それでは、どうぞ。
ケイヤが倒れてから十日ほどが過ぎた。
ケイヤは毎朝きちんと登校し、放課後はレンとパソコン部室でゲームをして、日が暮れる前に帰っていく。リンは相変わらず騒がしく、レンは相変わらず振り回され、ルカは相変わらず軽音部で厳しく、そして優しかった。
勉強も、部活も、遊びも。みんないつも通りの毎日を取り戻していた。
ただ一つ、まだ片づいていないものがあった。
「では、実力試験の個票を返す」
月曜日の朝のホームルーム。担任の声に一年三組の空気が一学期のあの日と同じようにぴんと張りつめた。
「初音」
「……はい」
ミクはそっと席を立った。受け取った個票を手に席へ戻りながら視線を落とす。
英語、七十二点。
現代文、七十八点。
化学、六十六点。
一学期のプレ試験とは比べものにならない数字だった。化学に至ってはあの時の倍以上だ。
そして、数学――三十一点。
赤点のラインは三十点。ぎりぎりのぎりぎりだった。
ミクはその数字をしばらく見つめていた。
答案の半分以上が白紙のままだった。それでも最初の三十分で解いた問題だけは一つも間違えていなかった。平方完成。マイナスをくくり出す時は符号に注意。ケイヤのプリントの余白に書かれていた、あの小さな文字がちゃんと点数になっていた。
悔しいような、誇らしいような、ほんの少しだけ胸の奥が痛むような。いくつもの数値が重なって、うまく一つに分類できなかった。
「ミクー! 見て見て!」
前の席からリンがくるりと振り返った。突き出された個票には赤い丸が一つもない。
「あたし赤点ゼロ! 全部三十点以上!」
「すごい、リン!」
「でしょー!」
リンは得意げに胸を張った。その隣でレンが静かに手帳を開いている。
「リン。報酬の件だけど」
「うっ」
「赤点ゼロだったら、商店街の和菓子屋の栗きんとん、三つ。約束だよね」
「……み、三つ」
「それと…… 勉強会の延長が二回あったから延長料金で、どら焼きを二つ」
「延長料金なんて聞いてないよ!?」
「言ったよ、リン。あの時、眠くて聞いてなかっただけ」
リンが頭を抱えて机に突っ伏した。ミクはくすっと笑った。
ふと、窓際の一番後ろの席に目をやる。
ケイヤは自分の個票を表情も変えずに鞄にしまっていた。ミクの視線に気づいたのか、顔を上げる。目が合うとケイヤはほんの少しだけ口の端を上げて小さくうなずいた。
――よくがんばりました。
声には出さなくてもそう言われた気がした。
ミクも小さくうなずき返した。胸の奥の痛みがほんの少しだけやわらいだ。
*
「それから、来週の月曜日は球技大会だ。今日のロングホームルームで出場種目を決めるぞ」
その日の六時間目。担任の言葉に教室が一気にざわめいた。
秋の二大イベントの一つ、球技大会。
クラス対抗で全員が何かしらの種目に出場する。男子はサッカー、女子はバレーボール。
そして、毎年なぜか一番盛り上がるのが男女混合ダブルスのソフトテニスだった。各クラスから三組が出場し、勝ち抜き戦で優勝を争う。
サッカーとバレーの希望はすぐに埋まった。
「あたし、バレー! アタッカーやる!」
リンが真っ先に手を挙げた。
「ぼくは……サッカーで。キーパーなら立ってるだけでいいって聞いたから」
「それ絶対誰かにだまされてるよ、レン」
問題はテニスだった。
誰も手を挙げない。
男女でペアを組む、というのが高校一年生にはどうにも気恥ずかしいらしい。教室のあちこちで目をそらす気配がした。
「……仕方ない。テニスの出場者はくじで決める」
担任が教卓の上に二つの箱を置いた。男子用と女子用。
「当たりを引いた男女三人ずつがテニスに出場だ。ペアもくじで決める」
教室中から、悲鳴とも歓声ともつかない声が上がった。
一人ずつ教卓の前に出てくじを引いていく。
ミクの番が来た。箱の中に手を入れ、指先に触れた一枚をつまみ上げる。
開くと赤い丸が描かれていた。
「初音、当たり」
「えっ」
思わず声が出た。リンが「おー!」と拍手している。
ミクは自分の席に戻りながら、なぜか窓際のほうを気にしていた。
男子のくじはまだ続いている。
――ケイヤ君は当たるかな。
そう考えた自分にミクは少しだけ驚いた。
当たったところで、ペアになれるとは限らない。男子は三人。ペアになれる確率は三分の一。そもそもケイヤが当たるかどうかもわからない。
それなのになぜか、ケイヤの番が来るのを息をつめて待っていた。
ケイヤが教卓の前に立つ。箱に手を入れる。一枚つまみ上げる。
開いた紙を見て、ケイヤの眉がほんのわずかに動いた。
「音無、当たり」
ミクの胸の奥で何かがポンと弾んだ。
――当たった。
あとはペアのくじ。三分の一。
テニスの当たりを引いたのは男子が三人、女子が三人。その中に咲音メイコと始音カイトの名前もあった。カイトは背が高くてのんびりした男子だ。昼休みになると季節を問わず購買のアイスを買いに走っていく。
「では、ペアのくじだ。女子が引いて、書かれた番号の男子と組む」
女子の一人目が引いた。違う番号。
二人目はメイコだった。メイコが紙を開いて番号を読み上げる。
「えーと……三番。音無君だ」
ミクの中でさっき弾んだ何かが、すとんと落ちた。
「よろしくね、音無君」
「は、はい。よろしくお願いします、咲音さん」
ケイヤが少しぎこちなく頭を下げる。
最後の一枚を引くまでもなく、ミクのペアは決まっていた。
「初音さん、よろしくー」
カイトがのんびりと手を振った。
「……うん。よろしくね、カイト君」
ミクはいつもの笑顔で手を振り返した。たぶん、これが正しい反応のはずだった。
――三分の一、だったんだから。
当たらないほうが確率としては自然だ。わかっている。わかっているのに何かが胸の奥に引っかかったまま、どうしても取れなかった。
ロングホームルームが終わると、メイコがケイヤの席にやってきた。
「ねえ、音無君。テニス、やったことある?」
「ええと……中一の時に、少しだけ。ソフトテニス部にいました」
「え、経験者!?」
「いえ、一年ももたずに辞めました。走り込みがつらくて……」
「それでも経験者は経験者じゃん! ラッキー! わたし体育の授業でしかやったことないんだよね。でも経験者がいるならけっこういけるかもよ、わたしたち」
メイコが嬉しそうにケイヤの肩をぽんと叩いた。
その会話をミクは自分の席で聞いていた。
――ケイヤ君、テニス部だったんだ。
知らなかった。
勉強会で何十時間も一緒にいた。夏休みにはプールにも夏祭りにも行った。誕生日にはヘッドセットをもらった。熱を出した日にはネギ粥を作った。
それなのに、知らなかった。
メイコはたった一言聞いただけで知ってしまった。
じり、と。
胸の奥でどこかで覚えのある感覚が小さく火花を散らした。
*
その日の放課後から球技大会に向けた練習が始まった。
大会までの一週間、放課後のテニスコートは球技大会の出場ペアに開放される。全校の出場ペアが入れ替わりで使うため、どのペアがどのコートに入るかはその日の順番次第だった。
その日、ミクとカイトに割り当てられたのは一番手前のコートだった。ケイヤとメイコは一番奥のコート。
間にはほかのクラスのペアが打ち合うコートが二面。打球の音は届いても、話し声までは届かない距離だった。
ネットを挟んでペアの二人が打ち合う。基本はひたすらそれだけだ。
「いくよー、初音さん」
「うん!」
カイトのボールがふわりと山なりに飛んでくる。ミクはラケットを振った。ボールはネットのはるか上を越えてカイトの頭上を通過していった。
「ごめん!」
「だいじょぶー」
カイトはのんびりとボールを拾いにいく。
ミクの体は人工筋肉で動いている。力の加減は本来なら正確にできるはずだった。けれどラケットという道具を通すと、なぜかうまくいかない。インパクトの角度。ガットの反発。ボールの回転。計算することが多すぎて、出力が追いつかなかった。
何球か打ち合ううちにようやくラリーが三回、四回と続くようになってきた。
その時、遠くのコートから、ぱこん、と小気味いい音が響いた。
ミクは思わずそちらを見た。
一番奥のコートでケイヤがラケットを振り抜いた姿勢のまま止まっていた。打球はまっすぐに伸びてメイコの足元で鋭く弾む。
メイコがその場でぴょんと跳ねて、何か言った。両手を口に当てて驚いたような顔をしている。ケイヤは照れくさそうに眼鏡を押し上げて首を横に振った。
何を話しているのかは聞こえない。
――うまいね、って言われたのかな。たまたまです、って答えたのかな。
聞こえないぶん、勝手に言葉が浮かんでくる。
けれど、ケイヤの打球がたまたまではないことは遠くからでもわかった。ボールに向かって走り出す最初の一歩。ラケットを引く肩の動き。打ち終わった後、すぐに次の構えに戻る足。どれも一つ一つは小さな動きなのに迷いがなかった。体が覚えているのだ。
それにケイヤは夏休みに五日間、イベント設営のアルバイトで重い機材を運び続けていた。あの時のマメだらけの手をミクは知っている。細かった腕に少しだけ力がついているのかもしれなかった。
メイコがラケットでケイヤを指さして「もう一回」というように人差し指を立てた。ケイヤが困ったように笑いながらまたボールを打ち返す。
メイコが楽しそうに笑っている。
その笑顔から、目が離せなかった。
ぱこん、と、すぐ近くで音がした。カイトが打ち返した音だった。はっとしてラケットを出したけれど遅かった。ボールはミクのラケットの先をすり抜けて、後ろへころころと転がっていった。
「初音さーん?」
「あっ、ご、ごめん!」
*
練習は毎日続いた。
二日目。この日もミクたちは一番手前のコート、ケイヤたちは一番奥のコートだった。
ミクはコートに入るなり、ラケットのガットを指でぱちぱちと弾いた。何度も、何度も。
「初音さん、今日は一段と気合い入ってるねー」
「そう? ふつうだよ」
答えた声が自分で思っていたより少しだけ硬かった。
一番奥のコートでメイコの打球がケイヤの脇をきれいに抜けていった。ケイヤがラケットを軽く掲げて何か言う。メイコが得意げに胸を張った。
そしてネット際に二人が歩み寄ると何か言葉を交わしている。笑顔のメイコがケイヤの肩をネット越しにラケットでぽんと叩いた。
その瞬間、ミクの打ったボールはまっすぐにネットの白い帯にぶつかり、ぽとりと手前に落ちた。
「あー、おしいー」
「……おしくない」
ミクはネット際に転がったボールをむすっとした顔で拾い上げた。
「カイト君、次! 早く!」
「は、はい」
カイトが慌ててラケットを構え直した。
三日目。
一番奥のコートでメイコがケイヤにフォームを教わっていた。
ケイヤが自分のラケットをゆっくり振って、手本を見せる。メイコがそれをまねる。ケイヤが首を少しかしげて、自分の肘を指さす。メイコが肘を上げる。ケイヤがうなずく。
ケイヤはメイコの腕には触れていない。ただ手本を見せているだけだ。声も聞こえない。ただ、それだけだった。それだけなのに。
――わたしの時もああやって教えてくれた。
図書室の窓際の机で。プリントの余白を指さしながら。ミクのペンが止まるたびに少しだけ首をかしげて。
あれはミクだけに向けられたものではなかったのだろうか。
ミクの打ったボールはカイトの頭上を軽々と越え、コートの奥のフェンスも越えて、植え込みの中に消えていった。
「……ホームランだ」
カイトがフェンスの向こうを見上げてのんびりとつぶやいた。
「ボール、取ってくる」
「あ、いいよ、ぼくが――」
「いいの。わたしが打ったんだから」
ミクはラケットを置いてすたすたとコートを出ていった。カイトは行き場をなくした手をそっと下ろした。
植え込みの中にボールは見つからなかった。ミクはしばらく葉っぱをかき分けてから、あきらめてコートに戻った。
「休憩、しよっかー」
「まだ。あと五十球」
「えぇ……」
カイトの肩が目に見えて下がった。
そして四日目。
一番奥のコートでケイヤとメイコのラリーが続いていた。五回、十回、十五回。ボールが二人の間をまるで糸でつながっているみたいに行き来する。
二十回を超えたところでケイヤの打球がコートの隅ぎりぎりに鋭く決まった。
メイコは一歩も動けずにそれを見送った。それから悔しがるどころか、ぱっと顔を輝かせてネット際に駆け寄ってきた。右手を高く上げる。
ケイヤもネット際まで歩み寄った。一瞬だけ戸惑ってからその手に自分の手を合わせる。
音は聞こえなかった。
けれどミクにはぱちん、という軽やかな音がはっきりと聞こえた気がした。
ミクはボールを高く放り上げた。
サーブの練習だった。ゆっくり丁寧に。カイトが打ちやすいところへ。判断回路は確かにそう指示を出していた。
けれどミクの腕はその指示をまるごと無視した。
ぱぁんっ!
乾いた破裂音がコート中に響いた。
ボールは白い残像だけを残して、カイトの真横を駆け抜けた。そのまま後ろのフェンスに激突し金網がびいいいん、と低くうなった。跳ね返ったボールがころころと転がってミクの足元まで戻ってくる。
手前のコートの一帯がしんと静まり返った。隣のコートで打ち合っていたほかのクラスのペアまでラケットを持ったまま固まっている。
ミクははっとして一番奥のコートを見た。
ケイヤはこちらに背を向けていた。コートの隅にしゃがみこんで散らばったボールを一つずつかごに拾い集めている。ハイタッチの後、ちょうど片づけを始めたところらしかった。
――見られてない。
ほっとしたのと、ほんの少しだけ胸がしぼんだのとが同時だった。
一番奥のコートでメイコだけが目を丸くしてこちらを見ていた。
カイトは構えた姿勢のまま、ぴくりとも動かなかった。それからゆっくりと首だけをひねって、後ろのフェンスを見た。金網はまだ小刻みに震え続けていた。
「……今の、見えなかった」
「ご、ごめんね、カイト君! 手がすべって……!」
「初音さん、もしかして、怒ってる?」
「え? 怒ってないよ?」
ミクはにっこりと笑った。
カイトはその笑顔をしばらく見つめてから、ゆっくりとうなずいた。
「……そっか。あとでアイス食べる? おごるよ」
「なんで!?」
そのころ。
テニスコートの外、校舎の陰の植え込みに二つの頭が並んでいた。
「出た……! 嫉妬サーブ……!」
リンが双眼鏡を握りしめて小声で叫んだ。
「今の時速百キロは超えてたね。サーブの初速だけなら、軽音部より運動部向きかも」
レンが冷静に分析する。その手には昨日植え込みの中で拾ったミクのホームランボールがまだ握られていた。
「……ねえリン。これいつ返そう」
「返せるわけないでしょ。昨日ミクが探しに来た時、ほんとに見つかると思ったんだから」
「ぼくなんか息止めてたよ」
「レン、メモ! 『練習四日目、ハイタッチ目撃により、ミク、嫉妬サーブ発動』!」
「はいはい」
「もう、なんであの子、自分で気づかないのかなあ! あんなにわかりやすいのに! もどかしい! 見てるこっちがもどかしいっ!」
「リン、声。聞こえちゃうよ」
「それにケイヤ君も! なんでよりによって、今ボール拾ってるの! 見なさいよ、こっちのコートを!」
リンは植え込みの葉っぱをぶちぶちとむしった。
コートの中でミクは足元のボールをそっと拾い上げていた。
白いゴムのボールが手のひらの中でまだ少しだけ熱を持っている気がした。
――どうして。
判断回路はゆっくり打てと言っていた。それなのに腕が勝手に動いた。メイコとケイヤの手が合わさった、あの瞬間を見た途端に。
実力試験の前と同じだった。メイコがケイヤに話しかけた時のあのじりじりと焦げつくような感覚。あの時よりもずっと強い。
――メイコちゃんはいい人なのに。
ケイヤが休んだ日、メイコは本気でケイヤのことを心配してくれていた。登校した朝も「もう平気なの?」と真っ先に声をかけてくれた。そんな人にこんな感覚を向けている自分がひどく嫌だった。
ふと顔を上げる。
一番奥のコートでメイコがまだこちらを見ていた。
メイコはミクとそれからボールを拾い集めているケイヤの背中をちらりと見比べた。そして、何かに気づいたようにふっと小さく笑った。
ミクの胸の奥がまた、じり、と焦げた。
――今、ケイヤ君を見て、笑った。
その笑顔の意味がミクにはわからなかった。わからないままラケットを握る手にぎゅっと力がこもった。
*
その夜。
ネストの自室でミクはベッドに寝転がって、天井を見つめていた。
スマートフォンが短く震えた。
『練習、お疲れさまでした。始音君とのペア、どうですか?』
ケイヤからだった。
サーブのことは何も書かれていなかった。やっぱり見られていなかったのだ。
ほっとした。それなのにまた少しだけ胸がしぼんだ。
――わたしは毎日、あっちのコートばっかり見てたのに。
ケイヤはこっちのコートなんて、一度も見ていなかったのかもしれない。
返信を打つ。
『ケイヤ君こそ、メイコちゃんと、すごく楽しそうだったね』
送信ボタンの上で指が止まった。
――これは、違う。
ミクは打った文字を一文字ずつ消していった。そしてもう一度打ち直す。
『まあまあ、かな。ケイヤ君、テニスうまいね。テニス部だったなんて、知らなかった』
送信する。返事はすぐに来た。
『一年ももたずに辞めたので、言うほどのことでもないと思って。でも、体って意外と覚えてるものですね』
『夏のアルバイトで体力もついたみたいです。おかげで今のところ、ちゃんと無理せずにやれています』
無理せずに。
その言葉にミクは少しだけほっとした。
『料理教室は球技大会が終わってからにしましょうか。ミク先生』
『先生はやめて』
すぐに打ち返してから、ミクはスマートフォンを胸の上に置いた。
ケイヤとのやりとりはいつも通りだった。いつも通り嬉しかった。
それなのに胸の奥の焦げついたような感覚だけがまだ消えずに残っていた。
ミクはログを開いた。
――球技大会まで、あと四日。
――一番奥のコートを見るたびに出力が乱れる。腕が判断回路の指示を聞かない。カイト君に、何度もきつい言い方をしてしまった。
――メイコちゃんはいい人。ケイヤ君も何も悪くない。悪いのは、たぶん、わたしのほう。
――この感覚の名前はまだ、わからない。
少し迷ってから、ミクはもう一行だけ書き足した。
――次のメンテナンスで念のため、点検をお願いしてみよう。
(第二十話 了)
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回「第二十一話 息ぴったりのペア」
お楽しみに。