Fate/mille fiore-フェイト ミルフィオレ-【完結】 作:おるか人
「もはや大勢は決した。無駄な抵抗は止め、大人しく降伏せよ」
衛宮邸の中庭に現れた千花は、常とは違う大仰な言葉遣いで、士郎たちに最後通牒を突きつける。
戦いもしないうちからの勝利宣言。だがしかし、それは決して傲慢な態度ではない。むしろ慈悲と呼ばれる類のものだ。両陣営の間にはもはや、それだけの隔絶した差が生まれている。
「万条、千花…………」
慄きを漏らしたのは、ライダーだった。
今の千花の威圧感は、数時間前の比ではない。己のマスターを殺され、この場の誰よりも千花に憎しみを抱いているはずの彼女が、その意気を僅かでも挫かれてしまう程の、圧倒的な存在感。これが怪物ではなく、まだ人間の枠内に留まっている事が信じられない。
ライダーを始め、言葉を失った者たちに代わって、士郎が前に歩み出る。
「どういうつもりだ、千花?」
「言葉の通りさ、士郎。アーチャーはわたしに敗れた。わたしの内にある聖杯は完成したのさ。都合二〇〇年、第五次にまで及んだ聖杯戦争は、これにて完全に終了だ。ならば、どうしてこれ以上争う必要がある?」
「聖杯が、完成した? そんな馬鹿な、まだライダーが生き残ってるじゃないか!?」
「君たちは知らないかもしれないが………君たちがアインツベルン城で戦った金髪の男はね、第四次聖杯戦争で召喚され、今日まで生き残っていたサーヴァントだったのさ。真名を英雄王ギルガメッシュ――――魂の規格がサーヴァント三騎分にも匹敵する、比類なき大英雄だ」
「何だって…………!?」
「彼は故あって現世の肉体を得ていたが、その存在は未だにサーヴァント………『英霊の写し身』という頸木から脱してはいなかった。死ねば当然、その魂は聖杯に、つまりわたしの中の器に回収される。キャスターで一つ、セイバーで一つ、ギルガメッシュで三つ、バーサーカーで一つ、アーチャーで一つ。そら、これで七騎分の魂が揃っているだろう?」
予想外にも程がある、衝撃的な情報だった。
だが、出鱈目だと切り捨てる事は出来なかった。事実、あの黄金の英霊はセイバー、アーチャー、ライダー、バーサーカーが四人がかりでようやく倒せた程の実力者だったからだ。魂の規格が並の英霊三騎分と言われれば、なるほどと納得するしかない。むしろ自然な話だった。
「だから、わたしたちが戦う必要はもう、全く、ないんだ。故に君たちが聖杯を手にするのはもう不可能だし、わたしも君たちを無理に追い立てる必要が無いってわけだ。OK?」
手前勝手な理屈に噛みついたのは、やはり士郎だった。
「………それで俺たちが、はい分かりましたって、降伏すると思ってるのか?」
「もちろん、思っちゃいないよ」
千花はけらけらと笑って、降伏すべき理由について補足し始めた。
「でも、聖杯の降霊が既に始まっているって言ったら………どうする?」
「な、ッ―――――――!?」
士郎は慌てて、イリヤスフィールとセラの二人を見やった。士郎からの視線を受けて、だが二人とも、すぐに首を横に振った。彼女らの使い魔は、儀式の開始を探知していないのだ。
「ハッタリはよせ。お前はまだっ」
「君たちは、冬木の霊地を見張っているんだろ? なら見つかるわけないさ。円蔵山、遠坂邸、冬木教会………わたしが儀式を行っているのは、そのどれでもないんだから」
その言葉に目を剥いたのは、イリヤスフィールとセラの二人だ。
有り得ない。これまで冬木市に観測された降霊地は、いま千花が挙げた三か所と、第四次の降霊場所となった新都の中央公園のみ。二人はもちろん、そのどれもを使い魔に見張らせている。が、今もなお四ヶ所の霊地には些かの変化も見られない。
やはりハッタリか、と言い返そうとしたが………不思議と言葉が出なかった。千花の表情に強い自信の色が宿っていたからだ。
「浅慮はいけないな、アインツベルン。君には教えたはずだよ? わたしの聖杯は、聖杯戦争のシステムを一部乗っ取っている………ってね」
「……………………」
「そも、灰聖杯とは元々、聖杯が降霊された時、中身をそっくりそのまま横取りするために創られたモノだ。なら当然、万条は安全圏から勝利を掠め取るために、君ら聖杯御三家の知り得ない『自分たちのための霊地』を別に確保していると思わないかい?」
「……………………」
「まあ、気付かないのも無理はない。万条の霊地は、新都の中央公園と同じく、聖杯戦争が始まってから、後発的に生まれたものだ。第四の霊地が生まれたのは、三つの霊地が魔術的加工を施された事で、マナの流れが変調を起こし、一か所に吹き溜まりを成したから………だろう? 同じ事さ。万条はかつて、小さな支流を繋げるようにマナの流れを操作して、一か所に集中するよう働きかけた。そうして冬木市第五の霊地は生まれたわけさ」
自慢げに語られる机上の空論に、アインツベルンの女性陣は呆れ果てた。
「寝言はそこまでにしてくれる? そんなあっさりと霊地を作れるくらいなら、アインツベルンは最初から、遠坂の手を借りる事なんてしなかったわ」
「もちろん、そんな事は不可能だよ。――――ただの人間にはね?」
「…………何ですって?」
「キャスターがやった、と言えばどうだい。わたしの寝言にも、少しは説得力が出るんじゃないかな?」
――――万条家の歴史書に曰く、「それは意図した結果では無かった」との事だ。
第二次聖杯戦争において万条に召喚されたキャスターは、まず拠点を自身の工房に変えるべく、その土地に様々な魔術的措置を施した。先述したマナの流れの操作も、せいぜい『家に水道を通すために、井戸から水を引いてくる』程度の仕組みだったようだ。
だが、それらの術は故あってキャスターが死んだ後も消える事無くその場に残り、やがて少しずつ、少しずつ土地に『自然の成り行き』として受け入れられていった。そして件の魔術的措置の中には、工房の在処を隠すための隠蔽工作も含まれていたので、マナの流れが更なる変調をきたした事は誰にも気づかれなかった。そうしておよそ一〇〇年の時間をかけて、元・キャスターの工房は人知れず、冬木市第五の霊地と化したのだった。
万条は第三次聖杯戦争での敗退をきっかけに、冬木に新たな霊地が生まれつつあることに気付き、聖杯御三家にも知られていない新たな霊地を使った、灰聖杯の仕組みを思いついたというわけだ。
千花は以上の細かい歴史までは語らなかった。が、アインツベルンも万条が第二次でキャスターを召喚した事は把握しており、霊地を人為的に作り出すなどという荒唐無稽な絵空事にも『ひょっとしたら』と、説得力を感じるには十分だったようだ。
黙り込んだイリヤスフィールを満足げに見やると、千花は総括を口にした。
「話をまとめようか。
①――――わたしはアインツベルンでさえ把握していない、第五の霊地を抑えている。
②――――その霊地ではすでに、聖杯の降霊が始まっている。
③――――そして最後に、君たちにはその霊地の場所を知る術がない。
以上。盤面はまさに『詰み』だよ。もう君たちに勝ちの目はないんだ。今度こそ、分かってくれたかな?」
確かに、それがハッタリではなく全て事実ならば………千花の言う通り『詰み』だろう。抵抗は無駄だから大人しく降伏しろ、と言いたくなる気持ちも分かる。
だが、そんなものは理屈に過ぎない。
納得できるだけの理由を並べられても、やはり「はい分かりました」とはならない。
「………千花」
「なんだい、士郎?」
「アーチャーを倒したって言ったな。なら、遠坂はどうした?」
感情を押し殺した声だった。
すると千花は「待ってました」とばかりに、ぽんぽんと自分のお腹を叩いた。
「彼女なら、ここにいるよ」
「………どういう意味だ」
「食べちゃった、って事」
――――美味しかったよ、と。
茶化すように笑うその顔を見て。
「ああ、そうかよ」
士郎は静かに、不屈の覚悟を決めた。
「ふふ、君は――――――」
「ど、どういう事だ、万条ッ!?」
「…………うむん………?」
楽しげに何かを言おうとした千花を遮ったのは、慎二だった。
彼は端正な顔立ちを真っ青に染めて、歯の音もまともに合わせられぬ震え声のまま追及する。
「た、食べ………食べた!? 何だよそれ、どどどういう事だよッ!? ま、ままま、まさかっ、ここっ、ここここ、ころ、ころこここ、殺しッ………殺しッ、た、のか!?」
千花は途端につまらなそうな表情を作ると、ハァとため息を吐いて、
「だったら、何?」
とだけ返答した。
「遠坂を、……遠坂も、殺し、た………のか。お前、おま、え…………!」
「それがどうしたっていうんだい、間桐くん? 生憎だけれど、わたしはいま士郎とお話してるんだ。ちょっと黙ってておくれよ」
「な、お、おまっ、お前」
「――――――黙ってろって言ったんだけど、聞こえなかった?」
慎二は閉口した。閉口せざるを得なかった。
一見してただ確認しているような口調だが、その裏には「次に無駄口を叩いたら殺す」という意思が見え隠れしていたからだ。
「話が逸れたね。………で、どうだい士郎。大人しく降伏してくれるかな?」
「断る」
まず、士郎が強く断じた。
それを受けて、千花はぐるりと他の者達の顔も見回していく。
一部を除き、皆が士郎と同じ顔をしていた。誰が降伏などしてやるものか、という気迫すら感じる。
「アハッ。みぃんな逆らう気満々だねえ。まあ、それでもいいさ。降伏勧告はあくまで、よかれと思ってやった事。返答がどうあれ、変わるのは過程だけだものね。わざわざ好き好んで苦難の道を歩きたいというのなら別に、無理に引き止めやしない」
そう言って千花は踵を返す。
もう話す事は無い、という意思表示か。
「此処でお前を倒せば、結果だって変えられるんじゃないか?」
「やりたきゃご自由にどうぞ? でも残念でした、此処にいるわたしは分身だよ。例えその剣で肉体を十七分割にされたって、肝心の本体は痛くも痒くもないんだよねえ」
いつでも斬りかかれるようにと身構えていた士郎が、ぐっと悔し気な顔を作った。
確かに、聖杯降霊の儀式などというものが炊飯器のように『スイッチ押してあとは待つだけ』なんて事はないだろう。当然、儀式を執り行う魔術師――――即ち千花――――は、現場にいるはずなのだ。その程度の事に頭が回らなかったのは、やはり士郎も内心で焦っているからか。
それとも、目の前の強大な存在でさえ『分身』に過ぎないという事実を………直視したくなかったからか。
「ああ、そうだ」
黙って見送るしかないのか。そんな事を考えていた士郎一行だが、千花は何かを思い出したように振り返り、すっと右手を振り上げた。
それが合図だったのか、やにわに衛宮邸の周辺に無数の人影が湧いた。
いや、それは人ではなかった。ヒトの形をした肉の塊………彼らが数時間前に戦った、亡者の大群であった。
「戦う必要がないっていうのは、あくまで此処で大人しくしていてくれるならの話だ。わたしはもう決して、英霊という存在を侮らない。もしも君たちが一歩でもこの家の敷地から外に出て、わたしに明確な敵対意思を見せたなら………いいだろう、多少の手間は惜しまない。全力で殺してあげるよ」
「…………………………!」
「生きて日常へ帰るか、苦痛の果ての死を選ぶか。好きな方を選ぶといい」
その言葉に、士郎は眩暈がするほどの怒りを覚えた。
頭の片隅に、菫色の髪をした後輩の姿が浮かんだのだ。
――――日常へ帰るだと? ふざけるな。その日常を奪ったのは、誰だと思ってる!?
「ッ!!」
………口に出しかけた言葉が、止まる。
千花は嗤っていた。さも愉快そうに、士郎の怒りを見透かして。
あからさまな嘲笑が、沈黙のままに語る。「わたしだけど、それが何か?」――――と。
「もう一度言うよ。君たちは此処で何もせず、儀式が終わるのを待っていてくれればいい。これに従ってくれるなら、君たちの今後の命は保証しよう。
ただし、君たちのうち誰かがこの家の敷地を一歩でも出たら、戦争だ。わたしはあらゆる手段を以って、君たちを苦しめるだけ苦しめてから殺すと宣言する。その際は当然、周辺民家への被害など厭いはしないから………君たちの決断如何によっては、冬木市民は十年前をゆうに超える、多大な犠牲を被ることになるだろう。友人知人が五体満足で生き延びられるかは保証しないよ?」
さらりと付け加えられた一文に、士郎の身体が更なる強張りを見せる。
「ッ、それは! お前が願いを叶えても、同じ事だろう………!」
「ン………おっと、それもそうだねえ。なら、こういうのはどうだい? 降伏条件として、わたしはそちらに、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの身柄を要求する」
士郎の頭は、今度こそ真っ白になった。
「な、ん……………?」
士郎の動揺に構わず、千花は言葉を続けてゆく。
「君が危惧しているのは‟
「…………………………」
「わたしにとっても‟
「そんな……………事……………」
「信じる信じないはご自由に。さあ、どうする?」
千花はまた、嗤った。
彼が提示した選択肢とは、つまり――――――。
「街中の罪なき人々を巻き込んでまで、わたしを討つという自己満足を貫くか。
それとも、イリヤスフィール一人を犠牲にして降伏を受け入れ、被害を最小限に抑えるか。
選ぶのは君だ、
――――――『
衛宮士郎という少年に対する、この上ない皮肉であった。
* * * * *
「気が変わって、降伏したくなったって言うんなら、いつでもどうぞ。わたしは君たちを監視しているから、少し大きな声で名前を呼んでくれれば、またこうやって分身を寄越すよ」
最後にそう言い残して、千花の分身は溶けるように消え去った。程なくして彼の背後に犇めいていた亡者達も姿を消し、衛宮邸には冬の渇いた静寂が戻って来る。
だがそれは、ただ目に見えなくなったというだけで、本当にこの場から消えたわけではないのだろう。そう思うと安堵のため息も吐けなかった。
「……………………………」
士郎たちはしばらくその場から動かず、言葉を発する事も無かった。
五分………十分………沈黙のままにいくらかの時間が流れると、一人、また一人とその場から離れていった。誰も、何も言えなかった。
「……………………………」
数時間後。縁側に残ったのは、士郎一人。
彼もまた、何を言うでもなく、ただじっと夜空を………月を眺めていた。
(……綺麗な月だな…………)
今夜は、どこか五年前のあの日と似ていた。
冬だというのに、気温はそこまで低くはなく。雲間に淡く輝く月は、士郎の座っている縁側を楚々と照らしている。
(正義の味方、か)
――――正義の味方。
それは、目に映る全てを分け隔てなく救う存在。
衛宮士郎が憧れたもの。絶対にならなければならないモノ。
けれど、士郎は既に気付いていた。
この夢が――――衛宮切嗣からの借り物に過ぎないという事実に。
十年前のあの日、我が身可愛さに見捨ててしまった人々への贖罪。――――だと思っていた。
或いは、あのような悲劇は二度と起こさせないという決意の表れ。――――だと信じていた。
実際は違う。衛宮士郎の心は、とっくに空っぽだったのだ。
自分を救った時の衛宮切嗣が、あまりにも幸せそうだったから………自分も
成程、まさに偽善だな――――と士郎は自嘲する。
士郎は今もなお、その信念が過ちだとは思っていない。だが、まさに士郎に見捨てられた人間である千花から見れば、十年前より続く士郎の生き方がどのように映るのか。それを考えると、流石に気落ちした。
(贖罪の方法………か。我ながら馬鹿な考えだったな。あいつはもう、そんなものを求めていない。今更過ぎる話だ。そうだ、今さら償われたところで、一体何の慰めになる?………俺の中の罪悪感が薄まるだけじゃないか)
戦うか、降伏か。
正義か、私情か。
既に士郎の中で答えは出ている。
しかし………この月を見ていると、決意が揺らぎそうになる。
(………爺さん、俺は……………)
それでも月から視線を外せずにいた時――――ズキン、と。
鋭い頭痛が走った。
「ッ、ぐ…………!」
切嗣の顔を思い出そうとした瞬間の出来事だった。
荒いノイズのようなものが頭の中を駆け抜けて、頭に浮かんでいた映像をかき消したのだ。ズキン、ズキンと断続的に続く頭痛が、士郎を強く苛む。
(頭が………! 身体の痛みも、どんどん強くなってきてる…………っ)
亡者との戦闘が終わってから、士郎の病状は悪化する一方だった。
もう先ほどセラと一緒に作った料理の内容も思い出せない。その料理をしている最中も、火にかける前のフライパンに材料を投入したりと、手順を間違える事が多々あった。少し気を抜くと三十分以上も時間が経っていた事だってあった。
(切嗣………そうだ、切嗣は、こんな………顔、してたっけ………)
必死に頭を回転させると、何とか切嗣の顔を思い出すことが出来た。
だが油断は出来ない。もう少し時間が経てば、更に多くの記憶が消えていくだろう。藤村大河、柳洞一成、間桐慎二………今は思い出せるこれらの慣れ親しんだ名前だって、いつ忘れてしまうか分からない。
(………本当に、……『爺さん』って感じ………だよなあ。確か、まだ四十歳にもなってなかったはずなのに………)
忘れてしまわないよう、思い出した切嗣の顔を脳細胞に刻み込む。
髪型、顔つき、体格、声、趣味嗜好、思い出………思い出せる限りを思い出して、心のメモ帳にガリガリと書きなぐる。
(忘れるな、忘れるな、忘れるな、忘れっ………………?)
言い聞かせるようにそう繰り返していると、ふと小さな疑問を抱いた。
いや、疑問というよりは違和感だった。切嗣の顔を正確に思い返そうとすればするほど、その違和感は大きくなっていく。
(何だ、この感覚? 切嗣の顔が、誰かに
困惑していると、不意に小さな影が、士郎の隣に腰を下ろした。
イリヤスフィールだ。
先の降伏勧告により、図らずも冬木市民の対として天秤の皿に乗せられた彼女が、俯き、膝を抱えて座っていた。
「……………イリヤ?」
「
「えっ?」
少女の様子を不審に思う前に、ぽつりと。
「私をバンジョウに引き渡して、いいよ。あいつの言う通りに大人しく降伏しましょう」
そんな、信じがたいほどに捨て鉢な台詞が、士郎の耳に届いた。
TO BE CONTINUED・・・
【作中捕捉】
■二 次 キ ャ ス タ ー さ ん 万 能 説。
万条の拠点をステルス化したり、冬木に新しい霊地を生み出すきっかけを作ったり・・・と、万条が第二次聖杯戦争にて召喚したキャスターは、非常に優秀かつ器用なお人だった、という設定です。
ステータス的にも性格的にも、真っ向勝負ではなく姑息な立ち回りが得意なタイプで、万条一族とは非常に相性が良かったのですが、残念ながらキャスタークラスにとって最大の壁である『対魔力』を越える事が出来ず、健闘空しく敗退してしまいました。
万条は、なまじサーヴァントとの連携も上手くいっていただけに、敗北という現実を受け止めきれず、精神に大きなストレスを受けちゃいましたとさ。