千切っては投げの戦いぶりで、ブレードに変形できるショットガンのようなキャノン砲片手に、その二体を同時に相手取っていたらしい。おまけに、その周囲には明らかにあの二体の黒い人型兵器から出たものとは思えないがどうやら人型兵器と種類は同じらしい、黒い金属片や焦げた肉片が転がっていた。自分達が来るよりも前に、あの人型は後数体はいて、そのせいで戦闘があれほど大規模になったのだとドイツ軍とポーランド軍は納得した。

 

 

 

一瞬そんな思考を軍人達は巡らせていたが、その直後に戦闘は呆気なく、そして突然決着がついてしまった。青いパワードスーツが、キャノン砲をブレードに変形させて二体の人型兵器を居合い斬りで同時に斬り裂いたのだ。

 

 

 

 

 

ジャパニメーションのように人型兵器を瞬殺したパワードスーツは、暫くの間逡巡するかのようにその場に佇んでいたが、近づいてくる車列と航空機の姿を、つまりはドイツ軍とポーランド軍の部隊を見た途端、突然キャノン砲の砲口を真上に向かって掲げた。

 

 

 

 

パワードスーツが突然キャノン砲を真上に掲げたのを見た軍隊は、一瞬何をするのかと身構え、車列を停止させた。だがパワードスーツは、それを見透かしたかのようにキャノン砲の引き金を引いた。

 

 

 

 

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「……その後は、一体何が起きたのですか?」

「強力な閃光と轟音、それに衝撃波が発生してとても件の機体には目を向けてはいられなかったそうです。その隙に、機体の方はまんまと逃げおおせたらしくて…。」

「で、代わりに彼女…一夏と、黒い機体の残骸のいくつかが、残されていた、と?」

 

 

頷くドイツ陸軍の女性下士官、階級章からして曹長らしい彼女から事の次第を聞いた千冬は、間違いないと確信した。考えずとも、一夏を助け、誘拐犯達を壊滅させたのは…。

 

 

 

「"青騎士"…。」

「え?」

「聞いたことは?かの白騎士事件の際、白騎士と共に連合艦隊、ひいては人類を救った英雄のことはご存知でしょう?もしかしたらアイ…いや、アレは…。」

「あの"オアフの奇跡"のことですか?そんなまさか……。」

「確証はありません、ですが…、なんとなく…、なんとなくなんですが……、そう、思うんです……。」

 

 

 

それから暫くして、女性下士官は一夏の病室を後にしたが、その前にもう一つだけ、千冬自身に今後のことも含めて伝えておきたいことがある、と千冬に言った。

 

 

「なんでしょうか?」

「実は、現場から一夏さんと一緒に回収された例の残骸と回収した部隊のことで…。」

 

 

 

 

回収された残骸は、ドイツ空軍の、とあるちょっとこみいった(・・・・・・・・・)部署の連中に回収されたと聞く。だが其れがどのような形で回収されたかなどについては詳しく聞かされなかったのだ。だが、何故其れを今になって…?

 

 

 

「…実は、上層部が残骸の調査の為に貴女を…、ミス・オリムラを部隊の戦術教官といち研究者を兼ねて雇い入れたいと……。」

 

 

 

千冬は目を丸くした。何故このタイミングでそのような話が出たのかは別として、一体これはどういうことなのか。千冬は訊いた。

 

 

 

「其れはまた急ですね。私個人としては嬉しいお話ではありますが…、日本政府に話は通っているのですか?いくらなんでも、他国の代表を雇うなどあまりにもリスキーでは?特に、私のような立場の人間となると…。」

「あ、その辺りには心配は及びません、ミス・オリムラの了承が得られれば構わないと、日本政府からも了解を得ています。」

 

 

 

一旦ベッドで眠る妹へと振り返って、千冬は考えた。一体ドイツのお偉方の誰が、触れただけで爆発しかねない立場の自分なんかを欲したのだろうか、そしてその理由も気になる。今回の件はドイツ政府はポーランド軍と共に火薬庫のような現地に軍を派遣しただけで、例えば一夏の居場所を突き止めたとか、誘拐犯や黒い機体と交戦したとか、そんな大それたことはしてはいない筈だ。

 

 

 

ドイツ政府に借りを作るようなことはしていないはずだと千冬が頭を抱えたとき、ふと自分の親友のことを思い出した。 まさか…。

 

 

 

「あの、それを提案して決めたのはドイツ政府のどなたなので…?」

「申し訳ありませんが、お答えできません。それ以上は上層部へ直接…。」

 

 

 

それきり言うと、下士官は一礼して病室から出て行った。後に残された千冬はしばしの間、あいたままのドアを見つめていたが、上着のポケットに入れているスマホが震えていることに気がつくと、直ぐにそちらへと意識を向けた。着信画面を見ると、案の定其れは""と表示していた。

 

まるで狙いすましたみたいだ、いや最初からこれを狙っていたのかもしれない。一息ついて千冬はそう考えながら、もう一度傍らで眠る愛しい自分の妹を見る。その寝顔は、決勝戦の前日の夜と同じく、暖かみと柔らかさを感じさせる、優しい顔つきをしていた。

 

 

 

あの黒い機体がどういった理由で一夏を連れ去ったのか、そういうことは千冬にはどうでも良かった。少なくとも今彼女にとって重要なのは、青騎士のおかげで一夏(最愛の妹)を失わずに済んだということだった。今はただ、其れだけが全てだった。自分がドイツで教官職や研究者の職についても、そんなものは後でも何とかなる。一夏が無事でいてくれるのであれば、彼女は其れで満足だったのだ。

 

 

 

「また、アイツ(・・・)に借りを作ってしまったようだな…。」

 

 

 

大きく息を吸い込んで吐くと、そう呟いて苦笑した。どうやら自分という人間は、割りと人に対して借りを作りやすいタイプらしい。

 

(今度はちゃんと、借りを返すどころか貸しを作れるくらいにはしっかりしなきゃな…。)

 

千冬は、一夏の無事に安堵し、青騎士に心の中で感謝しながら、尚も振動を続ける携帯を手に取ると、その通話ボタンを押して自分の耳に当てた。

 

 

 

///////////////////////

 

 

 

亡国機業は創立以来、少なくとも一航戦の正規空母赤城がまだ只の航空母艦でミッドウェーまで健在だった頃から、外敵に大きな痛手を負わされるようなことは➖ごく一部の例外を除いて➖、殆ど無いにも等しかった。

 

 

……今日この日までは。

 

 

[太平洋某海域・亡国機業(ファントム・タスク)航空母艦]

 

 

某所にある亡国機業の本拠地であるこの航空母艦の戦闘指揮所(CIC)に、その金髪の女と黒髪のISスーツ姿の少女はいた。彼女らは、実働部隊である「モノクローム・アバター」の一員で、アルファ1にいた隊員達にとっては、隊長やエースなどにあたる存在だった。緊急会議を終えたばかりの彼女達は今、独自にアルファ1で起きた事態に対しての協議を行っていたところだった。黒髪のISスーツ少女が口を開く。

 

 

 

「…まさか、直接乗り込んでくるとはな…。」

「ええ、アルファ1はそれなりに設備が整っていたもの。損害も損害、大損害ね。ものの見事に、塵も残さず消し飛ばしてくれるなんて、敵ながらあっぱれ、てところかしら?」

 

 

 

他人事でも無いうえに褒めてどうする?被害に遭ったのは我々も同じだろう、と黒髪の少女は、隣にいたあっけらかんとした様子でアルファ1の惨状について語る金髪の女にそう返した。

 

 

 

「……"オータム"は?今はどうしている?」

「少し頭を冷やしなさいって、とりあえず自室待機させているわ。まあ、仕方ないわ。あの子の後輩も何人か、あの場所にいたもの…。」

「……そうか。」

「あら?貴女も悲しんでるの、"エム"?」

「まさか。敵もろくに倒せずに散っていく輩なぞ、興味のある無し以前に我々には必要ない。ただそれだけの話だ。……話はこれで以上だな、"スコール"?なら私はこれで。」

「あらあら、意外と冷たいのね。」

 

 

CICから出ていく"エム"と呼ばれた黒髪の少女を見つめながら、"スコール"と呼ばれた金髪の女は肩をすくめた。

 

 

 

 

 

……部屋を出て通路を暫くの間進むと、エムはそこで一度立ち止まって自分の左手を見つめながら呟いた。

 

 

 

「……もう連中(・・)が動き出したようですね。あれだけ派手にやるなんて、流石は異なる世界の同胞(・・・・・・・・)、と言ったところでしょうか。いや、同時に開発者の…、()?でしたか。何はともあれ、がっかりさせないで欲しいところですね。」

 

 

 

そう言って何かを確かめるかのように左手で指を鳴らした。するとその指先から突如、赤く揺らめく小さな炎が、オイルライターの火のように灯った。エムはしばらくそれを眺めると、吹き消して再び歩き始めた。タバコがあれば良かったのに、とエムは考えたが、良く良く考えてみれば害しかもたらさないものをカッコつけに利用するのは言語道断であれば、そもそも自分(・・)にとってもデメリットしかないと思えたからだ。

 

「まあ、まだ会うには暫くかかりますが、せいぜい道中で姉さん達と一緒にくたばることのないようお願いしますよ、雨宮月奈…、いえ、篠ノ之箒(・・・・)と、その相棒さん?貴女がたの作る楽しいプレゼントは、私も楽しみですから…。」

 

そう1人微笑んだエムは、そのまま薄暗い鉄の通路を後にした。

 

 

 

 

 

///////////////////////

 

 

 

 

「…で?」

『いきなりどうした相棒?不機嫌そうに。』

「いつお前の相棒になったんだ?いやそんな冗談はさておき…、なんでこんなことになっているんだ?」

『そりゃアレだ…、腹が減った。』

「だからといってこんな盗んだ車で走り出すような真似はしなくても良かったじゃないか。二度手間だろう。」

 

 

ドイツとチェコの国境を、親切な人から拝借してもらった(・・・・・・・・・・・・・・)メルセデスベンツのトラックで越えてからというもの、MAOとぎゃっぴー達はしきりに腹が減ったと繰り返していた。自身も空腹で一刻も早くドイツの国境付近はチェコの街、プルゼニュに着きたいと考えていた箒は、マッハ100も出せば何処にでも行けるというのに何故こんな面倒な方法に頼るのか、全くもって意味が分からないと苛立っていた。運転席からバックミラーを見ると、ちょうど緑色のシートが被せられたトラックの荷台から飛び出ている鉄クズが、勢いよく荷台の中へと引っ込むのがみえた。多分荷台にいるぎゃっぴーがやってくれたのだろう。

 

破片についていたバイド粒子は、あの場所から逃走する際に放った波動エネルギーによりうまく浄化したのだが、何故か不安は拭えなかった。

 

「……繰り返し聞くが、後ろの荷台のアレは、本当に大丈夫なんだろうな?」

『ああ、確かに研究価値としては最早アレらには無いが、あんなのは材料に使えるし、其れに其処のカプセルの中身さえあれば十分だ。まあ、本当はもっとあった方がいいのだが……。』

 

 

ふん、と鼻を鳴らすと箒は、ダッシュボードに置かれた拳二つ分の大きさの、透明なカプセルを手に取る。

 

カプセルの中には、あの黒い機体から出てきた肉塊状の生命体が一匹入っていた。まるまるしたナメクジにも似た其れは、今もカプセルの内側を粘液まみれにしながら這い回っていた。

 

「……いつ見ても気持ち悪いな。」

『それお前が言うか?』

「私は別だ。これよりもずっとモテる方だ。」

『自画自賛か?』

「超音波メスでもくらうか?」

 

そんな会話をしながらも、暗い山道の舗装路をトラックは進んでいく。ふと、MAOは、ところで、と口を開いた。

 

 

『これからのことだが…、奴らはとうとう本腰を入れたと考えてもいい。だからその為にもしっかりとした基盤が…、つまり隠れ蓑と安定した開発、其れに防衛ラインをある程度構築すべきだと考えているのだが…、そのあたり、どう考えている?』

「ああ。その話か。なら、一先ずというところは。」

 

 

箒はMAOに、最近日本にてあのアラスカ条約に基づいた、開校が予定されているIS専門の国際教育機関の話をした。MAOもその教育機関についての概要は既に知っていたが、逆にデメリットしかもたらさないと考えて隠れ蓑のリストからは除外していたのだ。

 

『ほう?お前がまさかそこを選ぶとはな。何故だ?デメリットしかないとは思うが…。』

「あの場所は名目上、あらゆる国家や組織の干渉が制限されるそうだ。まあ数年もすれば有名無実化もするかもしれないが…。」

『で、その学園を乗っ取るというわけか?うまくいくとは思えんがな…。で、来年には入学するのか?』

「出来ればそうしたいが、一夏のこともあれば、まだ完全に我々の技術や力は完成しきっていない。そうだろう?だから今はやめておくよ。」

『確かに其れはそうだが…、なら、どうするつもりなんだ?』

 

 

 

頂上まで登りきった後、箒は路肩にトラックを寄せて止めると、腕時計を外して其れをMAOに見せた。

 

『この時計がどうかしたのか?』

「文字盤に書かれた企業の名前を見てみろ。」

 

言われるまま文字盤をみると、そこにはALCOTTと銀色で銘が打たれている。MAOは言った。

 

 

『……まさかその間"オルコット財閥"にでも就職する気か?あのイギリスの怪物の。まあ、間違いではないだろうが……。』

「オルコット財閥ほど、徹底した秘密主義に守られ、世界経済を操れるほどの存在は他に存在しない。隠れ蓑にするのであれば最適だろう。其れに、現総師は私のように(・・・・・)同年代の少女だと聞く。その時点で何かおかしいとは思わないか?」

『お前がそう思うのであれば、おそらくそういうことだろうな。納得は出来た。だか、一つ問題がある。』

「なんだ?」

『腹が減った。』

「おいまたその話か、さっきから食い物の話しかしていないじゃないか。其れに腹が減るくらいならこんな無駄なことする必要は無かっただろうが。」

『もう疲れてるのにまた飛ぶなんざ真っ平ごめんだ。其れにたまには無駄を楽しみたいんだよ。』

「そんな暇あると思うか?」

『ああ大いにあるね。其れに見ろ、もう街の明かりが見える。』

 

 

疲れと空腹、其れにMAOとの話に夢中で気がつかなかったらしい、煌々とした街明かりが、山の上のトラックに向けて放たれている。こんなに目と鼻の先に明かりがあることに気がつかないとは、おそらく自分も戦闘による疲労やダメージが溜まっているのだろうと、箒は考えた。成る程確かに飛ばないのは正解だったかもしれない。

 

 

「こんな街明かりに気づかなんだとは…、今までよく運転出来てたな…。仕方ない、今日は宿でも取って一泊するか。」

『さっき無駄なことはナントカとか言ってた奴はどこのどいつ(・・・)かな?』

「お前な、全くもって面白くもなんともないギャグで突っ込むのをやめろ。いい加減このくだりは飽きてきたぞ…。」

 

 

そういって再び箒とMAOは、側から見れば独り言にしか見えない会話を再開したが、ふと箒はバックミラーを見た。

 

ミラーには何も映っておらず、ただ先程まで進んできた暗い山道を映し出しているばかりだったが、この道の向こうに繋がっているであろうドイツにいる、2人の姉妹のことを思い出した。

 

 

今回箒たちがこの場所へ訪れたのは幼馴染であり、まだ見ぬ原石(同胞)である少女を助け出すことが目的だった。そして今や其れは、大きな副産物を伴って果たされた。

 

 

 

一先ずは矛先は再び自分達に向けられることだろう。もちろん其れは不味いことだが、少なくとも今後しばらくは安全だろう。もうぎゃっぴーによる護衛任務を終了してもいいだろう。箒は、なんとなくそう思った。

 

 

(それにしても不思議だ…、他の存在など、あくまで道具としか思ってこなかったのに……。人間の身に堕ちた影響なのか、それともアイツ(・・・)やMAOの影響なのか……。)

 

 

そこまで考えて、いや今はよそうと箒は被りを振った。目先の脅威を排除しても、その奥に待ち受けている存在はより強大だ。その為にも、今は充分な力と技術、それに休息が必要だ。

 

 

 

(これから恐らく、一番大変なことになってくるかもしれないが…。兎に角しっかりな、織斑千冬。……後は任せた。)

 

 

 

箒は思い切りアクセルを踏み込むと、トラックを街まで急がせる。急加速するとは思わなかったのか、MAOが驚いた声を上げる。

 

『おおっ、急加速するとはな?何か不味いこと言ったか?』

「いや、別に。で、何の話だ?」

『ああ、少なくとも我々も万一の場合に備えて組織を名乗る必要があると考えてな?』

「2人しかいない"TEAM R-TYPE"とでも名乗る気か?」

『いや。どのみち味方は増えていくから2人しかいないというのは違うな。だが"TEAM R-TYPE"とは名乗らない。』

「ほう?じゃあ何だ?下手くそなヴィジュアルバンドみたいな名前はやめてくれよ。」

『ああ。そうだな…、ISと、ホントかどうかは別だがお前の本当の名前…、イリスの"I"に因んで…、"TEAM I-TYPE"とかどうだ?』

「……お前、病院行くか?」

 

 

一瞬の沈黙の後で箒が呟いたその一言に、MAOはショックを受けて傷ついたのか何も言わなくなってしまった。其れを見て、箒は思わず黒い笑い声を上げ、怒ったMAOに胸の谷間に侵入されて擽られてトラックを横転させそうになりながらも、明かりの灯った街へと消えていった。

 

 

 

 

 

///////////////////////

 

 

 

 

 

 

後の歴史書を紐解いてみても、"TEAM I-TYPE"という名前は少なくともこの織斑一夏誘拐事件の直後には既に登場していたことは確実であるとされている。この後、この名前が再び登場するのは其れから5年後のことで、以来何年にも渡って多元宇宙にその名を轟かす組織になるのは、まだ先のことである…。

 

-エマ・クロフォード、ディアナ・ベラーノ他

「TYPE I-TYPE年鑑」78ページより抜粋(TEAM I-TYPE図書館蔵)-




A.「リンダキューブ」…

1995年発表、ハードはPCエンジン。8年後に隕石衝突による滅亡から逃れることの出来ない惑星ネオ・ケニアを舞台に、120種以上の動物を全て集めるゲームで、メインシナリオの一つがモロにクリスマスになっています。すこやかなクリスマスを送りたいカップルや受験戦争に疲れた学生さん、クリスマス商戦に敗れたサラリーマンや主婦の方、サンタさんからクリスマスプレゼントをもらえなかった子供達諸君、そして何よりクリスマスを一人でお過ごしのあなたにとってまさにうってつけ!決して、「R-18G指定にした方がいい」という評価をされたとか、「シナリオA〜CのうちAとBは鬱」とか、そんなことは
断 じ て あ り ま せ ん の で ご 安 心 を(にんまり



では皆さま、これで最後になりますが、楽しんでいただけましたでしょうか?

最後に、次回よりようやく原作1巻に入るのですが、それに合わせて本作のタイトルが変わります。どのようなタイトルになるのかはお楽しみに(ただし、ヒントは今回の話の中にあるので、時間のある方は、ぜひぜひ探してみて下さいな!)‼︎

今日は感想返しは出来ませんが、皆さまからのご感想等は私へのクリスマスプレゼントとして明日の朝への楽しみとさせていただきます!では皆さま、良いお年を‼︎HOHOHO、メリークリスマス‼︎

ではまた来年もよろしくお願いします‼︎
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