深紅   作:天城ある

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32.黎明

「いくぜ、ホープ!オレは希望皇ホープをエクシーズ素材としてカオス・エクシーズ・チェンジ!

 

ーー混沌を光に変える使者、現れろCNo.39 希望皇ホープ・レイ!!」

「カオスナンバーズ...、ナンバーズの新たな力。だがそんなものでは私のHeart-eartH-Dragonは倒せん!」

 

「(確かにHeart-eartH-Dragonは攻撃を無効にしてオレ達にダメージを跳ね返して来る。

けど、きっと何か手があるはず。考えろ...考えるんだ....!!、そうか!)

 

いっけぇ、ホープ・レイ!ホープ剣・カオス・スラッシュ!!」

「遂に観念したか。自らライフをドブに棄てるとは!」

「冗談じゃねぇ!諦めてたまっかよ!

オレは手札から速攻魔法『ガムシャラッシュ』を発動!

ガムシャラッシュはモンスター同士がバトルする時、自分のモンスターの攻撃力を0にして相手プレイヤーに600ポイントのダメージを与える!」

 

「ぐっ、ぐああっ!」

「オレはカードを1枚伏せてターンエンド!」

「成程。少しは考えたな」

「攻撃がダメなら効果でライフを削る...、たかが600ポイントで無茶しやがって」

「オレ達の力で、絆で!絶対奴を倒すんだ!頼んだぜ、シャーク!!」

「フッ...オレのターン、ドロー...!」

 

 

オレの思いを次のシャークへ託す。任されたぜと言わんばかりに笑うシャークが勢いよくドローすると、フェイカーがHeart-eartH-Dragonの効果を発動する。

その効果はオレ達のフィールドに召喚されたカードは次のターンに除外されるというものだった。

 

 

「オレのホープ・レイが、」

「ハッハッハッハ!絆だと?下らん、そんなものはただの幻想だ!もしあるというのなら見せてみろ。お前達の『絆の力』というやつを...」

「くっ、」

 

「ーー確かに絆ってのは目に見えるもんじゃねえ。もっともっと、心の奥底で繋がっているものだ。それが在り続ける限り、思いは必ず届く!」

「.........」

「シャーク....」

「オレは海咬龍シャーク・ドレイクをカオス・エクシーズ・チェンジ!シャーク・ドレイクをエクシーズ素材としてカオスナンバーズを特殊召喚する!

 

ーー現れろ、CNo.32 海咬龍 シャーク・ドレイク・バイス!!」

 

 

シャーク・ドレイクをカオスエクシーズに進化させたアイツの周りには紫色のオーラが揺らめいている。血の色みたいに変化した紅い目が一瞬だけ、何かを伝えようとするみたいにセツナの方を見たのをオレは見逃さなかった。

 

 

「オレは魔法マジックカード『ディープ・シー・アタック』を発動!手札から攻撃力2000以上の水属性モンスターを墓地に送る事でこのターン、自分のフィールドにいるモンスターのダイレクト・アタックを可能にする!オレが墓地に送ったのはジョーズ・マン!

これでシャーク・ドレイク・バイスのダイレクト・アタックが可能となる!

 

ーーシャーク・ドレイク・バイス、Dr.フェイカーにダイレクト・アタック!デプス・カオス・バイト!!」

「Heart-eartH-Dragonを避けて、フェイカーに攻撃を!」

「やったぜ、シャーク!!」

 

「バカめ、罠トラップ発動!『フェイク・ライフ』ダイレクト・アタックによるダメージを無効にし、その分ライフを回復する!」

 

「!フェイカーの奴、またライフを増やしやがった」

「チッ、オレはカードを1枚伏せてターン....ぐっ!....っ、....ターン、エンドだっ...」

「ハッ、バイロンの策略でプライドと妹を失い、此処で惨めに自らさえも失うことになるとは。全くもって無様なものよ。

 

それにしても、その状態でなお私に立ち向かって来るか。.....そうか凌牙よ、セツナの事がそんなに恋しいか?

あの歳にしてまさかここまで男を誑かすとは、....ハッハッハ、我が娘ながらとんだ悪女に育ったものよ」

 

「っ、黙れ!!テメェ仮にも自分の娘の事を...、ぐっ...」

「!おいシャーク、どうしたんだよ...ってケガしてんじゃんか!」

「!」

「ハァ、ッ...どうってことはねえ...っ、」

「でも!」

「凌牙」

「!」

「お前の怒り、そして思い.....。確かに俺が受け取った!!

ーーー俺のターン、ドロー!!」

 

 

ボロボロのシャークにそう声をかけてカイトは自分のターンを始める。力強くカードを引くと、フェイカーがまたHeart-eartH-Dragonの効果でシャーク・ドレイク・バイスと伏せカードを除外してきた。

 

 

「貴様達のカード除外してくれる!消えろ、シャーク・ドレイク・バイス!!

ハッハッハ、さあ証明してみろ!お前達の『絆』とやらを、ハッハッハ...アーッハッハッハッハ!!」

「.....フッ、クククッ、ハハハハッ!」

「「!?」」

 

「この時を待ってたぜ、Dr.フェイカー。引っ掛かったのはっ、テメェの方さ!」

「何だと!?」

「罠トラップ発動!『エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ』

このカードが敵によって除外された時、デッキからレベル8の水属性モンスター2体を特殊召喚する!」

「除外で発動する罠トラップだと!?」

「オレは2体のエンシェントシャーク・ハイパー・メガロドンを特殊召喚!この効果で特殊召喚したモンスターのモンスター効果は無効化され、攻撃もリリースも出来ない」

「Heart-eartH-Dragonの効果を逆手に取ったというのか!?」

「言ったはずだぜ!思いは必ず届くと。

.....カイト、これがお前に託す...最後の希望だっ...、くっ...」

「!シャークっ」

 

 

最後の力を振り絞ってカイトに思いを繋いだシャークはその場に倒れ込んでしまった。腹からはたくさん血が出てる。酷えケガだ、このままじゃシャークも...。

オレがシャークに駆け寄ると、今まで後ろに下がっていたカイトが前に出て来る。

 

「凌牙...!くっ、うおおおおおおっ!!

俺はレベル8の銀河眼ギャラクシーアイズとハイパー・メガロドン2体でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!!

 

ーー逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりてその姿を現すがいい!降臨せよ、我が魂!!

超銀河眼の光子龍ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン!!」

 

「頼むぜ、カイト...」

「っ、遊馬、凌牙....これが俺の力だ!!

超銀河眼ネオギャラクシーアイズ効果発動!召喚に成功した時、このモンスター以外のモンスター効果を全て無効にする。フォトン・ハウリング!!」

「何!?」

「これでHeart-eartH-Dragonの効果は無効、更にオーバーレイ・ユニットをひとつ使う事でフィールドにいる全てのモンスターからオーバーレイ・ユニットを吸収する!このターンの攻撃力は吸収したオーバーレイ・ユニットひとつにつき500ポイントアップ!」

「攻撃力5000!?バカな、」

「Dr.フェイカー、俺がこの手でアンタを生まれ変わらせてやる!懺悔の用意は出来ているか!!」

「馬鹿者が!青二歳の分際で...」

「超銀河眼の光子龍ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン、アルティメット・フォトン・ストリーム!!」

「ぐっ、ぐあああああああっ!!」

 

 

カイトの超銀河眼ネオギャラクシーアイズがフェイカーのHeart-eartH-Dragonを倒し5000の大ダメージを与える。これで奴の残りライフは150。いける、もう少しだ。これなら勝てるぜ!

喜ぶオレとシャークとは真逆に、カイトは冷静にフェイカーに話しかける。

 

 

「諦めろDr.フェイカー、もう終わりだ。今すぐハルトとセツナを解放しろ」

「うっ....カイト貴様、自分が何をしているのかわかっているのか」

「何だと?」

「ハルトが生き続ける為には、セツナが平穏に過ごしていく為にはもうアストラル世界を滅ぼすしかないのだ!」

「「!?」」

「ど、どういう事だよそれ!?」

 

「...ハルトは、バリアンの力が無ければ生きてはいなかった。生まれながら虚弱な子だった...、その命の灯は今にも消えてしまいそうな小さなものだった。

だからこそ私は、その命を救う為に異世界に行かねばならなかった...、最早この世界の力ではあの子を救う事など到底不可能であったのだ。だから私は一縷の望みを賭けた。そう、異世界の力に」

「その為に父ちゃんとトロンを!」

 

「...私はハルトを救うと決めた時、全てを棄てた。友も仲間も。バイロン、そして一馬のふたりを生贄にする事で私は異世界の扉を開く事に成功した。

 

扉の向こうで待っていたのはバリアンだった。彼らの世界は実体の存在しない、ある種のエネルギー世界。

この世界にはない高次の能力を持っていた。私は彼らと取引したのだ、ハルトを生かす力を得る代わりにアストラル世界を滅ぼすと。

だから私はナンバーズを集め、その力を使いスフィア・フィールド砲によってアストラル世界を殲滅するつもりだったのだ。...その約束を守らなければ、奴等はハルトを奪いに来るであろう。

 

そしてセツナもまた、バリアンの力に愛された類い稀なる能力の持ち主。

あの指輪を持つだけではなく、無意識の内に埋め込まれたバリアライトの力を引き出している。他のモノと比べ物にならない程強力なあのバリアライトは私が利用しようと如何なる方法を用いても不可能だった。それをあの子は、平然と....。まるでバリアライトがあの子を守り味方するかのように....。

 

本人達は全く気付いていないだろうが、その力の恩恵でハルトと、ナンバーズ狩りによって身体の弱ったセツナがここまで生き永らえてきたといっても過言ではない」

「「!?」」

「その様な素質をもつセツナを、バリアンが見逃す筈など無い。近い将来必ず利用価値に目をつけ、奪いに来るであろう。そうなればあの子は常にバリアンの影に怯える事となるのだ。だから、私は.....」

「ハルト、セツナ....」

 

 

スフィア・フィールド砲に磔にされているふたりへの、フェイカーの思いが語られていく。だけど、それを聞いたカイトの表情はより険しいものに変わった。

 

 

「それが、真実だと言うのなら何故、如何してそれを言わなかった!」

「....言えなかった。言えば必ずお前はひとりでその業を背負おうとするだろう」

「!」

「感謝していた、カイト。勿論セツナにも。お前達は何も言わずナンバーズ・ハンターとしてハルトの為に戦ってくれた。だから私はこれ以上、お前達を苦しませたくなかった...。だから、」

「それは...、違う」

「?」

「何故家族を信じない。何故そいつらを信じ、俺を信じてくれない!....父さんっ!!」

「「......」」

 

「そいつらがハルトの命を、セツナの事を奪いに来ると言うのなら俺がふたりを守る!絶対に守り抜いてみせる!!この命に換えても!!」

「カイト....」

 

「カイト!オレも力を貸すぜ!バリアンだか何だか知らねえが、オレが一緒にぶっ飛ばしてやる!」

「....オレもだ」

「シャーク!」

「勘違いするな。そいつらには貸しがある、オレがぶっ潰してやるぜ。.....それに、もうアイツに勝手にどっか行かれるのはごめんだからな」

「よっしゃあ、オレ達3人が力を合わせりゃバリアンなんか敵じゃねえ!やってやるぜ!」

 

 

オレとシャークがそう言えばカイトの表情がほんの少し柔らかくなる。決意したみたいにカイトが改めてDr.フェイカーに言った。

 

 

「父さん!もう何も棄てなくていい、俺達を信じてくれるだけで...、俺達が何もかもケリをつけてやる!」

「カイト...。!?うわあああっ!」

「!?父さん」

「来るな、来るなあっ...やめろおおおっ!」

 

 

カイトの言葉に涙を流していたDr.フェイカーはいきなり何かに怯え始める。目の前で爆発起こると紅い煙の中から倒したはずのナンバーズが蘇った。

紅い『何か』がフェイカーの身体を操ってオレ達に話しかけて来る。

 

 

「フフフフフ、ハッハッハッハ!

九十九遊馬、天城カイト、神代凌牙。デュエルの決着は着いていないぞ」

「誰だお前は!」

「フフフ、我こそは『バリアン』!」

「バリアンだと...」

「そうだ、アストラル世界を滅ぼす為にやって来たバリアン世界の使者だ」

「あれがバリアン...」

 

「フッフッフッフッ、見るが良い!Heart-eartH-Dragonの効果を!

このモンスターはオーバーレイ・ユニットがない状態で破壊された時、一度だけ復活出来る!更に蘇ったHeart-eartH-Dragonの攻撃力は除外されたカードの数かける1000ポイントとなる!」

「攻撃力4000だと!?」

「くっ、」

「更にHeart-eartH-Dragonは特殊召喚に成功した時、相手のフィールドにいる全てのモンスターを守備表示にする!」

「バカな...、超銀河眼ネオギャラクシーアイズが...ぐっ、」

「!カイト」

 

 

倒れ込むカイトにトドメを刺そうとフェイカーは自分のターンを進めていく。魔法カードで危うく800ポイントのダメージを受けそうになるが、カイトは罠トラップカードで超銀河眼ネオギャラクシーアイズを除外する事でダメージを回避する。その代わり除外されたカードが増えた事でHeart-eartH-Dragonの攻撃力は5000に上がってしまった。

 

それでも、膝をついていたカイトはハルトとセツナの方を見るともう一度立ち上がりバリアンに強く言い放つ。

 

「バリアン!貴様達がハルトとセツナを奪いに来たと言うのならば奪ってみろ!俺が此処で決着をつけてやる!!セツナっ!ハルトオオオッ!!」

 

「....う、っ」

「兄さん...」

 

「俺は手札から『ディメンション・ワンダラー』のモンスター効果発動!モンスターが除外された時、このカードを墓地に送る事で除外されているモンスター2体の攻撃力を合計し、相手にダメージを与える!

俺が選択するのはシャーク・ドレイク・バイスと超銀河眼の光子龍ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン。よってお前に与えるダメージの合計は7300ポイントだ!!」

 

「凄ぇぜ、カイト!」

「まだこんな手を残していたとはな」

「これが俺の最後の一撃...、凌牙!」

「おう!」

「受けてみろ次元を超えた攻撃を!いけっ、超銀河眼ネオギャラクシーアイズ、アルティメット・フォトン・ストリーム!!」

「いけ、シャーク・ドレイク・バイス!デプス・カオス・バイト!!」

 

 

ふたりのエースモンスター達の攻撃がHeart-eartH-Dragonに向かって行く。これなら勝てるぜ、そう思ったオレを嘲笑う様にフェイカーは魔法カードの効果で攻撃を無効化した。

 

「今の一撃を躱しただと、っ...ぐ、っ...」

「、っ....」

「カイト、シャーク!!」

 

渾身の一撃を防がれて崩れ落ちるカイトとシャーク。フェイカーは高笑いしながら勝利を確信している。

 

「カイト、そして凌牙。良い手だが残念だったな...これで残ったのは九十九遊馬、貴様だけだ!

ライフは残り僅か、フィールドにはモンスターもいない。

ーーさあ、絶望の果てにアストラル世界と共に暗黒の彼方へと消えるがいい!!」

「くっそお、こんな所で!!」

 

それでもオレは諦めねえ、絶対に。どんな事があっても。そう思った瞬間、ハルトとセツナの姿が虹色に光り出した。暖かい光がオレ達に降り注ぐ。

 

「何事だ!?」

「...ハルト、セツナ...お前達、」

「何なんだこの光...」

「この力、私が与えたものの他にも...この忌々しい力、まさか.....。!?バカな、スフィア・フィールドが!」

 

 

「ーー遊馬、アストラルの所へ。早く...」

「「!?」」

「!この声、セツナの」

「遊馬今だ、アストラルの元へ行け!」

「カイト、」

「お前とアストラルの力を奴に見せてやれ!」

「シャーク...、」

「遊馬....、遊馬...」

「!?アストラル」

 

 

カイトとシャークに背中を押される。そしてアストラルがオレを呼ぶ声が聞こえる。あのスフィア・フィールドの中から、確かに。...よし、やってやるぜ。今そっちに行ってやる!オレ達ふたりの力でみんなを救うんだ!

 

勢いをつけてスフィア・フィールドの中に飛び込む。中にいたアストラルと拳を合わせ、ゼアルの姿になると不思議と力が湧いて来た。そうさ、どんな絶望的な状況だってお前と一緒ならどうにかなる気がするんだ。

 

 

「これが、」

「遊馬とアストラルふたりの力!」

「ゼアル...」

 

「お前がアストラル世界の力...ゼアル...」

「バリアン!お前がオレ達の前に立ちはだかろうと、闇に煌めく希望が!この胸に熱く燃えるかっとビングが!必ずお前を倒す!!オレのターン!!」

「「最強のデュエリストはドローカードさえ創造する!これが我々の運命の1枚!

ーーーシャイニング・ドロー!!

 

オレはZW-玄武絶対聖盾アルティメット・シールドを召喚!効果発動!このカードを召喚した時、除外されたモンスターエクシーズの効果を無効にして守備表示で3体まで特殊召喚できる!」」

「何だと!?」

「蘇れ!CNo.39 希望皇ホープ・レイ!!」

「遊馬、いくぜ!」

「俺達の力を合わせるぞ」

 

「吼えろ、CNo.32 海咬龍 シャーク・ドレイク・バイス!!」

「甦れ、我が魂!超銀河眼の光子龍ネオギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン!!」

 

「「そして、除外されたこの3体のモンスターがフィールドに戻った事によりHeart-eartH-Dragonの攻撃力は3000下がる!」」

「ぐっ...」

「見たか、これがオレ達の底力だ!」

「ふざけたマネを...だが貴様らの終わりは変わらん!」

「!スフィア・フィールド砲が」

「アストラルは取り逃したがスフィア・フィールド砲のエネルギーとしては十分だ!もうどんな手を使おうがこいつを止めることは出来ない!」

「っ、」

 

力を溜め込んだスフィア・フィールド砲をHeart-eartH-Dragonが咥えるようにして守っている。あれが発射されちまったら...、恐ろしくなるオレの背中をシャークとカイトが押す。

 

「いけ、遊馬!」

「お前に全てを託した、アイツをぶっ倒せ!」

 

「おう!オレはホープ・レイに玄武絶対聖盾アルティメット・シールドを装備!これにより、ホープ・レイの守備力は2000アップ!

更に手札から装備魔法『エクシーズ・ユニティ』を発動!ホープ・レイを攻撃表示に変更し、このターンホープ・レイの攻撃力に自分フィールドにいる守備モンスターの攻撃力を加える!

ーーーよって攻撃力は9800だ!!」

 

「何だと!?」

「いっけぇ、ホープ・レイ!」

「無駄だ!攻撃力をいかに上げようとHeart-eartH-Dragonはバトルによるダメージを無効にし、お前達に反射する!」

「オレは装備魔法『エクシーズ・ユニティ』のもうひとつの効果発動!この効果でオレはシャーク・ドレイク・バイスを墓地へ送り、ホープ・レイの攻撃回数を1回増やしてお前にダイレクト・アタックが出来る!」

「そうはさせん!永続罠トラップ『バリアンズ・バトル・バスター』を発動!墓地のバリアンズカードを除外し、1ターンに2度モンスターの攻撃を無効にできる!私はバリアンズ・ゲートウェイを除外してダイレクト・アタックを無効にする!」

 

「くっ、まだだ!オレは超銀河眼ネオギャラクシーアイズを墓地へ送り、攻撃回数を1度増やしもう一度ダイレクト・アタックだ!」

「愚かな!バリアンズ・バトル・バスターの効果発動!ダイレクト・アタックは無効だ!そしてこのカードを墓地へ送ることでフィールドのモンスターを強制的にバトルさせる!」

「何っ!?」

「このままバトルしたら6800のダメージが俺達に跳ね返って来る...!」

「これで本当の終わりだ!地獄へ落ちろ!!」

 

 

 

「「ーーそれはどうかな?」」

 

 

「何!?」

「玄武絶対聖盾アルティメット・シールドの効果発動!このカードが装備カードの時、発生した効果ダメージを無効にしてその分だけこのカードの攻撃力に加える!更にHeart-eartH-Dragonの効果は全て無効になる!」

 

 

16600まで攻撃力の上がったホープ・レイの剣は巨大に、そして稲妻を纏ったように蒼く光り輝く。その攻撃は真っ直ぐにHeart-eartH-Dragonを貫く。

 

「16600の攻撃をくらえ!いっけぇ、ホープ・レイ!Heart-eartH-Dragonに、バリアンに攻撃!ホープ剣アルティメット・スラッシュ!!」

「バカな、バカな...バカなあああああっ!!」

「おのれ...貴様らぁっ....!」

 

Heart-eartH-Dragon が破壊され、Dr.フェイカーのライフが0になる。取り憑いていたバリアンは光の粒になって弾け飛ぶみたいに姿を消した。

勝ったんだ。やった、ついに倒したんだ!オレ達の力で!

強く拳を握り締めながら、消えたバリアンは向かって言ってやる。

 

「見たかバリアン!これがオレ達の絆だ!!」

 

 

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